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2人に1人 どうする?"ひとり親"の貧困 @週刊 ニュース深読み

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2人に1人 どうする?"ひとり親"の貧困 @週刊 ニュース深読み

 

 

私の従妹もシングルマザーだし、お隣りの大家さんの娘さんもシングルマザーだから、とても身近に感じている。

まず、離婚するのに多大なエネルギーを使い果たして疲弊し、養育費は途中で頓挫、
子どもがある程度育った頃に「会いたい」と急に言ってきたり、資格をとるために徹夜で勉強して働いても、
有資格者との給料の差は大してなかったり・・・ほんと、日本て「頑張れない人」とレッテルを貼って、
「働けない人」→「働かない人」「怠け者」「もっと頑張れ」と叩く、冷たい社会構造だなって思う。

まずは、なんでも実情を無視せずに「正しく知る」ことから始まる。
「明日は我が身」と想像してみよう。


周囲の実感がないこと自体が大きな根因
母子家庭:約123万世帯
父子家庭:約20万世帯


元夫の経済状況も同じく苦しいため


シングルマザーの半分以上が実家に戻っていない

理由:
・両親の経済状況も苦しい
・「“出戻り”は、世間体が悪いから帰ってくるな」と言われた、など


 
自分で働くのも難しい

理由:
・保育所は、今働いている人を優先している
・シングルマザーはパートが多い(子育てとの両立が難しい+会社側が正規で雇わない)


ママ友とも溶け込めず、心理的に周囲と疎遠になり、孤独感が増してしまう


・日本のシングルマザーは、世界一働いている&収入が低い
深夜・早朝の仕事を2~3かけもっても、年収平均は180万円。
貯金がない(50万円以下)が5割もいる。

これは他国と比べると珍しい、日本の特徴だという/驚


国の支援はいろいろあるが・・・




「経済支援」:額が充分でない。
「就労支援」:なかなか就職までたどりつかない。会社では「非正規労働」が多い。
「貸付金」:利子がないとは言え、「借金」のため、利用しづらい。


最後のセーフティーネット「生活保護」ですら


理由:
・芸能人の不正受給などのバッシングが、いまだにネット上で騒がれているのが現状。
・生保の支出を抑えようとする社会の空気がある。



4月から開始

1.親もいっしょに助ける
2.生保にいく前の段階で食い止める
3.保育所の整備をする


【実際の声】
 

 

DVが理由で離婚したので、縁を切るために養育費はもらわないほうがよい、と弁護士に言われた、というケースもある。



3人以上だと、とくに厳しい→もっと金額を上げる必要がある


・役所は「縦割り」&手続きが多い&条件が厳しい
「学習支援」など、各省ごとにやっていて、連携もなく、分かりづらい。

「児童扶養手当て」にも「所得制限」がある。
「生保」も、この場合は大丈夫、この場合は受け付けない、などがあり、話を聞いて諦めてしまう人も多い。

そもそも、役所に行く休みがとりづらい+申請書をいろいろと書かされる+受付がいろいろと分かれていて分かりづらい。


シングルマザーに勧められる仕事
「ケア労働」(介護福祉士、看護師、保育士など)
資格が必要。「職業訓練」制度を使って、実習を受けつつ、子育てするのが難しい。


・貧困の根本理由~女性の給料が低い
いまだに結婚すると7割の女性が仕事を辞めているのが現状。
離婚すると、パートにつくのが妥当と世間に思われている。8万円/月では苦しい。
(結婚さえすれば、ホラ、こんなに幸せですよ!って金儲けのCM、情報が多すぎるんだ


日本の働き方&働かせ方を見直す必要がある
男性優位社会+長時間労働
女性が働きながら、仕事を両立するのは大変
最低賃金が安い日本 平均780円/時(東京は888円/時、海外は1000円以上/時)


「エンパワーメント」が求められている

「エンパワーメント」
1.権限を与えること。
2.社会福祉政策において、従来のサービスを提供するやり方とは別に、受益者に直接手渡す補助金を増やして、
  それを選択する権利を与え、政府の介入や裁量を減らそうという考え。


まず、ココロのケアが必要
病気や、DVで疲弊しているシングルマザーに「頑張れ!」と言うのは酷。頑張れないママが多い。


****************地域の対策例

孤立し、経済的に苦しい「ひとり親」に補助金等を出して移住を勧める@島根
 



「少子高齢化」対策の一環としていて、介護職につくのが条件

・地方なので「待機児童」問題は少ない。
・給料は15万円/月。続ければ奨励金が出る。

問合せが100件以上きていて、募集している段階。

移住のリスク
・これまでの近所のつながりがなくなる。
・子どもの転校で、友だちと別れることになる。

現地のコーディネーターがつながりを支える+受け入れる住民側の心構えも重要

これは「被災地」のケースとよく似ている。
実際、子どもがひきこもったり、母親が挫折感を抱くという問題が起きている。


「ひとり親」同士で孤立解消@広島

妻に先立たれ、3人の子どもがいる「ひとり親」の山田さんが、
まず、身近な「ひとり親」を集めて、悩みを話し合った。再婚はあるかないか?など。

 

すると、若い世代と、比較的余裕のある元「ひとり親」さんに分かれることに気づいた。
彼らを「マッチング」し、互いに助け合うことで問題が解決したという事例。参加者は350名。
高齢者も「役に立ちたい」という思いがある。


「スクールソーシャルワーカー」

「いろいろな対策の中で唯一有効だと思う」(専門家)

「スクールソーシャルワーカー」(福祉の資格を持っている)
1週間同じ服を着ている子どもなどに気づき、貧困、虐待があるかなど家庭状況を調べる。
必要があれば「児童相談所」等を紹介する。


私たちができること
・疲弊しているシングルマザーたちの声をキチンと聞いて、1つずつ意見・気持ちを拾っていくこと。
・地域で「学習支援」「無料食堂」「野外活動支援」をしているところもある。
・「経済的支援」だけでも10%は緩和する。ヘルパーが来るなど。
・なんでも試してみることも大事。支援を待っているだけではなく、自分たちから意見を出す。



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