■ドラマ『大地の子 第6部 日本』(1995 全11話)
原作:山崎豊子
『大地の子 第1部 父二人』
『大地の子 第2部 流刑』
『大地の子 第3部 再会』
『大地の子 第4部 黒災』
『大地の子 第5部 長城』
▼あらすじ(ネタバレ注意
中国残留孤児の連絡会
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「そして、今やっと日本に帰ってきたというのに、なぜ祖国は受け入れてくれないのです!
私たちも日本人なのです。3度も見捨てないでください!」
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咲子は別室で松本を待っていて、覚えていた(流暢な日本語で話せるんだな
勝男とあつ子は別々に中国人に引き取られたと話す。
狭間「無事という保証はないが・・・」
そして、父の松本耕平、妻タキエの死の様子を聞いて号泣する。
趙丹青との再会
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上海へ向かう一心は、大学時代の恋人・趙丹青と再会する。
彼女も同じ製鉄所でバリバリと働いていたが、父は左遷され、再婚相手ともうまくいっていないという噂。
声をかけられた一心は、
「意外だろ? 日本人がそんなポストで働いているなんて。君の部署は僕の計画司の下だ」
党員になれと薦められる一心
上司から「君も党員になったらどうだ。昔のわだかまりを捨てて。拒否されるというんだろ? 積極的にチャンスをつかまえないと」
(党員になるとなにか得なのかな???
交渉でモメる
会議の席で、松本が中国語で「日本の誠意を信頼してほしい!」と熱弁をふるい、
「なぜ、あの日本人は中国語が喋れるのか」と噂となる。
一心も経歴を調べると、不審な空白年数があることが分かる。
「もしや中国への出征?」
日本への考察団に加わる一心は、趙丹青の元夫・馮長幸に会う
日本に行く際「きっと帰ってきてね」と泣く月梅。
「中国協力本部」では柿田と再会。1日目は木更津工場の見学。
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一心は、趙丹青の元夫・馮長幸から「妻から聞いたが、一度婚約していたそうだな」と聞かれる。
なぜか監視されているような雰囲気を感じる一心。
箱根の宿で、隣りから聞こえる歌が昔聴いたことがある気がする。♪木曽の御嶽山 だった。
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大涌谷から富士山を見て、開拓団にいた頃、信濃富士に柏手を打って拝む仲間たちの面影の幻を見る。
一心は、ガイドに信濃富士のことを聞き、自分は長野県の出身ではないかと思う。
書店で長野のことを調べると、絹産業が盛んだったが、暴落し、満州に多くの開拓団を出したと書かれていた。
開梱検査でモメ、実父と議論する
日本からの輸入品を全品チェックする様子に呆れる日本人社員。
ネジの数ミリ単位の違い、錆ている部品があることでモメていると聞き、
一心が行くと、日本の代表者は松本だった。
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松本「何十万もの部品があれば、許容範囲というものがある。抜き取り検査も許して欲しい」
一心「錆の原因は?」
松本「出荷した際は問題なかった」と証明書を見せ、
「推測だが、積荷は港に着いてから3週間も放置されていた。この湿気と暑さのせいだと思う。
それよりも大事なのは、遅れた工期を取り戻し、ボルトを待っている工員に届けて頂きたい」
一心は、納得し、なんとか仲間の怒りをしずめる。
松本のもとに狭間から手紙があり、長男・勝男のことも調べているという。
松本は長春も訪ねるが、家族写真を見せても知らないと言われるばかり。
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「長春を離れる際、孤児たちと“再会(サイツェン)”“元気で待っているんだよ”と言い合った。
パパ、ママ、ニッポンへ連れてって、という声が耳から離れません。
戦争とはなんと残酷なものでしょう。覚悟していたとはいえ、
この子探しの旅がこれほどまでに辛く悲しいものになるとは」(狭間)
「佐渡開拓団」の慰霊祭
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お参りを済ませ、その後、もっとも可能性の高い孤児面接でも手がかりはなかったが、
その後、七台屯の陳という人が勝男のことを知っているという知らせが入り、松本は自ら家を訪ねる。
「自分から行きたいんです。もし人違いでも諦めがつく」
陳夫婦に家族写真を見せると、
「これは大福だわ! 可哀想に毎日こきつかわれて、必死で逃げたのよ。
体には血がついていた。きっと死体の山から来たんですよ」と号泣する。
(この写真から、数十年前の記憶でよく分かるなあ!驚
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原作:山崎豊子





▼あらすじ(ネタバレ注意



「そして、今やっと日本に帰ってきたというのに、なぜ祖国は受け入れてくれないのです!
私たちも日本人なのです。3度も見捨てないでください!」

咲子は別室で松本を待っていて、覚えていた(流暢な日本語で話せるんだな
勝男とあつ子は別々に中国人に引き取られたと話す。
狭間「無事という保証はないが・・・」
そして、父の松本耕平、妻タキエの死の様子を聞いて号泣する。


上海へ向かう一心は、大学時代の恋人・趙丹青と再会する。
彼女も同じ製鉄所でバリバリと働いていたが、父は左遷され、再婚相手ともうまくいっていないという噂。
声をかけられた一心は、
「意外だろ? 日本人がそんなポストで働いているなんて。君の部署は僕の計画司の下だ」

上司から「君も党員になったらどうだ。昔のわだかまりを捨てて。拒否されるというんだろ? 積極的にチャンスをつかまえないと」
(党員になるとなにか得なのかな???

会議の席で、松本が中国語で「日本の誠意を信頼してほしい!」と熱弁をふるい、
「なぜ、あの日本人は中国語が喋れるのか」と噂となる。
一心も経歴を調べると、不審な空白年数があることが分かる。
「もしや中国への出征?」

日本に行く際「きっと帰ってきてね」と泣く月梅。
「中国協力本部」では柿田と再会。1日目は木更津工場の見学。

一心は、趙丹青の元夫・馮長幸から「妻から聞いたが、一度婚約していたそうだな」と聞かれる。
なぜか監視されているような雰囲気を感じる一心。
箱根の宿で、隣りから聞こえる歌が昔聴いたことがある気がする。♪木曽の御嶽山 だった。



大涌谷から富士山を見て、開拓団にいた頃、信濃富士に柏手を打って拝む仲間たちの面影の幻を見る。
一心は、ガイドに信濃富士のことを聞き、自分は長野県の出身ではないかと思う。
書店で長野のことを調べると、絹産業が盛んだったが、暴落し、満州に多くの開拓団を出したと書かれていた。

日本からの輸入品を全品チェックする様子に呆れる日本人社員。
ネジの数ミリ単位の違い、錆ている部品があることでモメていると聞き、
一心が行くと、日本の代表者は松本だった。


松本「何十万もの部品があれば、許容範囲というものがある。抜き取り検査も許して欲しい」
一心「錆の原因は?」
松本「出荷した際は問題なかった」と証明書を見せ、
「推測だが、積荷は港に着いてから3週間も放置されていた。この湿気と暑さのせいだと思う。
それよりも大事なのは、遅れた工期を取り戻し、ボルトを待っている工員に届けて頂きたい」
一心は、納得し、なんとか仲間の怒りをしずめる。
松本のもとに狭間から手紙があり、長男・勝男のことも調べているという。
松本は長春も訪ねるが、家族写真を見せても知らないと言われるばかり。



「長春を離れる際、孤児たちと“再会(サイツェン)”“元気で待っているんだよ”と言い合った。
パパ、ママ、ニッポンへ連れてって、という声が耳から離れません。
戦争とはなんと残酷なものでしょう。覚悟していたとはいえ、
この子探しの旅がこれほどまでに辛く悲しいものになるとは」(狭間)



お参りを済ませ、その後、もっとも可能性の高い孤児面接でも手がかりはなかったが、
その後、七台屯の陳という人が勝男のことを知っているという知らせが入り、松本は自ら家を訪ねる。
「自分から行きたいんです。もし人違いでも諦めがつく」
陳夫婦に家族写真を見せると、
「これは大福だわ! 可哀想に毎日こきつかわれて、必死で逃げたのよ。
体には血がついていた。きっと死体の山から来たんですよ」と号泣する。
(この写真から、数十年前の記憶でよく分かるなあ!驚
