■大河ドラマ『花燃ゆ』
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、伊勢谷友介、大沢たかお、原田泰造、優香、長塚京三、檀ふみ、内藤剛志、北大路欣也、
高良健吾、東出昌大、瀬戸康史、劇団ひとり、佐藤隆太、要潤 ほか
●第9回「高杉晋作、参上」あらすじ(ネタバレあり
寅次郎のもとには、身分に関係なくさまざまな若者が集って学ぶようになる。
野村靖、玉木彦介、寺島忠三郎、品川弥二郎などなど。
久坂「医者でもこの国を守れると思いますか?」
寅「君の志次第。君は何を志しますか?」
塾生が増えると、食事代や、さまざまな諸費用で首が回らないと嘆く文。それを見て心配する弟・敏三郎。
高杉は皆の前で詩を朗々と詠むが、寅次郎に「それなら久坂のほうが上手い」と挑発する。
悔しい高杉は、久坂の文に対する気持ちを察してちょっかいを出すフリをする。
椋梨藤太は、寅次郎が若者を集めて何かしようとしているのを危険視し、「なぜ見張らない?!」と伊之助を叱咤する。
伊之助「罪を許したと誤解を生んだのが原因では? 獄の囚人を皆解放すれば、“罪人は所詮、罪人”と思うでしょう」
寅次郎のもとに謎の男、梅田雲浜が来る。「私もロシア船を沈めようとしてしくじりまして」
獄から出た富永も来る。「帰る家もないため、やっかいになる」
高杉が良家の出と知り、もしや塾代に協力してもらえるのではと思った文は、
美味しい団子を持っていくが、父・高杉小忠太に「お前のような者が来る所ではない。二度と来るな」と追い返される。
晋作にも「付き合う相手を選べ」と忠告する。
晋作は、幼い頃、肝試しだといって、武士の切腹する様子を見たこともあった。
寅「あいつは暴れ牛のような目をしとった。溢れんばかりの力が外に出とうてうごめいとる」
弟トシが酒を飲んで帰ってきた。飲ませたのは晋作。
晋作「武士の務めがつまらん。わしは気の病かもしれん。人生がつまらなくて死にたくなる」
久坂「お前の人生がつまらんのは、お前がつまらんからじゃ!」
寅「君の志は何ですか? ボクの志は、この国を良くすることです。
志はすべての源。君は今の状況を望んでいない。志は自身が見つけるしかない」
兄・梅太郎の給料がなくなった。
トシが晋作とともに色街にいると聞いて、文が急いで駆けつけると、兄の金をとったのはトシだった。
文「この子は、ずっと私が守ってきました!」
トシ「姉上がキライだ。オレはもう子どもじゃない!」
晋作「強い男になりたいとトシのほうから来た。塾のために写本で稼ごうとしていた。
お前の弟を守られるだけの身にするな。姉が好きだから、こいつは苦しいんじゃ。
あんたの望む可愛い弟を演じることが苦しいんじゃ。
トシはもう男じゃ。自分の頭で国のために役立つことを考えとる」
文「あなたに何が分かるんですか?」
(なんだか、現代の親子関係にも通じるなぁ。
こうして、道を踏み外して後戻り出来なくなってしまう子どもたちもたくさんいるんだろう
晋作は父と話す。
晋作「父上は、いつも私を大事にして下さる。守って下さる。感謝し、尊敬しています。
しかし、今まで誰も私の目を開かせてはくれんかった。誰もこの退屈から救ってはくれんかった。
あの男たちといれば、いずれ私も志とやらを持てるかもしれません」
夜中にその足で寅次郎を訪ねる晋作。
晋作「学問がしたい!」
寅「何のために?」
晋作「分からん。じゃが面白そうな気がする。オレが本気で学んだら久坂など相手にもならん!」
寅「さあ、どうかな」
トシは写本を売って、文に和菓子を買ってくる。
文「写本が売れたら、家にお金を入れるんよ」
伊藤利助(後の伊藤博文)も塾に入る
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、伊勢谷友介、大沢たかお、原田泰造、優香、長塚京三、檀ふみ、内藤剛志、北大路欣也、
高良健吾、東出昌大、瀬戸康史、劇団ひとり、佐藤隆太、要潤 ほか
●第9回「高杉晋作、参上」あらすじ(ネタバレあり
寅次郎のもとには、身分に関係なくさまざまな若者が集って学ぶようになる。
野村靖、玉木彦介、寺島忠三郎、品川弥二郎などなど。
久坂「医者でもこの国を守れると思いますか?」
寅「君の志次第。君は何を志しますか?」
塾生が増えると、食事代や、さまざまな諸費用で首が回らないと嘆く文。それを見て心配する弟・敏三郎。
高杉は皆の前で詩を朗々と詠むが、寅次郎に「それなら久坂のほうが上手い」と挑発する。
悔しい高杉は、久坂の文に対する気持ちを察してちょっかいを出すフリをする。
椋梨藤太は、寅次郎が若者を集めて何かしようとしているのを危険視し、「なぜ見張らない?!」と伊之助を叱咤する。
伊之助「罪を許したと誤解を生んだのが原因では? 獄の囚人を皆解放すれば、“罪人は所詮、罪人”と思うでしょう」
寅次郎のもとに謎の男、梅田雲浜が来る。「私もロシア船を沈めようとしてしくじりまして」
獄から出た富永も来る。「帰る家もないため、やっかいになる」
高杉が良家の出と知り、もしや塾代に協力してもらえるのではと思った文は、
美味しい団子を持っていくが、父・高杉小忠太に「お前のような者が来る所ではない。二度と来るな」と追い返される。
晋作にも「付き合う相手を選べ」と忠告する。
晋作は、幼い頃、肝試しだといって、武士の切腹する様子を見たこともあった。
寅「あいつは暴れ牛のような目をしとった。溢れんばかりの力が外に出とうてうごめいとる」
弟トシが酒を飲んで帰ってきた。飲ませたのは晋作。
晋作「武士の務めがつまらん。わしは気の病かもしれん。人生がつまらなくて死にたくなる」
久坂「お前の人生がつまらんのは、お前がつまらんからじゃ!」
寅「君の志は何ですか? ボクの志は、この国を良くすることです。
志はすべての源。君は今の状況を望んでいない。志は自身が見つけるしかない」
兄・梅太郎の給料がなくなった。
トシが晋作とともに色街にいると聞いて、文が急いで駆けつけると、兄の金をとったのはトシだった。
文「この子は、ずっと私が守ってきました!」
トシ「姉上がキライだ。オレはもう子どもじゃない!」
晋作「強い男になりたいとトシのほうから来た。塾のために写本で稼ごうとしていた。
お前の弟を守られるだけの身にするな。姉が好きだから、こいつは苦しいんじゃ。
あんたの望む可愛い弟を演じることが苦しいんじゃ。
トシはもう男じゃ。自分の頭で国のために役立つことを考えとる」
文「あなたに何が分かるんですか?」
(なんだか、現代の親子関係にも通じるなぁ。
こうして、道を踏み外して後戻り出来なくなってしまう子どもたちもたくさんいるんだろう
晋作は父と話す。
晋作「父上は、いつも私を大事にして下さる。守って下さる。感謝し、尊敬しています。
しかし、今まで誰も私の目を開かせてはくれんかった。誰もこの退屈から救ってはくれんかった。
あの男たちといれば、いずれ私も志とやらを持てるかもしれません」
夜中にその足で寅次郎を訪ねる晋作。
晋作「学問がしたい!」
寅「何のために?」
晋作「分からん。じゃが面白そうな気がする。オレが本気で学んだら久坂など相手にもならん!」
寅「さあ、どうかな」
トシは写本を売って、文に和菓子を買ってくる。
文「写本が売れたら、家にお金を入れるんよ」
伊藤利助(後の伊藤博文)も塾に入る