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"ウイルスの時代"どう立ち向かう? @週刊 ニュース深読み

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"ウイルスの時代" どう立ち向かう? @週刊 ニュース深読み

増え続ける謎のウイルス感染による脅威。
なぜ、発見から40年以上経っても治療薬ができないのか、などの課題に迫る。

ウイルスは生物を介して増えるため、「ウイルスの時代」の背景には、
森林開発+グローバル化など、ニンゲンが深く関わっていることが分かった。

「エボラ出血熱」を例にとって、いつも通り分かりやすいプレゼンから始まり。


********************************エボラ出血熱の感染のようす

 
コウモリやサルが感染源ではないかという予測のほかは解明が進まず、治療薬もないまま、致死率なんと90%!

過去の例
感染者が発見されたのは、周りが森林に囲まれた小さな村に限られていた
ウイルスは自分では動けず、生物に寄生して爆発的に増え、ヒトに感染した場合は、
感染者の体液(血液、吐しゃ物等)に触れたヒトを介してのみ感染してゆく。
→その場所に医療専門家チームが行って防ぐことができた。


最近の例
最近増えたのは、都市部による感染者の拡大。その理由は、、、

1.アフリカで石油などの天然資源が見つかり、日本を含め海外の企業が進出し、村が都市化した。


2.飛行機、船での輸送により交流が増えた。

3.感染者のいる農村とも舗装道路でつながったことでウイルス感染も増えたとみられる

潜伏期間は22日間。ヒトによっては発症しない場合もある。
感染者が気づかぬまま帰国して、持ち込む場合もある。


********************************背景と考えられる4点





森林を開発して養豚場を作ったところ、ウイルスをもつコウモリが豚を吸血し、それがヒトに感染したのでは?
コウモリにとっては害がないウイルスでも、豚にとっては異物。


今や飛行機で世界中、短時間で移動できる時代。ヒトや生物とともにウイルスも移動する距離、スピードが拡大した。

 
これまで原因不明だった感染源が、科学の進歩によって解明された例がマダニ。

 
一方、今、話題の「デング熱」は、地球温暖化が影響しているのでは?と言われている。

デング熱の感染ルート
1.海外にデング熱のウイルスを持つ蚊がいて、それに刺されると感染する。
2.感染者が日本に帰国し、日本にいるシマ蚊に吸血された場合、シマ蚊にウイルスが移る。
3.そのシマ蚊が、他のヒトを吸血すると、そのヒトも感染して拡大した。

注意:
・デング熱のウイルスを持つ蚊は、日本には生息していない。
・蚊は越冬できないため、デング熱のウイルスを持つシマ蚊が、日本で急速に拡大する恐れは今のところ考えられない。パニックにならないことが大切。
(でも、代々木公園ってところがリアルだよね・・・
 以前は、公園巡りが好きだったけど、今は蚊が怖くて外に出るのも怖い/汗×5000


********************************わたしたちには何ができるか?

新薬が一般に使われるようになるには、長い期間が必要。
人体実験等は、人道的に問題がある。

・今できる対策としては
1.まず、蚊に刺されないこと(そりゃ、そーだ
蚊避けスプレーは、約2時間毎にスプレーして、露出している部分全体に塗り広げるようにする。
昼間に活動する蚊もいるので、夜に蚊取り線香を焚いておけばいい・・・では不十分。

2.庭の水溜りを放置するとボウフラが発生しやすいので、水溜りを作らない。

3.症状が出たら病院に行く。発症しなければ心配する必要はない(発症する前に防ぎたい・・・


 
まずは「心構え」が必要という専門家/医療関係者の着る防護服

感染者の家族らは、助けたい一心で看護して感染し、感染をさらに拡大する要因となってしまう。
ここは、冷静になって、医療専門スタッフに任せること。

「息たえだえのヒトを放っておいていいのか?!」といった報道や、一般の人からの訴えもあるが、
ウイルスが体液から感染すること、医療従事者でさえ感染して、死亡例まで出ている切迫した現状では、
ひとり一人のそういった「心構え」が求められる。

家庭でもし感染者が発症した場合
吐いたものに直接触らず、塩素系の消毒液をかけて数分置いてから、手袋、マスクをして処理すること。


感染源となる地域は、主に発展途上国。
国ごとの貧富の差、それによる医学の発達の遅れという背景など、知識の共有も必要。
あとは、防護服などの資材の投入など。




吸血して、痒みを起こして、1年で死んじゃう蚊の存在価値って一体何なんだっ!?て、これまで憤りを感じていたけど、
「自然破壊を止めなさい」「貧富の差をなくしなさい」て警告なのかも・・・


「ウイルスも、恐らく人類誕生と同時期に生まれ、その後は、ヒトとともに進化しつづけている」


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