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Channel: メランコリア
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心の中のベストフィルム~「ピンク・パンサー・シリーズ」

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『ピンクの豹』(1964)
監督:ブレイク・エドワーズ 出演:デビッド・ニーブン、ピーター・セラーズ ほか

trailer

感想メモは「notes and movies」カテゴリーからの抜粋です。

これが有名なピンク・パンサー・シリーズの第1作目。
よくあるサスペンスコメディ形態にしては2時間たっぷり使って、笑いと宝石を巡るやりとりがミックスされている。
ピンク・パンサーとは宝石のことだけど、コメディの中心はセラーズ演じる大ボケ警部クルーゾー

セラーズといえば『博士の異常な愛情』で3役を演じ分けたあのunusualな俳優。
イギリス人で当時38歳。シリーズは5作まで。亡くなるまでこのシリーズとは長い付き合いだった。
まだまだ初作ではドタバタ迷惑度は40%くらい。例のドレフェス署長も出てないし、ファッションも時代を感じさせる。
女優もハリウッド美人ばかりそろって、クルーゾーの奥さんももったいないほどの美人。

おなじみのテーマ曲にピンク・パンサーのアニメーションも楽しい。
間違って同僚の手にキスしたり、ドアにぶつかったり、譲り合って、結局2人で出口につっかかったり、
回した地球儀に寄りかかって倒れたり・・・セラーズが真面目にボケてるのが笑える/爆

(ピーター・セラーズ大好き


[ミクシのレビュー抜粋]
お馴染みのテーマソングとキャラクターも有名な大ヒットシリーズ。
今年スティーブン・マーチン、ジャン・レノらを迎えてリメイクされたが、
わたしは元ネタのピーター・セラーズが大好きだ。
彼の大当たり役・クルーゾー警部のハンパない連続ボケは、毎回事件そのものよりも作品を食ってしまっている。

第3作目は、そんな彼に振り回されているうちに発狂してしまったドレフェス署長がクルーゾー殺害にやっきになる話。
だが、クルーゾーの天然ぶりは筋金入り。
世界中のプロの殺し屋がよってたかって狙っても全然死なない。彼こそ世界最強の男かも

セラーズは当時52才っていうのも驚き! 階段落ち、川へ落ちること数回、
'80に54才の若さで心臓発作で亡くなっているのもなんだか納得(シリーズ5作目は本人がいないまま撮影されている
ここまで笑いに命を賭けてる役者は、もうみかけない。

弟子・ケイトーとの真剣勝負に毎回何十分もさいてるのも爆!
のちの'93年にロベルト・ベニーニが主演している『ピンク・パンサーの息子』があって、こちらも大爆笑間違いなしv
ぜひ、シリーズ通して楽しんでほしいコメディ映画。

セラーズのエキセントリックな笑いを堪能できる『博士の異常な愛情』や『ロリータ』、
晩年の名作『チャンス』、本人を描いた『ピーター・セラーズの愛し方』なども合わせてどうぞ。


『ピンク・パンサー2』(1975)
『暗闇でドッキリ』(1964)
『ピンク・パンサー4』(1978)
『ピンク・パンサー5 クルーゾーは2度死ぬ』(1983)
『ピンク・パンサーの息子』(1993)
『ピンク・パンサーの息子』
『博士の異常な愛情』
『ロリータ』
『チャンス』
『ライフ・イズ・コメディ! ピーター・セラーズの愛し方』


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