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10代のための「神との対話」(PHP研究所)

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10代のための「神との対話」(PHP研究所)
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著

ツイッタで私がフォローしている「あいのことば@love_bot」にたまに出てくる
「N・ウォルシュ」さんの言葉が素晴らしくて、ときどきRTしたりしていた。
それが書籍の中の引用だと分かって、ずっと気になっていたが
図書館巡りでヤング・アダルトコーナーに10代のための本ver.があるのを見つけて借りてみた。

これは特定の宗教本ではなく、ありふれた自己啓発本とも根本的に違っている。
それよりジョンやヨーコ、『アミ』や、私がずっと感じてきたことにとても共通している。

私は超自然を信じているけど、「そんなもの信じない」って人にとっても、
“いい言葉”としてココロに沁みるのではないかと思う。
真実はいつも魂を感化するものだから

最初にカナダ出身のミュージシャン、アラニス・モリセットさんの紹介文からはじまって、
本文では主にアメリカの10代の少年少女たちの日常の悩み・疑問を集めて、
ウォルシュさんを通して“かみさま”と直接、カジュアルに会話し、
それを書籍にまとめたというフシギな形式をとっている。
その要所、要所をメモってみたけど、あくまで自分のためのメモなので途中散漫に感じるのはご容赦くださいませ


【内容抜粋メモ】

********はじめに********

この本は「正しい答え」など与えない。キミをキミ自身の中にある答えにつなぐこと。
それが、キミが時折感じる絶望感を消し去ることができる。

キミは、心のどこかずっと深いところで本当の人生がどんなに素晴らしいものかを知っている。
今の世の中の政治が最悪だってことも、キミは気づいている。
社会の価値観は、まるで逆方向に走っている。

ヤンキースの選手には約27億円の年俸を払うのに、
病人をケアする看護師や、子どもに教える先生らの年収は約270万円。おかしいじゃないか。
殺人を止めさせるために人を殺し、暴力をなくすために暴力を振るう。
「なんか、ヘンだ」とキミが言う時、何がどう変なのか、キミにはもうわかっているんだ。

キミは準備ができている。真実を語れる人間は、真実を聞くこともできるから。

私たちはみんな、毎日、毎秒、神と対話している。
どこかから流れてくる歌詞、ふと手に取った小説、友だちが口にした言葉、偶然キミの手に入ったこの本。
それらの中に神のメッセージはある。

キミの準備ができていなかったら、本当の意味はつかめない。
世界は行き詰っている。50年前の考え方や、やり方でいっぱいだ。

もし、キミが神を信じないなら、これは物語りだと思えばいい。


******************************

Q:なぜ、あなたは、子どもたちへの暴力や性的虐待を放っておくのですか?
A:
世の中には性に関して、あまりにも大きな重圧がある。
人は幼いときから、身体の一部を恥じ、性は罪だと教えられる。
結果、たくさんの人たちが性的な問題を抱えている。

まず、神が創造主なら、その一部である人間もまた創造主だということ。
創造主であるあなたがたは、「自由意志」を持っている。私が持っているのとまったく同じように。
服従は創造とは違う。神は誰にも服従しない。つまり、あなたも本来、誰にも服従などしない。
自由意志を表現できないのなら、生きているとは言えない。それは死だ。
「自由」と「神」は入れ替えが可能だ。
すべての暴力を取り除くこともまた自由。


「集合意識のパワー」
多くの人が同じ目的を意識することで生まれる強力なエネルギーのこと。

多くの人のまとまった思想、考えの集大成が、いま、あなたの住んでいる世界に反映されている。
ヒトは、殺すこと、苦しむことを止められずにいる。
これまでヒトは、殺戮が意見の不一致を集結させ、欲しいものを手に入れる正当な解決策だと信じ、
「人生には苦しみがつきもの」だと信じて、それが神の要求だと言うヒトさえいる。
古い時代のヒトたちの合意が、日々の現実をつくりだしている。

こうゆう古い思い込みや信念を捨て去らなくてはならない。
あなたが満足していないかぎり、変えることを諦めてはいけない。

「人生は、みずからを経験している神」
ヒトは間違いなくほしいものを得ている。いつも望んだとおりになっている。
いまのところ、世界は、権力のあるヒトたちによって作られている。それもごく一部によってだ。
それは、若い世代が「もうこの方向へは行かない」と決意すれば、それ以上は続かない。

誰もが喜んで満足できる、楽しくてワクワクする創造であふれる世界をつくるには、
あらゆる年代の知恵が1つにまとまることが必要だ。

ほんのひと握りのヒトが大衆を支配している理由は、みんなが彼らにそうさせておくからなんだ。
パワーは与えられたもので、取り上げることはできない。
多くのヒトたちは、自分にはパワーがないと思って、それをすっかり明け渡してしまった。
彼らはただ、それが欲しくないのだよ。

親が持つ、子どもをコントロールするパワーは、あなたが彼らに与えたものだ。
その理由は、彼らが子どもの欲しいもの(愛情、家、食べ物、お金)を持っているから。
あなたが、親に言われたことをしたくなければ、彼らにはどうすることもできない。
親から欲しいものがなくなれば、彼らのあなたへのパワーは、すぐにも失われる。
あなたは自分の行動と引き換えに欲しいものを手に入れている。
誠実に、オープンな気持ちでするのなら、ちっともズルいことではない。

だから、多くの「虐げられているヒトたち」は、現実を見ようとしない。
自分たちを支配しているヒトたちが、安全や快適な暮らしを与えてくれると思っているんだ。
欲しいものを手に入れる力が本当のパワーなんだ。


オリジナル・パワー(根源的・独創的な本来の力)
人々が「もうたくさん、ここまでだ!」と言った時、外からの支配は終わる。
みんなが団結しない間は、力による支配は続く。
欲しいモノのために、自分のパワーを引き換えにしないと決心した途端、
あなたは本来のパワーを取り戻し、自分で選んだものを手に入れるようになる。
あなたが取り戻すのは、生まれた時から元々持っていたパワーだ。

それが神からの「ギフト」
あなたがたは、神のパワーを持って生まれた。
オリジナル・パワーは創造の力。

みんなは、自分が無力だと思い込み、経験のほうを信じてしまった。
でも、どんなことでも信じれば実現する。


******************************

Q:なぜ、世界は憎しみに満ちているのですか?
A:
ヒトがいがみ合うのは、互いに相手の考え方が間違っていると思っているから、それが信念となって、莫大な力となる。
信念は創造の原動力。

「ヒトは信じることを、経験する」

創造のパワーは、この3つの方法で働く。
1.あなたの思考
2.あなたの言葉
3.あなたの行動

あなたは、「あなたが考え、あなたが言い、あなたが行動する」とおりの人間になる。
世界が憎しみに満ちているのは、そのため。
個々の信念ではなく、世界をコントロールする権力を持つ者たちのシステム化された信念が現状を作り出している。

人々は大多数の人たちが信じていることを基礎にして、人生を生きていく。そんな必要はまったくないが。


******************************

Q:なぜ、世界は食べるもの、着るもの、住むところもないヒトたちがいっぱいいるのでしょう?
A:
人々は「足りない」と思い込んでいる。
お金が足りない、食べ物が足りない、そういうモノはみんなにいきわたるほどはない、と信じている。
「足りないモノ」を手に入れるには、争い、競い合わなければならないと考える。
「足りない」という思い違いは、人類が持つ最大の幻影だ。
何もかも、十分にいきわたるだけ与えられているというのに、人々はそのことを知らない。

ヒトはなんでも「競争」にしてしまう。
勝者が得るのは金、政治、権力だ。

人々に必要なのは、「ただ、誰もが等しく分け合うこと」
そうすれば、すぐに、みんなが幸せに暮らすにはなんでも十分、豊富にあることに気づくだろう。


******************************

Q:ヒトが、神が与えたものに感謝もせず、壊してばかりいるのを見るのは、どんな気持ち?
A:
私には「こうでなきゃいけない」という「必要」は全然ない。
私は命を「自分の思い通り」でなく、「あなたがたの思い通り」になるようつくった。
あなたがたが「自分が誰で、どういう者になりたいか」を決めることが、私の意図することなんだ。

みんな「世の中は、大体こんな程度さ」と決め込んでしまっている。
「不足」という幻に加えて「バラバラに分離している」という幻想がある。
この信念は、終末を招く。


******************************

Q:地球は終わるの?それはいつ?
A:
問題は地球がなくなることではない。人類が住めない世界になることだ。
地球自体は、何百万年も存在するようにできている。
「地球はいつまで、人類が生きていける状態にあるのか?」というのが本当の問いで、
その答えを握っているのは、あなたにほかならない。


******************************

Q:本当に大事なのは、お金儲けや、勝ち残る、有名になることじゃないって知ってるのはティーンエイジャーだけなの?
A:
若いヒトたちのほうが、ずっと大切なことの近くにいるように見えることがある。
年長者たちは、言っていることと、していることが、しばしば食い違う。
「なんとか生き残る」ためのムリや無茶は、若いヒトたちがあまり感じることのない「恐れ」に根ざしている。
その「恐れ」とは、「不足」のこと。

幸せな人生の源は「富と名声」ではない。これは真実だ。
年長者はそれを知っているといいながら、「恐れ」から生まれた幻のほうが現実かのようにふるまう。

何がほんとうの「現実」なのか?
大人たちがあなたがたに与える古い知識と、あなたがた自身の中にある知恵との2つのデータをもとに問題に取り組む時だ。


***********プレッシャー*******************

Q:両親も、学校も、みんな、どうして、あんなにプレッシャーをかけてくるの?
A:
相手が、あなたが与えようとするより多くを望む時、あなたはプレッシャーを感じる。
量がつりあっていても、「早く」するよう求められる時も。
また、「やり続けなければならない」というプレッシャーもある。

プレッシャーは役に立つ場合もある。「建設的ストレス(緊張感)」だ。
あなたにとって、一番大事な目的や優先させたいことが何かを親によく話してごらん。
それから、親があなたにとって大事だと思っていることは何かを、よく聞いてみるんだ。
そして、2つの考えの間の接点を探してみること。
どちらかが絶対に間違っている、正しいということはないのだから。

相手を裏切るまいとして自分を裏切ることは、「裏切り」以外の何ものでもない。最大の裏切りだ。
あなたが自分を裏切っているかぎり、相手も裏切っていることになる。
なぜなら、相手が「あなた」だと思うあなたは、「ニセモノのあなた」だから。
あなたは、自分と相手の両方を裏切っている。

なぜ、そうするのか、もっと自分に正直な気持ちで決めること。
自分を犠牲にして「誰か」を喜ばせようとする時、実際は誰も喜ばせてはない。
相手もあなたを愛しているのなら、自分を喜ばせるためだけに、あなたが自身の気持ちに逆らってほしくはないから。

役に立つプレッシャーは、あなた自身の「なりたい」「したい」「もちたい」という気持ちを強めるもの。
役に立たないプレッシャーは、「結果を誰かに認めてもらわなければ」という不安がつきまとう。
「誰かを喜ばせるため」なら、何もしちゃいけない。

あなたと相手が、共通の目的のために協力する場合は必ずうまくいく。
コツは、相手の望みと自分の望みを照らし合わせて、よく検討してみること。
相手の中に自分との共通点を見つければ「嫌悪感」はなくなる。
そして、報酬はいろいろな形でやってくる。


******************************

Q:私の人生は、運命によって操られているのですか?
A:
あなたは、いまも、一瞬ごとに新たな自分を創造している。
「なんの取り柄もない人間」などというものはない。ただ、諦めてしまった人間がいるだけだ。

みんな、ある理由、ある方法で、自身を経験しようと思ってこの世に生まれてくる。
この人生をどう使うか、何を理解し、経験したいかを決めてから、
それを実現するために、完璧なヒト、場所、物事を選んで産まれてきた。
誰ひとり、偶然に出会うヒトなどいない。

「計画外のハプニング」もない。そんなことがあったら、世界はグチャグチャになってしまう。


Q:じゃあ、アラニスみたいに動いたら、アラニスになれるってこと?
A:
彼女が「していること」ではなく、彼女の「ありよう」を見つめるんだ。「存在」から「行動」が生まれる。逆にはならない。
「ありよう」は、いつも「すること」の前にある。「存在」が「行動」を支えているんだ。

自分がそうだと「思う」ことから始める。
そうであるように話し、行動することから始める。マネから始めてもいい。
あなたは自分が信じることを経験する。信じることは実現する。
思考、言葉、行動は、エネルギーだ。それは、物事を動かす。

これまで起ったことのすべては、はじめに、誰かが「考えた」ことから始まった。
それが「言葉」として語られ、ついには「行動」されるに至った。
創造には、この他に方法はない。
何になるかは、私が決めるのではない。あなたが決めるんだ。

ポジティブに、明確に、「考えて」「話して」「行動して」ごらん。
「そんなの無理」と考えると、それが現実になる。
その代わり「〜になるから、スゴイぞ!」と言うように。


・・・つづく。


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