■映画『ユメ十夜』(2007)
原作:「夢十夜」夏目漱石
以前、『夢十夜』(パロル舎)で読んだ話が映画化されていて、部長まで絡んでると知ってビックリ。
金井田英津子さんのウットリする昭和感は別格だけれども、
錚々たる監督&俳優さんたちが、絵本にはなかった部分をそれぞれ大いに想像をふくらませて
原作の摩訶不思議さを映像化するのは、さぞ難しく楽しかったことだろう。
どれもこれもブッ飛んだ映像ばかりで、ずーーーーーーーっと鈴木清順さんの映画を観ているようだったw
▼trailer
●プロローグ・エピローグ
監督:清水厚
出演:戸田恵梨香(女学生)、藤田宗久
●第一夜
監督:実相寺昭雄、脚本:久世光彦
出演:小泉今日子(ツグミ)、松尾スズキ(百?)、寺田農、堀内正美 ほか
なんと、部長が内田百?さん役。とっても若く見えたから、似てるけど別人か?と何度も目を凝らしてしまった。
舞台のセットのように、正面から丸見えになっている。
●第二夜
監督:市川崑、脚本:柳谷治
出演:うじきつよし(男)、中村梅之助(和尚)
和尚が金井田さんの絵にソックリだったw
「腹を斬ることすらできないのか。それでいいいのだ」
モノクロ、サイレント。
●第三夜
監督・脚本:清水崇
出演:堀部圭亮(夏目漱石)、香椎由宇(夏目鏡子)、櫻井詩月(愛子) ほか
妻は6人目の子を妊娠している。最初の子を流産した際、ノイローゼになって自殺未遂をしたことから
漱石は心配するが、妻は大丈夫だと言う。
最初の子の時、小さい頃に頭部を壊したお地蔵様が夢に出てきたが、
今度はその頭部を元に戻す夢だったからだという。
漱石の夢では、子どもをおぶって、地蔵のところまで行くと、7体のうち1体の首が飛ぶ。
昔、罪もない子どもを殺したことを思い出す。
事実、漱石の子どもは1人亡くなっているってほんと?
●第四夜
監督:清水厚、脚本:猪爪慎一
出演:山本耕史(夏目漱石)、菅野莉央(日向はるか) ほか
駅に迎えに来てくれるはずだったハルカが来られなくなった。
この村では子どもが皆、神隠しにあうのだという。
漱石は、昔この村で結核の転地療養していたことを思い出す。
ハルカは、その頃の友だちだった。
飛行機が海に墜落して、子どもらは蛇の芸を見たさに海へと入ってゆく。
●第五夜
監督・脚本:豊島圭介
出演:市川実日子(真砂子)、大倉孝二(庄太郎)、三浦誠己、辻修 ほか
「夜が明けて鶏が鳴くまで待つ」という電話の声に、夫と会えるのでは、と馬を走らせる妻。
夫は森の中で事故った車を見つけ、母親がぐったりした夫と子どもに叫んでいる。
夢から覚めたと思いきや、夫婦はそれぞれ異形の分身と食事をとる。
「いいでしょう、これも私なの」「いいよ」
●第六夜
監督・脚本:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ(わたし)、TOZAWA(運慶)、石原良純 ほか
アベちゃんのいつものハイテンション炸裂!
「運慶キターーーーーーーーー!」って、なぜかブレイクダンスみたいの踊ってるし、アベちゃんもコマネチしてるw
家に帰って、真似して木を割ってみるが、サケをくわえたクマが出てきたw
伊勢志摩さんも出演。「萌え〜〜〜!」w
●第七夜
監督:天野喜孝、河原真明
出演:sascha(ソウセキ(声))、秀島史香(ウツロ(声)) ほか
青い体の巨人・・・アバター? 今作だけはなぜかCGアニメで、セリフが英語。
孤独に襲われた男が、同じように寂しそうな女性に会うが、彼女はピアニストという居場所がある。
海に身を投げて、火の鳥みたいな魚が飛び上がる。
●第八夜
監督:山下敦弘 脚本:長尾謙一郎
出演:藤岡弘、(夏目漱石、正造)、山本浩司、大家由祐子、土屋匠、森康子 ほか
これは大分、絵本のストーリーと違ってた。
田んぼで子どもが巨大ミミズ?!をとってきて、飼いたいみたいに頼むが、母は怒る。
やたらとしぼんだおじいちゃんが、枕元から肉まん?!を出して食べると、ちょっと若返った感じ?
チャウチャウ犬久々見たv
●第九夜
監督・脚本:西川美和
出演:緒川たまき(母)、ピエール瀧(父)、渡邉奏人 ほか
出征した夫のためにお百度参りをする妻。
散々止めたのに聞き入れてもらえず、なんだか妻が夫を殺しちゃってるみたいな終わり方だった。
瀧さん、出てくるだけで嬉しくなるv
●第十夜
監督・脚本:山口雄大、脚本:加藤淳也、脚色:漫☆画太郎
出演:松山ケンイチ(庄太郎)、本上まなみ(よし乃)、石坂浩二(平賀源内)、安田大サーカス、井上佳子 ほか
パナマ帽をかぶって、往来の女を美人かそうじゃないか正の字で分別している庄太郎。
不美人は、ブタ呼ばわりして殺し、土に埋めていたが、
ある日、これぞという美人に誘われて、ものすごく美味しいブタ丼をごちそうになる。
「作り方を教えましょう」と案内されたのは、安田大サーカスが体を張って作る姿
美女の正体もブタで、まなみさん、かなり思いきったなあ! まるでコミック。
原作:「夢十夜」夏目漱石
以前、『夢十夜』(パロル舎)で読んだ話が映画化されていて、部長まで絡んでると知ってビックリ。
金井田英津子さんのウットリする昭和感は別格だけれども、
錚々たる監督&俳優さんたちが、絵本にはなかった部分をそれぞれ大いに想像をふくらませて
原作の摩訶不思議さを映像化するのは、さぞ難しく楽しかったことだろう。
どれもこれもブッ飛んだ映像ばかりで、ずーーーーーーーっと鈴木清順さんの映画を観ているようだったw
▼trailer
●プロローグ・エピローグ
監督:清水厚
出演:戸田恵梨香(女学生)、藤田宗久
●第一夜
監督:実相寺昭雄、脚本:久世光彦
出演:小泉今日子(ツグミ)、松尾スズキ(百?)、寺田農、堀内正美 ほか
なんと、部長が内田百?さん役。とっても若く見えたから、似てるけど別人か?と何度も目を凝らしてしまった。
舞台のセットのように、正面から丸見えになっている。
●第二夜
監督:市川崑、脚本:柳谷治
出演:うじきつよし(男)、中村梅之助(和尚)
和尚が金井田さんの絵にソックリだったw
「腹を斬ることすらできないのか。それでいいいのだ」
モノクロ、サイレント。
●第三夜
監督・脚本:清水崇
出演:堀部圭亮(夏目漱石)、香椎由宇(夏目鏡子)、櫻井詩月(愛子) ほか
妻は6人目の子を妊娠している。最初の子を流産した際、ノイローゼになって自殺未遂をしたことから
漱石は心配するが、妻は大丈夫だと言う。
最初の子の時、小さい頃に頭部を壊したお地蔵様が夢に出てきたが、
今度はその頭部を元に戻す夢だったからだという。
漱石の夢では、子どもをおぶって、地蔵のところまで行くと、7体のうち1体の首が飛ぶ。
昔、罪もない子どもを殺したことを思い出す。
事実、漱石の子どもは1人亡くなっているってほんと?
●第四夜
監督:清水厚、脚本:猪爪慎一
出演:山本耕史(夏目漱石)、菅野莉央(日向はるか) ほか
駅に迎えに来てくれるはずだったハルカが来られなくなった。
この村では子どもが皆、神隠しにあうのだという。
漱石は、昔この村で結核の転地療養していたことを思い出す。
ハルカは、その頃の友だちだった。
飛行機が海に墜落して、子どもらは蛇の芸を見たさに海へと入ってゆく。
●第五夜
監督・脚本:豊島圭介
出演:市川実日子(真砂子)、大倉孝二(庄太郎)、三浦誠己、辻修 ほか
「夜が明けて鶏が鳴くまで待つ」という電話の声に、夫と会えるのでは、と馬を走らせる妻。
夫は森の中で事故った車を見つけ、母親がぐったりした夫と子どもに叫んでいる。
夢から覚めたと思いきや、夫婦はそれぞれ異形の分身と食事をとる。
「いいでしょう、これも私なの」「いいよ」
●第六夜
監督・脚本:松尾スズキ
出演:阿部サダヲ(わたし)、TOZAWA(運慶)、石原良純 ほか
アベちゃんのいつものハイテンション炸裂!
「運慶キターーーーーーーーー!」って、なぜかブレイクダンスみたいの踊ってるし、アベちゃんもコマネチしてるw
家に帰って、真似して木を割ってみるが、サケをくわえたクマが出てきたw
伊勢志摩さんも出演。「萌え〜〜〜!」w
●第七夜
監督:天野喜孝、河原真明
出演:sascha(ソウセキ(声))、秀島史香(ウツロ(声)) ほか
青い体の巨人・・・アバター? 今作だけはなぜかCGアニメで、セリフが英語。
孤独に襲われた男が、同じように寂しそうな女性に会うが、彼女はピアニストという居場所がある。
海に身を投げて、火の鳥みたいな魚が飛び上がる。
●第八夜
監督:山下敦弘 脚本:長尾謙一郎
出演:藤岡弘、(夏目漱石、正造)、山本浩司、大家由祐子、土屋匠、森康子 ほか
これは大分、絵本のストーリーと違ってた。
田んぼで子どもが巨大ミミズ?!をとってきて、飼いたいみたいに頼むが、母は怒る。
やたらとしぼんだおじいちゃんが、枕元から肉まん?!を出して食べると、ちょっと若返った感じ?
チャウチャウ犬久々見たv
●第九夜
監督・脚本:西川美和
出演:緒川たまき(母)、ピエール瀧(父)、渡邉奏人 ほか
出征した夫のためにお百度参りをする妻。
散々止めたのに聞き入れてもらえず、なんだか妻が夫を殺しちゃってるみたいな終わり方だった。
瀧さん、出てくるだけで嬉しくなるv
●第十夜
監督・脚本:山口雄大、脚本:加藤淳也、脚色:漫☆画太郎
出演:松山ケンイチ(庄太郎)、本上まなみ(よし乃)、石坂浩二(平賀源内)、安田大サーカス、井上佳子 ほか
パナマ帽をかぶって、往来の女を美人かそうじゃないか正の字で分別している庄太郎。
不美人は、ブタ呼ばわりして殺し、土に埋めていたが、
ある日、これぞという美人に誘われて、ものすごく美味しいブタ丼をごちそうになる。
「作り方を教えましょう」と案内されたのは、安田大サーカスが体を張って作る姿
美女の正体もブタで、まなみさん、かなり思いきったなあ! まるでコミック。