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「10代が見た 震災3年」@あさイチ

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「10代が見た 震災3年」@あさイチ

ひさびさ柳澤さんも参加して、コメンテーターは内藤さんv

 

同じ震災を経験したといっても、10代の思春期の子どもたちと、大人とでは、
感じ方、捉え方が微妙に違っていることが分かった。

「これまで大人に頼ってばかりいたけど、アメリカに被災者対象のホームステイで行って
 “日本に帰ったら何をしたいですか?”と聞かれた時、自分から行動してみようと思った」という少女。

 




「自分は喋ることが好きだから“語り部”として、自分が見てきたことをストレートに伝えたい」

 


福島県の不登校児童数が、2011年より2012年のほうが増えているというデータが気になった。



スクールカウンセラーの男性は、生徒会長の男の子に注目した。
さまざまな活動を震災後初期から始めて、その成果は幾度も新聞に載るほどだったが、
彼を呼んで、本音を聞いてみると、「死にたいと思ったことが何度もあった」と初めて口にした。
弱さを表現できず、無意識のまま頑張り過ぎていた自分に気づき、帰る時は少しだけ表情に明るさが見えた気がした。


カウンセラーがもう1人心配していたのは、幻覚を見ると言っていた少年。
夜中に人が歩く音がして、寝ている自分に覆いかぶさって「おまえは、なんで生きているんだ!」と言われるのだという/怖

彼の自宅は、震災後、避難場所になり、大勢の家族が雑魚寝状態で寝泊りし、
高齢の祖母の腰痛が悪化して、歩けない状態になったことで、自分の無力さを責めてしまっていた。
彼は今、介護の仕事を学ぶことで、以前の苦しみから徐々に解放されつつあるという。



『つなみ 被災地の子どもたちの作文集 完全版』
書籍はこちら。

10代の子どもたちに震災のことを作文に書いてもらったところ、頼まなくても「書きたい」「載せてください」という要望が出たという。

●阪神淡路大震災の体験から分かったこと
被災者は1年目はとにかくガマンして過ごし、
2年目あたりからモヤモヤしてきて、
3年目くらいが心理的に一番辛くて危険な状態になるというデータもあるという。


意外だったのは、原発に近い町に住んでいた人たちの家族、知人には、
原発で働いていた人もいて、「原発自体は恨んでいない」と言っていたこと。
けれども、「高齢になった自分はいいけれども、子どもたち、孫たちには、被災地に住んでほしくない」という女性もいた。

 





第二次世界大戦時には、世界で唯一、原子爆弾を落とされた日本。

戦後、平和になってから、原発事故の放射能におかされた日本。

この経験を次の世代、世界中に伝えつづけて、
同時に、わたしたち1人1人の人間的な成長につなげていくことも
課せられた使命じゃないだろうかと思った。


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