■『エリジウム』(2013)
監督・脚本:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ヴァグネル・モーラ、アリシー・ブラガ、カーリー・ポープ ほか
ジョディの最新作ということで公開時から観たかった。『999』的な好みのSFながら、
最近は少しでも内容が暗いと不安感に敏感だから劇場での鑑賞を見送っていた。
スーツをスマートに着こなし、他国語を話して、変わらないクールビューティ!
そんな彼女が今作では珍しく悪役側になっているのにも注目。
主演のマット・デイモンは、ウィキで調べるまで彼だと気づかなかった
▼trailer
▼story(ネタバレ注意
21世紀末。環境汚染、人口増加が限界となった地球を捨てて、超富裕層は「エリジウム」と呼ばれるスペース・コロニーに移住した。
そこでは腕にIDのある者しか居住が許されない。
人々は一瞬で病気を診断して治すマシンに入ることで不老不死を手に入れた。
一方、荒れ放題の地球で、マックスは工場で機械か動物のように働かされているが、まだ仕事があるだけマシ。
以前の車泥棒の前科があるため、ロボットの身元チェックにひっかかり、骨折し、病院で看護婦になった幼なじみのフレイに出会う。
再会の約束をムリにとりつけるが「私の人生は複雑なの」と断られる。
未来では裁判官までがロボット(随分安っぽいな。いっぱい落書きされてるし
すべて統計や、これまでの記録データで判断されて、判決も一瞬、控訴なんてもってのほか
防衛庁長官のデラコートは、日々、地球から不法侵入しようとするシャトルを撃ち落すよう平然と命じる非情な性格。
クルーガーという極悪な犯罪者を地球での工作員として秘密裏に雇っていて、地球からミサイルを撃って宇宙にいるシャトルを撃つって
辛うじて上陸した1機も全員逮捕した後、強制追放する。
上層部から注意を受けると、「エリジウムの家族、生活を守るためです」と強固な態度は変えない。
マックスは、工場の機械トラブルに巻き込まれ、致死量の放射線を浴び、余命5日と告げられ解雇される。
(こんな労働こそロボットを使えばいいのに
密航を企てているスパイダーに会って取引を迫ると、「億万長者の脳内データを盗めたら片道切符をやろう」と言われる。
マックスは、自分を解雇した会社のCEOカーライルを選ぶが、彼こそコロニーを設計した男だった。
カーライルは、デラコートに呼ばれ、「プログラムを新総理に変更したら、経営が傾いている工場の契約をあと200年延ばそう」と言われる。
マックスは、神経系に直接つないでドロイド(戦闘用ロボット)と同等に戦える“エクソスーツ”を装着させられる。
(骨に直接ドリルでネジみたいにねじこまれる映像にゾッとした
カーライルのシャトルを落としてデータを奪う(未来でもあんなハエみたいに狭いシャトルに乗るなんてゴメンだな
マックスは重傷を負い、フリオに治療をしてもらい、娘マチルダが白血病で余命が短いことを知る。
マックスとともに上に連れて行きたいと頼まれるが危険すぎると断る。
****************************
そりゃあ、全人類が救えるなら、自分1人の命なんて惜しくないよね。
でも、私ならそのずぅーーーーーっと前に、すっかり諦めて無気力状態になってるな、きっと
マックスの生きることへの執着心が凄いと思う
治療マシンは、さすがに死からよみがえらせることは出来ないのね。
死んだ人を生き返らせることまでできたら、自然の摂理に反するっていう倫理観は辛うじて残ってるんだ。
しかし、貧富の差で分けるなんて安易すぎる。
よくSFもので“未来の世界”ってゆうと、一面の砂漠(予算の都合か、爆破などの撮影に便利だからか)、
または、超高層ビルや宙を走るクルマばかりの無機質な世界(全CG加工)ばかりが描かれるけれども、
本当に進化した未来は、自然が中心だと思うな
ゴミ問題等の自然破壊も、病気も、悪天候 もすべて科学でコントロールできるけれども、
生命は決して「支配」されているわけではなく、「自由」こそが尊重されている、平等な世界こそが理想郷だ。
エリジウムのような場所を天国とみなしているようではまだまだ野蛮
これだけの科学力があるなら、もっと良い使い道があったろうに。。。
監督・脚本:ニール・ブロムカンプ
出演:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ヴァグネル・モーラ、アリシー・ブラガ、カーリー・ポープ ほか
ジョディの最新作ということで公開時から観たかった。『999』的な好みのSFながら、
最近は少しでも内容が暗いと不安感に敏感だから劇場での鑑賞を見送っていた。
スーツをスマートに着こなし、他国語を話して、変わらないクールビューティ!
そんな彼女が今作では珍しく悪役側になっているのにも注目。
主演のマット・デイモンは、ウィキで調べるまで彼だと気づかなかった
▼trailer
▼story(ネタバレ注意
21世紀末。環境汚染、人口増加が限界となった地球を捨てて、超富裕層は「エリジウム」と呼ばれるスペース・コロニーに移住した。
そこでは腕にIDのある者しか居住が許されない。
人々は一瞬で病気を診断して治すマシンに入ることで不老不死を手に入れた。
一方、荒れ放題の地球で、マックスは工場で機械か動物のように働かされているが、まだ仕事があるだけマシ。
以前の車泥棒の前科があるため、ロボットの身元チェックにひっかかり、骨折し、病院で看護婦になった幼なじみのフレイに出会う。
再会の約束をムリにとりつけるが「私の人生は複雑なの」と断られる。
未来では裁判官までがロボット(随分安っぽいな。いっぱい落書きされてるし
すべて統計や、これまでの記録データで判断されて、判決も一瞬、控訴なんてもってのほか
防衛庁長官のデラコートは、日々、地球から不法侵入しようとするシャトルを撃ち落すよう平然と命じる非情な性格。
クルーガーという極悪な犯罪者を地球での工作員として秘密裏に雇っていて、地球からミサイルを撃って宇宙にいるシャトルを撃つって
辛うじて上陸した1機も全員逮捕した後、強制追放する。
上層部から注意を受けると、「エリジウムの家族、生活を守るためです」と強固な態度は変えない。
マックスは、工場の機械トラブルに巻き込まれ、致死量の放射線を浴び、余命5日と告げられ解雇される。
(こんな労働こそロボットを使えばいいのに
密航を企てているスパイダーに会って取引を迫ると、「億万長者の脳内データを盗めたら片道切符をやろう」と言われる。
マックスは、自分を解雇した会社のCEOカーライルを選ぶが、彼こそコロニーを設計した男だった。
カーライルは、デラコートに呼ばれ、「プログラムを新総理に変更したら、経営が傾いている工場の契約をあと200年延ばそう」と言われる。
マックスは、神経系に直接つないでドロイド(戦闘用ロボット)と同等に戦える“エクソスーツ”を装着させられる。
(骨に直接ドリルでネジみたいにねじこまれる映像にゾッとした
カーライルのシャトルを落としてデータを奪う(未来でもあんなハエみたいに狭いシャトルに乗るなんてゴメンだな
マックスは重傷を負い、フリオに治療をしてもらい、娘マチルダが白血病で余命が短いことを知る。
マックスとともに上に連れて行きたいと頼まれるが危険すぎると断る。
****************************
そりゃあ、全人類が救えるなら、自分1人の命なんて惜しくないよね。
でも、私ならそのずぅーーーーーっと前に、すっかり諦めて無気力状態になってるな、きっと
マックスの生きることへの執着心が凄いと思う
治療マシンは、さすがに死からよみがえらせることは出来ないのね。
死んだ人を生き返らせることまでできたら、自然の摂理に反するっていう倫理観は辛うじて残ってるんだ。
しかし、貧富の差で分けるなんて安易すぎる。
よくSFもので“未来の世界”ってゆうと、一面の砂漠(予算の都合か、爆破などの撮影に便利だからか)、
または、超高層ビルや宙を走るクルマばかりの無機質な世界(全CG加工)ばかりが描かれるけれども、
本当に進化した未来は、自然が中心だと思うな
ゴミ問題等の自然破壊も、病気も、悪天候 もすべて科学でコントロールできるけれども、
生命は決して「支配」されているわけではなく、「自由」こそが尊重されている、平等な世界こそが理想郷だ。
エリジウムのような場所を天国とみなしているようではまだまだ野蛮
これだけの科学力があるなら、もっと良い使い道があったろうに。。。