■ドラマ『島の先生』(2013)(ネタバレ注意
出演:仲間由紀恵、石坂浩二、井浦新、大地康雄、国広富之、左時枝 ほか
自然あふれる離島を「楽園」と思う都会の人間と、
そこで生まれ育って、不便さをひけめに感じている若者との気持ちの持ちようが響いた。
先日の「ニュース深読み」でも、このまま少子化が進むと、全国の896の自治体が消滅するっていうニュースも思い出した。
田舎暮らしが素晴らしいのは分かってるんだけど、あの、プライベートがまったくない、
密度の高いコミュニケーションが、どうにも苦手なんだよなあ!(一地方出身者の気持ち
都会的でクールな印象の新さんが、日焼けして髪ぼさぼさな島育ちの青年役になりきってるのも新鮮。
なんといっても、超可愛い柴わんこ「ポチ」が時々映るのがステキ(エンディングでは走ってるし
●第1回「もう一度、生きる」
鹿児島県の離島・美宝島(架空の島)の学校を見学にきたユウヤと母親。
ここに来たキッカケはイジメによる不登校だったが、本当は、いつも母からデキのいい弟と比べられ、
ノートに「死ね」と書いたり、メールで「消えろ」などと送っているのは弟だった。
里親の田嶋文三、その息子の彰芳、妊娠中の妻・美奈子の元には、
さまざまなココロの問題を抱えた生徒たちが一緒に同居していて、島中が大歓迎で迎える。
ユウヤは「こんな島になんか来たくなかった!」と外に飛び出し、
海沿いの崖から唯一、母から褒められた時の金メダルを投げ捨てたが、
もう一度拾おうとしていたのを見た担任の女教師・千尋は、島の人総出で海底を探して欲しいと頼む。
驚くユウヤに「ここは助け合わなきゃやっていけない、島だからね」
対応に不満を訴え、息子を連れて帰ろうとする母に、土下座して留学を頼むユウヤを叱り飛ばす様子を見て、
チヒロ「本当はこんなことしたくないんでしょ? 本当はどうしたらいのか分からないだけなんでしょ?」
●第2回「お母さんを許せる?」
萌果は1年間だけの留学予定で滞在しているが、横浜にいる母から「再婚したい」との手紙が来て、
「お母さんに騙された! 私を厄介払いしたいんだ」と叫ぶ。
モカの母は39歳。バツイチを隠していたのは事実だと自分を責める。
アキヨシは、農家の作る野菜をネット販売して、島を活性化しようという夢を追っている。
定年退職して都会からIターンしてきた橋野とともに、
昔WEBデザインの仕事をしていたというシングルマザーの木内奈央に頼んでサイトを立ち上げる。
木内の娘・舞はピアノを弾くのが好きで、♪メヌエット は、チヒロの娘ヒロミの好きな曲でもあった。
だが、木内は、元夫がピアノが好きだったことから、舞にピアノを止めさせようとする。
●第3回「島の宝」
良臣が不登校となってしまう。原因は、翔司のイジメ。
乱暴者だったショウジは、実は、以前の学校ではイジメられる側だった。
ヨシオミの父・良太郎は、「留学生は島の宝だって言うが贔屓じゃないか」と自治会長を責め、
留学制度の廃止まで求める。
チヒロはかつて娘ヒロミに対してDVをしていた。
チヒロは母との確執から島に置いていかれたココロの傷が原因で娘を虐待し、離婚に至った過去をショウジに話す。
チヒロ「過去を変えるチャンスをもらった島と島の人のために出来ることは何でもやろうと思ってるの」
野菜のネット通販で「腐った野菜が送られてきた」と苦情が来て、農民らの間に亀裂が入る。
●第4回「心の傷」
ネット通販には2週間も注文がこず、農家も離れていき、橋野もいづらくなってしまった。
1年中で島がもっとも盛り上がる「豊年祭」が近づき、海上タクシーの船長・相馬は
子どもらの相撲大会ではりきっていて、ヨシオミもムリヤリ稽古に引っ張り出してくる。
チヒロの娘に対するDVの噂が島中に広がり、教師として大丈夫か?と不安を呼ぶ。
島に大型の台風が来て、ミナコは陣痛が始まる。船長は大嵐の中、助産婦を連れに船を出してくれる。
島に残る“赤ちゃんの初の土俵入り”って儀式も面白い。
てか、台風で外の小屋で震えてるポチを誰か助けてあげてっ
●第5回「私を捨てた母」
ジュエリー会社社長をしているチヒロの母・香代が、島の真珠を見に来るという。
チヒロは離婚の時に電話して以来、一度も会っていないし、また傷つけられるのを恐れて
授業にも身が入らないため、校長に2、3日休ませてくれと頼む。
校長「教師になりたいち思った時の事、思い出してみたら?」
今年はチヒロが留学しに来て20年目、来年はまた2人留学生がやって来ると喜び、文三はブロック塀に祝いの気持ちを絵に描く。
だが、アキヨシ夫婦は島を出るという。理由は息子のために、もっと広い世界を見せてやりたい。
アキヨシが出て行くことで、老人1人には任せられないと留学生の話は流れてしまう。
「オレはこんな島に生まれてこなきゃよかった。
鹿児島にいた時、電車の乗り方も、流行も分からず、いつもひけめを感じていた。
オレはもっと都会で通用する人間に育てて欲しかった。広い世界で過ごしたかった。
所詮、オヤジは島から出られんかった。島以外じゃ通用しない人間だ。
こんなちっぽけな島にすがるしかできない」
「わしはどんなに貶めたっていいが、自分の生まれた場所、育ててくれた場所をちっぽけだなどといっちゃいかんど!」
香代は、チヒロの部屋に泊まり、自分の仕事を手伝いなさいと言う。
「私はもっと話しを聞いて欲しかった!
でも、この島に捨てられた時、お母さんに好かれることを諦めたの!
だから、もう二度と言いなりにはならない!」
アキヨシは、海岸で一晩過ごしたチヒロに、島でいちばん景色がいい場所を見せる。
「ここに来ればイヤなことを忘れられる」
チヒロ「私、子どもたちの島になりたかった。私が教師になって居場所のない子を受け止めたいと思ったの」
文三「子どもの人生というものは、親のものではない。だから島の人間としての誇りを持って旅立ってほしい」
みんなで過ごす最後のXmasパーティでトナカイのかぶりものを着てる新さんが意外w
●最終回「前に進まなきゃ」
留学制度がたちゆかず、留学生らを別の島にバラバラに引き取ってもらうことに決まる。
良太郎の娘・咲良は、中学最後の1年を1人きりで過ごすのは耐えられないと泣き、
「先生は、友達の代わりになんかなれない!」と言って出たきり行方が分からなくなる。
園田「そもそもは文三とアキヨシのせいだ!
でも、、、あのぶきっちょな親子が大好きど。面倒臭くって、厄介でよ」
(酒飲みはこうゆう時、ココロの中を素直に出せていいよね
橋野「島は大人の保健室。疲れた時、立ち寄って、なんとかやってこれた」
アキヨシ「いろいろある中で、どうしてこの島を選んだんですか?」
橋野「君がいたからだよ。君みたいな人がいる、この島を選んだんだ」
アキヨシ夫婦の送別会で1人ひとり挨拶する子どもたち/涙
翌日、アキヨシは出航する。
(船の名前が“あらた丸”っていうのが、なんだか意図を感じるw
そして修了式がやって来る。
文三「美しい宝とは何だと思う? それは人の心だ。でも人はだんだんその宝を忘れてしまうんだ」
出演:仲間由紀恵、石坂浩二、井浦新、大地康雄、国広富之、左時枝 ほか
自然あふれる離島を「楽園」と思う都会の人間と、
そこで生まれ育って、不便さをひけめに感じている若者との気持ちの持ちようが響いた。
先日の「ニュース深読み」でも、このまま少子化が進むと、全国の896の自治体が消滅するっていうニュースも思い出した。
田舎暮らしが素晴らしいのは分かってるんだけど、あの、プライベートがまったくない、
密度の高いコミュニケーションが、どうにも苦手なんだよなあ!(一地方出身者の気持ち
都会的でクールな印象の新さんが、日焼けして髪ぼさぼさな島育ちの青年役になりきってるのも新鮮。
なんといっても、超可愛い柴わんこ「ポチ」が時々映るのがステキ(エンディングでは走ってるし
●第1回「もう一度、生きる」
鹿児島県の離島・美宝島(架空の島)の学校を見学にきたユウヤと母親。
ここに来たキッカケはイジメによる不登校だったが、本当は、いつも母からデキのいい弟と比べられ、
ノートに「死ね」と書いたり、メールで「消えろ」などと送っているのは弟だった。
里親の田嶋文三、その息子の彰芳、妊娠中の妻・美奈子の元には、
さまざまなココロの問題を抱えた生徒たちが一緒に同居していて、島中が大歓迎で迎える。
ユウヤは「こんな島になんか来たくなかった!」と外に飛び出し、
海沿いの崖から唯一、母から褒められた時の金メダルを投げ捨てたが、
もう一度拾おうとしていたのを見た担任の女教師・千尋は、島の人総出で海底を探して欲しいと頼む。
驚くユウヤに「ここは助け合わなきゃやっていけない、島だからね」
対応に不満を訴え、息子を連れて帰ろうとする母に、土下座して留学を頼むユウヤを叱り飛ばす様子を見て、
チヒロ「本当はこんなことしたくないんでしょ? 本当はどうしたらいのか分からないだけなんでしょ?」
●第2回「お母さんを許せる?」
萌果は1年間だけの留学予定で滞在しているが、横浜にいる母から「再婚したい」との手紙が来て、
「お母さんに騙された! 私を厄介払いしたいんだ」と叫ぶ。
モカの母は39歳。バツイチを隠していたのは事実だと自分を責める。
アキヨシは、農家の作る野菜をネット販売して、島を活性化しようという夢を追っている。
定年退職して都会からIターンしてきた橋野とともに、
昔WEBデザインの仕事をしていたというシングルマザーの木内奈央に頼んでサイトを立ち上げる。
木内の娘・舞はピアノを弾くのが好きで、♪メヌエット は、チヒロの娘ヒロミの好きな曲でもあった。
だが、木内は、元夫がピアノが好きだったことから、舞にピアノを止めさせようとする。
●第3回「島の宝」
良臣が不登校となってしまう。原因は、翔司のイジメ。
乱暴者だったショウジは、実は、以前の学校ではイジメられる側だった。
ヨシオミの父・良太郎は、「留学生は島の宝だって言うが贔屓じゃないか」と自治会長を責め、
留学制度の廃止まで求める。
チヒロはかつて娘ヒロミに対してDVをしていた。
チヒロは母との確執から島に置いていかれたココロの傷が原因で娘を虐待し、離婚に至った過去をショウジに話す。
チヒロ「過去を変えるチャンスをもらった島と島の人のために出来ることは何でもやろうと思ってるの」
野菜のネット通販で「腐った野菜が送られてきた」と苦情が来て、農民らの間に亀裂が入る。
●第4回「心の傷」
ネット通販には2週間も注文がこず、農家も離れていき、橋野もいづらくなってしまった。
1年中で島がもっとも盛り上がる「豊年祭」が近づき、海上タクシーの船長・相馬は
子どもらの相撲大会ではりきっていて、ヨシオミもムリヤリ稽古に引っ張り出してくる。
チヒロの娘に対するDVの噂が島中に広がり、教師として大丈夫か?と不安を呼ぶ。
島に大型の台風が来て、ミナコは陣痛が始まる。船長は大嵐の中、助産婦を連れに船を出してくれる。
島に残る“赤ちゃんの初の土俵入り”って儀式も面白い。
てか、台風で外の小屋で震えてるポチを誰か助けてあげてっ
●第5回「私を捨てた母」
ジュエリー会社社長をしているチヒロの母・香代が、島の真珠を見に来るという。
チヒロは離婚の時に電話して以来、一度も会っていないし、また傷つけられるのを恐れて
授業にも身が入らないため、校長に2、3日休ませてくれと頼む。
校長「教師になりたいち思った時の事、思い出してみたら?」
今年はチヒロが留学しに来て20年目、来年はまた2人留学生がやって来ると喜び、文三はブロック塀に祝いの気持ちを絵に描く。
だが、アキヨシ夫婦は島を出るという。理由は息子のために、もっと広い世界を見せてやりたい。
アキヨシが出て行くことで、老人1人には任せられないと留学生の話は流れてしまう。
「オレはこんな島に生まれてこなきゃよかった。
鹿児島にいた時、電車の乗り方も、流行も分からず、いつもひけめを感じていた。
オレはもっと都会で通用する人間に育てて欲しかった。広い世界で過ごしたかった。
所詮、オヤジは島から出られんかった。島以外じゃ通用しない人間だ。
こんなちっぽけな島にすがるしかできない」
「わしはどんなに貶めたっていいが、自分の生まれた場所、育ててくれた場所をちっぽけだなどといっちゃいかんど!」
香代は、チヒロの部屋に泊まり、自分の仕事を手伝いなさいと言う。
「私はもっと話しを聞いて欲しかった!
でも、この島に捨てられた時、お母さんに好かれることを諦めたの!
だから、もう二度と言いなりにはならない!」
アキヨシは、海岸で一晩過ごしたチヒロに、島でいちばん景色がいい場所を見せる。
「ここに来ればイヤなことを忘れられる」
チヒロ「私、子どもたちの島になりたかった。私が教師になって居場所のない子を受け止めたいと思ったの」
文三「子どもの人生というものは、親のものではない。だから島の人間としての誇りを持って旅立ってほしい」
みんなで過ごす最後のXmasパーティでトナカイのかぶりものを着てる新さんが意外w
●最終回「前に進まなきゃ」
留学制度がたちゆかず、留学生らを別の島にバラバラに引き取ってもらうことに決まる。
良太郎の娘・咲良は、中学最後の1年を1人きりで過ごすのは耐えられないと泣き、
「先生は、友達の代わりになんかなれない!」と言って出たきり行方が分からなくなる。
園田「そもそもは文三とアキヨシのせいだ!
でも、、、あのぶきっちょな親子が大好きど。面倒臭くって、厄介でよ」
(酒飲みはこうゆう時、ココロの中を素直に出せていいよね
橋野「島は大人の保健室。疲れた時、立ち寄って、なんとかやってこれた」
アキヨシ「いろいろある中で、どうしてこの島を選んだんですか?」
橋野「君がいたからだよ。君みたいな人がいる、この島を選んだんだ」
アキヨシ夫婦の送別会で1人ひとり挨拶する子どもたち/涙
翌日、アキヨシは出航する。
(船の名前が“あらた丸”っていうのが、なんだか意図を感じるw
そして修了式がやって来る。
文三「美しい宝とは何だと思う? それは人の心だ。でも人はだんだんその宝を忘れてしまうんだ」