羽生くんのメダル授与式が行われた。
「今こうやって首に(金メダルを)かけさせてもらって、すごい嬉しいです。
僕にとってオリンピックの魔物は、多分オリンピックにいたのではなく、
オリンピックに挑む自分の心の中にいたと思っているので、
さらに経験を得たのは、ものすごく大きなものになったと思います」
ZIPでアクセルジャンプの難しさを紹介してた。
これまで伊藤みどりと、真央ちゃんしか女子では跳べないトリプルアクセル。
エッジの先のギザギザ部分で踏み切るため、バランスがとりにくいため恐怖心が大きいことと、
前で踏み切って、後ろ向きでおりるため、3回転半の“半回転”分多く跳ぶのが難しいとのこと。
選曲にもポイントがあると荒川さんは言う。
1.観客が知っている曲を選ぶ:会場が盛り上がることで、審判も高得点をつけやすい。
2.アイスダンス以外は、「意味のある歌詞」が入った曲は減点の対象。
3.開催地ロシアの作曲家、ロシア民謡を使ってる選手が多い。
こんなに主観が入り込むスポーツって他にないよなあ。
昨日はさんざん真央ちゃんのニュースが流れて、見かけるたびに気分が沈んだけど、今日はどう調整してきたかな?
アルメニアでの練習から、移動時の1時間半の間に体が冷えないのかな?
何度も何度も各国のインタビューに答えて、擦り切れてしまわないかな???
【第1グループ】
●パク・ソヨン(韓国)
衣装に合わせた紺色のピアスが蝶で可愛い。ルッツは転倒。2×3は落ち着いて挽回、
ループはステップアウト、後半ループ、ルッツはシングルに抜けた、ダブルアクセル。
●ブルックリー・ハン(オーストラリア)
♪映画「言えない秘密」より 3×2、ルッツは転倒、3×2、サルコウ、
赤一色のシンプルな衣装だけど背中のカットがキレイ。後半トゥーループ、ダブルアクセル、
気合いの入ったステップ、3×2×2ちょい詰まった、スピードが落ちず、スタミナもある選手だな。
●ガブリエル・デールマン(カナダ)
3×3は手をついた、2×1、3×2×2は両手を上げた。コンビネーションジャンプは3つまで入れることができる。
ルッツ、ダブルアクセル、サルコウ、肉感的な選手だね。ループは軸がズレた。実力が出せずに涙目。
●エリザヴェタ・ウコロヴァー(チェコ)
ワンピみたいな衣装。3×2、♪シング!シング!シング! 3×2×2、サルコウ、踏み切りで転倒。
緊張の面持ち、トゥーループ、途中でつまづく場面が多い、ルッツで転倒、1×2、持ち直せるか?
スピンでフィニッシュ、タイムオーバーか?
●アンネ・リーネ・イェルセム(ノルウェー)
♪ウエストサイド・ストーリー ピンクリボンが巻かれたような衣装。ループ、3×2×2ちょい詰まった。
トゥーループ、3×2、スピンが揺れた、後半ダブルアクセル、3×2崩れた、ダブルアクセルは2回までOK。
●ニコル・ライチョヴァー(スロヴァキア)18歳 初出場
♪タンゴ・アモーレ 抽象画みたいな衣装。ルッツで転倒、3×2、生き生きとした表情がイイ。
3×2手をついた、トゥーループはダブル、サルコウ軸が傾いた、1アクセルが2回続いた。疲れたかな?
【第2グループ】
●ケイトリン・オズモンド(カナダ)
♪クレオパトラ 3×2、2×3、ルッツ、時計回りのジャンプが特徴、サルコウ、目の色気がハンパない。
2フリップ、トゥーループ転倒、3×2×2、いつかの美姫ちゃんのプログラムを思い出す。
片脚持ってクルリと頭の上を通すラストの部分好きだな。
団体も出たため中9日とはいえ、4回目の演技はそうとうタフなこと。ピークの調整が難しいという。
そういう意味でのアンフェア感もあるよね。
(あ、羽生くん、女子もちゃんと応援してエライねえv
●エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)
3×2、1回転倒、サルコウ、彼女も目力のある情熱的な選手。スパイラルからの2×2、2×2、
トゥーループ、ワルツのリズムでダブルアクセル、この辺疲れてるんだろうなあ。スピンがゆれた。
●キム・ヘジン(韓国)
♪ブラックスワン 3×2ちょい詰まった、3×2、トゥーループきれい、キレ、しなやかさもあるステップ。
後半ループ、フェンス脇でひかかって転倒、ルッツが抜けた。フリップで挽回、2×2×2、ひきずらないのがスゴイ。
終わって顔を覆って、キス&クライでは泣き笑い。
●村上佳菜子
肩の力を抜くはずのストレッチで「力が入ります」てアナ(ほんとだねw 3×3よし! ルッツはステップアウト、
2ループ、ゆったりした曲調で確実にステップを踏む。後半3×2、フリップ、ダブルアクセル、3×2、最後はスピンで締め。
会場から歓声があがり、カナちゃんもホッとした表情。山田コーチも両手で迎える。115.38。
●チョウ・カキン(中国)
3×3高さがあって自信を持って跳んでる。ルッツ、ループ、柔軟性のあるスピン、生真面目さが表れてる感じの演技。
後半2×3、フリップ、3×2、タンゴ調になってステップ、ダブルアクセル、スピンで締め。
●浅田真央
今日の目標は「6種類の3回転をすべて決めること」
♪ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 真央ちゃんの闘いが始まった。
3アクセル決まった!祝 3×3! ルッツ、スピンちょいゆれた、表情が変わって、後半2×3、サルコウ、
3×2×2スゴイ! ループ、よしって感じに拳を握った。もうひとつの見所のステップでは大きな拍手が起こる。
並々ならぬ気合いがこもって、真央ちゃんのキャリアの意地、負けず嫌いな一面が覗いた。
素晴らしい! 思わず涙! よかったねー! こんな感動を与えてくれるのは真央ちゃんだけだよ。
静かに見つめる佐藤コーチも映った。バンクーバーに続いて4回目の3アクセルが認定された。
実況中継ブースのタラソワさんもスタンディングオベーションだったらしい。
142.71点はPB! 198.22点! この後に滑る選手に大きなプレッシャーをかけた。
真央ちゃんインタビュー
「できるって思ってやって、これが自分がやろうと思ってた構成なのでよかったです。
朝の練習もそこまでよくなかったので、自分に集中して自分がやりたい演技をしようと思いました。
いろいろあったんですけど、一つ一つクリアにしていったので、今回もジャンプ1つ1つをクリアしようと思った。
昨日はとても残念で取り返しのつかないことをしてしまったと思ったが、
フリーは4年間やってきたことを観客に恩返しできたのではないかと思います。
OPという大きな舞台でメダルとしては返せなかったが、結果としてはよくなくても、私なりの恩返しはできたかと思います」
カナちゃんインタビュー
「うーん・・自分では全然望んでた演技はできなかった。昨日はかなり落ち込んで、今朝もひきずっていて、
最後なので思いっきりやろうと切り替えた。
ここで一番いい演技がしたかった。悔いが残ったが、世界選手権では「これは誰?」という演技がしたい。
自分が感じないプレッシャーをOPは感じるんだなって思いました。
リベンジはできたらいなと思います。見せるスケーターになりたいと思います」
【第3グループ】
●リ・シクン(中国)
♪コッペリア 人形が動き始めたよう。3×3安定してる。2×3、大会や状況によってブレない選手。
ルッツ、スピンも軸がしっかり。3×2、フリップ、ループ、ダブルアクセル。
身長が伸びて、細身、たおやかな滑り。舞踏会のような曲でステップ、「動きが流れてしまっている」(八木沼)。
いつもの花のような笑顔がなかったな。緊張でも体力を消耗するんだ。
●マエ・ベレニス・メイテ(フランス)
♪We will rock you ダブルアクセル、3×3、ルッツ、女子でスカート履かなくてもいいルールなんだね。カッチョいい。
フリップ、ループで転倒、クイーンからブルースに。選曲のセンスも好き。後半3×2×2、2×3、
ロックスターといった雰囲気は異色。エアギターで決めポーズ。気持ちよく滑れたという表情。
●鈴木明子 28歳
昨日は足に血豆が出来てたのか ♪オペラ座の怪人 このフッと目覚めるようなオープニング好き。
3×2×2、2×2、ルッツでフェンスに当たりそうになった。柔らかい表情で見せどころのステップ、
フリップで転倒、ジャンプは本調子じゃないみたい。3×2、その他の要素で充分カバーできる選手。
サルコウ、加点のもらえるスピン。ハッとして振り返る最後の決めポーズも美しい。
(カナちゃん泣きはらしたような顔で観客席で見てた
●バレンティナ・マルケイ(イタリア)27歳 初出場
♪Mission impossible 2 チラ見せみたいな仕草からスタート。2×3、ループ、フリップ高さがあった。
ダブルアクセル、ジャッジにアピりまくりなステップ。後半難しい入り方の3×2、
2×1×2、最後の見せ場でちょい失敗して頭を抱えた。彼女も団体戦から中10日で参戦。
●ポリーナ・エドムンズ(アメリカ)15歳
15歳がフリーに3人。ショートでも度胸のある演技だった。3×3まっすぐ跳んでるねえ!
「怖い選手が出てきましたねえ」と八木沼選手もゆってた。3連続、バレエのような美しいポジション。
ダブルアクセル、見ていて不安を感じさせない。優しい音に合わせてステップシークエンス。
ルッツ転倒、ルッツ、つなぎも見せる。3×2、ダブルアクセル、スピンも美しい。これは高得点が出そう。
透明なバッグにぬいぐるみ入れてて可愛いv 122.21点。
●ナタリー・ヴァインツイール(ドイツ)
♪ラプソディ・イン・ブルー ルッツ、1×2×2、ジンクスかブルーを基調とした衣装も多い。
ルッツは転倒、2トゥーループ、2ループ、スピンは安定感ある。サルコウは崩れた。
リンクを大きく使うこともポイント。3×2をギリに入れて。悔いの残る結果に涙。
鈴木インタビュー
「できなかったこともあるが、今できる精一杯は最後まで諦めずにやれてホッとしている。
足の痛みがあったが、リンクに入れば何も感じなくて、病気でリンクに立てなかった頃もあったので、
ここにいれるだけでも幸せで、大げさだけれども生きてるなって思いました。
ここまでの年齢まで続けられるとは思わなかったし、今ダメだからと諦めるのではなく
遅咲きでも頑張れると、未来のスケーターにも伝わればいいなと思う。
ソチはいい経験になりましたし、今後の人生にも生きると思います」
「私自身も鈴木選手からいろいろなものを受け取りました」と八木沼さん。
【第4グループ】
●ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
またまた大歓声。リンクに入る前は天才少女とは思えないくらい真剣な面持ちで、コーチが激しく励ましている様子が毎回見られる。
♪シンドラーのリスト ほんと、みんなに頑張ってベストの演技をして欲しい。3×3お見事。
2×3×2、前半のジャンプは2つのみ、あとはすべて後半に入れたプログラム。
ストーリーを感じるステップ、後半フリップ、ちゃんと調子戻してる、ダブルアクセル、
ループはつかえた、サルコウは転倒/珍、3×2、そしてキャンドルスピン、
コマのように回ってフィニッシュ。リンクには花束が飛び交う。真央ちゃんを上回った。
確実に次世代を担っていく少女の大舞台。彼女の成長をみんなで大事に見守っていこう。
●カロリーナ・コストナー(イタリア)27歳
♪ボレロ この曲好き。ルッツ、2×3、フリップ、1つずつの要素を確実に見せる演技。
ループ、3×2、このゆったりしたリズムにのってサルコウ、3×2×2ジャンプすべて決めた。
だんだん盛り上がる曲調に合わせたステップ、手拍子、歓声にも力が入る。
3回目のOPで完璧にプログラムを滑りきった。素晴らしいなあ!
感激の涙。142.61点。PB大幅に更新して216.73。イタリアはこれまでメダリストはいない。
●アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
ヨナとの点差が0.28という僅差の戦いが続く。3×3、フリップ、ループ、跳ぶごとに大歓声!
独創的な振り付けがロシア選手の魅力の1つ。後半2×3、3×2×2は詰まった、サルコウ、
ダブルアクセル、片手で脚をあげるスピン、テンポアップしてステップ。
観客にアピールし、手を振る余裕まである/驚 ノッてる感じが伝わる。大感激でフィニッシュ。
149.93点! 224.59点。
●グレイシー・ゴールド(アメリカ)18歳
♪眠れる森の美女 3×3、みんなベストを出すと気持ちがいい。2×3すんなり跳ぶねえ/驚
ループ、いつものごとく朗らかな笑顔で、華やかなステップはまさにおとぎ話のお姫さま。
転倒でアナが「あああああああ!」て叫んでたw 3×2×2、失敗を全然ひきずってない。
しんと静まり返ってスピン、ダブルアクセル、堂々としたスピンでフィニッシュ。転倒以外はほぼ完璧。
136.90点。高得点が続々と出て、高レベルの接近戦。
●アシュリー・ワグナー(アメリカ)
♪サムソンとデリラ 彼女の勝気なところを見せてほしいね。3×3いつもの安定感がちょいブレた。
ダブルアクセル、サルコウ、曲調がスローに変わって、ループ、ダブルアクセルのシークエンス、
ルッツ、ループ、また戦闘態勢なステップ、3×2×2も決まった、スゴイなあ、この力強さと冷静さ。
彼女もほぼノーミスに近い演技で思い切りガッツポーズ。アドレナリン大放出!
全米で4位ながら、結果を確実に出す勝負強さ。127.99点。思ったより伸びないのはなぜか。
●キム・ヨナ(韓国)
彼女はいつでもポーカーフェイス。連覇のかかった最終滑走。
3×3そりゃ決めるよね。フリップも高さがある。彼女のキャリアにとっても集大成。
3×2、強いタンゴ調の曲でステップ、しっとりとしたダークな色気が持ち味。
後半ルッツ、2×2×2、サルコウ、なにも問題なく進んでいく、ひとつのショーを観ているようだ。
ダブルアクセルがラストジャンプ。完成されたスケート、これが女王なんだ。終わってもクール。
クマ2人ももらってた。144.19点、219.11点は2位。
なんと、ソトニコワが金メダル、2位ヨナ、3位コストナー。
真央ちゃんは6位、鈴木8位、カナちゃん12位。
ソトニコワは廊下を走って、感激をわかちあい、ただただ涙、涙。地元ファンも嬉しいだろうなあ。
コストナーもすぐに優勝者を祝って「Are you all right?」って気遣う姿も映ってた。
さすがOP。見応えのある試合に感動した。
女子も世代交代劇が見られた。こうしてどんどんステキな選手が出てくるんだな。
表彰台でも嬉しくてジャンプw ほんと三種三様の個性のぶつかりあいでもあった。
コストナーも引退を表明してるのか/寂
ソトニコワ試合後インタビュー
「家族やコーチが気持ちを盛り上げてくれたので、精神的に落ち着くことができた。
スケートを始めて13年間、様々な状況があった中で、自分に打ち勝つことができるようになった。
あれほどの声援がなければ、最後まで滑りきれなかったと思います」
ヨナ試合後インタビュー
「今大会を最後に引退する選手が何人もいたので、私も同じ寂しさを感じていました。
ようやく終わってホッとしているし、とても満足しています。
韓国では多くの若手が順調に育っています。
ピョンチャン五輪での彼女たちの滑りを楽しみにしています」
今大会でも改めてショートの点数の大切さが際立った。
当たり前だけど、ショートとフリー、どちらもベストを出してこそ、点数の積み重ねの結果がともなう。
真央ちゃん、これで終われないんじゃない?
「今こうやって首に(金メダルを)かけさせてもらって、すごい嬉しいです。
僕にとってオリンピックの魔物は、多分オリンピックにいたのではなく、
オリンピックに挑む自分の心の中にいたと思っているので、
さらに経験を得たのは、ものすごく大きなものになったと思います」
ZIPでアクセルジャンプの難しさを紹介してた。
これまで伊藤みどりと、真央ちゃんしか女子では跳べないトリプルアクセル。
エッジの先のギザギザ部分で踏み切るため、バランスがとりにくいため恐怖心が大きいことと、
前で踏み切って、後ろ向きでおりるため、3回転半の“半回転”分多く跳ぶのが難しいとのこと。
選曲にもポイントがあると荒川さんは言う。
1.観客が知っている曲を選ぶ:会場が盛り上がることで、審判も高得点をつけやすい。
2.アイスダンス以外は、「意味のある歌詞」が入った曲は減点の対象。
3.開催地ロシアの作曲家、ロシア民謡を使ってる選手が多い。
こんなに主観が入り込むスポーツって他にないよなあ。
昨日はさんざん真央ちゃんのニュースが流れて、見かけるたびに気分が沈んだけど、今日はどう調整してきたかな?
アルメニアでの練習から、移動時の1時間半の間に体が冷えないのかな?
何度も何度も各国のインタビューに答えて、擦り切れてしまわないかな???
【第1グループ】
●パク・ソヨン(韓国)
衣装に合わせた紺色のピアスが蝶で可愛い。ルッツは転倒。2×3は落ち着いて挽回、
ループはステップアウト、後半ループ、ルッツはシングルに抜けた、ダブルアクセル。
●ブルックリー・ハン(オーストラリア)
♪映画「言えない秘密」より 3×2、ルッツは転倒、3×2、サルコウ、
赤一色のシンプルな衣装だけど背中のカットがキレイ。後半トゥーループ、ダブルアクセル、
気合いの入ったステップ、3×2×2ちょい詰まった、スピードが落ちず、スタミナもある選手だな。
●ガブリエル・デールマン(カナダ)
3×3は手をついた、2×1、3×2×2は両手を上げた。コンビネーションジャンプは3つまで入れることができる。
ルッツ、ダブルアクセル、サルコウ、肉感的な選手だね。ループは軸がズレた。実力が出せずに涙目。
●エリザヴェタ・ウコロヴァー(チェコ)
ワンピみたいな衣装。3×2、♪シング!シング!シング! 3×2×2、サルコウ、踏み切りで転倒。
緊張の面持ち、トゥーループ、途中でつまづく場面が多い、ルッツで転倒、1×2、持ち直せるか?
スピンでフィニッシュ、タイムオーバーか?
●アンネ・リーネ・イェルセム(ノルウェー)
♪ウエストサイド・ストーリー ピンクリボンが巻かれたような衣装。ループ、3×2×2ちょい詰まった。
トゥーループ、3×2、スピンが揺れた、後半ダブルアクセル、3×2崩れた、ダブルアクセルは2回までOK。
●ニコル・ライチョヴァー(スロヴァキア)18歳 初出場
♪タンゴ・アモーレ 抽象画みたいな衣装。ルッツで転倒、3×2、生き生きとした表情がイイ。
3×2手をついた、トゥーループはダブル、サルコウ軸が傾いた、1アクセルが2回続いた。疲れたかな?
【第2グループ】
●ケイトリン・オズモンド(カナダ)
♪クレオパトラ 3×2、2×3、ルッツ、時計回りのジャンプが特徴、サルコウ、目の色気がハンパない。
2フリップ、トゥーループ転倒、3×2×2、いつかの美姫ちゃんのプログラムを思い出す。
片脚持ってクルリと頭の上を通すラストの部分好きだな。
団体も出たため中9日とはいえ、4回目の演技はそうとうタフなこと。ピークの調整が難しいという。
そういう意味でのアンフェア感もあるよね。
(あ、羽生くん、女子もちゃんと応援してエライねえv
●エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)
3×2、1回転倒、サルコウ、彼女も目力のある情熱的な選手。スパイラルからの2×2、2×2、
トゥーループ、ワルツのリズムでダブルアクセル、この辺疲れてるんだろうなあ。スピンがゆれた。
●キム・ヘジン(韓国)
♪ブラックスワン 3×2ちょい詰まった、3×2、トゥーループきれい、キレ、しなやかさもあるステップ。
後半ループ、フェンス脇でひかかって転倒、ルッツが抜けた。フリップで挽回、2×2×2、ひきずらないのがスゴイ。
終わって顔を覆って、キス&クライでは泣き笑い。
●村上佳菜子
肩の力を抜くはずのストレッチで「力が入ります」てアナ(ほんとだねw 3×3よし! ルッツはステップアウト、
2ループ、ゆったりした曲調で確実にステップを踏む。後半3×2、フリップ、ダブルアクセル、3×2、最後はスピンで締め。
会場から歓声があがり、カナちゃんもホッとした表情。山田コーチも両手で迎える。115.38。
●チョウ・カキン(中国)
3×3高さがあって自信を持って跳んでる。ルッツ、ループ、柔軟性のあるスピン、生真面目さが表れてる感じの演技。
後半2×3、フリップ、3×2、タンゴ調になってステップ、ダブルアクセル、スピンで締め。
●浅田真央
今日の目標は「6種類の3回転をすべて決めること」
♪ラフマニノフ ピアノ協奏曲第2番 真央ちゃんの闘いが始まった。
3アクセル決まった!祝 3×3! ルッツ、スピンちょいゆれた、表情が変わって、後半2×3、サルコウ、
3×2×2スゴイ! ループ、よしって感じに拳を握った。もうひとつの見所のステップでは大きな拍手が起こる。
並々ならぬ気合いがこもって、真央ちゃんのキャリアの意地、負けず嫌いな一面が覗いた。
素晴らしい! 思わず涙! よかったねー! こんな感動を与えてくれるのは真央ちゃんだけだよ。
静かに見つめる佐藤コーチも映った。バンクーバーに続いて4回目の3アクセルが認定された。
実況中継ブースのタラソワさんもスタンディングオベーションだったらしい。
142.71点はPB! 198.22点! この後に滑る選手に大きなプレッシャーをかけた。
真央ちゃんインタビュー
「できるって思ってやって、これが自分がやろうと思ってた構成なのでよかったです。
朝の練習もそこまでよくなかったので、自分に集中して自分がやりたい演技をしようと思いました。
いろいろあったんですけど、一つ一つクリアにしていったので、今回もジャンプ1つ1つをクリアしようと思った。
昨日はとても残念で取り返しのつかないことをしてしまったと思ったが、
フリーは4年間やってきたことを観客に恩返しできたのではないかと思います。
OPという大きな舞台でメダルとしては返せなかったが、結果としてはよくなくても、私なりの恩返しはできたかと思います」
カナちゃんインタビュー
「うーん・・自分では全然望んでた演技はできなかった。昨日はかなり落ち込んで、今朝もひきずっていて、
最後なので思いっきりやろうと切り替えた。
ここで一番いい演技がしたかった。悔いが残ったが、世界選手権では「これは誰?」という演技がしたい。
自分が感じないプレッシャーをOPは感じるんだなって思いました。
リベンジはできたらいなと思います。見せるスケーターになりたいと思います」
【第3グループ】
●リ・シクン(中国)
♪コッペリア 人形が動き始めたよう。3×3安定してる。2×3、大会や状況によってブレない選手。
ルッツ、スピンも軸がしっかり。3×2、フリップ、ループ、ダブルアクセル。
身長が伸びて、細身、たおやかな滑り。舞踏会のような曲でステップ、「動きが流れてしまっている」(八木沼)。
いつもの花のような笑顔がなかったな。緊張でも体力を消耗するんだ。
●マエ・ベレニス・メイテ(フランス)
♪We will rock you ダブルアクセル、3×3、ルッツ、女子でスカート履かなくてもいいルールなんだね。カッチョいい。
フリップ、ループで転倒、クイーンからブルースに。選曲のセンスも好き。後半3×2×2、2×3、
ロックスターといった雰囲気は異色。エアギターで決めポーズ。気持ちよく滑れたという表情。
●鈴木明子 28歳
昨日は足に血豆が出来てたのか ♪オペラ座の怪人 このフッと目覚めるようなオープニング好き。
3×2×2、2×2、ルッツでフェンスに当たりそうになった。柔らかい表情で見せどころのステップ、
フリップで転倒、ジャンプは本調子じゃないみたい。3×2、その他の要素で充分カバーできる選手。
サルコウ、加点のもらえるスピン。ハッとして振り返る最後の決めポーズも美しい。
(カナちゃん泣きはらしたような顔で観客席で見てた
●バレンティナ・マルケイ(イタリア)27歳 初出場
♪Mission impossible 2 チラ見せみたいな仕草からスタート。2×3、ループ、フリップ高さがあった。
ダブルアクセル、ジャッジにアピりまくりなステップ。後半難しい入り方の3×2、
2×1×2、最後の見せ場でちょい失敗して頭を抱えた。彼女も団体戦から中10日で参戦。
●ポリーナ・エドムンズ(アメリカ)15歳
15歳がフリーに3人。ショートでも度胸のある演技だった。3×3まっすぐ跳んでるねえ!
「怖い選手が出てきましたねえ」と八木沼選手もゆってた。3連続、バレエのような美しいポジション。
ダブルアクセル、見ていて不安を感じさせない。優しい音に合わせてステップシークエンス。
ルッツ転倒、ルッツ、つなぎも見せる。3×2、ダブルアクセル、スピンも美しい。これは高得点が出そう。
透明なバッグにぬいぐるみ入れてて可愛いv 122.21点。
●ナタリー・ヴァインツイール(ドイツ)
♪ラプソディ・イン・ブルー ルッツ、1×2×2、ジンクスかブルーを基調とした衣装も多い。
ルッツは転倒、2トゥーループ、2ループ、スピンは安定感ある。サルコウは崩れた。
リンクを大きく使うこともポイント。3×2をギリに入れて。悔いの残る結果に涙。
鈴木インタビュー
「できなかったこともあるが、今できる精一杯は最後まで諦めずにやれてホッとしている。
足の痛みがあったが、リンクに入れば何も感じなくて、病気でリンクに立てなかった頃もあったので、
ここにいれるだけでも幸せで、大げさだけれども生きてるなって思いました。
ここまでの年齢まで続けられるとは思わなかったし、今ダメだからと諦めるのではなく
遅咲きでも頑張れると、未来のスケーターにも伝わればいいなと思う。
ソチはいい経験になりましたし、今後の人生にも生きると思います」
「私自身も鈴木選手からいろいろなものを受け取りました」と八木沼さん。
【第4グループ】
●ユリア・リプニツカヤ(ロシア)
またまた大歓声。リンクに入る前は天才少女とは思えないくらい真剣な面持ちで、コーチが激しく励ましている様子が毎回見られる。
♪シンドラーのリスト ほんと、みんなに頑張ってベストの演技をして欲しい。3×3お見事。
2×3×2、前半のジャンプは2つのみ、あとはすべて後半に入れたプログラム。
ストーリーを感じるステップ、後半フリップ、ちゃんと調子戻してる、ダブルアクセル、
ループはつかえた、サルコウは転倒/珍、3×2、そしてキャンドルスピン、
コマのように回ってフィニッシュ。リンクには花束が飛び交う。真央ちゃんを上回った。
確実に次世代を担っていく少女の大舞台。彼女の成長をみんなで大事に見守っていこう。
●カロリーナ・コストナー(イタリア)27歳
♪ボレロ この曲好き。ルッツ、2×3、フリップ、1つずつの要素を確実に見せる演技。
ループ、3×2、このゆったりしたリズムにのってサルコウ、3×2×2ジャンプすべて決めた。
だんだん盛り上がる曲調に合わせたステップ、手拍子、歓声にも力が入る。
3回目のOPで完璧にプログラムを滑りきった。素晴らしいなあ!
感激の涙。142.61点。PB大幅に更新して216.73。イタリアはこれまでメダリストはいない。
●アデリナ・ソトニコワ(ロシア)
ヨナとの点差が0.28という僅差の戦いが続く。3×3、フリップ、ループ、跳ぶごとに大歓声!
独創的な振り付けがロシア選手の魅力の1つ。後半2×3、3×2×2は詰まった、サルコウ、
ダブルアクセル、片手で脚をあげるスピン、テンポアップしてステップ。
観客にアピールし、手を振る余裕まである/驚 ノッてる感じが伝わる。大感激でフィニッシュ。
149.93点! 224.59点。
●グレイシー・ゴールド(アメリカ)18歳
♪眠れる森の美女 3×3、みんなベストを出すと気持ちがいい。2×3すんなり跳ぶねえ/驚
ループ、いつものごとく朗らかな笑顔で、華やかなステップはまさにおとぎ話のお姫さま。
転倒でアナが「あああああああ!」て叫んでたw 3×2×2、失敗を全然ひきずってない。
しんと静まり返ってスピン、ダブルアクセル、堂々としたスピンでフィニッシュ。転倒以外はほぼ完璧。
136.90点。高得点が続々と出て、高レベルの接近戦。
●アシュリー・ワグナー(アメリカ)
♪サムソンとデリラ 彼女の勝気なところを見せてほしいね。3×3いつもの安定感がちょいブレた。
ダブルアクセル、サルコウ、曲調がスローに変わって、ループ、ダブルアクセルのシークエンス、
ルッツ、ループ、また戦闘態勢なステップ、3×2×2も決まった、スゴイなあ、この力強さと冷静さ。
彼女もほぼノーミスに近い演技で思い切りガッツポーズ。アドレナリン大放出!
全米で4位ながら、結果を確実に出す勝負強さ。127.99点。思ったより伸びないのはなぜか。
●キム・ヨナ(韓国)
彼女はいつでもポーカーフェイス。連覇のかかった最終滑走。
3×3そりゃ決めるよね。フリップも高さがある。彼女のキャリアにとっても集大成。
3×2、強いタンゴ調の曲でステップ、しっとりとしたダークな色気が持ち味。
後半ルッツ、2×2×2、サルコウ、なにも問題なく進んでいく、ひとつのショーを観ているようだ。
ダブルアクセルがラストジャンプ。完成されたスケート、これが女王なんだ。終わってもクール。
クマ2人ももらってた。144.19点、219.11点は2位。
なんと、ソトニコワが金メダル、2位ヨナ、3位コストナー。
真央ちゃんは6位、鈴木8位、カナちゃん12位。
ソトニコワは廊下を走って、感激をわかちあい、ただただ涙、涙。地元ファンも嬉しいだろうなあ。
コストナーもすぐに優勝者を祝って「Are you all right?」って気遣う姿も映ってた。
さすがOP。見応えのある試合に感動した。
女子も世代交代劇が見られた。こうしてどんどんステキな選手が出てくるんだな。
表彰台でも嬉しくてジャンプw ほんと三種三様の個性のぶつかりあいでもあった。
コストナーも引退を表明してるのか/寂
ソトニコワ試合後インタビュー
「家族やコーチが気持ちを盛り上げてくれたので、精神的に落ち着くことができた。
スケートを始めて13年間、様々な状況があった中で、自分に打ち勝つことができるようになった。
あれほどの声援がなければ、最後まで滑りきれなかったと思います」
ヨナ試合後インタビュー
「今大会を最後に引退する選手が何人もいたので、私も同じ寂しさを感じていました。
ようやく終わってホッとしているし、とても満足しています。
韓国では多くの若手が順調に育っています。
ピョンチャン五輪での彼女たちの滑りを楽しみにしています」
今大会でも改めてショートの点数の大切さが際立った。
当たり前だけど、ショートとフリー、どちらもベストを出してこそ、点数の積み重ねの結果がともなう。
真央ちゃん、これで終われないんじゃない?