■10代のための「神との対話」(PHP研究所)
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著
その1のつづき
************自由******************
Q:なぜ、親は、このままの私じゃダメで、彼らのなってほしいものを押し付けてくるの?
A:
どこの親も、子どもたちを管理するのをやめることはとても難しい
あなたに何がいいのか、自分たちが知っていると本気で思い込んでいる時には、とくに、その思いを手放すのは簡単じゃない。
教え導く「ガイド役」から、聞いて助言する「アドバイザー」という新しい役割に慣れるまでの時間をあげることで、
この課題を手助けできる。
恐れではなく、愛をもって育てた場合には、案外早くアドバイザーになれる。
失敗を怖がる子は、より長い期間、注意深く見ていてもらわなきゃならないが、
失敗を愛する子どもは、もっと早く解き放たれることが可能になる。
「失敗」のたびに「ご褒美」がある。起こった出来事から学べるというご褒美だ。
人生の「大失敗」が、あとで実は大きな恵みだったと気づかないまま、人生を終わるヒトはいない。
「失敗」なんてものは存在しない。単に1つの見方を表わしているにすぎない。
すべての失敗は、進歩につながる。
******************************
Q:門限ってなんだ?いつまでも子ども扱いされたくない。
A:
もしあなたが門限を守ることを選んだなら「親がそうさせた」と言ってはいけない。
ヒトはよく、自分の選択や経験を人のせいにしたがる。
あなたの選択は、いつもあなたの願望と価値観を映し出している。
「すべての行いは、自分自身を定義している」
あなたは「しなければならない」という理由で従っているのではない。
本当にしたくないことは、誰も、何も、していない。
人生が投げかけてくるデータは、少しずつのほうがうまく処理できる。
赤ん坊にさせることと、させないことがあるように。
あなたの親は、そのまた両親によって、ルールや制約の中で育てられたのだろう。
彼らの話に耳を傾け、話し合ってあげることで、
彼らを縛りつけ、親から子へ受け継がれている鎖を断ち切る手助けができるかもしれない。
******************************
Q:大人って尊敬されたがるけど、子どもにはそうしないよね?
A:
「尊敬」と「愛」を結びつける代わりに、「尊敬」と「恐れ」をごっちゃにしているからだ。
より年長、より強く、より権力を持つ人たちを重視する。
そうしないと、恐れていることが起こるかもしれないから。
親を無視して、必然的な結果を自分で受け取るか、または、それを避けるために彼らの言うことを聞き入れるか。
それは、あなたの選択だ。
これからの人生でも同じ選択をするんだよ。何も変わらない。
ただドラマの共演者が変わるだけ。台本はいつも同じだ。
人がどのくらい進化しているかを知るには、彼らが何を「幸せ」と呼んでいるかを見ればいい。
親との間でいま経験していることは、これからの人生でやることの予行演習にすぎない。
**********セックス********************
Q:私の親はセックスのことになると、なんであんなにパニクっちゃうの?
A:
セックスはみっともないとか、恥ずかしいとか、コソコソするものだとか考えもしない文化だってある。
多くの人は、自分の身体でさえ、恥じたり、怖れたりしている。
だから、身体はしっかりと覆い隠していなければいけないという法律まで制定した。
大勢の人がある時期こう確信した。
「大体なんでも“よい”ことは“悪い”ことなんだ」って。
願望を抑え、否定することが神を喜ばせると信じたんだ。
神聖であることの第一歩は「すべて」であること。
あなたが自分の一部を否定する時、私の創ったものの一部を否定している。
セックスの、その美しさ、情熱、興奮、驚き、純粋さ、自由な喜びと楽しさは、私が与えたものだ。
否定してはいけない。ただ、溺れないようにすることだ。
セックスなしで生きるのではなく、セックスがなくても生きられる、という選択の自由のために。
みんな「セックスをまったくしない」と人類が消えてしまうことに気づき、
子どもを作るためには必要だと教えることにした。
これは、避妊はダメ、結婚している者以外もダメ、若い人にも許されなくなった。
無責任な行動は、どんなレベルにおいても、混乱、望まない結果を招いてしまうもの。
だから「ホリスティックに生きる(身体、心、魂の全部をバランスよく生きること)」ために、
核となる3つのコンセプトの1つは、「責任」。
セックスが抑圧され、暴力が発散される世の中は、社会をそのまま映し出している。
Q:13歳から大人と同じ料金を払っているのに、成人向け映画は見られないのはバカらしいと思わない?
A:
社会全体が金儲けに夢中だから、法律がビジネスの味方をして、矛盾があってもフシギじゃないね。
人が何を一番大切と考えるか、優先順位を変更しないかぎり、矛盾したふるまいをやめることも決してない。
Q:セックスにはどんな意味があるの?
A:
その意味はあなたが与える。
私は、人生のいろいろなことに目的をくっつけたりはしない。
責任のあるセックス、健康面での理解、起こりうる結果のすべてを注意深く考慮したうえで、すべての喜びが表現されること。
Q:なぜ私はレズビアンなの?
A:
遺伝子は、あなたが生まれるずっと前から、個々の肉体的な性質を生み出している。レズビアンという性質はごく自然はものだ。
あなたの才能、得意なこと、夢、希望を、あなたの描くビジョンと情熱を人生に捧げ、祝福しよう。
「祝福」とは、穏やかな受容、幸せな経験、喜びに満ちた表現だ。祝福はいつも人生の役に立つ。
あなたが人生に捧げたものが、あなたに最高の経験をつくりだす。
Q:ボクは自分がゲイだって分かった。周りにどう伝えたらいい?
A:
彼らにできることが何もなくて、あなたが恐れを手放すことができない時は、
その恐れを受け止め、怖くても、やっぱり真実を話すんだ。
「自分が望むことを人にしてあげなさい」
攻撃は助けを求める行為だということを思い出すこと。
Q:なぜ、みんなは私がセックスしちゃダメだっていうの?
A:
あなたがたはみんな、エネルギーの発信器だ。360度すべての方向に向けてシグナルを送って、かぎりなく広がっている。
その場に特別なバイブレーションを生み出す=感じと呼んでいる。
人も、動植物も、地球自体も、このエネルギーに反応している。
すべての生命体が、あらゆる情報を送信しあっている。これこそ、すべてのものの本質だ。
SEX=Synergistic Energy eXchange。共同のエネルギー交換
Q:それって映画の「マトリックス」みたい!
A:
そうだ。映画みたいに、イメージによってつくられた現実なんだ。
あなたが存在するマトリックス(基盤)は、あなたによって創造されている。それをはっきり見える人間は少ない。
この力を人生に活用する術を思い出した人たちは、「マスター」と呼ばれる。本質を生きている存在だ。
あなたがマスターと出会った時は、それを感じる。その感覚こそSEXの経験だ。
もっと意識してエネルギーを送ると、やがて「カリスマ」と呼ばれるようになる。
それには「ムード」を使うこと。
あなたが部屋に持ち込むムードで、その部屋のムードを一新することができる。
ムードの魔法を知るものは「周りに左右される必要はない。自分でつくりだすもの」と思っている。
場のムードがあなたを変えるのではなく、あなたのムードが影響を与える。
すると人生の経験が一変する。あなたの人生は結果ではなく、原因、創造の源になるんだ。
愛は身体に何回触れたかでは計れない。互いの魂に何度触れ合えたかで計れるんだ
**********神********************
Q:あなたは誰?
A:
何も、誰も、私でないものはない。
「悪い人」や「悪いもの」などない。あなたがたが「悪い」と呼んでいるだけだ。
あなたは「裁く」が、私は何も「裁かない」。
「裁きがある」という幻想は、「非難される」という幻想につながる。聖書にも書いてあるのにね。
私は誰も許さない。なぜなら、許すべきことなど何もないからだ。
崇拝したり、恐れたり、愛したりする必要も、ぜんぜんない。
私は天にいて、人を従わせるためのルールを創っているとでも思っているのかな? それはつくり話だ。
私は傷つけられることはない。「傷つく」ことがないなら、懲罰や正義も必要ない。
あなたが「その人が、なぜそうしたのか」を理解している時には、
その理由に賛成できないとしても、怒りをもち続けることは難しくなる。
Q:私はどうしても自分を許せないと思うことがあるの。
A:
どうやったら自分を許せるか。人が同じ罪を犯すのを許すことだ。
他人の同じ過ちを、失敗を、イヤなところを許せばいい。
これは魔法の方程式だ。あなたが人のココロを癒す時、あなたのココロが癒される
Q:私のした悪いことを“閻魔帳”から消してくれる?
A:
“閻魔帳”は存在しない。
「正しい」「間違い」はない。あるのは、あなたがしようとしていることのために「役立つ」か「役立たない」かだけ。
自分を守るための暴力が正当防衛だというのは、「正当化している」だけ。
あなたはそう決断することで、自身の現実、世の中を作り出している。
人は「良い」「悪い」の判断を、いつも状況によって変えている。
「魂は決して、傷ついたり壊されたりすることはない」
何を「正しい」とするかは、理解のレベルによる。
理解の仕方で、いちばん役立つと思う方法を「正しい」と呼んでいる。
信念が価値観を生み出す。
社会全体の信念が、歴史の中で繰り返し演じられる文化的ストーリーを作り出す。
人の歴史は、それを証明している。
Q:多くの人は宗教の中に最も気高い信念を見出そうとしているのでは?
A:
分離、必要、優劣、失敗、裁き、非難、これらの信念が、絶対的善悪、分離した社会の筋書きに閉じ込め、人を絞め殺している。
集団的イメージから生まれた巨大なつくり話だ。
私はそれを世界のスピリチュアルな指導者にも伝えてきた。
1999年法王がこう宣言している。
「地獄の責め苦は、神が与えるものではない。それは、神の愛を拒むものの、自己成敗だ」
地獄とは、自分で自分を裁き、神の存在を否定することで、私から離れてしまうことだ。
法王は、また
「天国は場所ではなく、地上で、神との深いつながりを経験すること」
「天国が空にあるというアイデアは『聖書』からくる例えである」とも語った。
ヨハネ・パウロ2世はこうも言った。
「永遠の責め苦というのは、神が外側から与える処罰ではなく、神から分離しているという内的体験だ」
他の宗教も、地獄と罰についての発言を和らげるようになった。
「主への恐れ」でなく、神との友情が結べるんだ。これがすべてを変える。
神を恐れることをやめれば、あなたがたは互いを恐れることをやめられる。
そして、神についての最高の真実(私は決して誰も傷つけないということ)、
人生についての最高の真実(永遠であること、すべてが愛であること、なんでもみんなに十分にあるということ)、
互いについての最高の真実(みんなは1つだということ)、
祝福されたあなたという存在についての最高の真実(進化しつづけ、どんな状況でも決して壊れないこと)を信じ始める。
Q:宗教戦争がこんなに多いのはなぜ?
A:
ほとんど宗教が、神に至る道は1つだけと信じている。
それが「優れている」者として映るはずだと信じ、
「優劣がある」という幻を現実として受けとっている。
また、他の者も同じことを「信じるべき」だと信じている。
「民族浄化」は、宗教的偏見を正当化する理由、
彼らの人生への理解、哲学、宗教、政治経済システムなど、すべてがこうした幻の上に構築されている。
今の世界は、恐れ、欠乏、ニセモノの優劣などの信念のもともに成立している。
宗教、政治経済、教育などの社会システムがこの枠組みの中で動いている。
そのうち「水戦争」なども作り出すかもしれないよ。
今日のテクノロジーなら、1つの戦争で世界のすべてを終わりにできるんだから。
それを避けることもできる。
清浄な空気、肥沃な土壌、酸素を生み出す森林、地球温暖化から守る大気の層を回避するのは可能だ。
目の前の状況を変えるだけではなく、それをつくりだしている「信念」も変えなければならない。
Q:なぜ、みんな、信じる神が違うの?
A:
彼らの神こそ唯一の神で、ほかはニセモノだと信じているから。
自分が他より「優れている」「正しい」とかにならず、それぞれ独自の表現方法を見つけることだ。
「受けとった答えを、生きながら、問い続けることを止めないように」
「ワンネス」
私たちは「ひとつ」だ。我々の道が優れているのではない。ただほかとは異なっているだけだ。
この言葉が世界を救う。
だが、大統領も、法王も、先生もこう言えなかった。自分が「正しい」と言うために。
Q:宗教とスピリチュアリティ(霊性・精神性)はどう違うの?
A:
1つは組織で、もう1つは経験だ。
組織化された宗教は、人と人、人と神を分裂させてきた。
スピリチュアリティは自由だ。その代わり体験し続けるよう仕向け、その経験が「よりどころ」になる。
たった1つの方法だけが神に届く方法だという考えは「必要なものがある」という幻(優劣があると同じ)から生まれている。
どの組織も、本来の目的を果たした瞬間に必要ではなくなる。組織は自身を消そうとは思わない。
Q:じゃあ、どうやって天国に行く方法が分かるの?
A:
「天国に行けない」なんてことはない。天国のほかにいけるところはどこにもないのだから。
宗教は、人に似せ、人をかたどって、神をつくっている、とも考えられる。
Q:なぜ、みんながあなたの宗教を信じるようにしないの?
A:
「どの道を通っても、すべての人が、私のもとへ還る」というのが真実。
地獄はない。地獄の経験はある。それは私から離れること。でもそれは、あなたが望めばいつでも終わらせられる。
あなたは幸せを避けることはできない。
私たちは「ひとつ」であることを知り、経験するプロセスは永遠に続く。
Q:次の預言者はいつくるのですか?どう見分けるの?
A:
そういう人たちは世界中に何千人といる。待つ必要はない。ただ気づくだけでいい。
そして、あなたは、あなたが待ち望む者になれる。あなたが「なる」と決めた途端、待つのは終わりだ。
あなたが人生に愛を待ち望むなら、あなたがその愛になりなさい。
あなたが待ち望むものは、あなたとともにある。
あなたは、あなたが信じるものになる。このメッセージは世界を変える。
人々に本当の彼らが何者かを示して、彼ら自身に立ち返らせるんだ。
これは偉大な啓示で、あなたはホンモノの預言者になる。
Q:神さまってどんな感じ?
A:
平和だ。私が幸せであるのに、私以外の何もいらない。あなたと同じように。
完璧だ。私は、すべてだ。私が私であることは、完璧なことだ。あなたと同じように。
安らぎだ。何も私を傷つけられない。そして私は、いつも、永遠にある。あなたと同じように。
楽しさだ。私はすべての瞬間に創造し、それを経験する。あなたと同じように。
Q:神さまはどこから来たの?
A:
どこにもいて、どこにもいない。
「No-Where」の「w」をずらすと「Now-here」いま、ここ、になるだろう。それが、私のいるところだ。
Q:私がお祈りしたら「ちゃんと聞いてるよ」てサインくらい、くれてもいいんじゃない?
A:
私は送っているよ! ただ、あなたが気づかないか、気づいても信じないだけだ。
ときには、まったく何も感じず経験しない時がある。それもまた私からのサインだ。
「空っぽ」と呼ぶところに私がいる。そこからすべての知恵と癒しが訪れる。
「空っぽ」では、どんな考え、恐れ、悲しみ、苦痛、心配、疑い、誤解も消える。休息できる。
空虚を愛することを学びなさい。それは、あなたの中にある神だから。
あなたの身体も、あなたではない。身体は、本当のあなたが何者であるかを経験するための、ただの道具にすぎない。
あなたがしばらくの間、使うための大切な贈り物だと理解できると、それにふさわしいやり方で身体を扱うようになる。
「リレーションシップ」についても、同じように感じ始める。
あなたが出会うすべての人たちが、みんなあなたへの贈り物だと思える。
本当の意味では「自分のもの」は1つもない。
しばらく面倒をみているだけだと理解すると本当に楽しむことができるようになる。
あらゆるものが、その源には、いくらでもふんだんにあると知り、簡単に手放すことができるようになる。
あなたは、お金でも、仕事でも、車でも、郊外の屋敷でも、ほかのどんなモノでもない。
ただモノを「もっと、もっと」と集めるための苦労を止めて、
ほんとうのあなたを「もっと、もっと」経験する魂の旅を始めるんだ。
Q:「ほんとうのあなた」というけど、「ほんとうの私」って誰?
A:
ほんとうのあなたは、祝福された存在だ。魂の存在であり、ひと言で言えば、あなたは「愛」だ。
「愛」と「神」は入れ替えられる。「ほんとうのあなた」は私だ。
いま、あなたは自分のアイデンティティを確立しようと一生懸命だ。
髪の色、着ている服、一緒の仲間、そういうモノが「あなた」だと思ってしまいがちだが、
これらは、あなたの反骨精神の表われではあるが「ほんとうのあなた」を示すものではない。
これらを楽しむコツは、モノと自分を混同しないで、ただ楽しむことだ。
自分を傷つけるモノで楽しくなんかなれないってこと。
無関心や怒りの仮面の下に「ほんとうの自分」を隠してしまわないこと
世の中の状況に苛立ちを感じたら、ポジティブなやり方で表現して、
人々が不要な思い込みを手放すのを助けると腹立ちは消えるよ。
(何度もこの「天国」「地獄」「悪いことをすると神が罰する」「人は生まれながらに罪」という質問が続いていて、
宗教問題は、ずっと昔からあって、小さい頃から教えられてきた欧米の人たちにとっては
私たち日本人よりずっと受け入れがたいことが多いのかもしれないな・・・
つづく・・・・
ニール・ドナルド・ウォルシュ/著
その1のつづき
************自由******************
Q:なぜ、親は、このままの私じゃダメで、彼らのなってほしいものを押し付けてくるの?
A:
どこの親も、子どもたちを管理するのをやめることはとても難しい
あなたに何がいいのか、自分たちが知っていると本気で思い込んでいる時には、とくに、その思いを手放すのは簡単じゃない。
教え導く「ガイド役」から、聞いて助言する「アドバイザー」という新しい役割に慣れるまでの時間をあげることで、
この課題を手助けできる。
恐れではなく、愛をもって育てた場合には、案外早くアドバイザーになれる。
失敗を怖がる子は、より長い期間、注意深く見ていてもらわなきゃならないが、
失敗を愛する子どもは、もっと早く解き放たれることが可能になる。
「失敗」のたびに「ご褒美」がある。起こった出来事から学べるというご褒美だ。
人生の「大失敗」が、あとで実は大きな恵みだったと気づかないまま、人生を終わるヒトはいない。
「失敗」なんてものは存在しない。単に1つの見方を表わしているにすぎない。
すべての失敗は、進歩につながる。
******************************
Q:門限ってなんだ?いつまでも子ども扱いされたくない。
A:
もしあなたが門限を守ることを選んだなら「親がそうさせた」と言ってはいけない。
ヒトはよく、自分の選択や経験を人のせいにしたがる。
あなたの選択は、いつもあなたの願望と価値観を映し出している。
「すべての行いは、自分自身を定義している」
あなたは「しなければならない」という理由で従っているのではない。
本当にしたくないことは、誰も、何も、していない。
人生が投げかけてくるデータは、少しずつのほうがうまく処理できる。
赤ん坊にさせることと、させないことがあるように。
あなたの親は、そのまた両親によって、ルールや制約の中で育てられたのだろう。
彼らの話に耳を傾け、話し合ってあげることで、
彼らを縛りつけ、親から子へ受け継がれている鎖を断ち切る手助けができるかもしれない。
******************************
Q:大人って尊敬されたがるけど、子どもにはそうしないよね?
A:
「尊敬」と「愛」を結びつける代わりに、「尊敬」と「恐れ」をごっちゃにしているからだ。
より年長、より強く、より権力を持つ人たちを重視する。
そうしないと、恐れていることが起こるかもしれないから。
親を無視して、必然的な結果を自分で受け取るか、または、それを避けるために彼らの言うことを聞き入れるか。
それは、あなたの選択だ。
これからの人生でも同じ選択をするんだよ。何も変わらない。
ただドラマの共演者が変わるだけ。台本はいつも同じだ。
人がどのくらい進化しているかを知るには、彼らが何を「幸せ」と呼んでいるかを見ればいい。
親との間でいま経験していることは、これからの人生でやることの予行演習にすぎない。
**********セックス********************
Q:私の親はセックスのことになると、なんであんなにパニクっちゃうの?
A:
セックスはみっともないとか、恥ずかしいとか、コソコソするものだとか考えもしない文化だってある。
多くの人は、自分の身体でさえ、恥じたり、怖れたりしている。
だから、身体はしっかりと覆い隠していなければいけないという法律まで制定した。
大勢の人がある時期こう確信した。
「大体なんでも“よい”ことは“悪い”ことなんだ」って。
願望を抑え、否定することが神を喜ばせると信じたんだ。
神聖であることの第一歩は「すべて」であること。
あなたが自分の一部を否定する時、私の創ったものの一部を否定している。
セックスの、その美しさ、情熱、興奮、驚き、純粋さ、自由な喜びと楽しさは、私が与えたものだ。
否定してはいけない。ただ、溺れないようにすることだ。
セックスなしで生きるのではなく、セックスがなくても生きられる、という選択の自由のために。
みんな「セックスをまったくしない」と人類が消えてしまうことに気づき、
子どもを作るためには必要だと教えることにした。
これは、避妊はダメ、結婚している者以外もダメ、若い人にも許されなくなった。
無責任な行動は、どんなレベルにおいても、混乱、望まない結果を招いてしまうもの。
だから「ホリスティックに生きる(身体、心、魂の全部をバランスよく生きること)」ために、
核となる3つのコンセプトの1つは、「責任」。
セックスが抑圧され、暴力が発散される世の中は、社会をそのまま映し出している。
Q:13歳から大人と同じ料金を払っているのに、成人向け映画は見られないのはバカらしいと思わない?
A:
社会全体が金儲けに夢中だから、法律がビジネスの味方をして、矛盾があってもフシギじゃないね。
人が何を一番大切と考えるか、優先順位を変更しないかぎり、矛盾したふるまいをやめることも決してない。
Q:セックスにはどんな意味があるの?
A:
その意味はあなたが与える。
私は、人生のいろいろなことに目的をくっつけたりはしない。
責任のあるセックス、健康面での理解、起こりうる結果のすべてを注意深く考慮したうえで、すべての喜びが表現されること。
Q:なぜ私はレズビアンなの?
A:
遺伝子は、あなたが生まれるずっと前から、個々の肉体的な性質を生み出している。レズビアンという性質はごく自然はものだ。
あなたの才能、得意なこと、夢、希望を、あなたの描くビジョンと情熱を人生に捧げ、祝福しよう。
「祝福」とは、穏やかな受容、幸せな経験、喜びに満ちた表現だ。祝福はいつも人生の役に立つ。
あなたが人生に捧げたものが、あなたに最高の経験をつくりだす。
Q:ボクは自分がゲイだって分かった。周りにどう伝えたらいい?
A:
彼らにできることが何もなくて、あなたが恐れを手放すことができない時は、
その恐れを受け止め、怖くても、やっぱり真実を話すんだ。
「自分が望むことを人にしてあげなさい」
攻撃は助けを求める行為だということを思い出すこと。
Q:なぜ、みんなは私がセックスしちゃダメだっていうの?
A:
あなたがたはみんな、エネルギーの発信器だ。360度すべての方向に向けてシグナルを送って、かぎりなく広がっている。
その場に特別なバイブレーションを生み出す=感じと呼んでいる。
人も、動植物も、地球自体も、このエネルギーに反応している。
すべての生命体が、あらゆる情報を送信しあっている。これこそ、すべてのものの本質だ。
SEX=Synergistic Energy eXchange。共同のエネルギー交換
Q:それって映画の「マトリックス」みたい!
A:
そうだ。映画みたいに、イメージによってつくられた現実なんだ。
あなたが存在するマトリックス(基盤)は、あなたによって創造されている。それをはっきり見える人間は少ない。
この力を人生に活用する術を思い出した人たちは、「マスター」と呼ばれる。本質を生きている存在だ。
あなたがマスターと出会った時は、それを感じる。その感覚こそSEXの経験だ。
もっと意識してエネルギーを送ると、やがて「カリスマ」と呼ばれるようになる。
それには「ムード」を使うこと。
あなたが部屋に持ち込むムードで、その部屋のムードを一新することができる。
ムードの魔法を知るものは「周りに左右される必要はない。自分でつくりだすもの」と思っている。
場のムードがあなたを変えるのではなく、あなたのムードが影響を与える。
すると人生の経験が一変する。あなたの人生は結果ではなく、原因、創造の源になるんだ。
愛は身体に何回触れたかでは計れない。互いの魂に何度触れ合えたかで計れるんだ
**********神********************
Q:あなたは誰?
A:
何も、誰も、私でないものはない。
「悪い人」や「悪いもの」などない。あなたがたが「悪い」と呼んでいるだけだ。
あなたは「裁く」が、私は何も「裁かない」。
「裁きがある」という幻想は、「非難される」という幻想につながる。聖書にも書いてあるのにね。
私は誰も許さない。なぜなら、許すべきことなど何もないからだ。
崇拝したり、恐れたり、愛したりする必要も、ぜんぜんない。
私は天にいて、人を従わせるためのルールを創っているとでも思っているのかな? それはつくり話だ。
私は傷つけられることはない。「傷つく」ことがないなら、懲罰や正義も必要ない。
あなたが「その人が、なぜそうしたのか」を理解している時には、
その理由に賛成できないとしても、怒りをもち続けることは難しくなる。
Q:私はどうしても自分を許せないと思うことがあるの。
A:
どうやったら自分を許せるか。人が同じ罪を犯すのを許すことだ。
他人の同じ過ちを、失敗を、イヤなところを許せばいい。
これは魔法の方程式だ。あなたが人のココロを癒す時、あなたのココロが癒される
Q:私のした悪いことを“閻魔帳”から消してくれる?
A:
“閻魔帳”は存在しない。
「正しい」「間違い」はない。あるのは、あなたがしようとしていることのために「役立つ」か「役立たない」かだけ。
自分を守るための暴力が正当防衛だというのは、「正当化している」だけ。
あなたはそう決断することで、自身の現実、世の中を作り出している。
人は「良い」「悪い」の判断を、いつも状況によって変えている。
「魂は決して、傷ついたり壊されたりすることはない」
何を「正しい」とするかは、理解のレベルによる。
理解の仕方で、いちばん役立つと思う方法を「正しい」と呼んでいる。
信念が価値観を生み出す。
社会全体の信念が、歴史の中で繰り返し演じられる文化的ストーリーを作り出す。
人の歴史は、それを証明している。
Q:多くの人は宗教の中に最も気高い信念を見出そうとしているのでは?
A:
分離、必要、優劣、失敗、裁き、非難、これらの信念が、絶対的善悪、分離した社会の筋書きに閉じ込め、人を絞め殺している。
集団的イメージから生まれた巨大なつくり話だ。
私はそれを世界のスピリチュアルな指導者にも伝えてきた。
1999年法王がこう宣言している。
「地獄の責め苦は、神が与えるものではない。それは、神の愛を拒むものの、自己成敗だ」
地獄とは、自分で自分を裁き、神の存在を否定することで、私から離れてしまうことだ。
法王は、また
「天国は場所ではなく、地上で、神との深いつながりを経験すること」
「天国が空にあるというアイデアは『聖書』からくる例えである」とも語った。
ヨハネ・パウロ2世はこうも言った。
「永遠の責め苦というのは、神が外側から与える処罰ではなく、神から分離しているという内的体験だ」
他の宗教も、地獄と罰についての発言を和らげるようになった。
「主への恐れ」でなく、神との友情が結べるんだ。これがすべてを変える。
神を恐れることをやめれば、あなたがたは互いを恐れることをやめられる。
そして、神についての最高の真実(私は決して誰も傷つけないということ)、
人生についての最高の真実(永遠であること、すべてが愛であること、なんでもみんなに十分にあるということ)、
互いについての最高の真実(みんなは1つだということ)、
祝福されたあなたという存在についての最高の真実(進化しつづけ、どんな状況でも決して壊れないこと)を信じ始める。
Q:宗教戦争がこんなに多いのはなぜ?
A:
ほとんど宗教が、神に至る道は1つだけと信じている。
それが「優れている」者として映るはずだと信じ、
「優劣がある」という幻を現実として受けとっている。
また、他の者も同じことを「信じるべき」だと信じている。
「民族浄化」は、宗教的偏見を正当化する理由、
彼らの人生への理解、哲学、宗教、政治経済システムなど、すべてがこうした幻の上に構築されている。
今の世界は、恐れ、欠乏、ニセモノの優劣などの信念のもともに成立している。
宗教、政治経済、教育などの社会システムがこの枠組みの中で動いている。
そのうち「水戦争」なども作り出すかもしれないよ。
今日のテクノロジーなら、1つの戦争で世界のすべてを終わりにできるんだから。
それを避けることもできる。
清浄な空気、肥沃な土壌、酸素を生み出す森林、地球温暖化から守る大気の層を回避するのは可能だ。
目の前の状況を変えるだけではなく、それをつくりだしている「信念」も変えなければならない。
Q:なぜ、みんな、信じる神が違うの?
A:
彼らの神こそ唯一の神で、ほかはニセモノだと信じているから。
自分が他より「優れている」「正しい」とかにならず、それぞれ独自の表現方法を見つけることだ。
「受けとった答えを、生きながら、問い続けることを止めないように」
「ワンネス」
私たちは「ひとつ」だ。我々の道が優れているのではない。ただほかとは異なっているだけだ。
この言葉が世界を救う。
だが、大統領も、法王も、先生もこう言えなかった。自分が「正しい」と言うために。
Q:宗教とスピリチュアリティ(霊性・精神性)はどう違うの?
A:
1つは組織で、もう1つは経験だ。
組織化された宗教は、人と人、人と神を分裂させてきた。
スピリチュアリティは自由だ。その代わり体験し続けるよう仕向け、その経験が「よりどころ」になる。
たった1つの方法だけが神に届く方法だという考えは「必要なものがある」という幻(優劣があると同じ)から生まれている。
どの組織も、本来の目的を果たした瞬間に必要ではなくなる。組織は自身を消そうとは思わない。
Q:じゃあ、どうやって天国に行く方法が分かるの?
A:
「天国に行けない」なんてことはない。天国のほかにいけるところはどこにもないのだから。
宗教は、人に似せ、人をかたどって、神をつくっている、とも考えられる。
Q:なぜ、みんながあなたの宗教を信じるようにしないの?
A:
「どの道を通っても、すべての人が、私のもとへ還る」というのが真実。
地獄はない。地獄の経験はある。それは私から離れること。でもそれは、あなたが望めばいつでも終わらせられる。
あなたは幸せを避けることはできない。
私たちは「ひとつ」であることを知り、経験するプロセスは永遠に続く。
Q:次の預言者はいつくるのですか?どう見分けるの?
A:
そういう人たちは世界中に何千人といる。待つ必要はない。ただ気づくだけでいい。
そして、あなたは、あなたが待ち望む者になれる。あなたが「なる」と決めた途端、待つのは終わりだ。
あなたが人生に愛を待ち望むなら、あなたがその愛になりなさい。
あなたが待ち望むものは、あなたとともにある。
あなたは、あなたが信じるものになる。このメッセージは世界を変える。
人々に本当の彼らが何者かを示して、彼ら自身に立ち返らせるんだ。
これは偉大な啓示で、あなたはホンモノの預言者になる。
Q:神さまってどんな感じ?
A:
平和だ。私が幸せであるのに、私以外の何もいらない。あなたと同じように。
完璧だ。私は、すべてだ。私が私であることは、完璧なことだ。あなたと同じように。
安らぎだ。何も私を傷つけられない。そして私は、いつも、永遠にある。あなたと同じように。
楽しさだ。私はすべての瞬間に創造し、それを経験する。あなたと同じように。
Q:神さまはどこから来たの?
A:
どこにもいて、どこにもいない。
「No-Where」の「w」をずらすと「Now-here」いま、ここ、になるだろう。それが、私のいるところだ。
Q:私がお祈りしたら「ちゃんと聞いてるよ」てサインくらい、くれてもいいんじゃない?
A:
私は送っているよ! ただ、あなたが気づかないか、気づいても信じないだけだ。
ときには、まったく何も感じず経験しない時がある。それもまた私からのサインだ。
「空っぽ」と呼ぶところに私がいる。そこからすべての知恵と癒しが訪れる。
「空っぽ」では、どんな考え、恐れ、悲しみ、苦痛、心配、疑い、誤解も消える。休息できる。
空虚を愛することを学びなさい。それは、あなたの中にある神だから。
あなたの身体も、あなたではない。身体は、本当のあなたが何者であるかを経験するための、ただの道具にすぎない。
あなたがしばらくの間、使うための大切な贈り物だと理解できると、それにふさわしいやり方で身体を扱うようになる。
「リレーションシップ」についても、同じように感じ始める。
あなたが出会うすべての人たちが、みんなあなたへの贈り物だと思える。
本当の意味では「自分のもの」は1つもない。
しばらく面倒をみているだけだと理解すると本当に楽しむことができるようになる。
あらゆるものが、その源には、いくらでもふんだんにあると知り、簡単に手放すことができるようになる。
あなたは、お金でも、仕事でも、車でも、郊外の屋敷でも、ほかのどんなモノでもない。
ただモノを「もっと、もっと」と集めるための苦労を止めて、
ほんとうのあなたを「もっと、もっと」経験する魂の旅を始めるんだ。
Q:「ほんとうのあなた」というけど、「ほんとうの私」って誰?
A:
ほんとうのあなたは、祝福された存在だ。魂の存在であり、ひと言で言えば、あなたは「愛」だ。
「愛」と「神」は入れ替えられる。「ほんとうのあなた」は私だ。
いま、あなたは自分のアイデンティティを確立しようと一生懸命だ。
髪の色、着ている服、一緒の仲間、そういうモノが「あなた」だと思ってしまいがちだが、
これらは、あなたの反骨精神の表われではあるが「ほんとうのあなた」を示すものではない。
これらを楽しむコツは、モノと自分を混同しないで、ただ楽しむことだ。
自分を傷つけるモノで楽しくなんかなれないってこと。
無関心や怒りの仮面の下に「ほんとうの自分」を隠してしまわないこと
世の中の状況に苛立ちを感じたら、ポジティブなやり方で表現して、
人々が不要な思い込みを手放すのを助けると腹立ちは消えるよ。
(何度もこの「天国」「地獄」「悪いことをすると神が罰する」「人は生まれながらに罪」という質問が続いていて、
宗教問題は、ずっと昔からあって、小さい頃から教えられてきた欧米の人たちにとっては
私たち日本人よりずっと受け入れがたいことが多いのかもしれないな・・・
つづく・・・・