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年とともに忍び寄る“歯と歯茎”のトラブル@あさイチ

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年とともに忍び寄る“歯と歯茎”のトラブル@あさイチ
専門家ゲスト:斎藤一郎さん(鶴見大学歯学部教授)
ゲスト:荻野目洋子さん、石田明さん(NON STYLE)
リポーター:雨宮萌果アナウンサー

●銀歯のリスク




このレントゲンのほうが負担が少なそうだ
ほんとに歯科医院によって設備や治療法が違うんだなあ
個人の技術力にも差がありすぎるし


<原口さんの場合>

虫歯のない部分
歯と金属の間に黒いところがない 非常にぴったりはまっている






虫歯がある部分
見ただけで隙間だと分かるので、これが虫歯
やがて中で虫食いになったり、銀歯そのものが外れたりします




Q:なぜ再び虫歯に?
銀歯と歯の隙間を埋めるセメントが溶け出して、隙間ができ、虫歯菌が入り込む




原口さん:痛みとかは特にないです

医師:
神経からまだあと1ミリぐらい距離がある
もっと進むとしみたり、痛みの症状が出てくる

原口さん:今の状態から治療を始めたほうがいいですか?

マイクロスコープでさらに拡大すると、銀の詰め物と歯の境界に虫歯が








医師:
銀属に隙間ができて虫食いが進んでいる
下の歯はセメントが見えてきている状態
今後セメントがだんだん溶けていくと、隙間が大きくなっていく

金属がすり減って中の歯が出てきている




患者:歯ぎしりする歯だと思います
医師:金属でも長年歯ぎしりがあると、だんだんすり減ってやがて穴が開いてしまう


銀歯と歯を密着するセメントに何を使っているかがポイント
今はいろんな技術が開発されて、以前使っていたセメントよりも
より強固に、ぴったりくっつく「レジンセメント」が普及している
それを使うと唾液で溶けないので隙間が出来にくい
隙間があると虫歯が進んでいくので、今はそのリスクはなくなってきた

定期的に銀歯をチェックする
レジンセメントを使ったとしても虫歯のリスクはありますので
半年に一度くらいは歯科医を受診して
自分の治療したところはどういう経過になっているのか
チェックするのは大事だと思います


●保険適用されるCAD/CAM冠




昔は虫歯の治療といえば銀歯が主流だったのですが、今は様々な選択肢があります
どれを使っていいか分からないと迷ってしまう人も多いと思うんですが

保険適用されるCAD/CAM冠
白い被せ物 これによって奥歯も白い歯が可能になった

緑色の上下合わせて10本



どこの歯が保険適用されるかというと、緑色の上下合わせて10本
下の歯6本と、上の歯4本

さらに青い部分 金属アレルギーの方は、保険適用で可能
奥歯にかぶせる際に噛み合わせなども変わってきたりするので
その点は十分歯科医師と相談してください


値段は?
患者さんご自身が支払う金額としては、銀歯だと3000円ぐらいですが
「CAD/CAM冠」は保険適用で6000円ぐらい

CAD/CAM冠は、元はこのような形をしています


ハンコみたい これをそれぞれの噛み合わせに合わせて削るから、最初に型取りが必要なんだなあ

これを機械を使ってその人に合った歯の形に合わせて加工する
硬いプラスチックなんですけれども、コンピューターでデザインをして
制作するという技術で、今普及している
(3Dコピーすればいいのでは?

Q:色も自分の色に合わせたりできるんですか?

あまり色は選べるものはございません でもまあ全く分からないですよね

華丸:歯型を取るときに、やっぱり赤いやつでやるんですか?(そう、あれがイヤなんだよね

やりますが、その日にできるっていうのがメリット
以前は型を取って、技工士さんが作って、また来ていただいてつける
これは、型を取ると、その時に一回でできてしまう 時間も短縮される


Q:セラミックとかは?
セラミックは自費診療なんです 瀬戸物ですから
プラスチックよりも瀬戸物のほうが綺麗 光沢もありますし
まだ保険診療ではできない だいたい今は10万円ぐらい


●歯を失う原因の1位になっている歯周病




こういう画像を見るのが怖いよ

歯周病とは、歯と歯茎の隙間に歯周病菌が入り込み、歯茎に炎症が起こる病気
ひどくなると歯が抜けてしまいます

この歯周病も40代以降の女性が要注意
女性ホルモンの分泌が減ることで、唾液の量が減ってしまうため

華丸:リンゴをかじって血が出なきゃ大丈夫じゃないのっていう気持ちが未だにある

荻野目:今は歯間ブラシもすごく普及してますよね?

斎藤さん:
リンゴを食べなくても、歯ブラシで出血するということは炎症がある
歯を磨いて血が出れば歯周病があるということで治療が必要

「ドライマウス」
唾液の分泌量が低下すること 唾液は自浄作用(自ら洗浄する作用)があります
唾液の中にはいろんな抗菌物質が入っているので
それが減少することによって虫歯や歯周病のリスクが上がる

極端に少なくなると、唾液を分泌するような薬もありますし
いろんな口の中の保湿を促すものが開発されているんですけれども
「歯ブラシ」を励行する こまめに歯磨きをすることが第一


●さまざまな病気を引き起こす歯周病
命に関わるような病気の引き金にもなる




「歯周組織」っていうのは、手のひらの大きさ
これだけの大きさのところから口の中で炎症が起きていると
いろんな炎症組織から体に不利益ないろんなものが出てくる

Q:歯茎の面積を広げると手のひらぐらいあるということですか?

それだけの面積があるので、そこからいろんなものが出ると
それが糖尿病を悪化させたりする

口の中の細菌が増えてくると、それをゴクンと飲み込むと胃酸で殺されるんですけれども
肺に入ると「誤嚥性肺炎」にもなります

最近では「アルツハイマー型の認知症」
アルツハイマーで亡くなった方の脳を調べてみると
そこに歯周病菌があったという報告もあります

「関節リウマチ」の患者さんの局所から歯周病菌が検出されたり

昔は、歯周病と全身疾患は関係ないように思っていましたけれども
今は非常に関連が強く示唆されているのが現状です


●妊娠中の女性も歯周病に要注意!




妊婦の患者:
妊婦は歯周病になりやすいと区からもらった資料に書いてあったので来ました

<メカニズム>

妊娠すると女性ホルモンが高まる
→口の中の女性ホルモンも高くなる
→歯周病菌が増える

歯科医師:
妊娠前にプラーク(歯垢)が多くついていて
軽度の歯周病になっている方が妊娠性の歯周病になりやすいです


●重症化すると出産に影響




歯周病から出るいろんなものが子宮に影響を与えて「早産」になったり
栄養がうまく行き届かなくて「低体重の子ども」が生まれたりすることがある

Q:お腹の赤ちゃんにも歯周病菌が影響しますか?

子どもにまで影響を及ぼすかどうかはまだ不明ですが、母体のほうに影響を与える

「飲酒やタバコ」よりもリスクが高いとされている
妊娠を予定している方は、事前に歯周病の治療していただくことも重要
実際に妊娠中に歯の定期検診を勧める自治体もあるので参考にしてください


●「妊娠性エプーリス」




ホルモンの乱れから歯茎に出来る症状 大体妊婦の約5%に起きる
ホルモンの異常で、歯と歯の間の歯茎のところが増殖してくる

これは「腫瘍」ではなく「腫瘤」ということで、悪いものではない
妊娠の時期が終わって、出産すればなくなっていきますけれども
あまりに大きい時には、外科的に取ったり、つまんで取り除いたりすることはあります

このまま放っておくと、食べ物のカスなどが溜まり
より歯周病を悪化させる原因にもなりかねない
これはやはり専門のところで診てもらうことが大事だと思います

メール:
今、妊娠中でつわりがひどく、歯ブラシを口に入れることができません
液体歯ブラシですすいでいますが、虫歯になりそうで怖いです

斉藤:
ご自身で歯磨きができないということであれば
歯科医を受診して専門の衛生士さんにお願いしてください

Q:液体では心もとないですか?

なかなかうがいだけで歯についたプラーク(歯垢)は取れない
物理的にこすって落とす行為が必要ですので
(液体で取れるって宣伝しているのは嘘だってこと?

つわりがあるとご自身ではできない
それは衛生士さんに行っていただくのがいいのではないでしょうか


■インプラント周囲病変
最近増えているインプラントでも歯周病が起こることが分かってきました




<杉本さん(64)のケース>
初診は45歳の時 上のほうが赤くなって腫れていた 原因は歯周病
歯を抜かなければならず、インプラントにしました

杉本さん:
インプラントは自分の歯になるから、それだけで大丈夫なのかなと思っていました

ところが4年前 定期メンテナンスに通っていた時のこと
インプラントの歯茎から出血が見られました
インプラントによる歯周病「インプラント周囲病変」の初期症状でした

インプラントは本物の歯ではないので歯周病とは言わずインプラント周囲病変と呼びます

Q:自覚はありましたか ?
あまりなかった 病気と言われた時は本当にショックでした

インプラントの歯でも加齢などによって歯茎が痩せてしまいます
そこに歯周病菌が入り込み歯周病になってしまうのです






これは歯周病菌によって「歯槽骨」が溶けて
インプラントのボルト部分が見えている状態
こうなると 抜けるのも時間の問題です




歯科医師:
歯科治療でやったことは、必ず壊れたり、再発したりする
そのために定期検査は必須
特にインプラントは異物だから、定期的に医師や歯科衛生士を訪れて
チェックしてもらうことが必須

大吉:
僕もインプラントを入れている まさか抜けるなんて思ってもないです
だってドリルで穴を開けてガッチリやってるから 大工事です
お金も結構払ったので、それでもう大丈夫だと勝手に思い込んでいました

アナ:歯科医師の間でもまだあまり認識されていないものなんですよね?

Q:どのぐらいメンテナンスに行けばいいですか?

斉藤:
インプラント周囲疾患
インプラントを入れても、口の中には病気を起こすような細菌がありますので
定期的に、半年に一回はクリニックを受診して欲しいです

半年に1度、1年に1度は必ず
悪くなくても、症状がなくても受診するというのが
長くご自身の歯を維持するためにはとても重要です


■歯ブラシ、歯磨きのポイント




いろいろな形、大きさ、柔らかさがあるんですが、皆さんは普段どんな歯ブラシを使っていますか?

石田:僕は電動の硬めのやつを使っています

荻野目:
私も基本電動ですが、こういう仕事場で時間ないけどしっかりやりたいなという時は
そういう歯ブラシを持ち歩いて います

Q:どんな点に注意すればいいですか?

人それぞれ癖があるので、自分の弱点はなかなか分からない
一番いいのは、やはり歯科医院を受診して
衛生士の方に口の中を見てもらって、自分の弱点を指摘して頂いて
そこを改善するようなブラッシングをするのが理想なんですけれども

例えば右利きの人は、左はよく磨けるけれども
右側は手首を返さなくてはいけないので、右側がおろそかになるというようなこともある

(これがフシギ 右手なら右側のほうが磨けると思ってたけど
 磨き残しの分かるチェックをしたら、赤く染まったのは右側のほうが多かった/驚

歯と歯茎の間、頬との間というのは、人によって形が違うので
ヘッドが小さいもの、大きいもの、いろんな種類があるので
そこをよく相談して、ご自身の口に合った歯ブラシを使う


Q:どのぐらいの期間使うか?

1本の歯ブラシを1年も使っている人がいるんですけれども
そういう人はあまりよく磨いていない

ちゃんと使っていると、後ろから見ると毛先が広がってくる
大体1ヶ月使うと毛先が広がってくる

そういう時期になったら、新しいものに交換していただかないと
毛先が広がったものをずっと使っていると、ブラッシングの効率が悪い

そんなに高いものではないので、まめに取り替えていただくことは重要
1ヶ月に1回というよりは、ブラシを後ろから見て広がっていたら取り替える


Q:歯ブラシの柔らかさはどうですか?

硬い、柔らかいは、ご自身の力の入れ方もあります
力の弱い方が磨く時、柔らかいものではあまり磨けませんし
そこも自己判断ではなく、歯科医を受診して頂くというのが理想だと思います


Q:幅も様々ありますが?

幅も、何列もあるものがありますが
年齢を重ねると歯茎が下がってくるので、歯と歯の間に食べ物がたまります
それをブラシでかき出せるよう、ブラシの数が少ないもののほうが
かき出しやすいという報告もあります


(電動歯ブラシでも、それぞれの癖や歯並びが違うから、磨き方によるって歯科医が言ってたな

荻野目:私もあえて子ども用のを使ったりします 小さくて磨きやすい

斉藤:
歯茎の状態、歯の状態って人によって違うので一概には言いづらい
ご自身の特性に合わせたものを使っていただくというのが理想です


<質問メール>

Q:
10歳の息子は、歯茎が腫れたり血が出たりします 子どもにも歯周病はありますか?

あります
歯が生えてくれば、周りに歯を支える歯周組織があるわけで、そこに歯周病が起きる
細菌が原因で歯周病菌が増えてくるわけですから 年齢は関係ない


Q:40代 歯周病になると「口臭」もひどくなりますか?

なります
口臭の原因っていうのは、歯周病菌も含めて
口の中に様々な細菌があるんですけれども、その細菌の死んだ腐敗臭なんですね(驚
ですから歯周病になって、菌がたくさん増えれば、口の中で死ぬわけですから
その死んだ匂い、腐敗臭がするということになります


Q:50代
若い時から唾液がサラサラしていなくて少し粘り気があるような感じがします
唾液の質は歯周病に影響がありますか?

唾液の質っていうのは、あまり人によって差がないですが
唾液の量が少なくなってくると、ご自身の感覚としてはネバネバする感じになります
ですから普通の方より唾液の量が少ない可能性があってネバネバするのではないか

ストレスを感じると水の分泌が少なくなって
少しネバネバするという方もいらっしゃいます

近江:緊張すると口が乾きますよね


Q:30代
ずっと歯科検診に通っていたのにも関わらず、歯科医院を変えた瞬間に
銀歯の下に虫歯が5箇所見つかりました
歯科医院で虫歯の判定が違うものなのですか?

そうですね 先ほどの VTR にありましたように、レントゲン写真で判断したり
拡大鏡を見て、とても細かいところまで判断して虫歯を見つけたりする

今、技術がどんどん進んでいますので
昔はご自身の目で見えなかったものも顕微鏡を使って見る歯科医もありますので
そういうところで判断が違ってくるのではないかと思います

(技術も本当に個人差があると思う それは歯科医、医療関係者だけに限らないけど




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