過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『修羅がゆく10 北陸代理決戦』(1999)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、鶴見辰吾 ほか
プロットは前作とまったく同じなんだが、鶴見さんも今シリーズに絡んでいたとは。
今作のキーマンは、むしろ「オリンピックに出れなかった男」名高のニヒルな殺し屋と本郷との撃ち合い。
今どき帽子を斜めにかぶっちゃってるところが、すでに10年の長いムショ暮らしのタイムラグを感じさせる
むしろ奥さんのほうが強腕と見た!w
周りを囲む組員の面々が「この次、オレが殉死して次作に出れなくなるかな〜」って思っていたかは別として。
伊能は、なんとヘリで逃亡。1人ぽっち残された翔さんがさみしそ〜〜〜
ボートで逃げるシーンもあったが、あんな近くでなぜ撃ち合わない?
弾はそんなに遠くまで飛ばないのか? てかいつも思うが確実に殺すならレーザーガンででも不意に狙えば一発だろうに。
じゃなきゃバズーカとか・・・何十億も儲けてるって設定でも、映画の資金が追いつかない邦画の泣き所か?
力也さんもずっと組内で様子うかがいのシーンのみ。
徳丸はアゴヒゲ生やして、得意の首へし折りの上、飛び蹴りも見事!
逆に大和さんは、フシギな短髪に・・・
「ところで兄弟、髪切ったんかい?」て誰もツッコまないのが不自然なくらいw
アレ? 鶴見さんのコメントはなしかい?
■『修羅がゆく11 名古屋頂上戦争』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、甲賀瑞穂 ほか
今作では女性が活躍。伊能と本郷が組んでた鉄砲弾時代のエピソードも貴重v
今作の伊能のスーツはテカテカ黒と朱色? 前は思い切った赤とかで度肝を抜かれたけど、
どんどん顔もシャープになって、ますますカッチョえーのう!
体を武器にしてのし上がってきたズルい女役がなかなかハマってる
フィリピンにはこんなヒットマンが多いのか?
金で雇われ、最近はヤクザ抗争に利用されているのは事実らしいし。
伊能を目前にして撃てない本郷って・・・やっぱお人好し?
伊能「組員を自分の手足のように思っちょる、本郷はそーゆー男よ。でも、そこが奴の弱点よ」
2人で組んで、組長はじいた時に聞こえた赤ん坊の泣き声で止まった本郷と、逆に撃った伊能。
情に溺れないで常に冷静でいるってのが伊能のポリシーだ。
ボロボロになって土に埋められてた戸沢も命はとりとめたみたいで、さすが!?
まあ徳丸のこんなエピソードも観てみたいけど、ここまでの芝居ができるか・・・?
イヤイヤ、若頭だから本郷のそばを離れることはないだろーなw
■『嵐が丘』(1988)
原作:E.ブロンテ 監督:吉田喜重 出演:松田優作、田中裕子、名高達郎、石田えり、萩原流行 ほか
流行さんサイトで自薦されてた1作。前に観たかもだが、改めて感動・・・黒澤映画みたい。
久々素晴らしい芸術、美しいものを観た満足感。でも流行さんはちょい出
松田と田中が本物の役者だというのが分かった。
E.ブロンテ作を日本の武士時代に舞台を置き換えたところからすでにスゴイ!
枇杷、尺八の音が風の音と混ざって、薄暗い画面に炎や鏡の光が効果的に使われ、
演出も脚本も役者の動きも素晴らしい。
■『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2004)(劇場にて
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン ほか
難解だった1、2と比べて、キャラの多さや、攻防の複雑さは変わらないが、
戦闘シーンのド迫力(様々なファンタジックな怪物が迫る感じと、
ドルビーサウンドの立体音でディズニーのアトラクションみたいな体感ムービー)
+フロド&サム&ゴラム3人組のリングを還すまでの、自分との闘いのクライマックスのドラマが交互に入って飽きさせない。
長時間で、トイレとお尻の痛さを心配してたけど、気にならなかったw
むしろ原作が気になった。いつか読みたいが、時間がなあ〜
■『遊びの時間は終らない』(1991)
監督:萩庭貞明 出演:本木雅弘、石橋蓮司、萩原流行、斎藤晴彦 ほか
まだまだファッション的にも、感覚的にも、キャスティング的にも'80代の匂いを残しつつ、'90に移りつつある感じ。
犯人役の青年の緻密さ、完璧さが物語をハラハラドキドキの面白さにしている。
警察があまりにマヌケキャラだからなあ・・・まあ、それが今作のテーマなんだろうけど。
あえてラストをいいところで知りきれトンボにして観客に考えさせるのはズルいな
そして流行さんは、“ちょっとキレてるレポーター”役でクール、存在感ある演技。
ヘリからの景色で作品はthe end.
私の考える結末としては、本当の事件ならもっと警察官も切羽詰って、偶然の気のゆるみを逃さず撃って解決。
どのみち悪行は裁かれたことだろう。でも訓練だから誰も死なないし、マスコミ向けにカッコつける連中ばかりで
今回ばかりはうまくチベットまで行けたかも?
緊迫感を切らさずにテンションを上げ続けたモックンがイイ顔してる。
■『修羅がゆく12 北九州死闘篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、中野英雄 ほか
再び北九州、それも小倉! で、また中野さん!? 出演者が足りないのか?
ラスト前にして、かなり激しい動きがあった、それもあっちゅー間!
いつのまにか光和会会長になっちゃってる伊能、ここハショるか?w
再び伊能と一騎打ちに! いつもは遠くからでも頭や心臓を百発百中なのに、
なぜか伊能には当たらないんだよね 勝負は13ラストへ持ち越し。
本郷も岸田組員に撃たれるが、今回はケータイにすくわれた。
え?ケータイって弾よけにもなるの?スゴイ・・・w
そのせいで女からの電話が通じない。13にも彼女が出そうな感じ。
私だったら即コピーいっぱい作って組長連中と警察・マスコミにも送っちゃうがなあw
復讐も本人がやらなきゃ意味ないって変なこだわりか。
■『修羅がゆく13 完結篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之、大和武士、小西博之 ほか
そっかぁ・・・本郷以外、全員逝ってしまったか・・・涙
それにしても見応えのあるスピード感あふれるラスト。
伊能との対決も臨場感があって、まさに死闘の末、首まで飛んでも、なお手が動いてるシーンに
彼の執着心が見えて、壮絶にして納得?の最期でした。
血だらけで闘う2頭の龍、いや2人の修羅。
伊能もこれじゃ、もう起き上がれないし、憎まれ口も叩けない/涙
「ここで倒れるワケにはいかねぇ、死んでいった者の魂も背負ってるんだ。
オレが倒れたら、また他の誰かが修羅の道を歩むことになる」
たった1人になっちゃって彼はこの後、全国制覇できたのだろうか?
■『里見八犬伝』(1983)
監督:深作欣二 出演:薬師丸ひろ子、真田広之、松坂慶子、千葉真一、萩原流行 ほか
いや〜懐かしすぎ 映画館で観たのって10代の頃だもんねぇ!
角川春樹製作映画の全盛期で、封切られるたびに劇場に観に行ってたっけ。
今観ても新鮮に感動。監督は深作さんなんだよねぇ・・・しみじみ。
CG技術も今ほどないのに、ここまで壮大なスペクタクル、ファンタジー、
エンタテイメントしてるって、やっぱ深作さんスゴイ!
原作もたしか読んだ。意外にドロドロだった記憶が
当時も、流行さんの蛇っぽいキャラは、すごいセクシーだなあって思ってたんだよね。
妖艶で、真っ白い肌がツヤツヤしてて、中性的美しさ炸裂。
今やハリウッド進出か?てゆー真田広之さん、
最近はコミカルな演技も多い薬師丸ひろ子さんがなんとも初々しい!
アイドル映画にしてはドアップの絡みシーンがけっこう今観てもドキドキだし
しかも脇を固める俳優陣が豪華!
成田三樹夫さんまでラストちょこっと出てたんだ/驚 まだ健在で同時代に生きていたなんて知らなかった!
昔観た映画をもう一度、年齢重ねてから観直すのもなんだかイイもんだねぇ。
こないだの『魔界転生』といい、今作といい、イイ作品はいつ観ても感動できるんだな。
某評論家じゃないが「いやあ、映画って本当にいいものですね」w
週末の夜にいにしえの時代の夢幻の世界に入り込んでしまったよ・・・
映画ってフシギなマジックだなあ。
■『怖がる人々』(1994)
●第一話「箱の中」
監督:和田誠 出演:真田広之、原田美枝子、佐野史郎 ほか
何気にブキミな原田さん
●第二話「吉備津の釜」
出演:熊谷真実、杉本哲太、清水ミチコ、筒井康、でんでん、マルセ太郎 ほか
●第三話「乗越駅の刑罰」
出演:斎藤晴彦、萩原流行、花王おさむ ほか
●第四話「火焔つつじ」
出演:小林薫、黒木瞳、三谷昇 ほか
●第五話「五郎八航空」
出演:唐沢寿明、渡辺えり、名古屋章 ほか
以前観たのを思い出した。原田美枝子さん出演作シリーズの時かな。
けっこうインパクト強い作品ばかりだから印象に残っていたけど、
昔のを今改めて見るのも一興。もう亡くなってしまった俳優さんも多いし。。
後には丁寧に出演者の挨拶シーンとメイキングまで入ってる。
流行さんの若々しいこと! 怖い駅員さんの役なんだけどw
それぞれどこかファンタジーの妖しさがあって、3話はとくに宮澤賢治っぽい雰囲気。
怖さにもいろいろで、このオムニバスは恐怖映画ではなく、コワイ中にもプッと笑ってしまう面白みがある。
メイキングを見ると、皆プロ集団でエンタテイメントで観客を楽しませようとする人たちばかり。
「楽しませようとする人々」って感じv
■『ナイル』(1999)
監督:和泉聖治 出演:渡瀬恒彦、ラニア・サイエド・ユーセフ、哀川翔、津川雅彦 ほか
ちょっと“シベ急”に通じる要素がなきにしもあらずって感じだけど、
吉村教授の考古学&エジプトへの熱い情熱は認めようw
しかし翔さんもエジプトロケ大変だったろうなあ、熱血ジャーナリスト役は若々しくて新鮮
そいえば流行さんも一人旅でエジプトを訪れている。
奴隷を駆使して集めた財産を墓と一緒に埋めても、あの世に持っていくことはできない。
あとは後世の人間の欲望のままに墓荒しに遭うのみの遺産たち。
手に余る金は災いを呼ぶっていましめか。
part1からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『修羅がゆく10 北陸代理決戦』(1999)劇場版
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、鶴見辰吾 ほか
プロットは前作とまったく同じなんだが、鶴見さんも今シリーズに絡んでいたとは。
今作のキーマンは、むしろ「オリンピックに出れなかった男」名高のニヒルな殺し屋と本郷との撃ち合い。
今どき帽子を斜めにかぶっちゃってるところが、すでに10年の長いムショ暮らしのタイムラグを感じさせる
むしろ奥さんのほうが強腕と見た!w
周りを囲む組員の面々が「この次、オレが殉死して次作に出れなくなるかな〜」って思っていたかは別として。
伊能は、なんとヘリで逃亡。1人ぽっち残された翔さんがさみしそ〜〜〜
ボートで逃げるシーンもあったが、あんな近くでなぜ撃ち合わない?
弾はそんなに遠くまで飛ばないのか? てかいつも思うが確実に殺すならレーザーガンででも不意に狙えば一発だろうに。
じゃなきゃバズーカとか・・・何十億も儲けてるって設定でも、映画の資金が追いつかない邦画の泣き所か?
力也さんもずっと組内で様子うかがいのシーンのみ。
徳丸はアゴヒゲ生やして、得意の首へし折りの上、飛び蹴りも見事!
逆に大和さんは、フシギな短髪に・・・
「ところで兄弟、髪切ったんかい?」て誰もツッコまないのが不自然なくらいw
アレ? 鶴見さんのコメントはなしかい?
■『修羅がゆく11 名古屋頂上戦争』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、甲賀瑞穂 ほか
今作では女性が活躍。伊能と本郷が組んでた鉄砲弾時代のエピソードも貴重v
今作の伊能のスーツはテカテカ黒と朱色? 前は思い切った赤とかで度肝を抜かれたけど、
どんどん顔もシャープになって、ますますカッチョえーのう!
体を武器にしてのし上がってきたズルい女役がなかなかハマってる
フィリピンにはこんなヒットマンが多いのか?
金で雇われ、最近はヤクザ抗争に利用されているのは事実らしいし。
伊能を目前にして撃てない本郷って・・・やっぱお人好し?
伊能「組員を自分の手足のように思っちょる、本郷はそーゆー男よ。でも、そこが奴の弱点よ」
2人で組んで、組長はじいた時に聞こえた赤ん坊の泣き声で止まった本郷と、逆に撃った伊能。
情に溺れないで常に冷静でいるってのが伊能のポリシーだ。
ボロボロになって土に埋められてた戸沢も命はとりとめたみたいで、さすが!?
まあ徳丸のこんなエピソードも観てみたいけど、ここまでの芝居ができるか・・・?
イヤイヤ、若頭だから本郷のそばを離れることはないだろーなw
■『嵐が丘』(1988)
原作:E.ブロンテ 監督:吉田喜重 出演:松田優作、田中裕子、名高達郎、石田えり、萩原流行 ほか
流行さんサイトで自薦されてた1作。前に観たかもだが、改めて感動・・・黒澤映画みたい。
久々素晴らしい芸術、美しいものを観た満足感。でも流行さんはちょい出
松田と田中が本物の役者だというのが分かった。
E.ブロンテ作を日本の武士時代に舞台を置き換えたところからすでにスゴイ!
枇杷、尺八の音が風の音と混ざって、薄暗い画面に炎や鏡の光が効果的に使われ、
演出も脚本も役者の動きも素晴らしい。
■『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』(2004)(劇場にて
監督:ピーター・ジャクソン 出演:イライジャ・ウッド、ショーン・アスティン、イアン・マッケラン、ヴィゴ・モーテンセン ほか
難解だった1、2と比べて、キャラの多さや、攻防の複雑さは変わらないが、
戦闘シーンのド迫力(様々なファンタジックな怪物が迫る感じと、
ドルビーサウンドの立体音でディズニーのアトラクションみたいな体感ムービー)
+フロド&サム&ゴラム3人組のリングを還すまでの、自分との闘いのクライマックスのドラマが交互に入って飽きさせない。
長時間で、トイレとお尻の痛さを心配してたけど、気にならなかったw
むしろ原作が気になった。いつか読みたいが、時間がなあ〜
■『遊びの時間は終らない』(1991)
監督:萩庭貞明 出演:本木雅弘、石橋蓮司、萩原流行、斎藤晴彦 ほか
まだまだファッション的にも、感覚的にも、キャスティング的にも'80代の匂いを残しつつ、'90に移りつつある感じ。
犯人役の青年の緻密さ、完璧さが物語をハラハラドキドキの面白さにしている。
警察があまりにマヌケキャラだからなあ・・・まあ、それが今作のテーマなんだろうけど。
あえてラストをいいところで知りきれトンボにして観客に考えさせるのはズルいな
そして流行さんは、“ちょっとキレてるレポーター”役でクール、存在感ある演技。
ヘリからの景色で作品はthe end.
私の考える結末としては、本当の事件ならもっと警察官も切羽詰って、偶然の気のゆるみを逃さず撃って解決。
どのみち悪行は裁かれたことだろう。でも訓練だから誰も死なないし、マスコミ向けにカッコつける連中ばかりで
今回ばかりはうまくチベットまで行けたかも?
緊迫感を切らさずにテンションを上げ続けたモックンがイイ顔してる。
■『修羅がゆく12 北九州死闘篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、中野英雄 ほか
再び北九州、それも小倉! で、また中野さん!? 出演者が足りないのか?
ラスト前にして、かなり激しい動きがあった、それもあっちゅー間!
いつのまにか光和会会長になっちゃってる伊能、ここハショるか?w
再び伊能と一騎打ちに! いつもは遠くからでも頭や心臓を百発百中なのに、
なぜか伊能には当たらないんだよね 勝負は13ラストへ持ち越し。
本郷も岸田組員に撃たれるが、今回はケータイにすくわれた。
え?ケータイって弾よけにもなるの?スゴイ・・・w
そのせいで女からの電話が通じない。13にも彼女が出そうな感じ。
私だったら即コピーいっぱい作って組長連中と警察・マスコミにも送っちゃうがなあw
復讐も本人がやらなきゃ意味ないって変なこだわりか。
■『修羅がゆく13 完結篇』(2000)
監督:小澤啓一 出演:哀川翔、萩原流行、渡辺裕之、大和武士、小西博之 ほか
そっかぁ・・・本郷以外、全員逝ってしまったか・・・涙
それにしても見応えのあるスピード感あふれるラスト。
伊能との対決も臨場感があって、まさに死闘の末、首まで飛んでも、なお手が動いてるシーンに
彼の執着心が見えて、壮絶にして納得?の最期でした。
血だらけで闘う2頭の龍、いや2人の修羅。
伊能もこれじゃ、もう起き上がれないし、憎まれ口も叩けない/涙
「ここで倒れるワケにはいかねぇ、死んでいった者の魂も背負ってるんだ。
オレが倒れたら、また他の誰かが修羅の道を歩むことになる」
たった1人になっちゃって彼はこの後、全国制覇できたのだろうか?
■『里見八犬伝』(1983)
監督:深作欣二 出演:薬師丸ひろ子、真田広之、松坂慶子、千葉真一、萩原流行 ほか
いや〜懐かしすぎ 映画館で観たのって10代の頃だもんねぇ!
角川春樹製作映画の全盛期で、封切られるたびに劇場に観に行ってたっけ。
今観ても新鮮に感動。監督は深作さんなんだよねぇ・・・しみじみ。
CG技術も今ほどないのに、ここまで壮大なスペクタクル、ファンタジー、
エンタテイメントしてるって、やっぱ深作さんスゴイ!
原作もたしか読んだ。意外にドロドロだった記憶が
当時も、流行さんの蛇っぽいキャラは、すごいセクシーだなあって思ってたんだよね。
妖艶で、真っ白い肌がツヤツヤしてて、中性的美しさ炸裂。
今やハリウッド進出か?てゆー真田広之さん、
最近はコミカルな演技も多い薬師丸ひろ子さんがなんとも初々しい!
アイドル映画にしてはドアップの絡みシーンがけっこう今観てもドキドキだし
しかも脇を固める俳優陣が豪華!
成田三樹夫さんまでラストちょこっと出てたんだ/驚 まだ健在で同時代に生きていたなんて知らなかった!
昔観た映画をもう一度、年齢重ねてから観直すのもなんだかイイもんだねぇ。
こないだの『魔界転生』といい、今作といい、イイ作品はいつ観ても感動できるんだな。
某評論家じゃないが「いやあ、映画って本当にいいものですね」w
週末の夜にいにしえの時代の夢幻の世界に入り込んでしまったよ・・・
映画ってフシギなマジックだなあ。
■『怖がる人々』(1994)
●第一話「箱の中」
監督:和田誠 出演:真田広之、原田美枝子、佐野史郎 ほか
何気にブキミな原田さん
●第二話「吉備津の釜」
出演:熊谷真実、杉本哲太、清水ミチコ、筒井康、でんでん、マルセ太郎 ほか
●第三話「乗越駅の刑罰」
出演:斎藤晴彦、萩原流行、花王おさむ ほか
●第四話「火焔つつじ」
出演:小林薫、黒木瞳、三谷昇 ほか
●第五話「五郎八航空」
出演:唐沢寿明、渡辺えり、名古屋章 ほか
以前観たのを思い出した。原田美枝子さん出演作シリーズの時かな。
けっこうインパクト強い作品ばかりだから印象に残っていたけど、
昔のを今改めて見るのも一興。もう亡くなってしまった俳優さんも多いし。。
後には丁寧に出演者の挨拶シーンとメイキングまで入ってる。
流行さんの若々しいこと! 怖い駅員さんの役なんだけどw
それぞれどこかファンタジーの妖しさがあって、3話はとくに宮澤賢治っぽい雰囲気。
怖さにもいろいろで、このオムニバスは恐怖映画ではなく、コワイ中にもプッと笑ってしまう面白みがある。
メイキングを見ると、皆プロ集団でエンタテイメントで観客を楽しませようとする人たちばかり。
「楽しませようとする人々」って感じv
■『ナイル』(1999)
監督:和泉聖治 出演:渡瀬恒彦、ラニア・サイエド・ユーセフ、哀川翔、津川雅彦 ほか
ちょっと“シベ急”に通じる要素がなきにしもあらずって感じだけど、
吉村教授の考古学&エジプトへの熱い情熱は認めようw
しかし翔さんもエジプトロケ大変だったろうなあ、熱血ジャーナリスト役は若々しくて新鮮
そいえば流行さんも一人旅でエジプトを訪れている。
奴隷を駆使して集めた財産を墓と一緒に埋めても、あの世に持っていくことはできない。
あとは後世の人間の欲望のままに墓荒しに遭うのみの遺産たち。
手に余る金は災いを呼ぶっていましめか。