Quantcast
Channel: メランコリア
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8633

どうする?"マタハラ" あなたのホンネは?@週刊ニュース深読み

$
0
0
どうする?"マタハラ" あなたのホンネは?@週刊ニュース深読み

 


25日 NPO法人「マタハラNet」の会見


「女性の権利110番」


国が初のマタハラ調査


企業名を公表する対策を始めたが、まだ大手1社のみ。
裁判をして巨額の賠償金を払ったケースは、日本にはまだない。慰謝料も手に入らない状況。


 


典型的な例~大きな原因はコミュニケーション不足
 

 





女性管理職は、未婚者が4割、子どもがいない人は6割。
未婚、子どものいない女性は無制限に働ける、という男性の考え方自体が間違い。
プライベートを楽しむ権利がある→価値観の転換が必要




労働者の4割が非正規「同じ仕事をしているのに、正社員はいいよね」という妬みや不公平感。
→法律では非正規も育休の権利が定められているが、取得率は低く、
 国はまだ非正規には利用してもらいたくないという意向が見られる。




仕事&家庭を両立させてきた経験をへているので、相談すると「甘い」と言われてしまう。
昔は「仕事か家庭」の二者択一を迫られていた。




「管理職のマネジメント能力が不十分」
人事、トップだけで待遇を決めて、命令が下る→本人がどうしたいか具体的に聞く。

“ジャストフィット”でなければ意味がない。
配慮が小さすぎると仕事を続けられない。
配慮をし過ぎると、仕事を取り上げる、責任ある仕事から外され→キャリアが停滞してしまう。


時代の大きな変化~「長時間労働」をなくすことから
'80年代の女性は、みんな正社員→早く結婚→退社していた。

法は充実しても、“慣例”のほうが強い日本
「今までこうやってきた」「女性は育児・家事、男性は仕事がメイン」=「性的役割分業」

しかし、今は男性が一家を支えきれない時代。父親の時代ほど年収ももらえない。共働きが多い。
女性を“戦力”として使う企業も増えた→職場にゆとりがない→しわ寄せがきて不満・ストレスがたまる。

「マタハラ」という言葉が広まったのはここ1~2年
同時に「逆マタハラ」という言葉も広まった。
本来なら経営者に言うべき不満・疑問を妊婦に向けてしまっている状況。


他の人に“しわ寄せ”がいかないようにするのが、マタハラを少なくする
フォローする側の見直しがすべての労働環境の見直しにもつながる。
産休者で浮いた賃金を他に分配する、未婚者・子どもがいない人も長期休暇がとれるシステムの導入など、
これまでの成功例を参考にするとよい。


解決策~マタハラ予防は“働き方改革から!”

FAX:中小企業、少人数の会社ではなかなか仕事が回らない。
有能な社員が抜けて、新入社員を1から教育するほうが経費がかかる。
代替の社員への補助金が国から出る。

※大きな誤解は「女性が産休をとっても、会社からの金銭的な損失はない」ということが理解されていないこと。


実例その1:
 

「ドミノ人事」逆にフォロー者が急病になった時にも機能する。
いつ誰が抜けても、その仕事が出来る人がいるという体制を普段からつくっておく(そうとう前からゆってたけどね・・・

FAX:自分が復職した頃には椅子がないのでは?という不安がつきまとう。
3年休むより、早く復帰したほうがよい(育児書には3歳までが大事とか書いてないか?
子育てしながらキャリアアップもできる環境を整える。




・「ワークシェア」長時間労働をやめる。
・「フレキシビティ」いつ、どこで、どう働くか、個人の自由度が高まるほど両立しやすい(在宅など
非正規で働きたい人、正規になりたくてもなれない人、いろんな人がいる。
これからは確実に「人手不足」が進む。非正規→正規にするのは「少子化対策」にもなる。

「育休には3つの条件がある」非正規の産休は6割がとれていない現状
若い人たちは「企業のネームバリュー」より「ワークライフバランス」に重きを置いている。


実例その2:
 


聞き取り調査をして→勤務表をパソコンを使ってパズルのように細かく決めた


FAX:弱者ばかり守っているのでは?
(弱者を守るのが政治だと思うが? 「不公平感」てのは個人の問題か

労働人口の激減:2060年には、人口は2/3、労働人口は1/2になるという推定。
(私としては、もうヒトはこれ以上増えなくても充分な気がするが・・・

女性を雇わないと、企業はたちゆかなくなる。
よい人材が欲しいなら、「ワークライフバランス」を売りにしたほうが集まる。


「ケアハラスメント」~年間40万人が「介護離職」している
「介護休養」(現在は3%しかとっていない)をとりやすくする方向に国も動いている。


進まない男性の育児参加
 

「出世を諦めるのか?」「奥さんはいないのか?」などと言われる。
男性の育休取得率を国は13%に引き上げようとしている。

子育てに時間制約は避けられない。
残業ができないことをネガティヴに考えたり、周囲が責める現状→時間あたりの生産性に評価することも必要。


まとめ:
「子育て支援には、余計なコストがかかる」という誤った思い込みがまだ強い。
「みんな辛い働き方」→「みんな楽しい働き方」=第2子、第3子の出産にもつながる


「マタハラ」「パタハラ」など全部合わせて「ファミリーハラスメント」と呼ばれ、すべて連鎖している。
その根元は、「働き方の違い」に対するハラスメント。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 8633

Trending Articles