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「55歳からのハローライフ」 最終回『空を飛ぶ夢をもう一度』

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土曜ドラマ「55歳からのハローライフ」

第2回「ペットロス」
第3回「結婚相談所」
第4回「トラベルヘルパー」


最終回『空を飛ぶ夢をもう一度』
出演:イッセー尾形、火野正平、美保純、ふせえり、小林薫 ほか


▼story(ネタバレ注意
小説家になるのが夢で中小の出版社で勤めていたが倒産してしまい、ハロワに通いながら、交通整理の仕事をして6年になる因藤。
頼みの妻のパートも、会社の都合でクビになってしまった。

腰の激痛に耐えながら交通整理をしていると、福田という男から「中学の時、転校生として一緒だった」と言われる。

小さい頃、山で遭難した際、「キレイな水さえ飲んでいれば大丈夫だ」と言われてからずっと、
自然水を水筒に入れて飲むのが習慣になっていた因藤。それで分かったのだという。

「転校生で寂しい思いをしていた自分に唯一優しくしてくれたのが因藤だった」と回想する福田。
福田はひどい病気のようで、身なりはホームレスだが、家まで送ると、豪邸を指して「ここだ」と誤魔化される。


朝、腰痛がいよいよ酷くなり「今日だけ休ませてください」と電話を入れると、
「ゆっくり休んでください。代わりはいくらでもいますんで」と言われてしまう。

見知らぬ宿から電話が入り、福田が2ヶ月家賃を滞納したままで、病気で動けないから因藤に連絡するよう言われたという。
東京のハロワに行ってみると妻にウソをゆって訪ねると、宿主は「役所か病院ですね。あとは頼みましたよ」と冷たい。

福田は「2つ頼まれて欲しい」と言う。
1つは、母に指輪を返す手紙を手渡ししてほしい。もう1つは「オレをここから出してくれ」

ホームレスが集まる施設?に行き、これまでのいきさつを話す福田。
バブル期にはそれなりに儲けたが、多額の借金を作り、母から宝石を送ってもらっては借金を返していたが、
祖母の形見だけは売れなかった。

「母親に連絡が行くから生活保護の申請も出来なかった。死ぬより怖いのは、自分じゃなくなるってことだな。
 オレは死んだと伝えてほしい」

「ここは20:30には閉まる。その後は、アーケードに行けば毛布やら貸してくれるから」(そんな親切なシステムがあるんだ/驚

「自分で返せ!」


因藤は瀕死の福田を担いで、母の元まで連れていこうとする。
タクシーは福田の身なりを見てどんどんスルーしていく中、女性ドライバー(ふせえりさん!)だけが止まってくれた。

池袋の深夜バスに乗る時も迷惑な目で見られ、運転手も他のお客の手前「30分ほどですからね」と念を押す。
酷く咳き込む福田に「降ろしてくれないか!」と苦情が飛ぶ中、(前回出た)下総源一(小林薫)だけが声をかける。


「心臓のポンプに水がたまってるんだ。すぐ手術しなきゃダメだ。オレの父親も同じだったから分かる」

尿も漏らしてしまった福田が周囲から責められると、源一は「お前ら、アンモニアの臭いくらいで死なないだろ


自分の腰や体力にも限界を感じた因藤は、道の途中でとうとう救急車を呼ぶ。
「すまない、福田」

福田の母が来て事情を話すと「もう少し早く言ってくれてたら・・・」と泣き崩れる。


普段は、息子に「せっかく大学を出してやったのに、バイトばかりして!」と叱ってばかりいた因藤だったが、
今回の件で「大学なんか辞めちまえ! 好きなことしていいんだぞ」と態度を変えると、
「大学は辞めたくない! バイトでもしなきゃやっていけないだろ!」と逆に怒られる。


「福田、あの旅はまるで夢のようだったな。救われたのはオレのほうだよ」



伊武雅刀さん×生田斗真さん@土曜スタジオパーク

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伊武雅刀さん×生田斗真さん@土曜スタジオパーク

以前、哲さんを見に行った土スタに、今回はイブさん×斗真さんが登場〜!
(関係ないけど、ずぅっとイブさんの下の名前を“まさと”さんだと思ってました

竹中さん×田中さん出演@土曜スタジオパーク 番組内容編

 

千利休っぽい井出達は、「一応、気を遣ってね、手織りが最近好きで」て渋い!
イブさんの生番組トークも珍しいのでは? 初見で嬉しい♪
居るだけでエキセントリック

岡田くんから斗真さんへのメッセージ
「トーマちゃんは可愛い!」てw

イブさん「岡田くんが10代の頃に共演したんだけれども、男らしく、いい大人になった」


 

前回、話にのぼった竹中さんの演じた大河「秀吉」には、なんと官兵衛役だったんだ/驚×5000
イブさん「幽閉シーンですごい汚されたんだよね。(岡田くんの演技は)オレの官兵衛よりも全然いいですよ!」

「明日から登場ってことですよね」
「よろしくお願いしやーーーす」て軽い/爆

「千利休なんてvery famous じゃないですか?(なぜ英語?w
 お茶もやらなきゃならないし。たかだか5、6回のお稽古で大変なんだよ」って面白すぎるw

「戦国時代ってことで、周りがテンション高いから、ボーっとしてると、何もしてないみたいに見えるから難しい。
 これだけ(俳優を)長くやってると緊張はしないけど、緊張はしたほうがイイんですよ。
 緊張して、集中すると、芝居の神さまみたいなのが降りてくる。
 そうゆうのが、ほんのたまーにありますね」

「お茶の稽古ってそーとーやったんですか?」
「そーとーやってないです」爆

「正座がキツいよなあ! 腰が悪いもんだから余計」「茶室、狭いんですよ」


昔から付き合いのある竹中さんからのメッセージ


なんとギターを弾きながら、大好きなキヨシローさん風に即興の歌を披露
♪18年前、2人ともまだ髪はあったと思います。今は2人ともなくなってしまった〜
 イブさんは、いつも腰と膝が痛そうで、ストレッチばかりやってる、それがちょっと痛々しい〜

「彼はキヨシローさん好きだから、ちょっと入ってるね。18時間くらい正座してるのは痛い、辛いすね。
 ・・・時代劇、やりたくないすね」w
「竹中さんは音楽の人。しょっちゅう何か音楽を聴いてる」


イブさんはスタジオの隅っこでお茶の自主練
「昔の人の佇まいはイイですよね。日本人としての凛々しさとか。
 今、とっても大切だと思うんで、ぜひご覧になって下さい」


視聴者からのメッセージ
「イブさん、スネークマンショーからのファンです。あまり清らかではない利休像、楽しみにしています」
「なんか怪しい感じ? 別にそんなことはないですねどねぇ。キュウリじゃないですよね? リキュウですよね?」

Q:美声を保つコツは何ですか?
A:フツーに呼吸してればイイんです。深い呼吸が大切。


自家製お味噌汁を持参/驚
 


使ってるカゴ?とか、茶碗とか、いちいち粋!

今回は7種類の具材(カボチャ、インゲンなど)が入ってて、出演者にふるまわれ、みんな大絶賛v

「撮影所で出るお弁当って揚げ物が多いから、コレ(お味噌汁)とゴハンでちょうどイイんだよね。
 ごま油で野菜を炒めて。野菜は全部1cm角くらいに切る。味噌は毎日摂ったら絶対イイ! 1日1食。
 常備5種類の味噌があって、今回は麦味噌?など3種類を混ぜてあります」

「太陽が昇るのとともに起きて、30分くらい歩いて、帰ったらかつぶし削ったりして、体ほぐして・・・
 今朝は4:30に起きました。それで1杯の味噌汁を飲む。
 太陽って昇る時だけ直視できるんだよね」


斗真さんはカレーが大好き
北海道のお気に入りのお店のカレーを特別に配送してもらって、みんなで試食。
イブさん「肝臓悪いの? オレもカレー好きなんだけど、肝臓悪いと、カレーのスパイスに入ってるウコンとかを求めるんだよね」
斗真さんが喋ってる間中、無言で食べ続けるイブさんも可笑しい/爆


Q:休日は何をして過ごしていますか?
A:「本を読んでる。読む時間がないんだよね。あとは寝てます。夜は9時ぐらいに寝る」(翔さん並みだねv



今回のななみちゃんの番組紹介は、なんと、「夜だけど・・・あさイチ」。

 

 

そして、もう来年の大河ドラマ「花燃ゆ」の出演者紹介。早いなあ!

平成27年大河ドラマ「花燃ゆ」(2015年1月〜放送予定


土スタのビビる大木さんも出るんだとか。原田泰造さんまでいる!
「物語の主役は吉田松陰の末妹で、後に久坂玄瑞の妻となる杉文(後の楫取美和子)である。」(ウィキ参照
また幕末〜明治維新ものに逆戻りか!?

女子的★宇宙 大解剖@あさイチ

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女子的★宇宙 大解剖@あさイチ

 
宇宙の話だし、ゲストは内藤剛志さん♪


 
番組始まって以来、初の生放送内でCGを使う試み。天井が星空になってたり、UFOが飛んできたり!
でも、なぜかグレイ(宇宙人さん)だけは、手づくり感覚満載で、有働アナは思わず「CGじゃねーじゃん!」て/爆
夏休みスペシャルで、普段よりさらに自由度が増してるw

先日、ブログでも書いたけど、どれも行ってみたいイベントばかり!
「宇宙博2014 ―NASA・JAXAの挑戦―」@幕張メッセ国際展示場ホール10・11(2014年7月19日(土)〜9月23日(火・祝))
「宇宙ミュージアム」@東京ドームシティ
「ミッション[宇宙×芸術]−コスモロジーを超えて」@東京都現代美術館
会期:〜8月31日(日)まで 月曜定休


「138億年の超絶景! 宇宙遺産100」も絶対観る!って思ったらBSの間違いだって・・・残念すぎ。


2014年の天体ショー見どころ
 

 
見ごろは8月11日


人工衛星から見た地球
 

 


こんなにクッキリ分かれてるんだね、フシギ/驚×5000


身近になった人工衛星〜宇宙の産業化・日常化
 


第一期水循環変動観測衛星「しずく」
 

 
海水温の変化を逐一とらえて、温度の違いによって違う魚の生息域を特定することで漁業に貢献しているそうな。


佐賀大学では、衛星で茶畑を観測
 
人工衛星で調べて、テアニンと呼ばれるアミノ酸が豊富な茶葉が市販されている。


ちっちゃい人工衛星
 
JAXA名誉教授の的川さんは、「宇宙教育の父」と呼ばれている人

「こんなにたくさん宇宙に飛んでたら、ぶつかったりしないんですか?」

「実は、ロケットから切り離す時のネジなどもすべて、何百万個も回収できなくて困っているのが現状です。
 人工衛星同士がぶつかったこともあります 地上からすべてコントロールしているんですね」

小さいのは、大学(通信の教育の一環など)や企業が飛ばしたもの。
そのうち「マイサテライト」の時代も来るかも!?
「そしたら、交通整理の法律が必要になりますね


消臭下着

「宇宙では洗濯ができないため、アンモニアを中和させるなどの消臭機能を持つ繊維で下着が開発されました」
濡れたタオルで拭いたりもしている。


宇宙への旅

「この宇宙旅行は私の夢です」

歌手のサラ・ブライトマンさんが、来年、宇宙旅行に行くニュースが注目された。


第二次宇宙旅行元年?!
 

 

 
宇宙用のPC


滞在2時間の宇宙弾丸ツアー


 

日本での説明会には300人が来て、申し込み者は約700人。
ジェットエンジンに切り替えれば、無重力になり、パリ⇔東京間が2時間も可能かも?(どこでもドアがいいです

内藤さん「常識が変わっちゃうね」「月でサミット開催とか」「国境なんてないってことが分かったり」


宇宙ブームのきっかけは「大坂万博1970」
 

 


主婦の夢は宇宙旅行
 

若い頃から夢見てきたが、子育ても終わった今、老後のお金も使って、3年かかってついに申し込んだ。
宇宙旅行費用は2,000万円以上。家族も応援してくれたという。


宇宙葬
地球を回って、大気圏を離れると、流れ星となって燃え尽きるなんて、私もそうして欲しい!
50万円なら手が届く範囲だし。日本人は、すでに100人が宇宙葬をしたっていうのもビックリ!


占星術研究家の鏡リュウジさんまで登場!


「占星術が生まれたのは2300万年前。当時は天文学との境はなかった」

「科学的に統計をとると、星占いはたぶん“当たらない”けれども、
 ヒトは自分の人生や日々の生活に小さなことでも意味があると思いたい。
 世界の中で一番、秩序があるように感じられるものは星の動き
 もし、太陽や月、星の動きと、自分の人生の間につながりがあると感じられたら、すごい喜びになる。
 (星占いは)人間の本能的なところからきていると思う」


「はやぶさ2号計画」!!
 

人工的にクレーターを作って「有機物」を持って帰るのが目的。
その元素を調べたら、地球の材料、生命の先祖が宇宙で生まれたのか、地球で生まれたのか、などが分かるかもしれない。
その星の上には、前回同様、何十万人の名前が書かれたプレート?を置いていくという。

「前回の1号に改良を加えてはあるものの、また波乱万丈の6年間になることでしょう」



子どもたちからの質問コーナー

Q:宇宙の外はどうなってるの?
A:「宇宙」とは中国から来た言葉で、宇=空間+宙=時間を指している。ので、“宇宙の外”はない。

Q:どこからが空で、どこからが宇宙なの?
A:「カルマンライン」の上が宇宙と決めてある。

UFO目撃情報FAXがたくさん来て、おおっ!と食いついたけど、
的川さん「そのたびにアメリカの専門家がちゃんと調査しているけれども、98%は錯覚ということです。あと2%は不明」
いやいや、いるってば


ちなみに8/8のプレミアムゲストは、若田光一さん!
そのレポはまた今度v


追。

イノッチ画伯の絵がついに宇宙人化!爆

『女子の人間関係 整理整頓』(サンクチュアリ出版)

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『女子の人間関係 整理整頓』(サンクチュアリ出版)
水島広子/著

たしか「あさイチ」で紹介されてメモって予約したら、すごい予約数でようやくウチに来た。
私の後にもすでに45人も予約者がいるから、早く読んで返さなきゃと思って、
病院の待ち時間にちょうどいいので、1日で読みきってしまったv

これまで派遣スタッフとしていろんな会社に行って、ある程度、似たり寄ったりな“狭い人間関係”のパターンを見てきて、
中でもキョーレツ極まりなかったのがOさん&旧相方さん事件だったわけだけど、そんな地獄を通って見えてきた
女性特有の価値観、偏見の根源って一体何だろう?って疑問がスッキリ分かる。

経験して分かってきたことが、ちゃんと体系的にまとまっているから、やっぱりそうか感が強かった。
いろんな女性、なんなら男性にも読んで欲しい女性の人間関係の真相、深層心理。

人間関係っていうからには、やっぱり自分もありきのこと。
今まであったいろんなことも、今となって振り返れば「世の中には、いろんな価値観の人がいる」
「自分もそのまんまでいいんだ」ってこと。
よく言われる常套句だけど、日常の煩雑さの中ではつい忘れがちなんだよね。

今回もメモが長くなってしまいました/謝


【内容抜粋メモ】

本書の構成
amazonの「クリックなか見!」にある通り、女性の中にある嫌な部分を、本書ではカッコつきの「女」と書いている。
「女」とは=他人から傷つけられてきた人たちのこと。
前半は総論、解説、後半は「女」の特徴を1つずつ、分かり易く例を挙げて書いている。
ケースごとに「分析」「巻き込まれない方法」「自分を守る方法」→最終的には「女」の傷を癒やすことで元から解決する。
「女」を作っている背景にある「男性優位社会」「社会通念」を紐解く。
「女」について知ることは、女性全体のエンパワーメント(力強くなること)につながる。


[PROLOGUE]
「女」度が高い女性は、他の女性に嫌われやすく、「女性に好かれる女性」は「女」度が低い。
「女」同士には形ばかりのつながりしかできない。
「女が強くなる」=「男のようになる」と言われていたが、「女」に注目することで、女性として楽しみつつ、しなやかに強くなることができる。
「女を捨てた」わけではなく、解放されて生きるという新しい生き方が目指せる。

本書を読めば「女のくせに」というよく聞く言葉の裏側も見えてくる。


**********************「女」が形づくられる背景

●「女」とは=他人から傷つけられてきた人たち
「女」が持つ特徴は、虐待やイジメ等により他人から傷つけられてきた人たちに見られる特徴と共通している。

いつも否定されて育ったひと
自分の意見と違う意見を持つ人に対して「自分を否定された」と感じがち。
自分の気持ちを率直に打ち明けることが苦手。

虐待的な扱いを受けてきたひと
まず「自分の敵か味方か」を区別したがる傾向がある。

他人から傷つけられてきたひと
「自分と他人の領域」の区別がつきにくい。いつも相手の顔色を読みながら生きてきたため、
「察する」ことが当然で、「伝えなければ分からない」ということを知らない。
いつも「自分の領域」に踏み込まれて傷ついてきたため、それが尊重されるべきものだと知らない

「人は人、自分は自分」という見方ができず否定された感じを受ける。
実際は、相手は自分の意見を持っているだけで、自分とは何の関係もない。


●「女」が作られる時代背景・男性優位社会における女性
日ごろ「女」度が低いひとも、恋愛中や、「女」度が高い人と接すると、「女」度が高まることがある
女性がどう育てられ、周囲からどんな「女性らしさ」を期待されているか、という観点から見ると当然の現象。

会社においても、女性だけが雑事をさせられる、というのも傷つく体験。
「男性を立てる」役割も要求されるため、サブの立場に甘んじる人も多い。


●女性は「男性から選ばれる性」
「よい結婚ができるように」などもその一般的な例。
「選ばれた女性」がいるということは、それ以外は「選ばれなかった」と傷つくバッシングにつながる。


●「選ばれる」=「外見重視」
一般的に「魅力的な女性」=「外的なもの」である場合が多い。そこには「女性らしい細やかさ」も含まれる。
男性が女性に「外的なもの」を求めているかぎり、女性はそれを「演じる」ようになる。
「こう振る舞えば男性に好かれる」という特徴は分かりやすい。男性はカンタンに騙されるが、同性にはバレバレw
そのゲームに参加しないと、「自分は不器用で、バカ正直だから損をしている」という感覚になる。


●「女」の敵は「女」
問題の本質は、女性の陰湿さでなく、「外見によって選ばれる」という受動的な立場に置かれていることにある。
女性は「誰かが褒められたら、自分は褒められなかった」という、常に「相対評価の世界」に生きている。
一方、男性は「社会において自分の力はどのくらいか、どれだけ達成できるか」という話になる。
きょうだい間でも、女性のほうが「自分は姉(妹など)に比べて親から可愛がられなかった」と回想することが多い


●「女のくせに」
女性に期待されている役割が果されないと「女のくせに」と言われる。
言われ続けているうちに本人も「ダメな女性」という気持ちになる。
「女のくせに」=「人格否定」のニュアンスも含まれ、「どうせい私は女だから・・・」と一歩下がった姿勢になる。


●他人の足を引っ張る「女」
女性であるが故に何かを我慢した人は、我慢していない女性を許せない

例:子育てのために、自分の可能性を犠牲にしたという思いがあると、働いている女性に対して
「自分で育てないで保育園に預けっぱなしで可哀相」という“正論”に見立てる。

その裏には「子育ては女性がやるべき」という古い考えもある。


●「べき」で縛られている人は、他人も「べき」で縛りたがる
その裏には「私は我慢したのに、あなたは我慢しなくてズルイ」という本音がある。


●「気が利く」と褒められて育つ女性
人には本人にしか分からない事情がたくさんある。持って生まれたもの、生育環境、経験、周りの価値観、
最近の状況、その時の体調や機嫌など、本当のことを知っているのは本人だけ。
その本人の領域の中で、私たちはいろんなことを感じたり、判断している。

つまり「相手を察する」ことは、相手の領域に立ち入って「忖度(そんたく)=他人の心をおしはかること」しているにすぎない。


●「母親病」「お姉さん病」
「あなたのことを一番分かってるのは、わたしだけ」と押しつけたがる。
しかし、自分のことは自分で決めたい、そのために自由に悩んだり考えたりする空間が欲しい、と思う人は多い
勝手に決めつけられることそのものにカチンとくる人もいる(そうなんだよ。でも、どっちも自分だな
アドバイスしても「そんなこと言われなくても分かってる」「できることなら、とっくにやってる」と思われる。


●自分のことも察してもらって当然
他人の領域が希薄な人は、「自分の顔色を読んでほしい」と望んでいて、それが叶わないと不満に思う。
男性は「どれほど努力を認めてもらえたか」で相手からの愛情を判断しようとするが、
女性は「どれほど自分の存在を気にかけてもらえたか」で判断する傾向にあるため、
「言わなくても察してもらえる」ことは女性にとってとても重要。

陰口も、ここから派生することが多い。「常識的には、分かるよねえ!」という“正論”によって。
ストレートに伝えることには、「拒絶される」リスクがあるので、「女」がストレートに要望を伝えることはほとんどない。


●「女」を癒やす
女性は長い間、「細やか」「控えめ」「気が利く」など「女らしさ」を求められ、
男性中心社会で「女のくせに」という立場に置かれてきた。
だから目指すべきは、他人から傷つけられてきた「女」の傷を癒やすこと
「これだから女は・・・」とさらに傷つけるのではなく、癒やすことが必要。

「女」をバカにしたり、見下さない。
自分自身が「女」にならない。

女性に好かれる女性は「女」度が低い。さっぱりしていて、温かく、後腐れなく、嫉妬せず、裏表がなく、正直、誠実、一貫性がある。
これらは「女」を安心させる姿勢だから。

「女」との関係は、実は、自分の中の「女」とどう付き合うか、ということでもある。


●「女」の癒やしは、女性のエンパワーメントにつながる
女性である自分を好きになり、誇りを持ち、力を発揮できる女性像を考えていく。

まずは自分から「誰が選ばれるか」というサバイバルゲームから降りる勇気を持つ。
重要なのは「どうすれば相手から好かれるか」より「自分はどうしたいか」ということ。
周りのやっかいな「女」は、「女」の癒やしというテーマに取り組ませてくれる存在と見れるようになる。


**********************3つのステップで考える様々な具体例

3つのステップ
A.とりあえずの対処法:「巻き込まれない」
B.攻撃を受けない方法:「攻撃対象にならないよう、自分を守る」
C.本当の意味でよい関係を築く方法:「「女」を癒やす」

[主な対処法]
「女」を「女」の目で見ない。
単なる「女」のパターンだと理解し、それ以上の意味づけをしない。
「この人は問題があるのでは?」「自分に悪意を持ってるの?」などではなく、「「女」だから、こういう条件下ではこう反応しているだけ」と捉える。

[2種類の巻き込まれ方]
物理的:相手のせいで自分の行動が変わってしまうこと。
精神的:嫌な気持ちになる。ストレスに感じる。


●比べたがる「女」たち

・ケース1:同僚がライバル心をもって、なにかと対抗してくる。
A.「巻き込まれない」
どれほど相手の言動が上から目線に見えても、「癒やされていない、気の毒な心」そのもの。
癒やされていない心は、「表面的な勝ち負け」に非常にこだわり、いつもピリピリした緊張感にある。
だが「選ばれる性」には本当の意味での「勝ち」などない。

「いつもピリピリして、自分が負けているところがないか確認しないと気が済まないんだな」という視点で「彼女の話」として受け流すこと。
「忍耐」「我慢」ではなく、「見逃してあげる」。「これは彼女の心の傷の話。私についての話ではない」ということ。

B.「自分を守る」
彼女の悪口を言わない。
彼女以外の人たちとの信頼関係を日ごろから築いておく。

C.「「女」を癒やす」
日ごろから一貫した温かい姿勢で接する。
彼女を一人の人格として尊重し、心からの思いやり、感謝を表現すると、「女」が癒えて、「女」度が下がってくる。
相手の「女」が癒える時は、自分の「女」も癒える時。


・ケース2:他人のライフスタイルを非難する「女」(私も気をつけなきゃ
A.「巻き込まれない」
ライフスタイルの違いによる悩みは、フシギなほど女性特有。
それは、どのライフスタイルを選んでも「大きく失う」ものがあるから。
「相手が持っているのに、自分が持っていないもの」に目がいってしまう。

今や「3歳神話」は学術的には根拠がないと否定されている。
短時間でも「子どものためだけの時間」を作れば、母親が働いていても問題ない。
「自分にとって最も心地よい子どもとの関わり方」を考える。
ライフスタイルには「正解」はない。

B.「自分を守る」
決めつけが強い人ほど、不安が強い→相手の生き方(領域)を尊重して対立しない
「そっか、あなたはそう考えるのね。いろんな考え方があるよね」と穏やかに言う。

C.「「女」を癒やす」
「専業主婦」「ワーキングマザー」ではなく、より一般的な話に切り替えると共感しやすくなる。「各論より総論」


・ケース3:ほかの人と遊ぶと嫉妬される
A.「巻き込まれない」
彼女の顔色を必要以上に気にしない。不機嫌そうな顔が目に入っていないフリをする。
「女」をスルーするのは、巻き込まれないための1つの効果的なテクニック!

B.「自分を守る」
適度な距離を置いておくほうが全体に自分の安全が守られる。

C.「「女」を癒やす」
「私にとって本当に大切な友だちだよ」っと言ってあげる。
“選ばれなくても価値がある”ということを、一貫して、折に触れて伝える。


・ケース4:女同士の褒めあい合戦はどうしたらいいか?
「女」は褒めることで「性格のよい人」を演じることが多い。
同時に、褒めることで自分を守り、相手がどんな人間か調べる、ということがある。
可愛いコに「可愛い」と言って傲慢さを調べたり、逆に「勘違い度」をチェックする

A.「巻き込まれない」
相手が自分にそう言ってくれた、というコミュニケーションに注目する。
「そんな風に言ってくれて本当にありがとう」と言うことで、チェックの軸を手放す。

B.「自分を守る」
「○○ちゃんって本当に優しいね」と心から相手を褒める。


・ケース5:結婚した友人。置いてけぼりになった気持ちになってしまう。
学生時代から「大体一緒」と思っていたのに「裏切られた」「彼女ばかりズルイ」と思ってしまう。

A.「巻き込まれない」
結婚という衝撃的なニュース、ネガティブな衝撃を受けると、傷つき、「もう傷つきたくない」と思うのは、
警戒心や自信のなさとして表れることが多い。
→「衝撃を受けた時は当然の反応」として肯定する。

「選ばれた」のは結婚生活の始まりにすぎず、必ずしも一生の幸せを提供するわけではない。


・ケース6:会社で女性上司同士の派閥に巻き込まれている。
「敵の味方は敵」理論。

A.「巻き込まれない」
物理的には「誘いを断る」、精神的には「それを苦痛に思わない」こと。
「女」は否定されることに極度に敏感。「否定された」=「敵」攻撃の対象になりかねない。
「付き合いが悪い」のは、自由をもたらしてくれる(同意見v

B.「自分を守る」
対立が見えていないかのように振る舞う。

C.「「女」を癒やす」
「女」でない女性として職場に居続ける。職場の人間関係にあまり関心のない公平な人として見てもらう。


・ケース7:いない人の悪口大会についていけない。
「女」は直接攻撃に決して強くないから、安全な立場で「敵」の批判をするのが好き。→「形ばかりのつながり」にも機能する。

A.「巻き込まれない」
陰口を言う人は、人として信頼されない。自分も言うと、そういう人が集まり、人生の質が下がる
「卑怯だ」などと評価してイライラする必要もない。「女」たちの心の傷を反映しただけのものと捉える。
「自分がいない時も言われているかも・・・」は、すでに巻き込まれている状態。

B.「自分を守る」
親しくなりすぎないようにするとともに、愛想をよくすること
刺激の少ない、まるで空気のように“気にならない存在”になることでリスクを減らせる。

C.「「女」を癒やす」
「大変だね」「そんなことがあったんだね」程度の返事に留める。
じっくり話を聞いてあげるだけでも、癒やしてあげられる


・ケース8:同僚のミスを指摘したら、職場のメンバに悪口を言いふらされた。
「女」のミスを指摘するのは致命的。 「敵」ができたら、感情的に周りを「味方」で固める定石通り。

A.「巻き込まれない」
ある程度仕方がないこととして流す覚悟が必要。

B.「自分を守る」
反論を試みるより、信頼できる人間として仕事をすることが大切。
信頼できる上司がいれば、感情的にならず、単に「何が起こったか」を話す(思い出すなあ・・・

C.「「女」を癒やす」
「敵」らしくない行動をとり続ければ、「女」は肩すかしを食らう。
「あの人はただ、この点を直してもらいたかっただけで、私を否定したわけじゃないんだ」という視点をもってもらえるかも。


●ママ友、社宅での関係
夫の赴任先の婦人会(絶対加入が条件)など避けて通れない場合がある。
夫同士の力関係が、妻たちに反映されることがある。公私の区別がつきにくいという特徴がある。
一見、私的に見えて、家族のために引き受けなければならない「社会的な仕事」と言ってもよい。
物理的には「居留守を使う」などもあるが、ポイントは相手を否定しないこと。


・ケース1:ママ友から頻繁に誘われる
本当にそれだけの時間を投入する価値のあることなのかを検証してみる。
断る理由も、趣味などだと「比べる心」を刺激するため、「夫の母が来るから・・・」など
義務的な色彩の強い、つまらなそうな理由のほうが安全


・ケース2:ママ友の特定メンバから外されたことが分かってショック。
もともと自分のノリがよくない等、コンプレックスがあると「自分は選ばれなかった」と「女」の傷が直撃される。
だが、情報収集等「社会的な仕事」をしたら、あとは自分に合った領域で友だちを作ればいい。


●「形ばかりのつながり」を求める「女」

・ケース1:職場の仲良しグループが断れない(あるある
「1人でいる」=「選ばれなかった」というのは「女」の考え方。
女性は群れたがり、一人でいると「友だちがいないように見えるのでは?」と気にする傾向がある。
「群れ」の中では均質を求め、異質なものを排除しようとする。

A.「巻き込まれない」
1人でいることには何の問題もない。
群れることの束縛感、無力感などを考えてみれば、意思のある女性として自然体で生きる選択肢もある。

B.「自分を守る」
自分が「女」にならず、「女」からも嫌われない上手な生き方、それは「ちょっと変わった人になる」。
自分にとっての自然体は何かをよく知って、その通りに生きている人という意味。これは「女」の対極。
「変わり者」と陰口を言われるリスクはあるが、実害は実はあまりない。

C.「「女」を癒やす」
「1人でいる女性はカッコいい」という文化を創っていけばいい。
群れたがる「女」をバカにしないことも重要。
群れない女性との一対一の関係は、とても癒されるもの


・ケース2:転職先の女子グループに入れない。
人が知り合って、お互いに安心し合うには、ある程度の時間と、プロセスが必要。
短時間で結論を出すのも「女」の特徴。
いつかは必ず自分の居場所ができてくるもの。でなければ、「本当にこの輪に入りたいか?」と考えてみる。


・ケース3:悩みやグチを相談されることが多い。
悩みにアドバイスしても、うまくいかない場合が多いもの(そーなんだよね
「アドバイス」には、相手の現状を否定するニュアンスがあるため、「そんなことは分かってる」
「あなたにはよく分かってないからそんなことが言えるんだ」と反発される。

悩みを口に出して、相手にそのまま受け入れてもらうだけで、気持ちが整理され、前進できる。

悩みを打ち明けあうことでつながろうとする「女」もいる。
相手が自分と同等、もしくはそれ以上不幸じゃないと落ち着かない。
「わかる、わかる」と同じような悩みを話すと親しさが増す。
「他の人には相談していたのに、自分はしてもらえなかった」というのも女性からよく聞く。
「悩みを相談する」=「重要な存在と認める」という認識からくる。

A.「巻き込まれない」
「女」度が高い人に囲まれているより、低い仲間を作る。
人間関係を自分中心に考えるのも「女」から解放されるために必要。

B.「自分を守る」
「私はあなたを脅かす存在ではない」ことを示す(試したけどなぁ・・・

C.「「女」を癒やす」
「形ばかりのつながり」を求める「女」には、似たネタを提供して盛り上がる傾向がある。
「ネタ」ではなく「相手の話」として尊重する。ありのままに聞くことで癒され、人間同士のつながりを作っていける。


・ケース4:「恋バナ」で恋愛観が合わない。「別れたほうがいい」などと言われる。
自分を信頼してくれているか、相手は幸せ過ぎないかを、「女」は常にチェックしている。
「恋バナ」は「女」の祭りと考える。「口出しされたくありません」という正論は棚上げにしておく。


●「人は人、自分は自分」と見れない「女」

・ケース1:上から目線でアドバイスする友だちが苦痛(自分も気をつけなきゃ
「お母さん病」「お姉さん病」という感覚はいつまでも手放すことができない。

「女性らしさ」として求められているものの一部は「相手の領域」を侵害する性質がある。
男性、社会が女性に「お母さんの役割を求めているため、治らないのも当然。

「人は人、自分は自分」と線を引くのは、健康な人間関係の基本。
それぞれが事情を抱えていることを知るようになると、自分が決めつけられることなどほとんどないということがわかってくる。

A.「巻き込まれない」
これは、相手が相手の領域の中で勝手につぶやいていること。
そこに真実を感じる必要もないし、言う通りにする必要もない(これが一番難しいんだ

B.「自分を守る」
「そうか、少し考えてみるね」「そういう考え方があるね」と、自分の行動を縛らない形で
彼女の意見を尊重し、関係性に距離を置いてゆく。

C.「「女」を癒やす」
「私の領域に入らないで」ではなく「あなたの領域を尊重している」というやり方(それもやってみたけどなぁ・・・


・ケース2:自分が夢中になっていることを、いろいろオススメされて困る(これも気をつけなきゃ!
「あなたのためを思って・・・」という時点で「お母さん病」。
その人にとって良いものが、他人にとっても良いものとは限らない。

B.「自分を守る」
「やりたくない」ではなく「私、ずぼらだから、そうゆうのダメなんです。先輩はスゴイですね」と、
あくまで「自分にはムリ」というトーンで話す。お礼を忘れない。

C.「「女」を癒やす」
その人が今夢中になっていることを一生懸命話している、と捉えてじっくり聞いてあげる。


・ケース3:娘の休日も拘束する母親が煩わしい。
(こないだの「女性リアル 母が重たい・・・@あさイチ」だな

親子でも別人格。しかし、とくに母親は、自分が生み育てた子どもを、自分の一部のように考えている場合がある。まさに「お母さん病」。
子どもの成長を支えることは、その「子どもの領域」を尊重してあげること(何万回も言ったけどね

やっかいなのは、パートナーを含めて他に親しい人がいないこと(そうそう
母親に反抗もせず、結局は言いなりになってきた娘は貴重な「味方」であり、その自立を受け入れるのはとても難しく、
「裏切り者」「恩知らず」と感じることすらあるほど。

A.「巻き込まれない」
本来は、パートナーとともに子どもの成長を支え、自立した大人として世に送り出すことが親の仕事。
これは娘の「女」の問題でもある。「どうすれば好かれるか」が中心だった人は「親離れ」に抵抗を感じることがある。

生きる上では、多くの変化を乗り越える必要がある。
子どもに依存していると、本当の今の自分にとって必要な人間関係や活動を築かなくなる。
本気で今後を考えるなら、「もう私は母親から自立している」とキチンと知らせるほうが親切。

しかし、このプロセスが無傷で進むとは期待しないこと。母親にとっては、明らかに「喪失体験」となる。
そこで罪悪感を持つなら、巻き込まれているということ。まずは、その「罪悪感」を手放すこと。
その変化を支える、という観点をもつことが、最も母親のため。

C.「「女」を癒やす」
お母さんなら、この変化を乗り越えられるはず」と信じること。
娘にべったり依存する以外、楽しみの可能性がたくさんあると知らせる(随分前からやったけどねぇ・・・

親が子どもの領域に踏み込むことが子供の成長を阻害することが多いのに対し、
子どもが親の領域に踏み込むことは「愛情」と感じられることも多い。
親にとって最も寂しいことは「関心をもたれなくなること」。

『老親(としおいたおや)の心理 お年寄りが、いちばんしてもらいたがっていること』も参照のこと


・ケース4:義母と子育て法が違うので困る。
「お母さん病」とも言えるし、いつまでも息子にとっての「一番」として選んでもらいたい「女」だからとも言える。
この問題のキーパーソンは夫(やっと登場したね!
「子育ての方針を決めるのは誰か」夫がきちんと考えて、決定しなければならない(夫婦で考える問題だよね?


・ケース5:友だちに悩みを打ち明けたら、友だち中にバラされた。
「女」は、「人は人、自分は自分」が苦手なので、個人情報の管理がずさん。
母親が子どもについての話を、無邪気に他言してしまうのも、秘密を曝露している意識すら持っていないから。
(近所の人に、全部話しちゃうからね、あることないこと

A.「巻き込まれない」
「どれほど心配してくれているか」ではなく「どれほど口が堅い人か」を話す基準にする(私自身も人の秘密漏洩に気をつけなきゃ
「女」にとって大切なのは、個人情報の重さより、相手との関係性。「この人は味方」と思えば、「あなただけに話すけどね・・・」と話してしまう。

B.「自分を守る」
「心配している」アピールが強い人は、それだけ「領域」意識が希薄だとも言える(なるほど
領域意識がしっかりしている人は、心配はしていても、相手が相談してくるまではそっとしておくことが多い。


●演じる「女」

・ケース1:私が仕事を頼むと文句を言うが、男性社員に言われるとニコニコして対応する後輩がいる。
A.「巻き込まれない」
仕事をしてもらえない実害を防ぐ+不愉快な思いをしない→「女」をスルーする。
あくまで「仕事をさせる」ことに焦点を当て「優先度が高い仕事が他にあるの? 一緒に考えさせて」など。

「女」は「女」から批判されることが一番嫌い。
「男の前では態度が違う」という指摘は、「女」の急所のようなもの

B.「自分を守る」
「女」を直接攻撃すると、「女」の演技に鈍感な男性たちから「意地悪」と見られるリスクがある。
→「女」度の高い後輩を、それ以外の人と同じように扱う。「私にだけ意地悪なんです」と言われる証拠を残さずに済む

C.「「女」を癒やす」
他の女性を信頼できずに生きてきた後輩を、「女」ではない女性として関わることは新しい体験となり癒やしとなる


●恋愛すると変わってしまう「女」は多い

・ケース1:婚約が決まってから疎遠になり、約束もドタキャンされた。
恋人を優先して、友だちに迷惑をかけるのも「女」の特徴。
「選ばれない限り満たされない」と思っている「女」と恋人は、「鍵と鍵穴」のような関係にある。
これは、DV、不倫などでも、なかなか女性から関係を絶てない現象とも通じる

それまで低かった「女」度が恋愛を機に急に高まった場合もある。
自分の傷にピッタリ合う「鍵」が出現することで、傷が顕在化する現象

A.「巻き込まれない」
自分の問題ではなく、「鍵と鍵穴」に引きつけられてしまっている彼女の現状として捉えれば傷つかずに済む。

B.「自分を守る」
これほど「女」になってしまっている時は、「別人格」と考えたほうがいい。
相手との関係性は、柔軟に変化させればいいもの。感じ方に合った距離をとるのが適した時期なのかもしれない。

C.「「女」を癒やす」
今は幸せ絶頂のように見えても、これからどんな人生を歩むかは分からない。
その時、また友だちとして必要とされたり、自分もまた親しくしたいと思えば、そうなればよい。


**********************自分の中の「女」を癒やす

相手の「女」対策の次は、自分の中の「女」を癒やすことでストレスを減らし、生活の質を上げてみる。

・ケース1:自分の男友だちと付き合ってると言われてショック。
不愉快な感情を持ち続けること=巻き込まれている。「女」の振る舞いを見て不愉快に感じるのは「女」の心。
彼女から独立した存在でいるとよい。
「女」は人の多様性を認めるのが苦手。
「その人がどんな振る舞いをしても、その人の自由。ただし、その責任は自分でとるように」という態度を徹底する。


・ケース2:女性上司のほうが厳しい気がする。
女性上司に厳しく育てられた人は、後輩に対しても厳しい場合がある(子育てと同じだね
これは、女性上司の「女」の話かもしれないし、若い女性に甘い男性の問題かもしれない(あるある

A.「巻き込まれない」
「どうして私ばっかり」に立ち止まっている=巻き込まれている。これは女性上司の「女」の問題で「どうして?」は必要ない。

B.「自分を守る」
女性は関係性の中で大切にされることが大事、というのが表れている。
仕事ぶりから学ぶことも多いかもしれない。「先輩みたいになりたい」と言われて嬉しくない「女」はいない。


・ケース3:不妊治療をしている友だちがいるが、自分だけ妊娠して疎遠になってしまった。
「先に妊娠された」というのは1つの喪失。そんな時に関係まで疎遠になると孤立感が高まるかもしれない。
けれども、彼女が実際どう思っているかは、彼女にしか分からないこと。それを忖度しない。
不妊治療中の人ではなく、友人として見ること。一度「まだ友だちでいてくれる?」と尋ねてみるのもよい。
→「形ばかりのつながり」が、真の友人になるかもしれない。


・ケース4:「他の人には話せないから」と言われて相談に乗ったが、いろんな人に相談しまくっていた。
その場の感情で「味方」感のあることを言うのも「女」の特徴の1つ。
「お母さん病」がある人は、人の世話を焼きがちで、本来聞かなくてよいことまで聞いてしまうから、自分が聞きたい範囲にとどめておく。
「損をした」と感じるのは、本来やりたいわけではないことをムリしてやったから。
自分の心の狭さを責めるのではなく、「自分がやりたいことだけをやろう」「ムリのない範囲で役に立とう」と決める。


・ケース5:仕事とプライベートを割り切る後輩と、残業の多い私。幸せそうにしてると疎ましく感じる。
自分のライフスタイルは自分で決めたもの。
男性に依存した人生設計は、相手次第でどうにでも変わってしまう。浮気やリストラでおかしくなる可能性もある。
「結婚」「出産」など「形になるもの」を中心に生きるほど不安定な人生はない。
そもそも、どんな人生も、思い描いたとおりになる保証などない。

拠り所になるのは「自分は何を大切にして生きてきたか」
「大切にして生きているもの」を持っている人は、何が起きても強い。
受動的な人生から、能動的な人生に転じる時。


・ケース6:パートのおばさんの自慢話にイライラする。私ばかりにするのはなぜ?(誰かから聞いた話だ
自慢話や不幸話の標的になるタイプの人がいる→本人が「何でも聞いてくれそうなオーラ」を出しているから。
「相手を喜ばせる」「相手に嫌われない」という「女」の習慣がある場合も多い。
「興味がありません」というのは「女」には危険。話の途中でストレッチを始めるなど「ちょっと変わった人になる」のも一案。


[EPILOGUE]「女」度の低い人になる気持ちよさ

「女」度の低い人とは
他の女性が優れていようと気にしない。「人はそれぞれ」と考え、温かく、協力できる場合は協力する。
裏表がない。男性の前だろうと、女性の前だろうと、自然体。演じない。
恋人が出来ても、女友だちとの関係は変わらない。あるいは、恋人も自分の友人関係の中にうまく位置づけて、相互に交流できるようにする。

↓↓↓

ストレスを減らし、毎日を豊かにする。人間関係の自由度も高まり、力強く、爽やかに、思い通りの人生を生きていけるようになる。

まずは自分が「女」を手放す先駆者となり、自身の人間関係をスムーズにするとともに、周りの「女」度も下げていきませんか?



sound furniture@山羊に、聞く?[代官山]

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sound furniture@山羊に、聞く?[代官山]
OPEN:19:00 START:20:00

Facebook Event Page

出演
Sound Furniture
with
Sumilady (Piano)
ARATA (Guitar)
K-Ta (Vibraphone,Percussion)
Hiroshi Shimizu (Percussion,etc)
etc..



代官山駅からほんとに近い。
1階だと思ってたら、地下1だった。ライヴ演るとこって、どうして地下が多いのかねぇ・・・



お店の真ん中に私の好きな巨樹がドーンとあるフシギな空間。
本物じゃないよね? と、何度も眺めてしまった。
一番奥は喫煙所みたいだったけど吹き抜け?



集まったお客さんたちもオシャレな人たちばかりで、やっぱり一人参加は気後れするけど、演奏が始まってしまえば没頭。
夕飯のニョッキも美味しかったしv

F「ファーストセット、セカンドセットと分けるつもりはなかったけれども、、、」
とゆってたけど、途中で1回休憩が入った。


 

いつも通り、鐘の音で入って異国の教会が目に浮かぶ。

次は海の波、イルカの鳴き声?

森の中では蝉が鳴いている

ボンゴの音で熱帯砂漠へ連れていかれて、

最後は、宇宙へポーーンって飛び出した

“想像の翼を広げる”と、それぞれの音にそんな風景が見えてくる。


 

私は、基本生音が好きだから、前回の水族館にはいなかったピアノが入ってさらにイイ(10年来の付き合いだとか/驚
周りの音に耳を澄まして、ポツポツと弾く感じが独特。

 

すぐ近くでは、パーカスの清水さんがいろんな楽器を駆使していて見ていて面白い。
席によっては死角になる場所もあって、私からは巨樹の影でビブラフォンが見えなかったのは残念。




そして、一番謎なのは藤枝さんw
たくさんの機械やコードに囲まれて、パソを見つめていつも一体何をしているのか???
時々、サックス、フルート、長い縦笛、短い縦笛、鈴みたいなのを鳴らしたりしていた。



みんな、その場の雰囲気、微妙な変化を読み取って、譜面もなしに自由に音を出しているように見える。
考えてみると、1セット1時間近く、1曲だけを時間も忘れて聴き入るってフシギな体験。

先日の水族館なら分かるけど、普通の限られた空間のお店の中でのライヴで
リラクゼーション的な音楽がこうして再現できるとは思わなかったなあ!

子どもたちが何人かいて、あっちこっち走ったり、床に寝転がったり、楽器に見入ったりして
いちばん自由に音を全身で感じていたんじゃないかなw


F「“自分を支持してくれている人たちが集まるんだから、好きにやっていいんじゃない?”って言われて、それもそうだなと思った」


アンコールが1曲で、終わったのは22:30頃。
たっぷり2時間以上経っていたことにも気づかなかった。

演奏していた後ろの本棚にどんな本が並んでいたのかもすごく気になったけど、
うかうかしてると、また終電を逃す事態になりかねないため、すぐに出ました


また、クラゲに会いに行きたいなあ! 前日は、大人の芝居だけど


 
店内のオブジェや雑貨も可愛いv





追。
暗い写真ばかりでスイマセン/謝


ドラマ『ST赤と白の捜査ファイル』第4話

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ドラマ『ST赤と白の捜査ファイル』第4話
出演:藤原竜也、岡田将生、志田未来、芦名星、窪田正孝、三宅弘城、柴本幸、田中哲司、林遣都、瀬戸朝香、渡部篤郎 ほか

今回は僧侶としての山吹才蔵がフューチャリングされてる。

第4話 謎の集団自殺に隠された欲望の罠 哀しい男と女の悲劇を天才赤城左門が解く!
アパートで4人の男女の死体が発見された。七輪による一酸化炭素中毒の自殺に見えたが、
ガラス戸に貼られたガムテの貼り方が雑、そのガムテの残りがない、遺書がない等で他殺と断定する赤城。
フシギなニオイがしたので黒崎に調べさせたら、シダールというお香。睡眠効果があるとうたわれている。

アパートの所有者、阿久津は新興宗教「苦楽苑」のリーダーで、自殺の関与を否定。
一番弟子だった篠崎雄介は、考え方の違いから独立。亡くなった4人は篠崎側のグループだった。
信者の聞き込みでは篠崎側のグループには5人いたという。もう1人は町田智子。

山吹は智子と話し合ううち、ある考えのもと、修行者として寺に置く。
かつてない厳しさで1対1の問答が始まる。

智子「いつも妹だけが両親に可愛がられ、自分はどこに行っても居場所がなかった」


3つの欲
欲愛:人間の心の中に燃える激しい欲望。
有愛:我々が燃える愛欲や権力欲を持たずとも、死は苦しみです。死を苦しみとさせるような存在したいという思う欲望、存在に執着する欲望。
無有愛:存在したくない欲望、非存在に執着する欲望。

「仏さまの教え - Biglobe」から抜粋させていただきました。

なるほどねぇ・・・勉強になります。


今回の哲さん。
 

 


藤原竜也×岡田将生ドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』映画化決定!!祝×5000
2015年1月10日(土)より全国東宝系にて公開。
(最近、連ドラ→映画化のパターンが多いね


“戦争”をどう伝える@あさイチ

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こないだのクリニックで疲れやすさを訴えたら、今度は漢方薬をくれた。
医師自身も飲んでて調子がいいそうな。

「ツムラ 補中益気湯」:「中」はお腹のこと。胃腸を整えることで元気を出す。

薬剤師さんも飲んでるというから「苦くないですか?」と聞いたら、
「体が必要としている時って、クスリは苦く感じないんですよね」なるほど、そうかも。
まあ、美味しいクスリなんてないけど、実際飲んでみたら、フツーの漢方薬の味 元気出るかな?

その後、TSUTAYAで探してたDVDを借りて、ポスト返却にした。
1袋108円かかって、旧ケースなら8枚、新ケースは10枚入るんだって。
返却予定日の朝8時までに投函。それを超したら店舗に行って、追加料金が発生するから要注意



最近の気になるトピックス。

“戦争”をどう伝える@あさイチ
山口もえさんが取材。浅草寺に「戦災樹木」が17本もあるなんて知らなかった/驚

夏休みで子どもたちも見ているということで、まったく想像もできない「戦争って何だろう?」というシンプルな疑問から始めた。

栃木県に住む40代女性が、中学生の息子とともに、南方戦線で戦死した曽祖父について調べた。
うっすらと当時の記憶がある祖母の話を聞いたり、記録を調べたり、記念館を訪ねたりして、
息子さんは、自分の家族のこととして捉えることができて、涙を流していたのが印象的。


県庁で「兵籍簿」ってゆうのも見れるんだね/驚

曽祖父の記録は「兵籍簿」はなかったが、代わりに「戦没者調査票」に載っていた。
そこには、戦死した場所の経度・緯度まで詳細に記録が残されていて、ネットで調べると台湾だった。
「遠いところで亡くなったんだね」

 


調査票にあった「船砲一連」という所属が気になり、学芸員の方に尋ねると、
「船舶砲兵第一連隊」の略号で、当時は、輸送船が多くの航空機などによる攻撃を受けていたため、
対空砲火で高射砲を撃って船を守る重要な役割だと分かった。

 

 

「船舶砲兵第一連隊」に所属していた兵士の手記があり、曽祖父が亡くなった日のことも書かれていた。

 

学芸員の方は、曽祖父の写真を見て、資料館にあるものと同じだと言って見せてくれた。
 



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東京大空襲・戦災資料センター
平和祈念展示資料館×角筈図書館
靖国神社×遊就館
町歩き@両国 その1 慰霊堂(震災記念堂)
町歩き@両国 その2 東京復興記念館
昭和館×しょうけい館
千鳥ヶ淵戦没者墓地
都立第五福竜丸展示館


こちらは知らなかった。行ってみたいな↓

女たちの戦争と平和資料館(7/3〜11/30)
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18 AVACOビル2F
水〜日曜日 13:00〜18:00
Tel: (03) 3202 4633



●ジブリ 鈴木敏夫プロデューサーがゲストで登場@あさイチ


Q:ジブリ解体って噂は本当?!
A:創り方を変えるってことです。

Q:宮さんは短編をやりたがっている!?
A:自身の会見でも「長編からの引退」と言っていた。
今、ジブリ美術館でもやってるが、問題は「何をやれば、子どもたちが喜ぶか」。
そもそも「気が向いたら創る」っていう夢の会社をやりたかったんです。

特番「アニメーションは七色の夢を見る 宮崎吾朗と米林宏昌@NHK」8/8OA(詳細レポはそのうち・・・
 

「時代を切り開いていくチャンスって、これからもあると思うけど、
 甘くないんですよ、もう。アニメーションはそんな牽引力持ってないんです。
 アニメーションやりたいっていう人間はいないです。
 マロと吾朗はその最後ですよ、幻影をもってる」

 
2人はライバル同士だった。

 

「宮さんらがいないから、こんなものしか創れない、とは言われたくない」
「今までのジブリのように青い空に白い雲が浮かんでいるというイメージとは変えてみた」

 

何かやりたいけど題材を持っていなかったから、鈴木さんが昔から大好きだった『マーニー』を勧めた。
マロさんは、これまでの手描きにこだわって創っているが、
吾朗さんの「ローニャ」が気になりますか?という質問に、「気になりますよー!」w


 

吾朗さんを「いつまでも父親のもとにいても仕方ない」てジブリから追い出したのも鈴木さん/驚
『ローニャ』は全26話。その予告を宮さんに見せたら、、、

「なんとも複雑な顔してました。本心は喜んでるんだと思いますよ。
 CGなのにセル画風に見せてるんだと言ったら、“どうやるの!?”てゆってた。
 73歳になっても、好奇心はまだまだ貪欲なんです」

 
CGで製作する吾朗さんたち。


鈴木さんいわく
「いろいろ面倒をみなきゃいけない僕が一番辞めたいですよ」

「日本のアニメは変わりつつある。今は東南アジアが主流。タイ、マレーシア、ベトナム。
 たとえば、企画は日本製作は東南アジアという具合。
 理由は、日本はひと段落して、東南アジアのほうが意欲が強いから。
 これからは○○製とか関係なく、アジア全体で1本創るというのがいい」



その後の料理のコーナーで、作ってる途中でつまみ食いしたり、
みんなが食レポしてる間中、本気で食べてる鈴木さん自由すぎ/爆

「お腹空いてたんですよ〜!」w

『地震列島』(1980)

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『地震列島』(1980)
監督:大森健次郎
出演:勝野洋、永島敏行、多岐川裕美、松尾嘉代、佐分利信 ほか

永島敏行さん出演作シリーズ。
久しぶりに見応えのあるパニック映画を観た。日本版『タワーリング・インフェルノ』。劇場で観るのは絶対ムリ
永島さんは『タワーリング・インフェルノ』で言えば、スティーブ・マックイーンみたい頼りになる役

それにしても、よくここまでリアルに特撮で撮れたなあ驚×5000
所々ハンディカメラで撮った揺れたような映像はわざとだろうか?

エレベーターに閉じ込められるとか、地下鉄で浸水して30cmくらいのところに長時間なんて、絶対ムリですから
こんな目に遭うくらいなら、私なら最初の揺れで一気にペシャンコになりたいです。。。
たとえ外に出ても火の海で、道路があんなに陥没してたり、ビルが倒壊しまくってたら、生き延びれる気が全然しない・・・

「直下型地震はまだ学問的に解明されていない」てセリフがあったけど、さすがに今は分かってるよね!?


▼story(ネタバレ注意
地球物理学者の川津陽一は、関東大震災を予告した川津ムネチカの娘・裕子と結婚し、一人息子・リュウイチがいる(演技が上手い!
三原山の溶岩が急に上昇したり、その他の異常なデータ値から、「地震予知会」の月例会で「東海より東京の直下型を危惧するべき」と説得するが失笑される。

「この60年間、東京は震度5以上を体験していない。超過密住宅を間引いて道路をひろげ、
 緊急時用に普段は使用しない等、緊急対策が必要です!」

「それは政府の問題だ。その重い腰を上げさせるのが“地震予知会”の役目だろう」

「東京の直下型地震は30日以内に来ます」と川津は警告し、予知会を外されそうになる。


川津と同じ地震研究所所員・芦田富子は、互いを想い合っていて、時々マンションを訪れている。
川津と裕子の夫婦仲には距離が出来ていて、裕子の母は「川津家から追い出してしまいなさい!」と迫る。

富子を追って上京し、ルポライターをしている橋詰雅之は、川津の取材に真剣に取り組む。

 

「地震が持つ不可思議な魔力。問答無用の暴力。これは、現代を象徴していると思うんだ。
 学者も政治家も、これに関わる者はみんな蜘蛛の巣にかかったように身動きがとれなくなってしまう。
 こいつは、あらゆるものをスポイルしてしまうんだ!」

川津は「地震が来たら、真っ先に燃えるのは車だ」(そーなの)といって、燃えない車の実験や、
トンネル内での火災実験など危険な実験を緊急で行う。


ゴルフを終えた総理大臣(佐分利信さんですよ!)と閣僚らの前でも、川津は異常事態を提言する。


総理「東京で震度7がきたらどうなるかねえ」
川津「全滅です。高速道路も、新幹線も、地下鉄も。東京は世界一の無防備都市です!」

国土庁長官は慌てて反論し、総理は他の政治家の汚職ニュースで記者に囲まれて退却する。


「いつかは大地震が来ると分かっている。それなのに、ガラス張りのビルは建てるは、地下は掘るは、
 高速道路はクルマの洪水、危険なネオンや看板は野放しのまま。
 たとえ私たちが正確な予報を出しても、これじゃとても防ぎきれない」

「関東大震災の時、下町一体は全滅したんだが、神田の和泉町と★(聞き取れなかった)は奇跡的に焼け残ったんです。
 理由は単純明快。この2つの町の住民が力を合わせて火と戦ったからなんだ。
 それも防火用水と井戸水だけで。なんだ、そんなことかと思うでしょうが、防災はこれに尽きるんです!」


地震予知会の丸茂教授(大滝秀治さん!)は、このままでは地震研究所を閉鎖しなければならなくなると川津を説得する。
川津がテレビで公表する直前になって、車で連れ去られ、地下の災害対策本部で総理と直接話す。

「地震がなぜ怖いかお分かりですか? なんの予告もなしにふいにやって来るからです。
 地震予知ができると言い切れるには、年間100億円使っても10年以上かかります。
 関東大震災の時の被害総額は50億円でした。その年の国家予算は15億でしたから約3倍です」

「まずは君の考えを学会に通してからだろう」


トミコから別れを切り出すが、川津は裕子から離婚話をされて決心し「僕の生涯の協力者になってもらいたい」と告白する。
裕子はトミコに一度会ってから離婚すると言い出し、翌日の午後4時、仲人を務めた丸茂教授とともに集まる約束をする。

橋詰「オレの気持ち分かってたんだろ!? オレは諦めないぜっ!」

マリアナ沖で噴火?が起こり、また異常なデータが検出された。


巨大地震の前触れに見える空って、こんな感じなの?


そして、東京にマグニチュード7.9の直下型地震発生。

 
東京はまさに地獄絵と化す。この状況で生きてるヒトたちがスゴイ。

大地震後の二次災害は、火災、パニック、余震、津波、地下の浸水、工場等の爆発による有毒ガス漏れ・・・

こんなに脆い 地下のほうが安全だとか聞くけど
浸水の場合は、水の流れの上流に逃げるんだっけ? 下流だっけ?
水中でも使えるライトを持ってる人とか、ラジオを持ってる人偉い!


大臣らが避難した地下災害本部では、通信が途切れ、無線でスクリーンに映し出された都心の惨劇をただ見ているだけしかできない。
(まるでゴジラに襲われているようだ・・・

道路の陥没で救急車も消防車も通れない、自衛隊のヘリも地上に降りれない、重油が漏れた船も使えない・・・

マンションにいたトミコ、同じマンションのエレベーターに乗っていた橋詰、
地下鉄にいた裕子と川津、自宅にいたリュウイチと祖母、飛行機に乗っていた丸茂教授。
それぞれの運命は・・・?

 


松本零士『ミステリー・イヴ 1』(朝日ソノラマ)

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『ミステリー・イヴ1』(朝日ソノラマ)
松本零士/著

図書館巡りで見つけた1冊。松本零士さんの見慣れないマンガを見つけたから借りてみた。
2巻がどこにもないのが残念。

宇宙の果てから不時着して地球にやって来たイヴと、何をしてもだらしない青年・大口守との話なんだけど、ストーリーの99%が性欲満載。
他の異星人「ヘド族」(すごい名前だな)は、自分たちの子孫を残そうとして、とにかく女性を見れば襲ってくる始末。
現代流行りのレイプ、近親相姦なんでもござれな、チープなエロマンガと変わらないんだけど、
「999」ファンとしては、松本零士先生の描いたものだってことでつい引き込まれてしまう

基本、女性の顔は全部メーテル系だし、なぜか9割方まっぱ。
まあ、発達した世界には服など必要ないのか? てか、単純に男性の妄想欲求の表れか。

1話完結で、毎回、話の終わりには「イヴはたしかにその夜もそこにいた」と締めている。


▼あらすじ(ネタバレ注意
  

大口守は、会社をクビになり、恋人も去ってしまい、自殺しようと山に入ると、
不時着した飛行物体から出てきたイヴという謎の美女に会う。

「星雲イタスから来た辺境偵察員」だという。
地球上のあらゆる知識を頭に移してあげるから、壊れた機体を直すのを手伝ってほしいと頼まれる。
守は咄嗟の判断で、仲間を呼ばれたら困ると思いイヴの機体を爆破する。

行くところがないからと守の家に居候するイヴ。
いろんな姿に変身できるというので、藤圭子※(その他は下記にまとめてみたw)になってもらい一夜を過ごす。
(1970年の話だけに「美女」として出てくる名前が時代を感じさせる。零士さんの好みか?

イヴには、他にもいろいろ守の知らない特殊能力があり、相手の目を見つめるだけで、洗脳してしまうから、無銭飲食も自由w
(メーテル系の切れ長の眼で見つめられたら、女性でもウットリしちゃうよね

 

近所から電話機(もちろん黒電話)やクルマのエンジンが盗まれて、犯人はイヴ。
母星に帰るための「身体移送次元波動機」を作ろうとして、エネルギーが足りなかった。
(他にも偽札を作ったり


守は就職活動を続けるが、成績が優秀すぎて産業スパイだと疑われ、雇ってもらえない。
イヴがすでに知識を移送していたから。でも、それは切羽詰った時しか出てこない。

イヴの元カレ・サドが探しにやって来て、守の頭に地球のデータが入っているから、回収したら
イタスに連れて行って、動物園にでも入れてやると閉じ込める。
イヴはサドを殺して、宇宙船も破壊し、守を裏切らないと誓う。


住む場所もなく、公園だと思っていた所は私有地だったが、豪邸も全部譲ると持ち主が言う。
妻を亡くして絶望したからと説明するが、実は、子どもが欲しいとイヴを襲おうとして失敗する。

イタスの連邦とは敵対している「ヘド族」が現れ、豪邸と取り替えたポンコツ車が吹き飛ばされ、イヴはさらわれ、守は留置所へ。
イヴから「助けて!」とテレパシーが届き、守は脱走して救い出す。



「ヘド族」の子どもは、産まれた時からすでに、限りなく遡った全ての知識を持っているという。
イヴは守を「ダイ」と呼ぶ。イタスの言葉で「愛する人」「一緒に死んでもいい」という意味。




2人が泊まる安宿に似合わぬ美女・山川陽子がいて、守は関係を持つ。
イヴは「守から獣のようなヘドの臭いがする」と不審に思う。そこはヘド族の支配するアパートだった。



ヘド族はカンタンな道具でも真っ二つになってしまうほど柔らかい構造で、
もともとの皮膚を剥いで、構造皮膚をまとっているため、表面上は美しいが、水をかけると醜い姿に戻ってしまう。


イヴが道路で急に消えたため、後を追うと、第七次世界大戦中の未来に来てしまう。


そこで出会ったエヴァは「捕虜の女は強姦して殺すのが国際条約でしょう。私もいさぎよく国際法に従うわ」(とんでもない条約だな
エヴァは、これまでの歴史をすべて知っているため、イタスはイヴだけ残して滅亡したと告げて自殺する。イヴには告げずにおく守。
ヘド族は東京でタイムマシンを造ったため、それで1970年に戻り、ソファ代わりにするw




会社KKのエロ社長のもとで30万円の給料がもらえるというイヴ。
だがそれは、人間との子どもを作ろうとしてイヴに化けてたヘド族の女だった。
エロ社長は嫉妬で殺して海に捨て「見ないほうがいい」と言われたのに本当の姿を見てしまい発狂する。





守はヘド族の整形工場を見てしまう。地球に移送器でもぐり込めたヘドは60人、イヴらを襲って殺されたのが18人。
「幸い、日本て国では、外人の男に化ければ、バカ女がドンドンなびいて来て非常にやりやすい」(酷い侮辱だ
守はタイムマシンで逃げると、海に漂流する。イヴはまた捕まり、卵子を大量に取られそうになるところを守が助ける。



藤森雅子という隣人から「夫と別れたい」と相談され、なぜかベッドへ直行(おかしいよね?


アパートの地下にヘドのタイムマシンが突っ込んでいて、雅子はヘドの妻だった。夫は妻に地球人の子どもを産ませるのだという。
タイムマシンで逃げた雅子を追うと、太陽が冷えきって、地球人は他の天体に移住したという。
(今の宇宙開発って、地球の自然を全部破壊しきって、他の星に行けばいいって思ってないかなあ・・・心配だ



守は時間航行機(タイムマシン)を自分で造っちゃったおじさんに会う。
実験的に妻を乗せたら、電気を止められてしまったという。
50億年後の金星で再会するが、妻はヘド族のほうがいいという。



「イヴを預かっている」と守に電話が入り、指定された埋立地に行くと、ヘドが守の皮を剥いでなりすますという。
ヘド男の恋人魔由子はイヴの皮を剥がそうとするが、タクシー運転手に助けられる。


ヘドが女性に口移しでカプセル爆弾を飲ませて殺す事件が起こる。
2人も狙われるが「対ヘド族対策本部 人類防衛司令部 秘密警戒圏本部 対策員長兼防衛司令官」に助けられる(役職名長すぎ


これまでのヘドの死体、産婦人科で見つかったヘドとの混血児も研究しているという。


守にヘドの女を捜してくれと依頼するが、彼女は首吊り自殺しようとしていた(なぜかまっぱ
理由は、ヘド夫が妹と浮気しているから。ヘドは姉妹2人ともカプセル爆弾で殺してしまう。



「地球人の間では子供を産ませてもムダだと分かった」
ヘドは自分の子どもまで殴って殺してしまう。


 


※その他、イヴが守のために変身した女性タレント
辺見マリ
九重ユミコ
安部律子(“安倍律子 ではありませんか?”て言われた。このヒトか?
小川知子
日吉ミミ
由紀さおり
安井かずみ

プレミアムトーク 若田光一さん@あさイチ

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プレミアムトーク 若田光一さん@あさイチ
 

 
この宇宙服って、私も顔を出して記念写真を撮ってもらったやつじゃないかなあ?w

JAXA i(今はもうない


 
半年に1回(だっけ?)日本と通信する際に、家族とちょっとした会話ができるのがココロのオアシスとなっている
「電球の球が切れた」とか「息子の宿題を教えたり」とか、そんな何気ない家庭の日常が宇宙飛行士を和ませるんだね。



主食や肉などの決められた食べ物の他に、決められた量だけ嗜好品を持ち込むことが可能。

母国の食べ物を持っていく人が多いという。その他はスナック菓子など。
緊張感の途切れない毎日の任務を遂行する中で、唯一の楽しみは「食べ物」
若田さんも、いろんな和食を持っていて、「どれもとても美味しいですよ
和食は外国人飛行士にも人気で、交換して食べたりして大切なコミュニケーションにもなっている。


 
「一番楽しいのは、難病の治療法を研究・実験する時。
 今は、骨粗しょう症を運動だけで予防出来ないか調査中。
 宇宙滞在中の運動はとても大切で、地球に帰還した際も、最初の数日は鉛筆も重いと感じるが、すぐに感覚が戻ってくる」



母タカヨさんは、大の「あさイチ」ファン!
「ここが有働さんの座ってらっしゃるところ?」てイスに座ってハイテンションなお茶目な方w

 
息子さんが宇宙に行く時は、手を合わせて祈ったという。


「なにか問題が起きても、自分で上手に工夫して解決する子どもだった」


 
早く観に行きたい!


Q:若田さんが思う一番大切なことは?

A:宇宙滞在中、飛行士同士のコミュニケーションも大事だけれども、難しいのは地球のスタッフとの交信。
  今まで会ったことのない大勢の人との、意見の食い違いなどで悩むこともある。
  そんな時、一番大切なのは、時間をかけてコミュニケーションをとること。
  自分の感情も素直に出すこと。そして、相手の意見にもちゃんと耳を傾けること。
  そうすれば、問題も必ず解決に向かいます。



戦争がなくなった未来の世界に住む人たちって、みんな、若田さんみたいなんじゃないかなって思う。
自分の感情もちゃんと表現しつつ、それぞれの個性も尊重する。
意見が違った時は、話し合って、コミュニケーションで解決する。

科学で考えつつも、つねに未知なるものへの好奇心、ユーモアも忘れない。

自分の家族を愛しつつ、広大な宇宙の中にある1つの惑星としての地球、そこに住む人々、子どもたちを愛し、自然を愛する

時間や空間が平行して無数に存在するなら、そうゆうユートピアももうどこかにあるんだ。




『気をつけよう! 薬物依存 第3巻 対処と取り組み』(汐文社)

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『気をつけよう! 薬物依存 第3巻 対処と取り組み』(汐文社)
渋井哲也/著

気をつけよう! 薬物依存 第2巻 身近にひそむ危険(汐文社)
気をつけよう! 薬物依存 第1巻 乱用と依存(汐文社)

全3冊のうちの最終巻。
日本にも監獄か治療かって選択があるっていうのは知らなかった。
逮捕したら終わりの犯罪ではなく、「薬物依存=病気」であり、
第三者機関を利用して、身近な人たちと連携して、時間をかけて治療することが重要だということが分かる1冊。



【内容抜粋メモ】
現代の子どもたちが抱えている「生きづらさ」は根深いものがあり、
問題行動をとらない子どもたちも共通の問題を抱えている場合があります。
解決のためには、社会の中にあるいろいろなネットワークを活用することが有効な手段となります。


******************************治療の初期段階

最初の段階で「薬物から切り離す」ことは正しい処置。
裁判では、有罪か無罪かを争うため、依存症の治療について話題になることが少ない。
裁判官・検察官・弁護士も薬物依存に詳しいとは限らない。


●薬物依存がもたらす問題=性格の変化
感情の起伏が激しくなる。嘘をつく。意味不明な行動が増える。大声で暴れる。


●薬物依存は病気


学校の先生、教育委員会、地域の保健センター、精神保健福祉センター、近所の病院などに助けを求めることが必要。


●家族による「共依存」
「自分でなんとかしたい」=「自分が役立っている」と思いたい。「共依存」
家族だけで解決しようとするのは、結局、薬物依存を継続させるようなもの。

家族による監視・抑制は、家族を消耗させ、崩壊につながることもある。
家族は怒り、疲労から「どうしてこんな目に遭うの?」「自分の責任だ」と思いがち。
子どもの起こした問題の尻拭いまでして振り回されてしまう。

薬物依存の子どもが、ほかの子どもたちへの入手ルートのひとつになることもある。
自殺、傷害事件、殺人事件にもなりかねない。


●家族にできること
「あなたを愛しているからこそ、薬物を絶って欲しい」など、子どもを見捨てていないことを伝えることが大切。
「見放さないこと」+「他の機関に頼ること」の両立を家族自身にわかってもらうことが重要。

一般的に、薬物依存になる子どもの父親は威圧的、無関心の傾向があり、
母親は子どもに過干渉の傾向が見られるため、子育ても見直しながら、
薬物依存の知識を共有し、ともに取り組むべき。

「薬物依存の子どもの問題」と「親自身の問題」を切り離す必要がある。
親が尻拭いをすると「何をしても、親が弁償してくれる」と思ってしまうため、
子どもの犯した過ちの責任は、子ども自身に負わせることが必要。




******************************ネットワークを利用する

●学校


薬物依存の子どもは、周りが動揺することで、家族や友人を振り回す手段を知る。
学校は、学校同士、児童相談所、保健所、保健センター、精神保健福祉センター、教育委員会、警察といったネットワークを持っている。

友人間で薬物の交換があることも考えられるため、教師に情報が入ってきやすい場でもある。

薬物乱用・依存は、ほかの非行問題とは異なり、力で押さえ込む方法は有効ではない。
興奮状態、酩酊状態の場合は、それが過ぎてからの対応が有効。


薬物を取り上げる+背景にある問題を見つけ、依存状態から抜け出させる指導をする。
じっくり話を聞き、信頼関係を作りながら、どこまで広がっているか聞き出せればベスト。
周辺情報を固めてから、確信が持てたら本人に聞くという順番が大切。



学校での範疇を超えていたら、警察に委ねる必要もある。
「学校では、真面目な生徒だったのに」ということもあり得る。

もっとも心配なのは「急性中毒症状」。
他人を傷つけることもあるため、保護者自身が警察に通報するのが望ましい。


●保健所は窓口のひとつ
保健所は、健康相談の窓口でもある。薬物依存も含まれる。
セルフヘルプグループ(自助グループ)なども設けている。

「精神保健福祉センター」は、保健所で対応が難しいケースの相談も受け付けている→それぞれの特徴がある。
病院は一般病院より、薬物依存を専門的に扱っているところ探したほうがよい。


●通院治療・入院治療
早期の場合は、援助プランによる通院治療が多い。
「乱用・依存」の場合は、「解毒」が必要。

あくまで「自分で治りたい」という気持ちを援助し、どんなプログラムが必要かを考えるのが医療機関。


******************************薬物依存と司法

「薬物所持(持っていること)」「薬物使用(使うこと)」は犯罪。



警察への通報でなければ、必ずしも逮捕にはならず、「麻薬取締員」が面接して、調査する。
薬物依存専門病院では、患者の同意の上で通報されることもある。医師との信頼関係は治療に影響するため。

ニュースで報道されるのは、警察が逮捕・補導したケース。
本人に治療意欲があれば、通報せず、専門病院での治療のほうがよい。


「麻薬中毒患者」は、法律によって、都道府県知事に届出が必要。
都道府県知事が必要と認めたら、専門病院で診察する。治療中は、経過観察が行われる。


●中毒患者へのアフターフォロー
退院後は、「麻薬中毒者相談員」による観察・指導される。守秘義務で守られる。
「麻薬中毒者相談員」は、強制的に連行・治療させることはできないため、
本人が拒んだり、周囲が治療の邪魔をすると、病院では何もできない。

※知らないフリをしてしまう親も多い。「自分ではどうすることもできないなら、放っておこう」という感情がある。
 子どもの薬物乱用・依存にきちんと向き合うのは、親も怖い。


●麻薬Gメン(厚生労働省の麻薬取締官の通称)
警察官や麻薬Gメンに職務質問されて、違法薬物を所持・使用している場合は逮捕・補導される。
カンタンな薬物検査をする疑いがあれば尿検査をする。職務質問は、任意で強制ではない。
逮捕・補導されると、児童生徒の場合、「少年法」によって手続きされる。


●少年法(犯罪を犯した場合は刑法)


20歳未満の場合「少年」として扱われ、大人と違って罰を与えるのではなく、
「性格の矯正」「環境の調整」をする「保護処分」が目的。

14歳以上なら、家庭裁判所の審判(成人の裁判にあたる)を受ける。
14歳未満なら、児童相談所に送致される場合もある。

「責任能力」
自分の行動にどれだけ責任を負えるのか、年齢を基準にしている。

最終的には、家庭裁判所が決める。
1.保護観察所の保護観察に付す。
2.児童自立支援施設、児童養護施設に送る。
3.少年院に送る。

「保護観察」
施設に入れずに、家庭・学校で、保護観察官・保護司の指導監督・援助を受けながら、改善・更生を図る。

逮捕・補導された場合も、本人が「初犯」かどうかでも指導は変わる。
「何を間違えたのか?」といった悩みを抱える家族も辛いため、
機関がどう支えるかという視点で家族と接することも重要。


******************************薬物依存からの回復

回復には大変長い期間を要する。キーワードは「諦めない」ということ。
これは「依存症」との闘いであり、本人の性格ではないということも重要。
薬物から切り離しても体が欲してしまう。依存症が「嗜癖(しへき)」(病的な癖)と呼ばれるゆえん。
「意志が揺らぐ」「嘘をつく」「認めない」ということも「依存症」の症状で、「本人の意志が弱いから」ではない。

2005年「監獄法」が改められ「刑事施設・受刑者処遇法」が成立した。
→矯正施設での矯正教育が義務化された。




薬物依存の背景には、いじめ、学力問題、進路、将来の問題、虐待などが絡んでいる。
依存症の治療で言われる「底つき」体験が必要。
※「底つき」体験:このまま放置すると大変なことになると自覚する体験のこと。

治療方法も状況に応じてどんどん変わる。


「引き金」になるものから遠ざける
薬物自体、薬物を使用していた時のことを連想させるヒト、モノ、場所、時間、曜日を避ける。
その時聴いていた音楽、着ていた服、状況・環境要因も引き金になり得る/驚


「再使用」より「治療から離れること」が問題
これまで薬物によって淋しさを埋めてきた面があるため、患者は「薬物がない生活は寂しい」と思ってしまう。
→周囲のサポートがないと完全な回復は難しい。

周囲と自分たちの状況を比べて「どうして、あの人たちみたいに笑顔がないんだろう?」と考えて、寂しい者同士が寄り添うことになる。
人は急に変われないため「再使用」につながり「自分なんかダメな人間だ」と思ってしまう。

諦めずに付き合ってくれるスタッフ、支える側も「辛い」「苦しい」と言えるチームが必要。
受け入れ態勢をつくり、本人も受け入れる経験を充実させる、回復とはその繰り返しそのもの。




******************************体験談

●Sさん(35歳)
25歳の時、遊び仲間に誘われて「脱法ドラッグ」を使ったのがきっかけ。そして覚せい剤にハマった。
その場の一時的な快楽だったのが、覚せい剤の使用も増えた。
次第に精神症状が出始め、何もやる気がなくなった。

辛くなったため病院には通ったが、薬物のことは言えなかった。
「具合が悪い」と会社を休み、自宅で覚せい剤を使う悪循環を繰り返した。

逮捕後、父の死に目にもあえなかった。
判決は懲役1年6ヶ月。執行猶予3年。精神科医に通ったが、薬物依存の専門病院ではなかったため、
「逮捕後、薬物使用が止まっているなら大丈夫」と言われて安心した。

そして、再び薬物を使用してしまった。
2度目の逮捕までの1年間は仕事をしていたが「こんなのは自分の仕事じゃない」と癇癪を起こし、
「バレなければ大丈夫だ」と再使用していた。

しかし、クスリの切れ目で暴れて母と口論し、近所の人の通報で再逮捕された。
執行猶予中だったため、判決は1年4ヶ月+前回の分を合わせて刑務所に3年入った。

出所後、ようやく薬物依存専門のクリニックで治療し、セルフヘルプグループを知り、通った。
そこで、自分の薬物依存の背景には、父親不在の家庭問題、末っ子だったため、
母に気に入られるため「いい子でなければいけない」と強く思っていたことが分かった。
20歳で両親は離婚した。

これまで信頼できる友人もいなかったが、グループでは弱音を吐き出すことを覚え、仲間と共感することも知った。

薬物に頼らないためには、なんでも話せる友だちをつくること、
心の底から許し合える人間関係を一人でも多くつくることがが大切です。




NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』第32回「さらば、父よ!」

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NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
出演:岡田准一、中谷美紀、竹中直人、寺尾聡、田中哲司、柴田恭兵、松坂桃李、濱田岳、速水もこみち、高橋一生、塚本高史 ほか

第32回「さらば、父よ!」(ネタバレあり
官兵衛は毛利と備中の領地分割折衝および線引きを変えられて抵抗する城主らの説き伏せに長期間奮闘していた。
その間、官兵衛が止めたにも関わらず、秀吉は信長次男と組んだ徳川と戦って惨敗する。「小牧長久手の戦い」

秀吉は、内大臣から関白となり、最近は石田三成を常にそばに置くようになる。
石田は茶々を秀吉の側室にするべく強く説得する。

おね「なぜ官兵衛を遠ざけるのです」
秀吉「官兵衛は先が見え過ぎる。わしは官兵衛のお膳立てに乗っかっていただけじゃ」


秀吉は度量の深さを見せるため、道糞を茶会に招き、官兵衛と出くわす。

 

 

「道糞では秀吉さまのお相手にはふさわしくないので、名を道薫と改めました。
 上様は少しお変わりになった。そうは思われませぬか?」


官兵衛「羽柴の軍勢は、徳川の倍あったのに負けた理由は何だと思われますか? 三河衆の絆に負けたのでございます。
    兵が倍の数でも、どんな策でも、勝ち目はない。無謀な戦を止めるのも軍師の役目。四国攻めが先です!」

この説得で、秀吉は四国攻めを言い渡す。その後、四国は2ヶ月で平定された。


播磨・山崎に城を与えられた官兵衛は、留守を長政に任せる。
長政は、庶民を集めて正直な気持ちを話せと言いながら、苦情が出て、「軍師では農民の心は分からぬ」と
父を侮辱されてカッとなり刀に手をかけたため、使用人すら怖くて逃げ出してしまった。

この話を聞き、職隆は長政を訪ね、黒田家が薬売りから城主になるまでの苦労を話し、
どんな植物も、芽から摘んでは育たない。収穫を得るために、物事には順序が大切だと説く。

職隆は、孫らと遊んでいるうちに静かに息を引き取る(なんと自然に穏やかな最期。これも人徳か。

「家臣を信じ、家族を慈しみ、この乱世を皆で生き抜くのじゃ、官兵衛」


 



『天国にいちばん近い島』(1984)

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『天国にいちばん近い島』(1984)
原作:森村桂 監督:大林宣彦
出演:原田知世、高柳良一、峰岸徹、赤座美代子、泉谷しげる、高橋幸宏、小林稔侍、室田日出男、松尾嘉代、乙羽信子 ほか

原田知世ちゃん出演の角川映画シリーズ。
こんなに美しい島が、同じ地球にあったんだと驚いたとともに、
大林監督のインタビューで、撮影当時は革命中でホテルが炎上したりして、とても危険だったと聞いてさらに驚いた。

そのインタビューで、ハリウッドの話も出てきたけど、冒頭からなにか懐かしいMGMミュージカルでも始まって、
幼いJ.ガーランドでも出てくるんじゃないかといった雰囲気。

よく考えれば16歳の少女の1人旅、しかもツアーガイドからも離れて、あちこちの島を巡るなんて無謀極まりないけど、
こうゆうファンタジーを語る大林さんて、宮崎駿さんに通じるものがあるんじゃないかって思う。


▼story(ネタバレ注意
 

幼い頃、父はニューカレドニアには「天国にいちばん近い島」があるんだと何度も話を聞かせてくれた。
そんな父が急死して、16歳のマリは「ニューカレドニアに行きたい」と言い出す。
いつもは、何を考えてるか分からない無口な子だが、母親は快く送り出す。

時はちょうどクリスマス。
ツアーの飛行機で隣り合わせになった山本福子は、バブル女子を思わせる軽い女性だが、なんだかんだとマリを世話する。
自転車を借りて島を巡っていると、トラックから椰子の実がこぼれて怪我を負い、日系三世の青年・タローと出会う。

 


フリーガイドの深谷有一についていって、一緒に「天国にいちばん近い島」を探してもらうマリ。
「私には分かります。お父さんと約束した島ですから」

深谷は20年前、恋人と来た夕陽の見える丘に連れていく。


「太陽が沈む時に緑色の光が見えると幸福が訪れるという。君にぜひ見て欲しいんだ。
 20年前に見えたと言った人がいた。あの人は他の誰にも似ていないんだ」

深谷は、マリをカジノに連れてゆき、ルーレットで当てたお金で思い当たる島にセスナで連れて行く。

 

一番高い山に登り、そこも素晴らしい景色だったが、ここでもないと言う。


「私の思ってるのとは違うんです。私の天国にいちばん近い島も、他のどの島とも違うんです」
「僕たちの旅はもう終わった。それを決めたのは君だよ」


朝早くマーケットに行き、タローと再会できたマリ。

「よかった、会いたかった、あなたに!」
「天国にいちばん近い島」の話をすると、「ウベアだと思います。世界で一番早く夜が明ける島なんです」

 

タローは島の酋長の息子と友だちのため、タダで船に乗せてもらえる。
翌朝には島に着くし、ギリギリ帰りの飛行機にも間に合うと安心するマリ。
酋長から「我々はみな太陽の子です」と歓迎されるが、その夜、マリは高熱を出して寝込んでしまった。

回復すると、もう飛行機は行ってしまった後で、ツアーガイドの青山はカンカン
「ホテルは移ってもらいます。次のフライトは満杯。あとは自己負担でお願いしますよ!」
怒りながらも、当座のお金を渡す青山。


紹介されたボラボラホテルは、なんだか危険な香りで、スーツケースを引っ張って歩いて疲れたマリは船の中で寝てしまう。
留置所に入れられそうになって、タローが迎えに来てくれ、自宅に泊まれと案内する。

タローの母は8歳の時に亡くなったが、日本に行くのが夢だという。
失敗ばかりで、「天国にいちばん近い島」も見つからず、マリはドラム缶の風呂の中で号泣してしまう。
タローの父タイチは「旅行者を好きになると、寂しい思いをするぞ」と釘を刺す。




夫がニューカレドニアの海で戦死したという石川貞は、エッセイストの村田圭子とともに弔いに行くから一緒に来ないかと誘われる。
「沈んでいく潜水艦を見たけれども、日本兵を助けたら、私たちはここでは生きていけない」とつぶやくタイチ。


貞「誰かをかつて好きになった誇り。誰かを愛した自分の心だけは決して忘れちゃいけない。
  愛って結局は、自分のための物語なのね」

マリは貞と同じホテルに招かれ、もう一度だけタローに会いたいという。

マリ「我がままでしょうか?」
貞「我がままを言っても、言い過ぎるほど人生は長くはないわ」


マリはタローがくれたお金を返し、代わりに子どもたちに聞かせていた日本のことを描いた紙芝居を読んでもらう。
 




大林監督の角川作品はココロがほっこりする

ツアーガイド役の小林稔侍さんのキャラも濃いけど、タローの父役の泉谷しげるさん、怪しすぎっ!
(しかも、プロフに、昔はマンガ家を目指してたってほんと!?驚
妻を亡くして、2人の子どもと旅行に来ていた室田日出男さんの役は薄かったな。


▼DVD特典
 

 
ナレーションも知世ちゃん。初めての海外ロケで、150人のスタッフが飛行機で大移動したって/驚
映画には地元の人、観光客も参加した。セスナ機は「暑くて、揺れてムカムカしました」

タローの家はセットで、なんと、材料をすべて日本から運んで、現地で組み立てた!
原田貴和子さんも一緒で「ちょっと恥ずかしいです」

 

お風呂で泣くシーンは何度もやり直したんだろうなあ・・・て思いながら観てたら、やっぱりそうだった。
この一生懸命な撮影シーンだけでも泣ける。


★ニューカレドニアの観光映像もありw
 
成田から8時間で行けるの!? カルティエ・ラタンといえば、フランスの若き芸術家たちが集まった街だよね?
通りかかる人々に手を振るのは、村の習慣。みんなイイ人たちだなあ。

 

 


大林監督インタビュー
毎回、これが楽しみ。大林さんの言葉はあったかくて、ひと言ひと言に深い含蓄が溢れている。

撮影当時、独立革命の最中で、出演してくれた方々も「明日は命がないかもしれない」と言っていたため、
原作通りには出来なかった。
かといって生々しい現実を敢えて描かず、少女の夢と理想を描いたことで、二重構造の映画となっている。
その切実な願いには作者の森村さんも共感してくれた。

ウベアは、突然雨が降って、サァーっと通り過ぎる。まさにスコール
私たちは雨が降ると家に逃げ込むけれども、島の人たちは外に飛び出して全身に浴び、体を洗ったりしている。
サンゴ礁の窪みには天然水がたまるため、とても貴重。「雨も神さまからの恵み」ということ。

30もある集落それぞれに酋長がいて、まずは挨拶して、心ばかりの贈り物をして迎えられる。
「太陽はひとつ。血の色もひとつ」

 

そこに白人文明を持ち込んだんだから革命が起きても当然。
撮影中もホテルが炎上して、テントに泊まった。


Q:知世ちゃんについて。

A:
「時をかける少女」の時は、本人も「ポキポキした人形みたい」と言っていたけど、
本作はドキュメンタリーで、文明vs文化、それを彼女の感性に委ねてみた。

メガネは一種の仕掛け。「目に見えるものがすべて」ということから離れて、想像力、心の目で見ること。
最初はイヤホンで音楽を聴いていたけど、「それも外しなさい」と言うと、後日、
「無数の貝が海で鳴るのが聴こえるようになりました」と言ってきた。

フランス領のウベアで、子どもたちが歌っているのはすべて賛美歌。
日本の歌を教えると、教会のハーモニーになるんだよね。


Q:共演者について。
A:
高柳くんは、自然そのもの。当時は「シラケ世代」で、猫背の若者が多い中で貴重だった。
小林稔侍さんは、文明・経済に侵された人間として島の自然と対比させた
乙羽信子さんは“日本の母”の象徴、赤座美代子さん演じる圭子は、自立しつつ迷子になっている現代女性の典型。
私の映画はすべてつながっている。映画は、俳優を見つめる仕事なんです。


Q:オールアフレコの噂について。
A:
アフレコは嫌いです。スタジオでとる缶詰の音。
アニメの「少年ケニア」ですら、スタジオではなく、実際、アクションをしながら外で録った。

でも、お風呂で知世ちゃんが泣くシーンだけは、アフレコ。これは彼女のためにそうした。

一度やったことをもう一度やると感動は必ず冷めるんです。なぞることになるんです。
上手になぞったものは感動しない。
感動ってゆうのは1回だけ。演技も1回、人生も1回。だから感動するんです。

演技を何度も繰り返すってことは関心(感心?)の度合いは上がるけれども、感動が失われる。
でも、知世がこれから女優として生きていくなら、関心(感心?)の中にもういっぺん感動を再現する力を持たなきゃならない。
私は、いつも、2本目の新人女優にそういう試練を課しているんです。
何度もやって苦労しました。だから全編アフレコだっていう伝説が生まれたんじゃないですかね。


Q:音楽について。
A:
「ゲキバン(ハリウッドで開発された、劇に合わせた伴奏)」は当時の日本では不評でした。
朝川朋之さんは、見事なゲキバンをしてくれたけれども、「独立した音楽を書きたい」とゆってたのをどこかで読んで、縁を切りました。
なぜかというとスタッフを不幸にしてはいけないから。でも、日本のジョン・ウィリアムスを失ったと思いましたけどね。
現に、今のハリウッドは「ゲキバン」がよみがえっていますよ。

映画というものは目に見えるものしか映らない。目に見えない心は映らない。
その心を表現するのが、実は「ゲキバン」というものの使命なんですよね。

スヌーピー×プーさん×ムーミン

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最近の気になるトピックス。

アートアクアリウム
会期:2014年7月19日(土)−8月25日(月)/会期中 無休
開催時間:10:00−21:00 (最終入場 20:30)

友だちからの情報。そいやテレビでもやってたっけ。
日本橋三井ホールでは金魚、六本木のテレビ朝日イベントスペースではクラゲも見れるv
水族館じゃなくて、あくまで期間限定のイベントなのか。



以下はほぼ「ZIP!」関連情報w

●渋谷駅大改造!
 
実現すれば都内で最も高層の駅ビルとなる新駅ビルは、地上46階、高さ230mで2020年完成予定。
てか、東急はつぶれるのか。百貨店の時代は完全に終わったんだな。

 
再開発終了は2027年度。

 
ハチ公をどうするかはまだ検討中。この未来都市には似合わないかもだけど、違った形でも残してほしいなあ。

 
川を広げて、並木を植えるのはイイね。乗り換えは単にエスカレーターで解決か。



●スヌーピーが35年ぶりにCGで映画化
 


プーさんセル画初公開@松屋銀座
2014年8月6日(水)〜8月25日(月)(最終日は17:00閉場・入場は閉場の30分まで)
 

 



原作は、アランさんが息子ロビン君に書いた物語ってゆうのは有名だけど、ロビン君のぬいぐるみのプーさん写真は貴重!
もとは、動物園が大好きなロビン君のお気に入りの白鳥に“プーさん”と名付けて、ぬいぐるみにも同じ名前を付けたのがきっかけなんだって。
 




●劇場版「ムーミン」来年2月より全国公開
 

 
すごいな、3大児童文学の名作がわんさか復刻されて/驚×5000

 
アニメにすると「サザエさん」とかも、みんな丸くマイルドになっちゃうけど、
原画の魅力には代えがたい独特の味わいがあるんだよねv ぜひ観に行きたい♪♪♪

 

「ST」映画化もチラッと紹介されてたv

ドラマ撮影の待ち時間に今流行ってるのは“ジュースじゃんけん”。
負けた人がジュースを買いに行く。一番負けてるのは岡田くんw


●夏フェス
 
ロッキン、相変わらず人気だねえ。




やった! みやじくん登場! たった数分のVだったけど、今回も笑ったあ/爆

 

 


何を言うにもオーバーリアクション、ZIPマイクを持って、メンバにもコメント聞いちゃってるしwww

 

 


で、いつも使われるのは♪今宵の月のように だけなんだ
 

心の中のベストフィルム〜『白い炎の女』(1987)

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『白い炎の女』(1987)
監督:マイケル・ラドフォード
出演:グレタ・スカッキ、チャールズ・ダンス、ジョン・ハート ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋

イギリス女性のインドものはだいたい好きだが、それを『熱砂の日』に続いてスカッキが演じているとなるとなおさら。
『1984』のラドフォード監督が、特異な役柄に再びJ.ハートを起用しているのも嬉しい。
とにかくスカッキの完璧な美を堪能できるこの1本。

これこそマイベスト中のマイベスト 3人の大好きな俳優が一度に共演していて、テープが擦り切れるほど観た。
観た後は、心臓にポッカリ穴が開いたようになったけど。





心の中のベストフィルム〜『マリアの恋人』(1984)

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『マリアの恋人』(1984)
監督:アンドレイ・コンチャロフスキー 出演:ナスターシャ・キンスキー、ジョン・サベージロバート・ミッチャム、キース・キャラダイン
 ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋


サベージは『ディア・ハンター』にも出演。
サングラスをして、妻への想いを必死に抑えるシーンはすごくセクシー
キンスキーは、輝く黒真珠のようにキレイで、ひたすら夫を待ち続ける純愛の夫婦ドラマ。
何十回も見返したマイベストな1作v

心の中のベストフィルム〜『1900』(1976)

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『1900』(1976)
監督:ベルナルド・ベルトルッチ
出演:ロバート・デ・ニーロ、ジェラール・ドパルデュー、ドナルド・サザランド、ドミニク・サンダ、バート・ランカスター ほか

感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋

ベルトルッチが『ラスト・タンゴ・イン・パリ』以前に撮ったにしてはこのキャスティングでこの超大作

一番仰天なのは、サザランドやドパルデューがとにかく若い 最初誰だか分からなかった。
デ・ニーロはどんな年齢にもなりきれる特異体質だけど。

監督も含め、この4人の役者らは今作以降も素晴らしい作品を次々と創り出し、
今なお円熟の頂点にいるわけだから、今作にその芽がまさに伸びようとする才能のルーツが見れるだろう。

デ・ニーロとサザランドはアメリカ生まれ、ドパルデューはフランス人、監督はイタリア人。
それでどうやって一つの村の物語りを完成させたのかとっても不思議。
ラストの数十秒のシーンはこの長編の中で最も衝撃的。
デ・ニーロとドパルデューの老人演技も凄い。



身分の差から始まって、生まれた時から敵同士でありながら、死ぬまで親友だった2人の男。
それを激動の時代、イタリアを舞台にして、ベルトルッチの初期作品とはとても思えない、
想い入れたっぷりのスケールの大きな、316分の超長編作。

「私は誰一人傷つけなかった。誰一人」

「しかし地主がファシストを作って、農民を苦しめ私腹を肥やし、
 有り余る金で戦争を起こし、農民を兵士として送り込んだんだ」


アルフレッドは結局地主である自分に満足していたのか?
それとも政治や周りのゴタゴタからいつも隠れ場所を探していたのか?

同じ40代にオルモが活き活きした眼を持っているのに比べ、アルフレッドはすっかり老け込んでしまっている。
でも、誰の人生も客観的に見ればあやふやで平坦なのかもしれない。
特に、こんな時代に少ない選択肢の中から自分がどちら側で、どこと敵対しているのかを知ることは容易じゃない。


これらの「イズム」は現代でも生き続けている。
労働者がまだ真の自由、働く自由、言動の自由等を得ていないということだ(ジョンはこれらに永遠にバイバイすると歌った
世代が変わっても、罪なくして罰せられ、それでもなお団結して戦い続けて死んでいった、
無知だが不屈の魂は受け継がれている。

もう一度観たいうちの1本だけど、ビデオの時代で3本分の長編だけにいまだそのまま
ドミニク・サンダはクールビューティで大好きな女優さん




『事件』(1978)

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『事件』(1978)
原作:大岡昇平 監督:野村芳太郎
出演:永島敏行、松坂慶子、大竹しのぶ、渡瀬恒彦、丹波哲郎、佐分利信 ほか

永島敏行さんの出演作シリーズ。
レンタル屋で時々気にしていた作品。サスペンスだと思っていたら、本格的な裁判劇だった。
永島さんは、3本目にして主役の被告人役を堂々と演じている。若いっ!


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▼story(ネタバレ注意
厚木の山中で女性の死体が発見された。「カトレア」という小さなバーのママをしていた坂井ハツ子。

 

逮捕されたのは、19歳の工員・上田宏。彼はハツコの妹・ヨシ子と付き合っていて、妊娠したため、
秘かに2人で町を出ようとしていたが、それを親にバラすと言われてカッとなり、登山ナイフで刺殺し、杉林に捨てたと供述する。

谷本裁判長(佐分利信)、菊地弁護士(丹波哲郎)、岡部検事(芦田伸介)いずれもベテランが揃って、公判が始まる。
自白があるため、一見、単純に見えた事件だったが、菊池の証人尋問によって、証言の食い違いが次々と暴きだされてゆく。

ヒロシ「ナイフは、ヨシコとの新生活のために買ったもので、ハツコを殺すつもりはなかった」
ハツコの血に染まったブラウスを見て、フラつくのを見ていた傍聴席からは「芝居だよ」「やるわね、若いのに」と野次が聞こえる。

菊池「白いジャンパーに血が飛び散ったという供述にひっかかる」

法廷に出る検事は、実際の警察の取調べ等を見ていないことで生じるズレを指摘し、
真面目な青年だったことを知るヒロシの教師だった花井に、ハツコのヒモだったヤクザの宮内辰造らをよく調べて欲しいと頼む。




●第二審
カトレアによく行っていた大村吾一には多額のツケがあり、宮内から恐喝されていた疑いが持ち上がる。
「口論している2人を見かけた」と言った八百屋のおばさんも、後姿をチラッと見たに過ぎない。

宮内「2年間同棲していたハツコは、ヨシコに中絶をすすめてケンカとなった」
そのうち1年間は、殺人で刑務所にいたため離れていたことや、戻ったら、ハツコとヒロシが付き合っていたことを知って口論したこと、
事件当日はハツコが急に家に来て、同棲しているキョウコと大ゲンカになったことなど、次々と分かってくる。




●第三審
ヒロシに軽トラを貸した友人の話では、「ヒロシの胸に洗濯バサミが入っていたのが見えた」ことから、
ナイフを売った金物店のおじさん(森繁久彌)は「あの人は楽しそうに買い物をしていた」と発言を変える。
検事が「なぜ警察の取調べで言わなかったんですか?」と問い詰めると「聞かれなかったことなんか思い出せないじゃないか!」と怒り出す。


判事「次第に菊池側に有利に傾いていますね」
裁判長「裁判は終わりまでいってみないと分からんよ」
判事「それにしても、菊池はなんでこんな金にもならん事件に執着しているんでしょう?」
裁判長「金にならなくとも、マスコミの集まる事件をやれ。これが弁護士商法の第1条だ」


検事から証人に立つよう言われたヨシコ。ハツコとヒロシは仲の良い幼なじみだったと言う。
あるきっかけでハツコは急に家を出て、新宿のキャバレーで働きだすが、実は、母の再婚相手にレイプされたからだったことは言わなかった。
その後、突然、別人のように派手な身なりで帰ってきて、近所に「カトレア」を開店させた。
実家に帰ってきたハツコを眩しそうに見つめるヒロシを演じる永島さんがステキ。

 

 

ヨシコは、ヒロシが好きで、姉と口論したことは伏せ、「姉は私たちを羨んでいるようでした」と証言。



菊池は「その後、ハツコさんを追いかけましたね?」と聞かれてギョッとする宮内。しばらく黙ってから「尾けたよ」
全員が揃っての現場実証で、ようやく事件当日の様子が分かりはじめる。。。

 


●検事の論告:刑事裁判において、証拠調べが終わったのち、検察官が事実および法律の適用について意見を陳述すること。
「青少年の犯罪が増加する中、予防のためにも、未成年とはいえ見逃せません」

●弁護士
「ヒロシに殺意はなかった。これは過失致死の事故である。死体遺棄についてのみ有罪を認めます」

●裁判長+2人の判事による審議

「捜査が不十分だったことは否定できない。宮内の証言が全面的に信じることが出来ないにしても、
 これが捜査の段階で出ていれば、被告人の取調べ方針は違っていたはずだ。

 ハツコはすでに死んで真実が分からない以上、真実探究上の興味はあっても、そこに深入りするのは裁判官としてはできないことだ
 裁判官の事実認定はあくまでも証拠によってハッキリしたものだけに基づかねばならない
 裁判官は検察官の調書の中でどんな記載があろうと、独自な立場で判断しなければならない」


●判決
 


●刑務所でのヨシコとの面会
「子どもは中絶すべきだった。オレみたいな父親を持った子どもは不幸せだよ!」
「そんなことはないわよ。犯した罪を償えば、あんたは、元のあんたに戻るのよ」
「2年や3年勤めて、あの罪は消えるだろうか?」


●刑務所での花井との面会

「なぜ? なぜ、ひと思いにボクを殺してくれないんです?」


****************************

ヒトがヒトを裁く難しさ。何が罪で、何が正しい罰なのか?
裁判劇は好きなジャンルだけど、裁判員制度で、もし自分が選ばれたら・・・と想像すると怖くなる。
単純に見える事件でも、ここまで複雑な人間関係、ウソと真実、誤解と偏見、それぞれの育った家庭事情などなど、
たとえすべて開示されたとしても、その罰をどう決めるかなんて皆目検討がつかない。

「死刑にしてくれたほうがラクだ」と思う加害者もいるし、
残された被害者家族は「目には目を」と思うかもしれないけれども、
罪の意識を背負って生き続けることのほうが、本当の償いになるんじゃないかと私は思う。
でも、性犯罪など再犯の恐ろしさもあるし。。。


●DVD特典
特報/予告篇/キャスト・スタッフ プロフィール/フォト・ギャラリー/シネマ紀行

特報には、原作者らの映像も入っているって珍しいパターン。
 

予告には、なぜかシンセを弾く男性が登場。
 





監督は、俳優に自然の掛け合いを求めた。このベテラン揃いなら、任せて安心だよね。



渡瀬恒彦さんは今作で数々の賞を受賞。

「私生活で離婚したばかりで、ヒモの役はどうかと周りからも言われたけれども、本が素晴らしかったので受けた」

「実地検証シーンでは、佐分利さんを困らせてみようと思って、宮内が2人を尾けて、雑木林の中でどう見てたかやって見せろと言われたから
 ヤクザらしく無造作に寝転んでみせたら、佐分利さんも同じように寝転んだ」って、すごいエピソード


「シネマ紀行」
ロケ地巡りとともに観光案内まであって、まるで「ナオミの麺紀行」状態
そして、環境問題にも言及。

「この雑木林は、昨年からの宅地造成のため、半分が切り崩されました。
 宅地造成、廃棄物処理、農業試験場。人間の身勝手な理由によって、本来の姿がどんどん消えつつあります」

「せっかくだから大山へも足を延ばしてみました」山岳信仰、独楽で有名なんだって。
ラスト、カップルが橋を渡っていくシーンはヤラセっぽかったな

心の中のベストフィルム〜『デッド・ゾーン』(1983)

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『デッド・ゾーン』(1983)
原作:スティーヴン・キング 監督:デヴィッド・クローネンバーグ
出演:クリストファー・ウォーケン、ブルック・アダムス、マーティン・シーン、トム・スケリット ほか

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感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋



人の未来を読むたびに青白く衰弱してゆくクリストファー・ウォーケンの痛々しくも、物思う姿はとてつもなく美しい。
人の危機しか読み取れないのは哀れ。

今作でウォーケンとの衝撃的な出会いを果たし、彼の出演作を漁りまくった。


マーティン・シーンも大好きな俳優さん。

日記には、原作を読んだ感想も長々と書いてあって、人生観が変わってしまったようだった。
さすが、スティーブン・キング殿。原作と映画化どちらも面白いってゆうのは貴重。





心の中のベストフィルム〜『みんな元気』(1990)

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『みんな元気』(1990)
監督:ジュゼッペ・トルナトーレ
出演:マルチェロ・マストロヤンニ、サルヴァトーレ・カシオ、ミシェル・モルガン、アントネラ・アッティーリ ほか

感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋



何も始まっていないうちから、この映像美にもう泣いてしまった

カメラワークが奇抜で素晴らしく、イタリア映画らしい芸術的な仕上がり。
年金暮らしをする老人が約束せずに子どもを訪れる旅をするのだが・・・。
イタリア版『東京物語』。

何かしら裏切られるたびに現れる、一番可愛かった頃のままの子どもたちが、
それぞれ父母の期待通りには物事がうまくいっていないことを言い訳する。



今作のテーマの1つに「嘘」があると監督は言っている。

老若男女を問わず、みなが通るべき道のり、
みなが出発するべき旅に主人公のマストロヤンニとともに連れられていったと感じさせる1作だった。

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