■写真でビックリ! 目に見えないこわ〜い虫たち2 『ものをくさらせるミクロの虫』(汐文社)
スティーブ・パーカー/著
動物大好きな私は、虫だけはこの世から絶滅してくれまいかと願ってきたけれども、
こうして、彼らの地道な生き方を知ってみると、自然には本当にムダがない、
ぜんぶ素晴らしくて完璧なんだなあ、と思う/謝
でも、この本の表紙写真からはじまって、中の写真も顕微鏡で思いきって拡大しているから迫力ありすぎ
一応、気を遣って、色を変えてみたりしてる工夫もあるけど。
なので、ここでも、自分が耐えられる程度でメモをとってみた。
もし興味をもって、実際どんな姿なんだろうと思った方は、ネットでご確認くださいませ〜。
【内容抜粋メモ】
●くさらせ屋の虫たち
「腐敗」(死んだ動物、枯れた植物を土に還す)
ものを腐らせるのは、生きものの仕事。彼らがいなければ、地上は死骸だらけになってしまう!
彼らがモグモグ食べて、ボロボロこぼす。その食べかすは、もっと小さな虫のエサになるv
・キクイムシ
キクイムシの幼虫は、家や家具も食べる。成虫になると木から出て飛んでいく。
・ワラジムシ(ダンゴムシとは違うんだね。リンク先に写真はありませんよv
腐った木を食べて、サラサラの粉にしてくれる。
・ハサミムシ
・ヤスデ
・シロアリなどのアリ
木、落ち葉、枝、花、小動物の死骸を巣に運び、カビがはえて腐ったら食べる。
女王アリは巣に1匹だけ。毎日1000個の卵を、10年間も産みつづける!驚
・ハエ
動物の死骸に卵を産む。幼虫のウジムシは腐りかけた肉を食べる。
ウジムシには目、足、触角もない/驚
彼らがこぼした食べかす、フンは、ほかのくさらせ屋が食べて腐敗が進む。
残った骨もやがては土に還ってゆく。
・ダニ
バケツ1杯の土の中には何千匹ものダニがいる(OH! NO〜!
彼らは上記の虫たちの食べ残しを食べて、さらに細かい食べ残しをつくる。
ダニを食べる別の種類の大きなダニもいる!
松やモミの木などの針葉樹の落ち葉には何百万のダニが住んでいる(え・・・?
「落葉落枝層」
ダニの多くは地面の上に住んでいる。1枚の落ち葉に1000匹ほどいて、葉を食べて砕いている。
涼しくてジメジメしたところが好きだから、暑くてカラカラのところでは死んでしまう。
・線虫
・ミミズ
死んだものならなんでも食べる。ミミズの頭には目も耳もない。丸い口で細かい土を飲み込む。
・ヒモムシ
「腐肉食性」(動物の死骸を食べる)最長30m超すものもいる
●堆肥
小さな動物、微生物たちが土に戻している。そうした土は栄養たっぷりで、植物が元気に育つ
まさに自然界のリサイクル。
バクテリア
・フンコロガシ
動物のフンを丸めて卵を産みつける。幼虫はフンを食べて育つ。フンは粉々にされてなくなる。
1頭のゾウは、毎日120kgのフンをする/驚
フンには、食べ物の残りかすが入っている。
●水の中でも腐敗はある
魚などの死骸にもぐりこむ。クジラもボロボロにしてしまう。
●カビの正体は「真菌」
カビが生えないところはほとんどない。
真菌は、酵素を出して、生物や死骸を溶かし→吸い取って食べる。
真菌は何千種類もいる。アオカビ、クロカビ、うどん粉病菌、さび病菌、べと病菌、酵母、キノコ!などなど。
乾腐病菌は木にはえる真菌
「菌糸」
真菌は、この世の腐敗のほとんどを任されている。その仕事をするのが菌糸という糸。
真菌は、菌糸を腐敗したものの中に入れてドロドロに溶かして、吸い取って食べる。
時には木、花、病気の動物など、生きているものにも入りこむ
菌糸
「子実体」
真菌は、あっという間に分身を広げ、もっと大きな菌糸の塊「子実体」をつくる。それがキノコ/驚
毒のあるキノコもあるから注意
キノコのカサの下のヒダから胞子を飛ばす/ツチグリが何百万という胞子を飛ばす様子は白い煙のよう
「胞子」
フワフワと風に乗って、落ちた場所がジメジメしていると、そこで育ってキノコになる。
・ホコリタケ
サッカーボールほどの大きさで、200億個もの胞子を吹き出す!
・トリュフ
食べることができる真菌。
●いちばん小さな微生物は、「原生動物」と「バクテリア」
アメーバという原生動物/土にいるバクテリア
●腐らないもの
工場で作られたものは腐らない。
例:ガラス、プラスチックなどは何千年もそのままだから、資源として再利用することが重要。
●腐敗を止めるには
涼しくて、カラっと乾いたところに置く。冷蔵庫なら腐敗は遅くなり、冷凍庫なら腐らない。
農作物に「防カビ剤」を撒く飛行機
腐るということは、ある命の終わりだが、ほかの命のはじまりでもある。
原生動物やバクテリアは、こんどはムカデやクモなどのエサになる。
ムカデやクモも、もっと大きな動物に食べられる。自然界はみんなつながっている。
腐敗は自然界ではとても大切。腐敗のおかげで、すべてが土に戻る。
そこから新しい植物が育ち、それを動物が食べる。
私たちは、ものを腐らせる微生物のおかげで生きている。
スティーブ・パーカー/著
動物大好きな私は、虫だけはこの世から絶滅してくれまいかと願ってきたけれども、
こうして、彼らの地道な生き方を知ってみると、自然には本当にムダがない、
ぜんぶ素晴らしくて完璧なんだなあ、と思う/謝
でも、この本の表紙写真からはじまって、中の写真も顕微鏡で思いきって拡大しているから迫力ありすぎ
一応、気を遣って、色を変えてみたりしてる工夫もあるけど。
なので、ここでも、自分が耐えられる程度でメモをとってみた。
もし興味をもって、実際どんな姿なんだろうと思った方は、ネットでご確認くださいませ〜。
【内容抜粋メモ】
●くさらせ屋の虫たち
「腐敗」(死んだ動物、枯れた植物を土に還す)
ものを腐らせるのは、生きものの仕事。彼らがいなければ、地上は死骸だらけになってしまう!
彼らがモグモグ食べて、ボロボロこぼす。その食べかすは、もっと小さな虫のエサになるv
・キクイムシ
キクイムシの幼虫は、家や家具も食べる。成虫になると木から出て飛んでいく。
・ワラジムシ(ダンゴムシとは違うんだね。リンク先に写真はありませんよv
腐った木を食べて、サラサラの粉にしてくれる。
・ハサミムシ
・ヤスデ
・シロアリなどのアリ
木、落ち葉、枝、花、小動物の死骸を巣に運び、カビがはえて腐ったら食べる。
女王アリは巣に1匹だけ。毎日1000個の卵を、10年間も産みつづける!驚
・ハエ
動物の死骸に卵を産む。幼虫のウジムシは腐りかけた肉を食べる。
ウジムシには目、足、触角もない/驚
彼らがこぼした食べかす、フンは、ほかのくさらせ屋が食べて腐敗が進む。
残った骨もやがては土に還ってゆく。
・ダニ
バケツ1杯の土の中には何千匹ものダニがいる(OH! NO〜!
彼らは上記の虫たちの食べ残しを食べて、さらに細かい食べ残しをつくる。
ダニを食べる別の種類の大きなダニもいる!
松やモミの木などの針葉樹の落ち葉には何百万のダニが住んでいる(え・・・?
「落葉落枝層」
ダニの多くは地面の上に住んでいる。1枚の落ち葉に1000匹ほどいて、葉を食べて砕いている。
涼しくてジメジメしたところが好きだから、暑くてカラカラのところでは死んでしまう。
・線虫
・ミミズ
死んだものならなんでも食べる。ミミズの頭には目も耳もない。丸い口で細かい土を飲み込む。
・ヒモムシ
「腐肉食性」(動物の死骸を食べる)最長30m超すものもいる
●堆肥
小さな動物、微生物たちが土に戻している。そうした土は栄養たっぷりで、植物が元気に育つ
まさに自然界のリサイクル。
バクテリア
・フンコロガシ
動物のフンを丸めて卵を産みつける。幼虫はフンを食べて育つ。フンは粉々にされてなくなる。
1頭のゾウは、毎日120kgのフンをする/驚
フンには、食べ物の残りかすが入っている。
●水の中でも腐敗はある
魚などの死骸にもぐりこむ。クジラもボロボロにしてしまう。
●カビの正体は「真菌」
カビが生えないところはほとんどない。
真菌は、酵素を出して、生物や死骸を溶かし→吸い取って食べる。
真菌は何千種類もいる。アオカビ、クロカビ、うどん粉病菌、さび病菌、べと病菌、酵母、キノコ!などなど。
乾腐病菌は木にはえる真菌
「菌糸」
真菌は、この世の腐敗のほとんどを任されている。その仕事をするのが菌糸という糸。
真菌は、菌糸を腐敗したものの中に入れてドロドロに溶かして、吸い取って食べる。
時には木、花、病気の動物など、生きているものにも入りこむ
菌糸
「子実体」
真菌は、あっという間に分身を広げ、もっと大きな菌糸の塊「子実体」をつくる。それがキノコ/驚
毒のあるキノコもあるから注意
キノコのカサの下のヒダから胞子を飛ばす/ツチグリが何百万という胞子を飛ばす様子は白い煙のよう
「胞子」
フワフワと風に乗って、落ちた場所がジメジメしていると、そこで育ってキノコになる。
・ホコリタケ
サッカーボールほどの大きさで、200億個もの胞子を吹き出す!
・トリュフ
食べることができる真菌。
●いちばん小さな微生物は、「原生動物」と「バクテリア」
アメーバという原生動物/土にいるバクテリア
●腐らないもの
工場で作られたものは腐らない。
例:ガラス、プラスチックなどは何千年もそのままだから、資源として再利用することが重要。
●腐敗を止めるには
涼しくて、カラっと乾いたところに置く。冷蔵庫なら腐敗は遅くなり、冷凍庫なら腐らない。
農作物に「防カビ剤」を撒く飛行機
腐るということは、ある命の終わりだが、ほかの命のはじまりでもある。
原生動物やバクテリアは、こんどはムカデやクモなどのエサになる。
ムカデやクモも、もっと大きな動物に食べられる。自然界はみんなつながっている。
腐敗は自然界ではとても大切。腐敗のおかげで、すべてが土に戻る。
そこから新しい植物が育ち、それを動物が食べる。
私たちは、ものを腐らせる微生物のおかげで生きている。