■土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」
●第2回「ペットロス」(2014.6.21 OA)
出演:風吹ジュン、松尾スズキ、一路真輝、世良公則 ほか
「あさイチ」で村上龍さん原作として紹介され、部長が出るってことで予録して観てみた。
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超カワイイ柴さんが、あの若さで病死するなんて、見る前から号泣覚悟なズルい企画ながら、
部長のひさびさ(?)しっとりとした大人な演技を堪能できて感動した。
次回の原田美枝子さんの回も楽しみ♪
▼story(ネタバレ注意。話を最後まで書いちゃいました
淑子は、一人息子が海外赴任し、夫の定年退職を前に、長年、念願だった柴犬を飼いたいと願い出る。
ボビーと名付けて、散歩仲間の吉田とも出会う(彼のドーベルマンもかっちょイイ! 名前はサリーちゃんだけど![]()
吉田は人気デザイナーだったが、愛妻を病気で亡くし、失意を癒すために子どもから犬をプレゼントされたのだという。
夫は、犬が嫌いで、普段は自室にこもって、誰が読むかも分からないブログ
を書いて過ごしている![]()
元広告会社に勤務していた縁で、アパレル会社社長・石黒のホームパーティに夫婦で出かけるのだけが唯一の楽しみ。
社長の妻は、元女優?で、その美しさ、気品、知性をいつも褒め称える夫の態度に、惨めな気持ちになる淑子。
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ある日、ボビーが難病に罹ってしまう。心臓に血液がたまって呼吸が苦しくなる病気で、完治しないという![]()
夫「とにかく外に出してくれ、毛が落ちるから」(これはヒドすぎる・・・![]()
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淑子は看病のため、物置場にしている狭い部屋でボビーと寝泊りして看病すると言い出す。
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「たかが犬じゃないか」
「オレはいつまで冷たい食事をしなきゃいけないんだ!」
と酷い言葉を投げつけていた夫もさすがに心配になり、居間にボビーの寝床をつくり、
「お前はソファで寝ろ。おかゆ作っておいたから」と変化を見せるが、それをキッカケに淑子の感情は爆発する![]()
「ボビーの誕生日は覚えていたのに、オレの誕生日は忘れていたじゃないか!」
「私の誕生日なんてずっと忘れてるじゃないですか!
石黒さんの奥さんばかり褒めて、自分の妻はずっと無視してきたじゃないですか!」
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「そうゆう風にとってたんだな。悪かった。全部本気にしてたんだな。
照れて、そうゆう風にしか言えないんだよ。あとは甘えていたのかもしれない」(日本人男性の一般的な姿だね![]()
闘病が始まって1ヶ月。買い物の間に看てくれたり、願掛けで禁酒したりする夫。
ボビーはその後、静かに息を引き取り、夫は葬儀には来なかった。
「出会ってくれてありがとう」![]()
また部屋にこもってブログを書いている夫。淑子は気まぐれにパソコンで検索して読んでみると、
「ブログの更新が滞ってしまった。病気の犬を見ているのも、看病する妻を見ているのも辛かった。
小生はボビーに教えられた。生きようとする姿勢を見せるだけで、
ほかの誰かになにかを与えることができるのではないか。
必死に生きているものに、それ以上に生きろと誰が言えるだろう。
生きようとするだけでボビーは、私たちに力を与えてくれたのである」
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その後、吉田と再会した淑子は、どんな奥さんだったのかを尋ねると、
「一緒にいて楽しい妻ではなかったが、散歩をするだけで、とてもいい時間が過ごせるんです」
「(淑子が夫の話をしないのは)今でもその関係がちゃんと続いているから、人に話す必要がないってだけですよ
」
淑子は「また犬を飼うってどう?」と夫に聞く想像をして、
「あんなに辛い思いをしたのに。どうせ飼うならネコ
にしろよ」と言われる覚悟でいたら、一字一句同じことを言われて笑う![]()
「自分では気づかなかったかもしれないけど、そうやって大きな声で笑うのを見るのは久しぶりだぞ。
またそうやって笑ってくれるなら、犬でも馬
でも飼ってくれ」
●第2回「ペットロス」(2014.6.21 OA)
出演:風吹ジュン、松尾スズキ、一路真輝、世良公則 ほか
「あさイチ」で村上龍さん原作として紹介され、部長が出るってことで予録して観てみた。
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超カワイイ柴さんが、あの若さで病死するなんて、見る前から号泣覚悟なズルい企画ながら、
部長のひさびさ(?)しっとりとした大人な演技を堪能できて感動した。
次回の原田美枝子さんの回も楽しみ♪
▼story(ネタバレ注意。話を最後まで書いちゃいました
淑子は、一人息子が海外赴任し、夫の定年退職を前に、長年、念願だった柴犬を飼いたいと願い出る。
ボビーと名付けて、散歩仲間の吉田とも出会う(彼のドーベルマンもかっちょイイ! 名前はサリーちゃんだけど
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吉田は人気デザイナーだったが、愛妻を病気で亡くし、失意を癒すために子どもから犬をプレゼントされたのだという。
夫は、犬が嫌いで、普段は自室にこもって、誰が読むかも分からないブログ
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元広告会社に勤務していた縁で、アパレル会社社長・石黒のホームパーティに夫婦で出かけるのだけが唯一の楽しみ。
社長の妻は、元女優?で、その美しさ、気品、知性をいつも褒め称える夫の態度に、惨めな気持ちになる淑子。
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ある日、ボビーが難病に罹ってしまう。心臓に血液がたまって呼吸が苦しくなる病気で、完治しないという
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夫「とにかく外に出してくれ、毛が落ちるから」(これはヒドすぎる・・・
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淑子は看病のため、物置場にしている狭い部屋でボビーと寝泊りして看病すると言い出す。
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「たかが犬じゃないか」
「オレはいつまで冷たい食事をしなきゃいけないんだ!」
と酷い言葉を投げつけていた夫もさすがに心配になり、居間にボビーの寝床をつくり、
「お前はソファで寝ろ。おかゆ作っておいたから」と変化を見せるが、それをキッカケに淑子の感情は爆発する
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「ボビーの誕生日は覚えていたのに、オレの誕生日は忘れていたじゃないか!」
「私の誕生日なんてずっと忘れてるじゃないですか!
石黒さんの奥さんばかり褒めて、自分の妻はずっと無視してきたじゃないですか!」
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「そうゆう風にとってたんだな。悪かった。全部本気にしてたんだな。
照れて、そうゆう風にしか言えないんだよ。あとは甘えていたのかもしれない」(日本人男性の一般的な姿だね
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闘病が始まって1ヶ月。買い物の間に看てくれたり、願掛けで禁酒したりする夫。
ボビーはその後、静かに息を引き取り、夫は葬儀には来なかった。
「出会ってくれてありがとう」
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また部屋にこもってブログを書いている夫。淑子は気まぐれにパソコンで検索して読んでみると、
「ブログの更新が滞ってしまった。病気の犬を見ているのも、看病する妻を見ているのも辛かった。
小生はボビーに教えられた。生きようとする姿勢を見せるだけで、
ほかの誰かになにかを与えることができるのではないか。
必死に生きているものに、それ以上に生きろと誰が言えるだろう。
生きようとするだけでボビーは、私たちに力を与えてくれたのである」
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その後、吉田と再会した淑子は、どんな奥さんだったのかを尋ねると、
「一緒にいて楽しい妻ではなかったが、散歩をするだけで、とてもいい時間が過ごせるんです」
「(淑子が夫の話をしないのは)今でもその関係がちゃんと続いているから、人に話す必要がないってだけですよ
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淑子は「また犬を飼うってどう?」と夫に聞く想像をして、
「あんなに辛い思いをしたのに。どうせ飼うならネコ
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「自分では気づかなかったかもしれないけど、そうやって大きな声で笑うのを見るのは久しぶりだぞ。
またそうやって笑ってくれるなら、犬でも馬
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