■“大量処方”“健康被害”なぜ?どうする? 残薬 @週刊 ニュース深読み
まさに、大量のクスリを飲みつつ、エナジードリンク飲んだり、市販の頭痛薬、下痢止め、なんでも重ねて飲んじゃう親に教えてあげたい。
自分が飲まないからって、私にくれたりするし
75歳以上の「在宅患者」の飲み残したクスリの年間総額は500億円!
自宅に2000~3000錠も持っている人もいるという。
●患者さんの例
高齢になるほど持病が増え病院をハシゴするたびクスリの重複が起こり副作用で悪化するまた別の病院に行ってクスリが増える。
肩凝り薬の中にも睡眠薬と同じ成分が重複している
原因例
・病院同士の連携がない。
・認知症の患者さんなど、飲み忘れや、飲み間違え、飲み残しがいっぱいたまっていく。
・高齢者にたくさんのクスリのスケジュールは覚えきれない。
・「先生が忙しそうだから・・・」などと、患者さんが他の病名を遠慮して言わない。
・「おくすり手帳」を持っていない、または忘れてくる。
「おくすり手帳」
1993年、薬の飲み合わせが悪く、重篤な副作用で死亡者が相次いだ事件をきっかけとして導入された。
薬局に行けば、無料でもらえる。
なくしたり、忘れたりすると、薬局ごとに作ってくれるため、2冊、3冊と増えてしまうので注意。
・5週間~3か月分など、長期で処方される。
・うつ病など、日本はクスリの処方が多い国。
・キチンと飲んでいるかなど、クスリの管理が患者任せになっている。
・クスリをもらわないと納得しない患者さんも多い。
・血糖値など、定期的に測らないため、改善しているのに気づかず、飲み続けてしまう。
糖尿病など、値が良くなって、クスリを減らせるケースもあるが、
病院では「3分診療」など、時間の余裕がないなどの理由で、そのつど値を確認しない。
[FAX・メール・つぶやき]
「医師に“おくすり手帳”を見せたことがない」
「もうクスリは要らない、と言ったが、出される」(詐欺じゃん
「クスリを出せば出すほど病院が儲かる仕組みなのでは?」
病院には処方箋料しか入らない。
以前、「薬価」を安くしたらクスリ漬けの患者さんが増えて問題になり今の、病院+院外薬局の形になった。「分業」
クスリ6種以内なら、病院に処方箋料が入るが、それ以上は入らない仕組み?とかなんとか。
薬剤師には病名は分からない
病院によって違うが、個人情報を守るため、処方箋には病名が書かれていない場合が多い。
取り組み例その1:クスリの仕分け~在宅診療の場合
高瀬さんは、主に、寝たきりの患者さんを「訪問診療」しているため、
患者さんが持っているクスリを全部見て、半分に減らせることも可能だという。
重複しているクスリをやめる。
食生活改善で血糖値を下げたり、軽い運動をして寝つきを改善するなど
病院に電話して、現在の値を聞き、良くなっていたら減らす。
ストレスが原因なら、ストレスとなっている環境を変えることで健康につなげることができる。
「医者は、昔から足し算はできるが、引き算はできない、と言われる」
取り組み例その2:患者の情報を共有したい~「通院患者」はどうしたらいい?
薬剤師が調整することが大事。それには病院と薬局の連携、「情報の共有」が必須。
川添さんは薬局に16年間勤めていたが、病院内の「調剤部門」に転職して、退院した患者さんの情報を提供することにした。
「調剤部門」
病院内でクスリを作ったり、処方したりしているところ。ここには、患者さんの情報(カルテ)がたくさんある。
ポイント:薬局は1つに決めておく。
今は薬剤師がコロコロ変わってしまうところも多い。
同じ薬剤師に継続的に担当してもらうことが大事。
「よく眠れてる?」など全体的にみてくれる人を選ぶこと。
クスリも患者さんと医師がいっしょに考えること。
Q:今すでにいっぱいクスリを持っている人はどうしたらいい?~「かかりつけ医」の重要性
昔はよくかかっていた「かかりつけ医」が減り、今の日本では機能していない。
イギリスでは「かかりつけ医」が当然で、1人の患者さんをずうっと1人の医師が総合的に診てくれる。
注意:処方箋の権限を持っているのは医師のみ。医師の考え・意識を変えることが必要。
「地域包括ケア」
地域で輪をつくって、患者さんをサポートするシステムをめざす
「これからは“訪問診療”が中心となっていきます」
Q:なぜ、日本には今、「かかりつけ医」がいないの?「総合診療医」
大学ではスペシャリストになりたい人が増え、専門医ばかりが増えて、病院も科もバラバラ。
医療システム自体を考え直す時。「かかりつけ医」の再教育が必要。
Q:信頼できる「かかりつけ医」とは?
・健康だけでなく、生活全体をケアしてくれる。
・アイコンタクトをして話すなど、本音でものが言える関係性。
(パソコンばっかり見て、患者のほうを一度も見ない医師、触診もしないで問診だけで処方箋を出す医師が多いんだよね
Q:今、山ほどあるクスリはどうしたらいい?
もらった病院・薬局に持っていく
「節薬バッグ運動」:持っているクスリを整理してくれる。
・余ったクスリはひきとってくれる
注意:Aさんの余ったクスリは、Aさんにしか使えない。
返金は保険の都合上ムリ
(あっさりひと言で済ませてたけど、コレがおかしいと思う。治らなかったら、治療費+クスリ代返してくれ/切願
「総合診療医」を育てる
内科から外科、全体的に診る学校教育にする。
ここ50年、新しい治療法+新しいクスリがどんどん出てくるため難しいのが現状。
まさに、大量のクスリを飲みつつ、エナジードリンク飲んだり、市販の頭痛薬、下痢止め、なんでも重ねて飲んじゃう親に教えてあげたい。
自分が飲まないからって、私にくれたりするし
75歳以上の「在宅患者」の飲み残したクスリの年間総額は500億円!
自宅に2000~3000錠も持っている人もいるという。
●患者さんの例
高齢になるほど持病が増え病院をハシゴするたびクスリの重複が起こり副作用で悪化するまた別の病院に行ってクスリが増える。
肩凝り薬の中にも睡眠薬と同じ成分が重複している
原因例
・病院同士の連携がない。
・認知症の患者さんなど、飲み忘れや、飲み間違え、飲み残しがいっぱいたまっていく。
・高齢者にたくさんのクスリのスケジュールは覚えきれない。
・「先生が忙しそうだから・・・」などと、患者さんが他の病名を遠慮して言わない。
・「おくすり手帳」を持っていない、または忘れてくる。
「おくすり手帳」
1993年、薬の飲み合わせが悪く、重篤な副作用で死亡者が相次いだ事件をきっかけとして導入された。
薬局に行けば、無料でもらえる。
なくしたり、忘れたりすると、薬局ごとに作ってくれるため、2冊、3冊と増えてしまうので注意。
・5週間~3か月分など、長期で処方される。
・うつ病など、日本はクスリの処方が多い国。
・キチンと飲んでいるかなど、クスリの管理が患者任せになっている。
・クスリをもらわないと納得しない患者さんも多い。
・血糖値など、定期的に測らないため、改善しているのに気づかず、飲み続けてしまう。
糖尿病など、値が良くなって、クスリを減らせるケースもあるが、
病院では「3分診療」など、時間の余裕がないなどの理由で、そのつど値を確認しない。
[FAX・メール・つぶやき]
「医師に“おくすり手帳”を見せたことがない」
「もうクスリは要らない、と言ったが、出される」(詐欺じゃん
「クスリを出せば出すほど病院が儲かる仕組みなのでは?」
病院には処方箋料しか入らない。
以前、「薬価」を安くしたらクスリ漬けの患者さんが増えて問題になり今の、病院+院外薬局の形になった。「分業」
クスリ6種以内なら、病院に処方箋料が入るが、それ以上は入らない仕組み?とかなんとか。
薬剤師には病名は分からない
病院によって違うが、個人情報を守るため、処方箋には病名が書かれていない場合が多い。
取り組み例その1:クスリの仕分け~在宅診療の場合
高瀬さんは、主に、寝たきりの患者さんを「訪問診療」しているため、
患者さんが持っているクスリを全部見て、半分に減らせることも可能だという。
重複しているクスリをやめる。
食生活改善で血糖値を下げたり、軽い運動をして寝つきを改善するなど
病院に電話して、現在の値を聞き、良くなっていたら減らす。
ストレスが原因なら、ストレスとなっている環境を変えることで健康につなげることができる。
「医者は、昔から足し算はできるが、引き算はできない、と言われる」
取り組み例その2:患者の情報を共有したい~「通院患者」はどうしたらいい?
薬剤師が調整することが大事。それには病院と薬局の連携、「情報の共有」が必須。
川添さんは薬局に16年間勤めていたが、病院内の「調剤部門」に転職して、退院した患者さんの情報を提供することにした。
「調剤部門」
病院内でクスリを作ったり、処方したりしているところ。ここには、患者さんの情報(カルテ)がたくさんある。
ポイント:薬局は1つに決めておく。
今は薬剤師がコロコロ変わってしまうところも多い。
同じ薬剤師に継続的に担当してもらうことが大事。
「よく眠れてる?」など全体的にみてくれる人を選ぶこと。
クスリも患者さんと医師がいっしょに考えること。
Q:今すでにいっぱいクスリを持っている人はどうしたらいい?~「かかりつけ医」の重要性
昔はよくかかっていた「かかりつけ医」が減り、今の日本では機能していない。
イギリスでは「かかりつけ医」が当然で、1人の患者さんをずうっと1人の医師が総合的に診てくれる。
注意:処方箋の権限を持っているのは医師のみ。医師の考え・意識を変えることが必要。
「地域包括ケア」
地域で輪をつくって、患者さんをサポートするシステムをめざす
「これからは“訪問診療”が中心となっていきます」
Q:なぜ、日本には今、「かかりつけ医」がいないの?「総合診療医」
大学ではスペシャリストになりたい人が増え、専門医ばかりが増えて、病院も科もバラバラ。
医療システム自体を考え直す時。「かかりつけ医」の再教育が必要。
Q:信頼できる「かかりつけ医」とは?
・健康だけでなく、生活全体をケアしてくれる。
・アイコンタクトをして話すなど、本音でものが言える関係性。
(パソコンばっかり見て、患者のほうを一度も見ない医師、触診もしないで問診だけで処方箋を出す医師が多いんだよね
Q:今、山ほどあるクスリはどうしたらいい?
もらった病院・薬局に持っていく
「節薬バッグ運動」:持っているクスリを整理してくれる。
・余ったクスリはひきとってくれる
注意:Aさんの余ったクスリは、Aさんにしか使えない。
返金は保険の都合上ムリ
(あっさりひと言で済ませてたけど、コレがおかしいと思う。治らなかったら、治療費+クスリ代返してくれ/切願
「総合診療医」を育てる
内科から外科、全体的に診る学校教育にする。
ここ50年、新しい治療法+新しいクスリがどんどん出てくるため難しいのが現状。