■『夏の終わり』(2013)
原作:瀬戸内寂聴 監督:熊切和嘉 出演:満島ひかり、小林薫、綾野剛 ほか
“自身の経験をもとに年上の男と年下の男との三角関係に苦悩する女性の姿を描いた作品。
この作品は、二度映画化されている。”(ウィキ参照。一度目の映画のキャスティングは誰だったんだろう?
なんといっても、この主演3人の役者で三角関係を描いたら、観ないわけにいかないでしょう!
自らの業に振り回されながらも強く生き抜くヒロインは、ひかりちゃんにハマり役。
綾野剛さんは、朝ドラ『カーネーション』の周防さん役でステキだと思ってから、
他の現代劇も観てみたけど、なんだか雰囲気が違うと思ってて、やっぱりコレでしょう!
小林薫さんは、昔から好きで、60歳超えてもなお、この色気
おちゃらけた役もイイけど、この二枚目路線、待ってましたv
▼story(ネタバレ注意
型染め作家として一人暮らしをしている相澤知子の家に通うのは、妻子ある身の作家・小杉慎吾。
2人の関係はズルズルと8年も続き、今では慎吾の妻も公認というフシギな仲。
知子は年末に風邪をひいて寝込み、一人寝の寂しさから、上京していたかつての恋人・木下涼太を家に呼ぶ。
早くに見合い結婚した知子は、夫の教え子でもある涼太と恋に落ち、娘も捨てて駆け落ちしたが、その後別れた。
「お見舞いに来て」
それを慎吾にも話し、「1人でなんか寝てらんないわ」とあてつける。
涼太「そんなの愛じゃないヒューマニティさ。自分は傷つきたくないんだ」
知子「うるさいわよ、いい歳して。あれもこれもなんて言わないで! みじめったらしいのよ」
知子は慎吾に「いつまでこんなままでいさせる気?」と迫るが答えはない。
知子が留守の間、涼太と2人で何度も会って飲んだなどと言う
涼太「(慎吾の妻に)嫉妬はないの?」
知子「もう恋はないんだもの。・・・愛してんのね」
涼太「無神経な女だよ。じゃ、オレのことはなんだ? 浮気か?」
知子「言わせないでよ、憐憫よ」
その後、酔って知子に電話をかける涼太。
「オレおかしいんだ。捨てないでくれ。時々会ってくれるだけでいい。傷つけたっていいんだ」
慎吾「相当なヒステリーだな、彼もいよいよ会社もあやしいって泣いていたよ。
おかしな奴だ。人のものばかり欲しがる。前の女房も飲み屋で見つけた女で、旦那も子どももいたんだって?」
(互いに人のことを言えた状況じゃないのに、気づかないフリをしているのだろうか???
慎吾の妻からの手紙の住所を見て、初めて慎吾の家を訪ねる知子。
妻に問い質そうと決心していたが、東京に出かけたという。
「シンは、あの人たちと別れることってできないんでしょ?
今日、あの人に聞きたかったの。だって、あなた優しいから、そんなのできないのよ」
「あさってにはそっちに行く」
「こんなのもうイヤ。私が来たこと、あの人に伝えてよ」
「別れ話が出来ないのは習慣のせい。愛なんかより習慣のほうがずっとずっと強いんだから」
知子は引っ越して、やり直そうとするが、慎吾から電話がある。
「ここからなんだわ、ここで確かなものを築いてみせる。そう決めたの。そのうちいらして」(またハンパな誘いを・・・
******************************
あれ??? 途中から時間軸が分からなくなった
そもそも、結婚制度自体にムリがあって不自然だもの、人間関係に歪みが出るのも当然。
本当の愛には、境界線もないし、限界や、期限もないんだ。
後で原作のほうの読書感想文をチラ見したら、映画と原作は微妙に印象が違ってみえてきた。
●“読書感想文”サイトを参照させていただきました
引越すたびにやって来るってストーカーか?!
最後までハッキリしない関係だな。それも本人らが納得してるなら、ありか。
よくある浮気話だとしても、実話を基にしている以上、関係者はまだ苦しんでいるかもしれないし、
こうして美しく描かれて、感動を呼んでも複雑な心境になるだろうなぁ。
原作:瀬戸内寂聴 監督:熊切和嘉 出演:満島ひかり、小林薫、綾野剛 ほか
“自身の経験をもとに年上の男と年下の男との三角関係に苦悩する女性の姿を描いた作品。
この作品は、二度映画化されている。”(ウィキ参照。一度目の映画のキャスティングは誰だったんだろう?
なんといっても、この主演3人の役者で三角関係を描いたら、観ないわけにいかないでしょう!
自らの業に振り回されながらも強く生き抜くヒロインは、ひかりちゃんにハマり役。
綾野剛さんは、朝ドラ『カーネーション』の周防さん役でステキだと思ってから、
他の現代劇も観てみたけど、なんだか雰囲気が違うと思ってて、やっぱりコレでしょう!
小林薫さんは、昔から好きで、60歳超えてもなお、この色気
おちゃらけた役もイイけど、この二枚目路線、待ってましたv
▼story(ネタバレ注意
型染め作家として一人暮らしをしている相澤知子の家に通うのは、妻子ある身の作家・小杉慎吾。
2人の関係はズルズルと8年も続き、今では慎吾の妻も公認というフシギな仲。
知子は年末に風邪をひいて寝込み、一人寝の寂しさから、上京していたかつての恋人・木下涼太を家に呼ぶ。
早くに見合い結婚した知子は、夫の教え子でもある涼太と恋に落ち、娘も捨てて駆け落ちしたが、その後別れた。
「お見舞いに来て」
それを慎吾にも話し、「1人でなんか寝てらんないわ」とあてつける。
涼太「そんなの愛じゃないヒューマニティさ。自分は傷つきたくないんだ」
知子「うるさいわよ、いい歳して。あれもこれもなんて言わないで! みじめったらしいのよ」
知子は慎吾に「いつまでこんなままでいさせる気?」と迫るが答えはない。
知子が留守の間、涼太と2人で何度も会って飲んだなどと言う
涼太「(慎吾の妻に)嫉妬はないの?」
知子「もう恋はないんだもの。・・・愛してんのね」
涼太「無神経な女だよ。じゃ、オレのことはなんだ? 浮気か?」
知子「言わせないでよ、憐憫よ」
その後、酔って知子に電話をかける涼太。
「オレおかしいんだ。捨てないでくれ。時々会ってくれるだけでいい。傷つけたっていいんだ」
慎吾「相当なヒステリーだな、彼もいよいよ会社もあやしいって泣いていたよ。
おかしな奴だ。人のものばかり欲しがる。前の女房も飲み屋で見つけた女で、旦那も子どももいたんだって?」
(互いに人のことを言えた状況じゃないのに、気づかないフリをしているのだろうか???
慎吾の妻からの手紙の住所を見て、初めて慎吾の家を訪ねる知子。
妻に問い質そうと決心していたが、東京に出かけたという。
「シンは、あの人たちと別れることってできないんでしょ?
今日、あの人に聞きたかったの。だって、あなた優しいから、そんなのできないのよ」
「あさってにはそっちに行く」
「こんなのもうイヤ。私が来たこと、あの人に伝えてよ」
「別れ話が出来ないのは習慣のせい。愛なんかより習慣のほうがずっとずっと強いんだから」
知子は引っ越して、やり直そうとするが、慎吾から電話がある。
「ここからなんだわ、ここで確かなものを築いてみせる。そう決めたの。そのうちいらして」(またハンパな誘いを・・・
******************************
あれ??? 途中から時間軸が分からなくなった
そもそも、結婚制度自体にムリがあって不自然だもの、人間関係に歪みが出るのも当然。
本当の愛には、境界線もないし、限界や、期限もないんだ。
後で原作のほうの読書感想文をチラ見したら、映画と原作は微妙に印象が違ってみえてきた。
●“読書感想文”サイトを参照させていただきました
引越すたびにやって来るってストーカーか?!
最後までハッキリしない関係だな。それも本人らが納得してるなら、ありか。
よくある浮気話だとしても、実話を基にしている以上、関係者はまだ苦しんでいるかもしれないし、
こうして美しく描かれて、感動を呼んでも複雑な心境になるだろうなぁ。