■『ミステリー・イヴ1』(朝日ソノラマ)
松本零士/著
図書館巡りで見つけた1冊。松本零士さんの見慣れないマンガを見つけたから借りてみた。
2巻がどこにもないのが残念。
宇宙の果てから不時着して地球にやって来たイヴと、何をしてもだらしない青年・大口守との話なんだけど、ストーリーの99%が性欲満載。
他の異星人「ヘド族」(すごい名前だな)は、自分たちの子孫を残そうとして、とにかく女性を見れば襲ってくる始末。
現代流行りのレイプ、近親相姦なんでもござれな、チープなエロマンガと変わらないんだけど、
「999」ファンとしては、松本零士先生の描いたものだってことでつい引き込まれてしまう
基本、女性の顔は全部メーテル系だし、なぜか9割方まっぱ。
まあ、発達した世界には服など必要ないのか? てか、単純に男性の妄想欲求の表れか。
1話完結で、毎回、話の終わりには「イヴはたしかにその夜もそこにいた」と締めている。
▼あらすじ(ネタバレ注意
大口守は、会社をクビになり、恋人も去ってしまい、自殺しようと山に入ると、
不時着した飛行物体から出てきたイヴという謎の美女に会う。
「星雲イタスから来た辺境偵察員」だという。
地球上のあらゆる知識を頭に移してあげるから、壊れた機体を直すのを手伝ってほしいと頼まれる。
守は咄嗟の判断で、仲間を呼ばれたら困ると思いイヴの機体を爆破する。
行くところがないからと守の家に居候するイヴ。
いろんな姿に変身できるというので、藤圭子※(その他は下記にまとめてみたw)になってもらい一夜を過ごす。
(1970年の話だけに「美女」として出てくる名前が時代を感じさせる。零士さんの好みか?
イヴには、他にもいろいろ守の知らない特殊能力があり、相手の目を見つめるだけで、洗脳してしまうから、無銭飲食も自由w
(メーテル系の切れ長の眼で見つめられたら、女性でもウットリしちゃうよね
近所から電話機(もちろん黒電話)やクルマのエンジンが盗まれて、犯人はイヴ。
母星に帰るための「身体移送次元波動機」を作ろうとして、エネルギーが足りなかった。
(他にも偽札を作ったり
守は就職活動を続けるが、成績が優秀すぎて産業スパイだと疑われ、雇ってもらえない。
イヴがすでに知識を移送していたから。でも、それは切羽詰った時しか出てこない。
イヴの元カレ・サドが探しにやって来て、守の頭に地球のデータが入っているから、回収したら
イタスに連れて行って、動物園にでも入れてやると閉じ込める。
イヴはサドを殺して、宇宙船も破壊し、守を裏切らないと誓う。
住む場所もなく、公園だと思っていた所は私有地だったが、豪邸も全部譲ると持ち主が言う。
妻を亡くして絶望したからと説明するが、実は、子どもが欲しいとイヴを襲おうとして失敗する。
イタスの連邦とは敵対している「ヘド族」が現れ、豪邸と取り替えたポンコツ車が吹き飛ばされ、イヴはさらわれ、守は留置所へ。
イヴから「助けて!」とテレパシーが届き、守は脱走して救い出す。
「ヘド族」の子どもは、産まれた時からすでに、限りなく遡った全ての知識を持っているという。
イヴは守を「ダイ」と呼ぶ。イタスの言葉で「愛する人」「一緒に死んでもいい」という意味。
2人が泊まる安宿に似合わぬ美女・山川陽子がいて、守は関係を持つ。
イヴは「守から獣のようなヘドの臭いがする」と不審に思う。そこはヘド族の支配するアパートだった。
ヘド族はカンタンな道具でも真っ二つになってしまうほど柔らかい構造で、
もともとの皮膚を剥いで、構造皮膚をまとっているため、表面上は美しいが、水をかけると醜い姿に戻ってしまう。
イヴが道路で急に消えたため、後を追うと、第七次世界大戦中の未来に来てしまう。
そこで出会ったエヴァは「捕虜の女は強姦して殺すのが国際条約でしょう。私もいさぎよく国際法に従うわ」(とんでもない条約だな
エヴァは、これまでの歴史をすべて知っているため、イタスはイヴだけ残して滅亡したと告げて自殺する。イヴには告げずにおく守。
ヘド族は東京でタイムマシンを造ったため、それで1970年に戻り、ソファ代わりにするw
会社KKのエロ社長のもとで30万円の給料がもらえるというイヴ。
だがそれは、人間との子どもを作ろうとしてイヴに化けてたヘド族の女だった。
エロ社長は嫉妬で殺して海に捨て「見ないほうがいい」と言われたのに本当の姿を見てしまい発狂する。
守はヘド族の整形工場を見てしまう。地球に移送器でもぐり込めたヘドは60人、イヴらを襲って殺されたのが18人。
「幸い、日本て国では、外人の男に化ければ、バカ女がドンドンなびいて来て非常にやりやすい」(酷い侮辱だ
守はタイムマシンで逃げると、海に漂流する。イヴはまた捕まり、卵子を大量に取られそうになるところを守が助ける。
藤森雅子という隣人から「夫と別れたい」と相談され、なぜかベッドへ直行(おかしいよね?
アパートの地下にヘドのタイムマシンが突っ込んでいて、雅子はヘドの妻だった。夫は妻に地球人の子どもを産ませるのだという。
タイムマシンで逃げた雅子を追うと、太陽が冷えきって、地球人は他の天体に移住したという。
(今の宇宙開発って、地球の自然を全部破壊しきって、他の星に行けばいいって思ってないかなあ・・・心配だ
守は時間航行機(タイムマシン)を自分で造っちゃったおじさんに会う。
実験的に妻を乗せたら、電気を止められてしまったという。
50億年後の金星で再会するが、妻はヘド族のほうがいいという。
「イヴを預かっている」と守に電話が入り、指定された埋立地に行くと、ヘドが守の皮を剥いでなりすますという。
ヘド男の恋人魔由子はイヴの皮を剥がそうとするが、タクシー運転手に助けられる。
ヘドが女性に口移しでカプセル爆弾を飲ませて殺す事件が起こる。
2人も狙われるが「対ヘド族対策本部 人類防衛司令部 秘密警戒圏本部 対策員長兼防衛司令官」に助けられる(役職名長すぎ
これまでのヘドの死体、産婦人科で見つかったヘドとの混血児も研究しているという。
守にヘドの女を捜してくれと依頼するが、彼女は首吊り自殺しようとしていた(なぜかまっぱ
理由は、ヘド夫が妹と浮気しているから。ヘドは姉妹2人ともカプセル爆弾で殺してしまう。
「地球人の間では子供を産ませてもムダだと分かった」
ヘドは自分の子どもまで殴って殺してしまう。
※その他、イヴが守のために変身した女性タレント
辺見マリ
九重ユミコ
安部律子(“安倍律子 ではありませんか?”て言われた。このヒトか?
小川知子
日吉ミミ
由紀さおり
安井かずみ
松本零士/著
図書館巡りで見つけた1冊。松本零士さんの見慣れないマンガを見つけたから借りてみた。
2巻がどこにもないのが残念。
宇宙の果てから不時着して地球にやって来たイヴと、何をしてもだらしない青年・大口守との話なんだけど、ストーリーの99%が性欲満載。
他の異星人「ヘド族」(すごい名前だな)は、自分たちの子孫を残そうとして、とにかく女性を見れば襲ってくる始末。
現代流行りのレイプ、近親相姦なんでもござれな、チープなエロマンガと変わらないんだけど、
「999」ファンとしては、松本零士先生の描いたものだってことでつい引き込まれてしまう
基本、女性の顔は全部メーテル系だし、なぜか9割方まっぱ。
まあ、発達した世界には服など必要ないのか? てか、単純に男性の妄想欲求の表れか。
1話完結で、毎回、話の終わりには「イヴはたしかにその夜もそこにいた」と締めている。
▼あらすじ(ネタバレ注意
大口守は、会社をクビになり、恋人も去ってしまい、自殺しようと山に入ると、
不時着した飛行物体から出てきたイヴという謎の美女に会う。
「星雲イタスから来た辺境偵察員」だという。
地球上のあらゆる知識を頭に移してあげるから、壊れた機体を直すのを手伝ってほしいと頼まれる。
守は咄嗟の判断で、仲間を呼ばれたら困ると思いイヴの機体を爆破する。
行くところがないからと守の家に居候するイヴ。
いろんな姿に変身できるというので、藤圭子※(その他は下記にまとめてみたw)になってもらい一夜を過ごす。
(1970年の話だけに「美女」として出てくる名前が時代を感じさせる。零士さんの好みか?
イヴには、他にもいろいろ守の知らない特殊能力があり、相手の目を見つめるだけで、洗脳してしまうから、無銭飲食も自由w
(メーテル系の切れ長の眼で見つめられたら、女性でもウットリしちゃうよね
近所から電話機(もちろん黒電話)やクルマのエンジンが盗まれて、犯人はイヴ。
母星に帰るための「身体移送次元波動機」を作ろうとして、エネルギーが足りなかった。
(他にも偽札を作ったり
守は就職活動を続けるが、成績が優秀すぎて産業スパイだと疑われ、雇ってもらえない。
イヴがすでに知識を移送していたから。でも、それは切羽詰った時しか出てこない。
イヴの元カレ・サドが探しにやって来て、守の頭に地球のデータが入っているから、回収したら
イタスに連れて行って、動物園にでも入れてやると閉じ込める。
イヴはサドを殺して、宇宙船も破壊し、守を裏切らないと誓う。
住む場所もなく、公園だと思っていた所は私有地だったが、豪邸も全部譲ると持ち主が言う。
妻を亡くして絶望したからと説明するが、実は、子どもが欲しいとイヴを襲おうとして失敗する。
イタスの連邦とは敵対している「ヘド族」が現れ、豪邸と取り替えたポンコツ車が吹き飛ばされ、イヴはさらわれ、守は留置所へ。
イヴから「助けて!」とテレパシーが届き、守は脱走して救い出す。
「ヘド族」の子どもは、産まれた時からすでに、限りなく遡った全ての知識を持っているという。
イヴは守を「ダイ」と呼ぶ。イタスの言葉で「愛する人」「一緒に死んでもいい」という意味。
2人が泊まる安宿に似合わぬ美女・山川陽子がいて、守は関係を持つ。
イヴは「守から獣のようなヘドの臭いがする」と不審に思う。そこはヘド族の支配するアパートだった。
ヘド族はカンタンな道具でも真っ二つになってしまうほど柔らかい構造で、
もともとの皮膚を剥いで、構造皮膚をまとっているため、表面上は美しいが、水をかけると醜い姿に戻ってしまう。
イヴが道路で急に消えたため、後を追うと、第七次世界大戦中の未来に来てしまう。
そこで出会ったエヴァは「捕虜の女は強姦して殺すのが国際条約でしょう。私もいさぎよく国際法に従うわ」(とんでもない条約だな
エヴァは、これまでの歴史をすべて知っているため、イタスはイヴだけ残して滅亡したと告げて自殺する。イヴには告げずにおく守。
ヘド族は東京でタイムマシンを造ったため、それで1970年に戻り、ソファ代わりにするw
会社KKのエロ社長のもとで30万円の給料がもらえるというイヴ。
だがそれは、人間との子どもを作ろうとしてイヴに化けてたヘド族の女だった。
エロ社長は嫉妬で殺して海に捨て「見ないほうがいい」と言われたのに本当の姿を見てしまい発狂する。
守はヘド族の整形工場を見てしまう。地球に移送器でもぐり込めたヘドは60人、イヴらを襲って殺されたのが18人。
「幸い、日本て国では、外人の男に化ければ、バカ女がドンドンなびいて来て非常にやりやすい」(酷い侮辱だ
守はタイムマシンで逃げると、海に漂流する。イヴはまた捕まり、卵子を大量に取られそうになるところを守が助ける。
藤森雅子という隣人から「夫と別れたい」と相談され、なぜかベッドへ直行(おかしいよね?
アパートの地下にヘドのタイムマシンが突っ込んでいて、雅子はヘドの妻だった。夫は妻に地球人の子どもを産ませるのだという。
タイムマシンで逃げた雅子を追うと、太陽が冷えきって、地球人は他の天体に移住したという。
(今の宇宙開発って、地球の自然を全部破壊しきって、他の星に行けばいいって思ってないかなあ・・・心配だ
守は時間航行機(タイムマシン)を自分で造っちゃったおじさんに会う。
実験的に妻を乗せたら、電気を止められてしまったという。
50億年後の金星で再会するが、妻はヘド族のほうがいいという。
「イヴを預かっている」と守に電話が入り、指定された埋立地に行くと、ヘドが守の皮を剥いでなりすますという。
ヘド男の恋人魔由子はイヴの皮を剥がそうとするが、タクシー運転手に助けられる。
ヘドが女性に口移しでカプセル爆弾を飲ませて殺す事件が起こる。
2人も狙われるが「対ヘド族対策本部 人類防衛司令部 秘密警戒圏本部 対策員長兼防衛司令官」に助けられる(役職名長すぎ
これまでのヘドの死体、産婦人科で見つかったヘドとの混血児も研究しているという。
守にヘドの女を捜してくれと依頼するが、彼女は首吊り自殺しようとしていた(なぜかまっぱ
理由は、ヘド夫が妹と浮気しているから。ヘドは姉妹2人ともカプセル爆弾で殺してしまう。
「地球人の間では子供を産ませてもムダだと分かった」
ヘドは自分の子どもまで殴って殺してしまう。
※その他、イヴが守のために変身した女性タレント
辺見マリ
九重ユミコ
安部律子(“安倍律子 ではありませんか?”て言われた。このヒトか?
小川知子
日吉ミミ
由紀さおり
安井かずみ