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『岩合光昭×ねこ旅 Iwago's catalog』(山と溪谷社)

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『岩合光昭×ねこ旅 Iwago's catalog』(山と溪谷社)
岩合光昭/著

【内容抜粋メモ】

ねこは体を休めるのにちょどよい場所をよく知っています。
心地よい風が吹きぬけるところ、穏やかな日だまり。

そんな場所にいるねこを探して歩くうちに、五感がだんだん磨かれてきて、
自分もねこになったかのように、ねこのいる場所がわかるようになります。

ねこが目を閉じてごろ~んとしたら、あなたも体を休めましょう。
ねこが休むような場所は、人間にも居心地がいいのです。

(同感。にゃんこがいる町は、ヒトも住みやすい良い町



 
(ねこの基本形は完璧な美そのものだと思う


 
(ちょっと変形w



ただただ充足している。みなべ町・和歌山県



肉球だけは冷やしたくない。弘前市・青森県



早く家に帰りたい。


 
静かさが何よりだ。



ねこは光線をよく知っている。ラバト・モロッコ



お互いの距離をねこはよく知っている。



お腹を見せて転がるのは友好の証し。トレベレス・スペイン



[旅のおわりに]


カメラを構えながら、ねこを探していると、ねこの多いところと少ないところがあることに気づきます。
ねこの少ないところは大抵、昔からの町ではなくて、人が後からつくった新しい町です。
地形や、風通しのことなど考えないでつくった結果、暑苦しい町ができてしまい、ねこはそんな町には居たくないのです。

 

ねこはいちばん苦労をしないで歩く道を知っています。
バランス感覚に優れ、身のこなしは軽く、三次元の空間の使い方も見事です。
視覚・聴覚・嗅覚もすぐれています。
美しくしなやかな体ももっています。

ところがニンゲンはどうでしょうか。自然を感じる力のなんと情けないことか。
もし、ねこの行動をよく見て町をつくっていたら、もっと住みよい町ができていたのではないかと思います。

ねこをよく知り、ねこに学べば、世の中はもっとよくなるのではないかと思います。


 


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