■『地震列島』(1980)
監督:大森健次郎
出演:勝野洋、永島敏行、多岐川裕美、松尾嘉代、佐分利信 ほか
永島敏行さん出演作シリーズ。
久しぶりに見応えのあるパニック映画を観た。日本版『タワーリング・インフェルノ』。劇場で観るのは絶対ムリ
永島さんは『タワーリング・インフェルノ』で言えば、スティーブ・マックイーンみたい頼りになる役
それにしても、よくここまでリアルに特撮で撮れたなあ驚×5000
所々ハンディカメラで撮った揺れたような映像はわざとだろうか?
エレベーターに閉じ込められるとか、地下鉄で浸水して30cmくらいのところに長時間なんて、絶対ムリですから
こんな目に遭うくらいなら、私なら最初の揺れで一気にペシャンコになりたいです。。。
たとえ外に出ても火の海で、道路があんなに陥没してたり、ビルが倒壊しまくってたら、生き延びれる気が全然しない・・・
「直下型地震はまだ学問的に解明されていない」てセリフがあったけど、さすがに今は分かってるよね!?
▼story(ネタバレ注意
地球物理学者の川津陽一は、関東大震災を予告した川津ムネチカの娘・裕子と結婚し、一人息子・リュウイチがいる(演技が上手い!
三原山の溶岩が急に上昇したり、その他の異常なデータ値から、「地震予知会」の月例会で「東海より東京の直下型を危惧するべき」と説得するが失笑される。
「この60年間、東京は震度5以上を体験していない。超過密住宅を間引いて道路をひろげ、
緊急時用に普段は使用しない等、緊急対策が必要です!」
「それは政府の問題だ。その重い腰を上げさせるのが“地震予知会”の役目だろう」
「東京の直下型地震は30日以内に来ます」と川津は警告し、予知会を外されそうになる。
川津と同じ地震研究所所員・芦田富子は、互いを想い合っていて、時々マンションを訪れている。
川津と裕子の夫婦仲には距離が出来ていて、裕子の母は「川津家から追い出してしまいなさい!」と迫る。
富子を追って上京し、ルポライターをしている橋詰雅之は、川津の取材に真剣に取り組む。
「地震が持つ不可思議な魔力。問答無用の暴力。これは、現代を象徴していると思うんだ。
学者も政治家も、これに関わる者はみんな蜘蛛の巣にかかったように身動きがとれなくなってしまう。
こいつは、あらゆるものをスポイルしてしまうんだ!」
川津は「地震が来たら、真っ先に燃えるのは車だ」(そーなの)といって、燃えない車の実験や、
トンネル内での火災実験など危険な実験を緊急で行う。
ゴルフを終えた総理大臣(佐分利信さんですよ!)と閣僚らの前でも、川津は異常事態を提言する。
総理「東京で震度7がきたらどうなるかねえ」
川津「全滅です。高速道路も、新幹線も、地下鉄も。東京は世界一の無防備都市です!」
国土庁長官は慌てて反論し、総理は他の政治家の汚職ニュースで記者に囲まれて退却する。
「いつかは大地震が来ると分かっている。それなのに、ガラス張りのビルは建てるは、地下は掘るは、
高速道路はクルマの洪水、危険なネオンや看板は野放しのまま。
たとえ私たちが正確な予報を出しても、これじゃとても防ぎきれない」
「関東大震災の時、下町一体は全滅したんだが、神田の和泉町と★(聞き取れなかった)は奇跡的に焼け残ったんです。
理由は単純明快。この2つの町の住民が力を合わせて火と戦ったからなんだ。
それも防火用水と井戸水だけで。なんだ、そんなことかと思うでしょうが、防災はこれに尽きるんです!」
地震予知会の丸茂教授(大滝秀治さん!)は、このままでは地震研究所を閉鎖しなければならなくなると川津を説得する。
川津がテレビで公表する直前になって、車で連れ去られ、地下の災害対策本部で総理と直接話す。
「地震がなぜ怖いかお分かりですか? なんの予告もなしにふいにやって来るからです。
地震予知ができると言い切れるには、年間100億円使っても10年以上かかります。
関東大震災の時の被害総額は50億円でした。その年の国家予算は15億でしたから約3倍です」
「まずは君の考えを学会に通してからだろう」
トミコから別れを切り出すが、川津は裕子から離婚話をされて決心し「僕の生涯の協力者になってもらいたい」と告白する。
裕子はトミコに一度会ってから離婚すると言い出し、翌日の午後4時、仲人を務めた丸茂教授とともに集まる約束をする。
橋詰「オレの気持ち分かってたんだろ!? オレは諦めないぜっ!」
マリアナ沖で噴火?が起こり、また異常なデータが検出された。
巨大地震の前触れに見える空って、こんな感じなの?
そして、東京にマグニチュード7.9の直下型地震発生。
東京はまさに地獄絵と化す。この状況で生きてるヒトたちがスゴイ。
大地震後の二次災害は、火災、パニック、余震、津波、地下の浸水、工場等の爆発による有毒ガス漏れ・・・
こんなに脆い 地下のほうが安全だとか聞くけど
浸水の場合は、水の流れの上流に逃げるんだっけ? 下流だっけ?
水中でも使えるライトを持ってる人とか、ラジオを持ってる人偉い!
大臣らが避難した地下災害本部では、通信が途切れ、無線でスクリーンに映し出された都心の惨劇をただ見ているだけしかできない。
(まるでゴジラに襲われているようだ・・・
道路の陥没で救急車も消防車も通れない、自衛隊のヘリも地上に降りれない、重油が漏れた船も使えない・・・
マンションにいたトミコ、同じマンションのエレベーターに乗っていた橋詰、
地下鉄にいた裕子と川津、自宅にいたリュウイチと祖母、飛行機に乗っていた丸茂教授。
それぞれの運命は・・・?
監督:大森健次郎
出演:勝野洋、永島敏行、多岐川裕美、松尾嘉代、佐分利信 ほか
永島敏行さん出演作シリーズ。
久しぶりに見応えのあるパニック映画を観た。日本版『タワーリング・インフェルノ』。劇場で観るのは絶対ムリ
永島さんは『タワーリング・インフェルノ』で言えば、スティーブ・マックイーンみたい頼りになる役
それにしても、よくここまでリアルに特撮で撮れたなあ驚×5000
所々ハンディカメラで撮った揺れたような映像はわざとだろうか?
エレベーターに閉じ込められるとか、地下鉄で浸水して30cmくらいのところに長時間なんて、絶対ムリですから
こんな目に遭うくらいなら、私なら最初の揺れで一気にペシャンコになりたいです。。。
たとえ外に出ても火の海で、道路があんなに陥没してたり、ビルが倒壊しまくってたら、生き延びれる気が全然しない・・・
「直下型地震はまだ学問的に解明されていない」てセリフがあったけど、さすがに今は分かってるよね!?
▼story(ネタバレ注意
地球物理学者の川津陽一は、関東大震災を予告した川津ムネチカの娘・裕子と結婚し、一人息子・リュウイチがいる(演技が上手い!
三原山の溶岩が急に上昇したり、その他の異常なデータ値から、「地震予知会」の月例会で「東海より東京の直下型を危惧するべき」と説得するが失笑される。
「この60年間、東京は震度5以上を体験していない。超過密住宅を間引いて道路をひろげ、
緊急時用に普段は使用しない等、緊急対策が必要です!」
「それは政府の問題だ。その重い腰を上げさせるのが“地震予知会”の役目だろう」
「東京の直下型地震は30日以内に来ます」と川津は警告し、予知会を外されそうになる。
川津と同じ地震研究所所員・芦田富子は、互いを想い合っていて、時々マンションを訪れている。
川津と裕子の夫婦仲には距離が出来ていて、裕子の母は「川津家から追い出してしまいなさい!」と迫る。
富子を追って上京し、ルポライターをしている橋詰雅之は、川津の取材に真剣に取り組む。
「地震が持つ不可思議な魔力。問答無用の暴力。これは、現代を象徴していると思うんだ。
学者も政治家も、これに関わる者はみんな蜘蛛の巣にかかったように身動きがとれなくなってしまう。
こいつは、あらゆるものをスポイルしてしまうんだ!」
川津は「地震が来たら、真っ先に燃えるのは車だ」(そーなの)といって、燃えない車の実験や、
トンネル内での火災実験など危険な実験を緊急で行う。
ゴルフを終えた総理大臣(佐分利信さんですよ!)と閣僚らの前でも、川津は異常事態を提言する。
総理「東京で震度7がきたらどうなるかねえ」
川津「全滅です。高速道路も、新幹線も、地下鉄も。東京は世界一の無防備都市です!」
国土庁長官は慌てて反論し、総理は他の政治家の汚職ニュースで記者に囲まれて退却する。
「いつかは大地震が来ると分かっている。それなのに、ガラス張りのビルは建てるは、地下は掘るは、
高速道路はクルマの洪水、危険なネオンや看板は野放しのまま。
たとえ私たちが正確な予報を出しても、これじゃとても防ぎきれない」
「関東大震災の時、下町一体は全滅したんだが、神田の和泉町と★(聞き取れなかった)は奇跡的に焼け残ったんです。
理由は単純明快。この2つの町の住民が力を合わせて火と戦ったからなんだ。
それも防火用水と井戸水だけで。なんだ、そんなことかと思うでしょうが、防災はこれに尽きるんです!」
地震予知会の丸茂教授(大滝秀治さん!)は、このままでは地震研究所を閉鎖しなければならなくなると川津を説得する。
川津がテレビで公表する直前になって、車で連れ去られ、地下の災害対策本部で総理と直接話す。
「地震がなぜ怖いかお分かりですか? なんの予告もなしにふいにやって来るからです。
地震予知ができると言い切れるには、年間100億円使っても10年以上かかります。
関東大震災の時の被害総額は50億円でした。その年の国家予算は15億でしたから約3倍です」
「まずは君の考えを学会に通してからだろう」
トミコから別れを切り出すが、川津は裕子から離婚話をされて決心し「僕の生涯の協力者になってもらいたい」と告白する。
裕子はトミコに一度会ってから離婚すると言い出し、翌日の午後4時、仲人を務めた丸茂教授とともに集まる約束をする。
橋詰「オレの気持ち分かってたんだろ!? オレは諦めないぜっ!」
マリアナ沖で噴火?が起こり、また異常なデータが検出された。
巨大地震の前触れに見える空って、こんな感じなの?
そして、東京にマグニチュード7.9の直下型地震発生。
東京はまさに地獄絵と化す。この状況で生きてるヒトたちがスゴイ。
大地震後の二次災害は、火災、パニック、余震、津波、地下の浸水、工場等の爆発による有毒ガス漏れ・・・
こんなに脆い 地下のほうが安全だとか聞くけど
浸水の場合は、水の流れの上流に逃げるんだっけ? 下流だっけ?
水中でも使えるライトを持ってる人とか、ラジオを持ってる人偉い!
大臣らが避難した地下災害本部では、通信が途切れ、無線でスクリーンに映し出された都心の惨劇をただ見ているだけしかできない。
(まるでゴジラに襲われているようだ・・・
道路の陥没で救急車も消防車も通れない、自衛隊のヘリも地上に降りれない、重油が漏れた船も使えない・・・
マンションにいたトミコ、同じマンションのエレベーターに乗っていた橋詰、
地下鉄にいた裕子と川津、自宅にいたリュウイチと祖母、飛行機に乗っていた丸茂教授。
それぞれの運命は・・・?