過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『X-FILES SECOND SEASON』
監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか
【FILE No.211 Excelsis Dei】
ちょっと同僚に先を越されたけど、めでたくSECOND SEASONをラストまで借りられて、
6巻目の最初は幻覚症状を起こすキノコによって霊を呼び覚ますポルターガイスト系の話。
モルダーの知識によると、ある民族は植物の毒の作用でトリップし、交霊するという。
スカリーいわく「民話の読みすぎ」。ここまできてハッキリした構成の約束事を2つ。
1.話の進行上、1人が信じたら、もう1人は信じない。2人の関係は常に反発し合い、補い合っていること。
2.大前提は事件が起こっている時は、必ずスカリーは行動が遅れて現場の超常現象を見逃すこと(いつもはとても素早いのにね
新薬が次々と開発される現代。無数の動物実験を経てもなお問題が起きて科学を妄信する人々に報復している。
【FILE No.212 Aubrey】
なぜだかXファイル得意のSFものが少なくなってる。
7巻の予告に出てくるのもシリアルキラーもの。両方とも流行りだけどね。
今回はその名も「遺伝的記憶」。前世の記憶が蘇って同じ殺人鬼に追われる『愛と死の間で』は
すごく面白いサスペンスだったけど、この始まり方もサスペンスに溢れてて思わず見入ってしまう。
でも、記憶まで子どもに伝わる? 悪の子は悪になる?
いつも確定的な証明や解決しないまま閉じられるのがこのXファイルの特徴のひとつ。
すっかり乗り移ったように、顔に赤いブツブツが浮かび、声まで変わってしまう瞬間は不思議で恐い。
モルダーは自分がひまわりの種が好きなのは、父譲りだっていう妙なセリフがあるw
【FILE No.213 Irresistible】
モルダーが炎恐怖症だったことが分かるエピソードがあったように、
いつも冷静で男女の差など全く感じさせない活躍をしているわれらがスカリー捜査官が最もうろたえた話がコレ。
死体愛好家、つまりフェティシズム。世の中いろんな人がいるものね。本当にいるのか?
実際見たらやっぱり恐い。「UFOより理解しがたい」
いつも死体解剖なんか朝飯前の彼女が幻覚まで見ちゃってちょっと変。
ラストは思わずモルダーの胸で泣き崩れるという印象的な結末。
一見フツーの青年、家庭にも問題などなくても少しずつ歯車がズレていく、サイコの恐ろしさは身近だ。
それにしてもあのボックスっていう初老の味のある地元警部、HSBの俳優に似てない?すっかり白髪だったけど。
【FILE No.214 Die Hand Die Verletzt】
さてSECOND SEASONの前半はここまで。今夏発売となる8〜13巻までを首を長くして待つ楽しみがあるのは嬉しい。
映画化って噂もあることだし。これだけSFブームに火をつけてファンの期待もふくれあがる一方、
5/1発売の『KINGDOM』も噂が高まっている。こちらも当然チェック要。
Xファイルには何人ものキョーレツキャラが登場するけど、今度のおばさんもスゴかった!
目がSFXで獣みたいになっちゃうし、スカリーもちょっとマインドコントロールされて危なかった。
伝統的な『エクソシスト』系の不気味な恐さ。
「最近の悪魔崇拝は自然を大切にするから生贄の儀式などしない」と妙な見解だけど、
本当に動物を操ったり、念力で殺したりすることがあるのか???
■『On the Air vol.1』(1991)
監督:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト 出演:イアン・ブキャナン、ナンシー・フリーグソン ほか
●第1話
TPの後の面汚しみたいにけなされていたから全然期待していなかったけど大爆笑
レスター・ガイ(映画スターらしい)を主人公にした低予算の「レスター・ガイ・ショー」で
浮気現場を夫が押さえる簡単明瞭の筋書きでリハーサルはOK。
でも8時の生本番でテンションピークで、とんでもないお笑い番組に早変わり。D.リンチ世界が繰り広げられる。
英語の変な演出家、コワーイ曲調、盲目の音響効果技師、キョーレツなキャラが勢ぞろい。
サックスのセクシーでコケティッシュなBGMがピッタリの濃い世界
●第2話
出演:トル・ジョンソン ほか
ちょっとテンション下がってるかな。ビリビリと雷が走ったみたいな終わり方もなかなか。これって30分番組だったのかな?
●第3話
出演:ゲイリー・グロスマン ほか
ハリアップツインズや盲目の彼の見ている2.5倍の世界もイイ。
なんだ、やっぱ妙にハマっちゃったのって最初だけ?
こうゆうコントってあるよね。「家を支えてるつもりか?」ってゆう
マルクスbros.のギャグまで使って、ルーティンで遊んでいる感じ。
■『On the Air vol.2』
●第4話
なんだか書き留めることもなくなってきたな。このギャグ書いた人、これで笑えると思ったのかな?
'30の人なら爆笑したかもしれないけど。一応スラップスティックをめざしてるのかもしれない。
今回は「限りなく無事に近い男」毎回レスター・ガイが主役でなにかやればいいって設定。
低予算のインチキぶりはエド・ウッドにも匹敵。でも、これをリンチ風にしようとすることで金がかかっているかも。
とにかく昔の名優がすごいぜんそく持ちで、劇はいつもの如く失敗の連続。
●第5話
ルーティンもどき発見。板の攻撃を見事によける大道具係の男。少しまともな展開か?
今回はガイが昔、共演してちょっと噂もたてられた大女優シルヴィア登場。
ライト、音楽、カーペット。いまだにこんな人いそうだ。
厳しい局長さえ涙する「That's where I go, Entertainment!」
うーーん。いにしえのエド・サリヴァン・ショーみたいなノリだ。
■『On the Air vol.3』
●第6話
さて、やっと!?ラストの3本目にして分かったのは、この『On the Air』自体が
「レスター・ガイ・ショー」そのもののB級番組で、D.リンチの狙いはまさにそこにあったんじゃない?
●第7話
ラストのメモをとろうと思ってたら寝ちゃって、超楽しみにしてたJ.レモン出演の『Mr.ロバーツ』が途中になっちゃった。
3日も前にビデオ予約してたのに、まったく。。。
ところで最もリンチ的なラストでは、「名前のない女」というビートニク前衛ダンサーが踊る。
社長と監督が会って2人で盛り上がってるのも不気味。
みんながなぜか乱入して踊って終わる。フシギなシリーズだった・・・。
この深夜番組見ている客はとってもマイナーだろうな。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『X-FILES SECOND SEASON』
監督:クリス・カーターほか 出演:デイヴィッド・ドゥカヴニー、ジリアン・アンダーソン ほか
【FILE No.211 Excelsis Dei】
ちょっと同僚に先を越されたけど、めでたくSECOND SEASONをラストまで借りられて、
6巻目の最初は幻覚症状を起こすキノコによって霊を呼び覚ますポルターガイスト系の話。
モルダーの知識によると、ある民族は植物の毒の作用でトリップし、交霊するという。
スカリーいわく「民話の読みすぎ」。ここまできてハッキリした構成の約束事を2つ。
1.話の進行上、1人が信じたら、もう1人は信じない。2人の関係は常に反発し合い、補い合っていること。
2.大前提は事件が起こっている時は、必ずスカリーは行動が遅れて現場の超常現象を見逃すこと(いつもはとても素早いのにね
新薬が次々と開発される現代。無数の動物実験を経てもなお問題が起きて科学を妄信する人々に報復している。
【FILE No.212 Aubrey】
なぜだかXファイル得意のSFものが少なくなってる。
7巻の予告に出てくるのもシリアルキラーもの。両方とも流行りだけどね。
今回はその名も「遺伝的記憶」。前世の記憶が蘇って同じ殺人鬼に追われる『愛と死の間で』は
すごく面白いサスペンスだったけど、この始まり方もサスペンスに溢れてて思わず見入ってしまう。
でも、記憶まで子どもに伝わる? 悪の子は悪になる?
いつも確定的な証明や解決しないまま閉じられるのがこのXファイルの特徴のひとつ。
すっかり乗り移ったように、顔に赤いブツブツが浮かび、声まで変わってしまう瞬間は不思議で恐い。
モルダーは自分がひまわりの種が好きなのは、父譲りだっていう妙なセリフがあるw
【FILE No.213 Irresistible】
モルダーが炎恐怖症だったことが分かるエピソードがあったように、
いつも冷静で男女の差など全く感じさせない活躍をしているわれらがスカリー捜査官が最もうろたえた話がコレ。
死体愛好家、つまりフェティシズム。世の中いろんな人がいるものね。本当にいるのか?
実際見たらやっぱり恐い。「UFOより理解しがたい」
いつも死体解剖なんか朝飯前の彼女が幻覚まで見ちゃってちょっと変。
ラストは思わずモルダーの胸で泣き崩れるという印象的な結末。
一見フツーの青年、家庭にも問題などなくても少しずつ歯車がズレていく、サイコの恐ろしさは身近だ。
それにしてもあのボックスっていう初老の味のある地元警部、HSBの俳優に似てない?すっかり白髪だったけど。
【FILE No.214 Die Hand Die Verletzt】
さてSECOND SEASONの前半はここまで。今夏発売となる8〜13巻までを首を長くして待つ楽しみがあるのは嬉しい。
映画化って噂もあることだし。これだけSFブームに火をつけてファンの期待もふくれあがる一方、
5/1発売の『KINGDOM』も噂が高まっている。こちらも当然チェック要。
Xファイルには何人ものキョーレツキャラが登場するけど、今度のおばさんもスゴかった!
目がSFXで獣みたいになっちゃうし、スカリーもちょっとマインドコントロールされて危なかった。
伝統的な『エクソシスト』系の不気味な恐さ。
「最近の悪魔崇拝は自然を大切にするから生贄の儀式などしない」と妙な見解だけど、
本当に動物を操ったり、念力で殺したりすることがあるのか???
■『On the Air vol.1』(1991)
監督:デヴィッド・リンチ、マーク・フロスト 出演:イアン・ブキャナン、ナンシー・フリーグソン ほか
●第1話
TPの後の面汚しみたいにけなされていたから全然期待していなかったけど大爆笑
レスター・ガイ(映画スターらしい)を主人公にした低予算の「レスター・ガイ・ショー」で
浮気現場を夫が押さえる簡単明瞭の筋書きでリハーサルはOK。
でも8時の生本番でテンションピークで、とんでもないお笑い番組に早変わり。D.リンチ世界が繰り広げられる。
英語の変な演出家、コワーイ曲調、盲目の音響効果技師、キョーレツなキャラが勢ぞろい。
サックスのセクシーでコケティッシュなBGMがピッタリの濃い世界
●第2話
出演:トル・ジョンソン ほか
ちょっとテンション下がってるかな。ビリビリと雷が走ったみたいな終わり方もなかなか。これって30分番組だったのかな?
●第3話
出演:ゲイリー・グロスマン ほか
ハリアップツインズや盲目の彼の見ている2.5倍の世界もイイ。
なんだ、やっぱ妙にハマっちゃったのって最初だけ?
こうゆうコントってあるよね。「家を支えてるつもりか?」ってゆう
マルクスbros.のギャグまで使って、ルーティンで遊んでいる感じ。
■『On the Air vol.2』
●第4話
なんだか書き留めることもなくなってきたな。このギャグ書いた人、これで笑えると思ったのかな?
'30の人なら爆笑したかもしれないけど。一応スラップスティックをめざしてるのかもしれない。
今回は「限りなく無事に近い男」毎回レスター・ガイが主役でなにかやればいいって設定。
低予算のインチキぶりはエド・ウッドにも匹敵。でも、これをリンチ風にしようとすることで金がかかっているかも。
とにかく昔の名優がすごいぜんそく持ちで、劇はいつもの如く失敗の連続。
●第5話
ルーティンもどき発見。板の攻撃を見事によける大道具係の男。少しまともな展開か?
今回はガイが昔、共演してちょっと噂もたてられた大女優シルヴィア登場。
ライト、音楽、カーペット。いまだにこんな人いそうだ。
厳しい局長さえ涙する「That's where I go, Entertainment!」
うーーん。いにしえのエド・サリヴァン・ショーみたいなノリだ。
■『On the Air vol.3』
●第6話
さて、やっと!?ラストの3本目にして分かったのは、この『On the Air』自体が
「レスター・ガイ・ショー」そのもののB級番組で、D.リンチの狙いはまさにそこにあったんじゃない?
●第7話
ラストのメモをとろうと思ってたら寝ちゃって、超楽しみにしてたJ.レモン出演の『Mr.ロバーツ』が途中になっちゃった。
3日も前にビデオ予約してたのに、まったく。。。
ところで最もリンチ的なラストでは、「名前のない女」というビートニク前衛ダンサーが踊る。
社長と監督が会って2人で盛り上がってるのも不気味。
みんながなぜか乱入して踊って終わる。フシギなシリーズだった・・・。
この深夜番組見ている客はとってもマイナーだろうな。