■『長崎ぶらぶら節』(2000)
原作:なかにし礼 監督:深町幸男
出演:吉永小百合、渡哲也、原田知世、高島礼子、永島敏行、いしだあゆみ ほか
●古賀十二郎
●愛八と古賀十二郎―長崎・丸山
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“直木賞受賞の小説作品で映像化(ドラマ・映画)・舞台化された。”(ウィキ参照
永島さんの出演作シリーズで借りたら、なんと、知世ちゃんも出ていてビックリ!![]()
長崎は地元だもんね。鼻っ柱の強い一番弟子っぷりは新鮮。着物姿もキマってる![]()
吉永さんの唄はもちろん、知世ちゃんも唄っている/驚
実在した人物の物語だとも知らなかった。愛八さんのお墓には今でも大勢が訪ねて花を手向けているという。
▼trailer
▼story(長崎弁?が分からないので、セリフは大体の感じでスイマセン/謝
松尾サダは、明治16年、長崎の「花月」に身売りされ、峠を越える時、
連れて行く役目の男から♪長崎ぶらぶら節 を教えてもらう。
「心配するこたなか。これから行くところは、長崎の竜宮城たい」
大正11年。サダは愛八と名乗り、丸山芸者のトップになった。
ある日、豪遊で有名なよろずやの旦那・古賀十二郎が来るというので大騒ぎになる。
そこに、街の芸者のトップ・米吉とその弟子らがやって来て、山と街とでケンカになる。
(髪飾りを蹴るって、芸者にとっては相当な侮辱にあたるのね
高島礼子さんの啖呵の切りっぷりは『極妻』入ってます![]()
古賀「どうせなら芸でケンカしてくれ」
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山と街との芸対決。芸者遊びはまったく分からないけど、いろんな芸があるんだねえ/驚
それに対して豪快に札束をバラまく古賀。
貧しい花売りのお雪が、花が売れないと言うので「全部買う」と言う愛八。
お雪の友だちのお喜美も辻占を売っていて、「一緒に3人でおでんを食べよう」と誘う。
お雪には父がなく、お喜美には母がいない。
愛八「ここの身代わり天神さんは、お参りすれば、辛いことも身代わりになってくれるんよ」
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愛八のもとに横綱を目指している三発山が子分を連れて訪ねてくる。
(永島さん、まさかの力士役
この唄声は別人だよね?![]()
軍艦「土佐」が、ワシントン海軍軍縮条約の締結により、呉にひかれていくことになり、
愛八は、海軍兵の前で土佐供養のための即興の唄を歌う。偶然、それを耳にした古賀も感動する。
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海軍兵「悪いのはアメリカ!」
山口艦長「私たちは世界一の軍艦を造ってしまった。大勢の殉職者を出して。これも世界平和のためと言われては・・・」
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「土俵入り」なんて芸もあるのね。
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翌日、「土佐」の最後の姿を見ようと崖に来ると、古賀と出会う。
愛八は、40年前、長崎市東部にあたる漁村・網場(あば)で生まれ、両親はもう亡くなったと話す。
古賀は、よろずやと縁を切るため、自分の代で財産を全部使ったと明かす。
海に身を投げようとするかに見え、慌てて止める愛八。
「よか時、よか人に会うた」
今後は、長崎に伝承されてきたよい唄を集めるから手伝ってほしいと頼まれる。
(芸者遊びで使い果たすなら、花売りの少女みたいな貧しい人たちに寄付でもすればいいのに・・・
その後、よろずやの倒産の記事が出る。
最初の夫の七年忌の墓参りに行くと、長崎で生きて死んだ人たちの名前を記録に残すため、墓石を回っている古賀に再会。
2人で各地を回って唄を聴いて、譜面化していく。
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三味線の譜面て、こんな妙な記号なの???
旦那(パトロン?)から古賀と古芸者の噂がたっていると注意されて、縁を切ってほしいと頼む愛八。
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「芸者は若いうち。老けてしまえば野垂れ死にの無縁仏たい」
お雪の母は駆け落ちして、お喜美は200円で売られてしまうと聞いて、
愛八「女郎にだけはせんといて! 私が芸を仕込みますから!」
古賀は、父の贔屓にしていた芸者の十八番だった♪長崎ぶらぶら節 を聴いてみたいと言い、2人で列車に乗る。
その元芸者は年老いて思い出せなかったが、突然、愛八は幼い頃の記憶が戻り、唄い出す。
古賀「唄は精霊のようで、誰かが吐き出せば、また誰かの胸の中に入り込む。そうやって唄は人を渡り歩いている」
その後、唄探しのお礼に歌詞を書いて「これに節をつけて唄ってくれ」と文が来る。
昭和5年。雪千代(お雪)の芸が様になってきた頃、突然喀血。肺病と診断される。
女将は蔵に隔離する。「入院させれば1日5円はかかる、払えんでしょう?」
そして、今度はお喜美が売られてしまった。
お喜美は、愛八が自分に親切にしてくれたのは、実母だからだったのでは?と言っていたと聞き、
追いかけるが、もう船は行ってしまった後だった。
花月で愛八に声がかかり、客は有名な西條八十。
「丸山で一番の唄い手を呼んで欲しいと言ったんだ」
彼の流行歌を歌ったほうがいいと勧める梅次だが、「土地の唄がいい」と言われて、
♪ぶらぶら節 を唄って大層気に入られ、レコードに録音され、大ヒットとなる。
各地を唄って周るようになり、愛八はお喜美を探して佐世保の女郎屋に行くと、
そこの主人をやっていたのは、なんとあの三発山だった!(逃げる、逃げるw
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三発山「お喜美は、先月、上海に送られたが、お詫びに自分が探して連れ戻します!」と約束する。
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愛八「雪千代はうちの身代わりや。あの子はうちが生きた証ですたい」
途中、日本の歴史映像が挟まれていたのも興味深い。
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原作:なかにし礼 監督:深町幸男
出演:吉永小百合、渡哲也、原田知世、高島礼子、永島敏行、いしだあゆみ ほか
●古賀十二郎
●愛八と古賀十二郎―長崎・丸山
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“直木賞受賞の小説作品で映像化(ドラマ・映画)・舞台化された。”(ウィキ参照
永島さんの出演作シリーズで借りたら、なんと、知世ちゃんも出ていてビックリ!
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長崎は地元だもんね。鼻っ柱の強い一番弟子っぷりは新鮮。着物姿もキマってる
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吉永さんの唄はもちろん、知世ちゃんも唄っている/驚
実在した人物の物語だとも知らなかった。愛八さんのお墓には今でも大勢が訪ねて花を手向けているという。
▼trailer
▼story(長崎弁?が分からないので、セリフは大体の感じでスイマセン/謝
松尾サダは、明治16年、長崎の「花月」に身売りされ、峠を越える時、
連れて行く役目の男から♪長崎ぶらぶら節 を教えてもらう。
「心配するこたなか。これから行くところは、長崎の竜宮城たい」
大正11年。サダは愛八と名乗り、丸山芸者のトップになった。
ある日、豪遊で有名なよろずやの旦那・古賀十二郎が来るというので大騒ぎになる。
そこに、街の芸者のトップ・米吉とその弟子らがやって来て、山と街とでケンカになる。
(髪飾りを蹴るって、芸者にとっては相当な侮辱にあたるのね
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古賀「どうせなら芸でケンカしてくれ」
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山と街との芸対決。芸者遊びはまったく分からないけど、いろんな芸があるんだねえ/驚
それに対して豪快に札束をバラまく古賀。
貧しい花売りのお雪が、花が売れないと言うので「全部買う」と言う愛八。
お雪の友だちのお喜美も辻占を売っていて、「一緒に3人でおでんを食べよう」と誘う。
お雪には父がなく、お喜美には母がいない。
愛八「ここの身代わり天神さんは、お参りすれば、辛いことも身代わりになってくれるんよ」
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愛八のもとに横綱を目指している三発山が子分を連れて訪ねてくる。
(永島さん、まさかの力士役
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軍艦「土佐」が、ワシントン海軍軍縮条約の締結により、呉にひかれていくことになり、
愛八は、海軍兵の前で土佐供養のための即興の唄を歌う。偶然、それを耳にした古賀も感動する。
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海軍兵「悪いのはアメリカ!」
山口艦長「私たちは世界一の軍艦を造ってしまった。大勢の殉職者を出して。これも世界平和のためと言われては・・・」
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「土俵入り」なんて芸もあるのね。
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翌日、「土佐」の最後の姿を見ようと崖に来ると、古賀と出会う。
愛八は、40年前、長崎市東部にあたる漁村・網場(あば)で生まれ、両親はもう亡くなったと話す。
古賀は、よろずやと縁を切るため、自分の代で財産を全部使ったと明かす。
海に身を投げようとするかに見え、慌てて止める愛八。
「よか時、よか人に会うた」
今後は、長崎に伝承されてきたよい唄を集めるから手伝ってほしいと頼まれる。
(芸者遊びで使い果たすなら、花売りの少女みたいな貧しい人たちに寄付でもすればいいのに・・・
その後、よろずやの倒産の記事が出る。
最初の夫の七年忌の墓参りに行くと、長崎で生きて死んだ人たちの名前を記録に残すため、墓石を回っている古賀に再会。
2人で各地を回って唄を聴いて、譜面化していく。
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三味線の譜面て、こんな妙な記号なの???
旦那(パトロン?)から古賀と古芸者の噂がたっていると注意されて、縁を切ってほしいと頼む愛八。
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「芸者は若いうち。老けてしまえば野垂れ死にの無縁仏たい」
お雪の母は駆け落ちして、お喜美は200円で売られてしまうと聞いて、
愛八「女郎にだけはせんといて! 私が芸を仕込みますから!」
古賀は、父の贔屓にしていた芸者の十八番だった♪長崎ぶらぶら節 を聴いてみたいと言い、2人で列車に乗る。
その元芸者は年老いて思い出せなかったが、突然、愛八は幼い頃の記憶が戻り、唄い出す。
古賀「唄は精霊のようで、誰かが吐き出せば、また誰かの胸の中に入り込む。そうやって唄は人を渡り歩いている」
その後、唄探しのお礼に歌詞を書いて「これに節をつけて唄ってくれ」と文が来る。
昭和5年。雪千代(お雪)の芸が様になってきた頃、突然喀血。肺病と診断される。
女将は蔵に隔離する。「入院させれば1日5円はかかる、払えんでしょう?」
そして、今度はお喜美が売られてしまった。
お喜美は、愛八が自分に親切にしてくれたのは、実母だからだったのでは?と言っていたと聞き、
追いかけるが、もう船は行ってしまった後だった。
花月で愛八に声がかかり、客は有名な西條八十。
「丸山で一番の唄い手を呼んで欲しいと言ったんだ」
彼の流行歌を歌ったほうがいいと勧める梅次だが、「土地の唄がいい」と言われて、
♪ぶらぶら節 を唄って大層気に入られ、レコードに録音され、大ヒットとなる。
各地を唄って周るようになり、愛八はお喜美を探して佐世保の女郎屋に行くと、
そこの主人をやっていたのは、なんとあの三発山だった!(逃げる、逃げるw
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三発山「お喜美は、先月、上海に送られたが、お詫びに自分が探して連れ戻します!」と約束する。
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愛八「雪千代はうちの身代わりや。あの子はうちが生きた証ですたい」
途中、日本の歴史映像が挟まれていたのも興味深い。
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