■大河ドラマ『花燃ゆ』
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、大沢たかお、三田佳子、江守徹、優香、鈴木杏、田中麗奈、原田泰造、檀ふみ ほか
●第46回「未来への絆」あらすじ(ネタバレあり
楫取と美和が旅館に泊まっている頃、揚返場は、楫取のやり方に反対する仲買人によって放火された
この緊急事態に楫取がいなかったこと、その上、義妹と同じ部屋で寝たことが、またたく間に噂となって広がる。
(ヒトはほんと、安っぽいスキャンダルが大好きだねえ・・・
せい「上州の女たちは曲がったことが嫌いでね。でも人の噂も75日。今は静かにしていたほうがいい」
トメ「一緒に住むのは止めたほうがいい」
美和「私、この家を出ます。足を引っ張りたくないんです」
楫取「私の力が足りないせいだ。もう二度とそのことは言うな」
この件で組合設置などが白紙に戻されたが、楫取は寺を学校として使わせて欲しいと1軒1軒回り続ける。
*
そこに、二条窪の中原が訪ねて来て、将来に備えて、より田畑に水を確保する方法を相談する。
美和は船津を紹介する。
船津「赤城山に松を植えたら、水が増えた。山に雨が降ると水がめの役割をするんだ」
(自然の循環を知っていたヒトだったのね
早速、村の者に知らせるとはりきる中原。
*
美和から寿に手紙がくる。
寿「美和と旦那様には何か通じるものがある。私はもういらんのかもしれませんね」
それを聞いた久米次郎はいたたまれず、美和に手紙を書く。
*
西南戦争の捕虜が収監しきれず、木戸をなくした後の伊藤博文、山県有朋、井上馨らは困り果て、
各地に割り振ることを考える。群馬にも87人来ることになった。
他県では、囚人を未開拓地の開墾に使うところが多いが、岩牢に閉じ込めたほうが安全では?と騒ぐ中、
楫取「製糸業を学ばせれば、後に生計が立てられ、自立した生活ができる。不満がたまれば、また争いとなると説得する」
(テロの根元もここにある
楫取「この群馬から日本を変えるのです。そうしたら、他府県でもやり方を変えるかもしれない」
阿久沢は了承するものの「協力者がいますかどうか」
楫取はまた1軒1軒を回って、囚人を働かせてもらうよう頭を下げて回る。
その姿を見て、中原、美和も協力する。
美和「あの人たちにも家族がおるんです」
せい「罪人のために?」
美和「私も近しい人が命を落としました。皆この世の中を良くしようとして生き方を変えられんかった」
せい「あなたは“生きる力を身につけないといけない”と言ったけれども、どうしてそこまでするんです?」
美和「それが私の志だからです。新しい日本をつくる。新しい日本人をつくる。
兄や夫、仲間みんなの願いでもある。そのためならなんだってする。
それがこの維新を見てきた私の務めだと思っています」
せい「それなら、私も手伝いましょう!」
せいも1軒1軒頼みに回る。
楫取の元に女たちが「美和さん、せいさんに根負けした」と協力しにくる。
楫取「また美和の仕業だな」
船津、中原の工場でも引き受ける。
*
そして、とうとう囚人らがやって来る。
楫取「皆さんは、どんな未来を思い描いていますか?
私の思い描く未来は、子どもたちの教育、製糸業を発展させることです」
囚人「もはや未来などない。早く処刑せんか!」
楫取「希望者には働いてもらう準備がある。ここにいる皆さんが技を学ぶことを歓迎してくれているんです」
囚人「政府の役人の言うことなど信用できん!」
楫取「私は信じています。互いを思い、真心を尽くせば、人と人との絆が生まれる。
それこそが1人1人の未来をつくるんです。
新しい未来を切り拓いてください。それぞれに未来はある。それが私たちの願いです」
この話に心を打たれて涙する囚人。
彼らは、それぞれの職場で懸命に働くようになり、受け入れた人々とも次第に打ち解けあうようになる。
*
久米次郎が美和に書いた手紙には「母の気持ちが分かるなら、今すぐその家を出て行って欲しい」と書かれていて、ショックを受ける。
*
楫取は、新田神社を保護した他、古墳の調査などにも力を入れた。
西南戦争で戦死した群馬県民のための碑も建てた。
囚人たちに職業訓練をさせて、社会復帰させる手助けをした。
脚本:大島里美、宮村優子
出演:井上真央、大沢たかお、三田佳子、江守徹、優香、鈴木杏、田中麗奈、原田泰造、檀ふみ ほか
●第46回「未来への絆」あらすじ(ネタバレあり
楫取と美和が旅館に泊まっている頃、揚返場は、楫取のやり方に反対する仲買人によって放火された
この緊急事態に楫取がいなかったこと、その上、義妹と同じ部屋で寝たことが、またたく間に噂となって広がる。
(ヒトはほんと、安っぽいスキャンダルが大好きだねえ・・・
せい「上州の女たちは曲がったことが嫌いでね。でも人の噂も75日。今は静かにしていたほうがいい」
トメ「一緒に住むのは止めたほうがいい」
美和「私、この家を出ます。足を引っ張りたくないんです」
楫取「私の力が足りないせいだ。もう二度とそのことは言うな」
この件で組合設置などが白紙に戻されたが、楫取は寺を学校として使わせて欲しいと1軒1軒回り続ける。
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そこに、二条窪の中原が訪ねて来て、将来に備えて、より田畑に水を確保する方法を相談する。
美和は船津を紹介する。
船津「赤城山に松を植えたら、水が増えた。山に雨が降ると水がめの役割をするんだ」
(自然の循環を知っていたヒトだったのね
早速、村の者に知らせるとはりきる中原。
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美和から寿に手紙がくる。
寿「美和と旦那様には何か通じるものがある。私はもういらんのかもしれませんね」
それを聞いた久米次郎はいたたまれず、美和に手紙を書く。
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西南戦争の捕虜が収監しきれず、木戸をなくした後の伊藤博文、山県有朋、井上馨らは困り果て、
各地に割り振ることを考える。群馬にも87人来ることになった。
他県では、囚人を未開拓地の開墾に使うところが多いが、岩牢に閉じ込めたほうが安全では?と騒ぐ中、
楫取「製糸業を学ばせれば、後に生計が立てられ、自立した生活ができる。不満がたまれば、また争いとなると説得する」
(テロの根元もここにある
楫取「この群馬から日本を変えるのです。そうしたら、他府県でもやり方を変えるかもしれない」
阿久沢は了承するものの「協力者がいますかどうか」
楫取はまた1軒1軒を回って、囚人を働かせてもらうよう頭を下げて回る。
その姿を見て、中原、美和も協力する。
美和「あの人たちにも家族がおるんです」
せい「罪人のために?」
美和「私も近しい人が命を落としました。皆この世の中を良くしようとして生き方を変えられんかった」
せい「あなたは“生きる力を身につけないといけない”と言ったけれども、どうしてそこまでするんです?」
美和「それが私の志だからです。新しい日本をつくる。新しい日本人をつくる。
兄や夫、仲間みんなの願いでもある。そのためならなんだってする。
それがこの維新を見てきた私の務めだと思っています」
せい「それなら、私も手伝いましょう!」
せいも1軒1軒頼みに回る。
楫取の元に女たちが「美和さん、せいさんに根負けした」と協力しにくる。
楫取「また美和の仕業だな」
船津、中原の工場でも引き受ける。
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そして、とうとう囚人らがやって来る。
楫取「皆さんは、どんな未来を思い描いていますか?
私の思い描く未来は、子どもたちの教育、製糸業を発展させることです」
囚人「もはや未来などない。早く処刑せんか!」
楫取「希望者には働いてもらう準備がある。ここにいる皆さんが技を学ぶことを歓迎してくれているんです」
囚人「政府の役人の言うことなど信用できん!」
楫取「私は信じています。互いを思い、真心を尽くせば、人と人との絆が生まれる。
それこそが1人1人の未来をつくるんです。
新しい未来を切り拓いてください。それぞれに未来はある。それが私たちの願いです」
この話に心を打たれて涙する囚人。
彼らは、それぞれの職場で懸命に働くようになり、受け入れた人々とも次第に打ち解けあうようになる。
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久米次郎が美和に書いた手紙には「母の気持ちが分かるなら、今すぐその家を出て行って欲しい」と書かれていて、ショックを受ける。
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楫取は、新田神社を保護した他、古墳の調査などにも力を入れた。
西南戦争で戦死した群馬県民のための碑も建てた。
囚人たちに職業訓練をさせて、社会復帰させる手助けをした。