■若手映画作家育成プロジェクト inユーロスペース ベストセレクション~ファミリーセレクション
コンセプトはよく知らないが、哲さん出演映画の中で、どうしても観れないと諦めていた作品の1つがかかると知って、
以前、大層な発作が出てちょっと苦手なユーロスペースに観に行ってきた。
19時開演、もっと前に整理券を配るとあったが、ギリに行ったら当日券で13番v
周りはどうやら関係者ばかり。空席も多くて、私的にはありがたく、出入口に近い中央&端に座った。
それにしてもユーロスペースは、中の構造が危険すぎる
この日も女性1人が派手にコケてた。暗くなると危険は増し増し
まずは、今日の3本をつくった監督3人と2作に出演している俳優・河原健二さんの舞台挨拶。
この日のテーマが「ファミリー」ってことにちなんだ話やら、当時撮った時の話などから質問された。
村松さん:とにかくすべてを詰め込んだ。いい歳をしてマリッジブルーになる男の話ですw
七字さん:どん底の時だったからちょっと暗いですが楽しんでください。
浅沼さん:楽しく観てほしい。パンフの表紙は今作に出てくる千葉の海です
Q:今後、撮ってみたいジャンルやテーマは?
村松さん:こないだ観た映画みたいなガチのSFもいいな。
みなさん、もう長編、短編、いろいろ撮っていて、公開が決まっているのもちらほら。
スカバンドの映画を撮りたいって言ってたのは誰だっけ? 気になる
最後は、告知になって、「またこちらで上映して頂きたく・・・」って目線の先で笑ってた男性はオーナーさん?
●けものがにげる
監督・脚本:村松正浩
出演:田中哲司、斉藤陽一郎、河井青葉、藤田陽子、不破万作 ほか
2007年 / 35mm / ヴィスタサイズ / カラー / 30min.
・あらすじ(ネタバレ注意
結婚を控え、みんなで顔合わせの日、シンジはだらしのない普段着のままウダウダしている。
弟ミツオは、正反対の“段取りマニア”。ギョウザやシチュー?など手早く作って準備する。
父は寝ている。今朝は上機嫌だったらしい。
婚約者のマキコは、2時間半前に着いてしまい、駅前放送で「今日、最悪なのは、さそり座。ロングスカートはダメ」
などと言われ、ロングスカートを履いてきてしまったことを深く後悔する
ミツオの妻マコトは、マキコが早く着いたことを知って大慌てで迎えに行く。
マキコは、シンジが何も肝心なことを話さないタイプだから不安だと漏らし、
車で15分かかる道を2人で歩きながら「お父さんはどんな人?」「結婚したらどこに住むんですか?」など話す。
その間、シンジが何をしていたかというと・・・なにやら黒い「けもの」が水槽から逃げてしまって、大慌てで追いかける。
弟に「見なかったか? 黒くて、これぐらいで、撫でれば、それなりに・・・」
けものは、父の股から外に逃げ出し、海岸で話してたマキコらのほうへ突進。
悲鳴をあげて逃げようとするマコトとは逆に、冷静につかまえるマキコ。シッポもある
「もういいんだ・・・」
ピグミーみたいな生物は、新しい生活に対するそれぞれの不安の象徴というか、まだグズグズしていたかった気持ち?
海岸の砂をスニーカーで蹴りながら、後ろ向きに帰ったり、必死でけものを追いかけたり、ユニークな哲さんを堪能
●ここにいる…(2011)
監督・脚本:七字幸久
出演:蒼れいな、蒼あんな、井上肇、角南範子、太田美恵、澤山薫、河原健二 ほか
・あらすじ(ネタバレ注意
真海と実空はソックリな双子。2人でビルの受付嬢をしているから、必ず「君たち双子?」と聞かれる。
片方が今どこにいるか、何を見ているか互いに分かる時もある。
しかし、ある夜、妹は突然、姿を消して、もう1カ月が経った。
姉は、駅前で必死にチラシを配り、両親はほうぼうへ連絡して情報を集めるが警察からも音沙汰なし。
妹からのビジョンも見えなくなりパニックとなる姉。鏡に映った自分を妹だと思って不安を紛らわせている。
ある日から、また妹の姿が見えるようになったのだが・・・
「ゴメンネ」「私たちさっきからゴメンネばっかりゆってるバカみたい」
「でも、もう全然苦しくないの。辛いのは今生きている家族のほうなんだよ。私はいつもここにいるから、大丈夫」
●鉄馬と風
監督・脚本:浅沼直也
出演:夛留見啓助、ウダタカキ、北浦愛、板橋駿谷、河原健二 ほか
2014年/カラー/35mm/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/30分/©2014VIPO
・あらすじ(ネタバレ注意
トシは警察で兄の遺体確認を求められるが「分かりません」と答える。
「兄は10年ほど前に家を出て、もう顔も覚えてないし」
死因は過労死。いくつものバイトをかけもちして、1日も休まずに働いていたという。
兄が借りていたコンテナを片付けるよう言われて行くと、どうやらここで暮らしていたようだった。
管理人も「開けた時ビックリしたわよ、まさか住居として使われてるなんて思わないから。じゃ、あとはよろしくね」
ひと際目立つのはハーレーダビッドソン。「こんなの買うからじゃん」と鼻で笑っていると、
兄の刑務所仲間だったという男が来て「絵に描いたようなアホ面だな。兄貴にソックリだ」
兄の死を告げると、ショックで絶句した後、ハーレーに手を合わせて泣いている。
なにも知らないまま、バイクで男と旅に出るロードムーヴィ。
イレズミ師のオカマさんに頭を下げて、女性の住所を聞くが断られる。
でも、トシには教えてくれた。「あいつが頭下げるところなんて見たことなかったから」
ムショを出たら、それぞれずっと会っていない弟、妹に会いに行こうと固く誓ったのだと後で分かる。
そして、とうとう念願の再会。兄は妹から散々泣かれ、怒られると思っていたが、なぜか冷静なまま。
「兄さんが出所したら会いに来てくれるんじゃないかと思って、年賀状もずっと出していた。
だけど、実際会ってみたら何も感じない。ただの他人でした」と言われてしまう。
♪Born to Be Wild の日本版みたいな曲が流れていたけど、クレジットには見つけられず気になった。
妹さんが乗馬をしていて、馬可愛い
正直、哲さんを観たら帰ろうかと思っていたけど、全部観た。
30分という限られた時間の中に、ちゃんと1つの濃縮したドラマが描かれていて、どれもじぃーんとする作品ばかり。
コンセプトはよく知らないが、哲さん出演映画の中で、どうしても観れないと諦めていた作品の1つがかかると知って、
以前、大層な発作が出てちょっと苦手なユーロスペースに観に行ってきた。
19時開演、もっと前に整理券を配るとあったが、ギリに行ったら当日券で13番v
周りはどうやら関係者ばかり。空席も多くて、私的にはありがたく、出入口に近い中央&端に座った。
それにしてもユーロスペースは、中の構造が危険すぎる
この日も女性1人が派手にコケてた。暗くなると危険は増し増し
まずは、今日の3本をつくった監督3人と2作に出演している俳優・河原健二さんの舞台挨拶。
この日のテーマが「ファミリー」ってことにちなんだ話やら、当時撮った時の話などから質問された。
村松さん:とにかくすべてを詰め込んだ。いい歳をしてマリッジブルーになる男の話ですw
七字さん:どん底の時だったからちょっと暗いですが楽しんでください。
浅沼さん:楽しく観てほしい。パンフの表紙は今作に出てくる千葉の海です
Q:今後、撮ってみたいジャンルやテーマは?
村松さん:こないだ観た映画みたいなガチのSFもいいな。
みなさん、もう長編、短編、いろいろ撮っていて、公開が決まっているのもちらほら。
スカバンドの映画を撮りたいって言ってたのは誰だっけ? 気になる
最後は、告知になって、「またこちらで上映して頂きたく・・・」って目線の先で笑ってた男性はオーナーさん?
●けものがにげる
監督・脚本:村松正浩
出演:田中哲司、斉藤陽一郎、河井青葉、藤田陽子、不破万作 ほか
2007年 / 35mm / ヴィスタサイズ / カラー / 30min.
・あらすじ(ネタバレ注意
結婚を控え、みんなで顔合わせの日、シンジはだらしのない普段着のままウダウダしている。
弟ミツオは、正反対の“段取りマニア”。ギョウザやシチュー?など手早く作って準備する。
父は寝ている。今朝は上機嫌だったらしい。
婚約者のマキコは、2時間半前に着いてしまい、駅前放送で「今日、最悪なのは、さそり座。ロングスカートはダメ」
などと言われ、ロングスカートを履いてきてしまったことを深く後悔する
ミツオの妻マコトは、マキコが早く着いたことを知って大慌てで迎えに行く。
マキコは、シンジが何も肝心なことを話さないタイプだから不安だと漏らし、
車で15分かかる道を2人で歩きながら「お父さんはどんな人?」「結婚したらどこに住むんですか?」など話す。
その間、シンジが何をしていたかというと・・・なにやら黒い「けもの」が水槽から逃げてしまって、大慌てで追いかける。
弟に「見なかったか? 黒くて、これぐらいで、撫でれば、それなりに・・・」
けものは、父の股から外に逃げ出し、海岸で話してたマキコらのほうへ突進。
悲鳴をあげて逃げようとするマコトとは逆に、冷静につかまえるマキコ。シッポもある
「もういいんだ・・・」
ピグミーみたいな生物は、新しい生活に対するそれぞれの不安の象徴というか、まだグズグズしていたかった気持ち?
海岸の砂をスニーカーで蹴りながら、後ろ向きに帰ったり、必死でけものを追いかけたり、ユニークな哲さんを堪能
●ここにいる…(2011)
監督・脚本:七字幸久
出演:蒼れいな、蒼あんな、井上肇、角南範子、太田美恵、澤山薫、河原健二 ほか
・あらすじ(ネタバレ注意
真海と実空はソックリな双子。2人でビルの受付嬢をしているから、必ず「君たち双子?」と聞かれる。
片方が今どこにいるか、何を見ているか互いに分かる時もある。
しかし、ある夜、妹は突然、姿を消して、もう1カ月が経った。
姉は、駅前で必死にチラシを配り、両親はほうぼうへ連絡して情報を集めるが警察からも音沙汰なし。
妹からのビジョンも見えなくなりパニックとなる姉。鏡に映った自分を妹だと思って不安を紛らわせている。
ある日から、また妹の姿が見えるようになったのだが・・・
「ゴメンネ」「私たちさっきからゴメンネばっかりゆってるバカみたい」
「でも、もう全然苦しくないの。辛いのは今生きている家族のほうなんだよ。私はいつもここにいるから、大丈夫」
●鉄馬と風
監督・脚本:浅沼直也
出演:夛留見啓助、ウダタカキ、北浦愛、板橋駿谷、河原健二 ほか
2014年/カラー/35mm/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/30分/©2014VIPO
・あらすじ(ネタバレ注意
トシは警察で兄の遺体確認を求められるが「分かりません」と答える。
「兄は10年ほど前に家を出て、もう顔も覚えてないし」
死因は過労死。いくつものバイトをかけもちして、1日も休まずに働いていたという。
兄が借りていたコンテナを片付けるよう言われて行くと、どうやらここで暮らしていたようだった。
管理人も「開けた時ビックリしたわよ、まさか住居として使われてるなんて思わないから。じゃ、あとはよろしくね」
ひと際目立つのはハーレーダビッドソン。「こんなの買うからじゃん」と鼻で笑っていると、
兄の刑務所仲間だったという男が来て「絵に描いたようなアホ面だな。兄貴にソックリだ」
兄の死を告げると、ショックで絶句した後、ハーレーに手を合わせて泣いている。
なにも知らないまま、バイクで男と旅に出るロードムーヴィ。
イレズミ師のオカマさんに頭を下げて、女性の住所を聞くが断られる。
でも、トシには教えてくれた。「あいつが頭下げるところなんて見たことなかったから」
ムショを出たら、それぞれずっと会っていない弟、妹に会いに行こうと固く誓ったのだと後で分かる。
そして、とうとう念願の再会。兄は妹から散々泣かれ、怒られると思っていたが、なぜか冷静なまま。
「兄さんが出所したら会いに来てくれるんじゃないかと思って、年賀状もずっと出していた。
だけど、実際会ってみたら何も感じない。ただの他人でした」と言われてしまう。
♪Born to Be Wild の日本版みたいな曲が流れていたけど、クレジットには見つけられず気になった。
妹さんが乗馬をしていて、馬可愛い
正直、哲さんを観たら帰ろうかと思っていたけど、全部観た。
30分という限られた時間の中に、ちゃんと1つの濃縮したドラマが描かれていて、どれもじぃーんとする作品ばかり。