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図書館で借りたCDシリーズ~デビッド・ボウイ

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図書館で借りたCDシリーズ~スカパラ、デヴィッド・ボウイ


ボウイの新譜で聴いてないものを借りるシリーズのつづき。

Earthling(1997)
狂気的だった『Outside』の次か。
ライナーが紛失したのがきて、歌詞が分からないのでは意味がないから借り直すことにした
音飛びもそうだけど、こういう情報も図書館のHP予約時点で分かるようにして欲しいな。
地域によっては注記のある図書館もあるけど。


heathen(2002)
 

♪I Took a Trip On a Gemini Spaceship は『スターウォーズ』みたいな宇宙戦争を思わせる。
♪Everyone Says 'Hi' でやっと明るいサウンドになって、ボウイのセクシーな声音が聴けた。

 

【ライナー抜粋メモ~小野島大(2002)】
自ら設立したISOレコードからの第1回リリース。
『Diamond Dogs』(1974)以来久々に数多くの楽器を手がけ、全曲のドラムまで叩いている(驚
ゲストには、ギターにピート・タウンゼント(The Who)、デイヴ・グロール(元ニルヴァーナ)、カーロス・アロマーらが参加。
ピートは『Scary Monsters』(1980)の♪Because You're Young 以来の参加。

カヴァーが3曲。
♪Cactus はピクシーズの1988年作品。
♪I Took a Trip On a Gemini Spaceship は、レジェンダリー・スターダスト・カウボーイの1969年のヒット曲。
ジギー・ スターダストはこの方から名の一部をとった。もう1人はイギー・ポップ(驚
スターダストは「名前を拝借するぐらいなら曲をとり上げてくれてもいいじゃないか」というボヤキを読んで、
ボウイは自責の念にかられ、今回カヴァーすることにしたそう。

『OUTSIDE』リリース後、ボウイはテレビ、ラジオ、雑誌など各メディアへの露出が格段に増えている。
「ボウイネット」なるオフィシャルサイトでは、私生活に及ぶ日記が毎日更新され、チャットやBBSなどにも気軽に顔を出す/驚

「ネット上の自分は、今こうやって話している自分と同じだと思うよ。
 作り出されたイメージ、例えば“有名人”“セレブリティ”“名声”など、僕にはどうでもいい、何の価値もない。
 僕が大切だと思うのは“尊敬”だけ。アーティストとして作ったものに対して、人から尊敬を受けられることほど貴いことはない。

 僕はもともとすごく内気なんだ。自分で自分をうまく表現できないのを、自分でも分かっていたから、殻に閉じこもっていた。
 人としてオープン、社交的になったのはティン・マシーン時代。
 ドラッグ、酒を使わなくても、みんなの前で自分らしくいられると気づいた。すごく大きな決心だったんだけどね。相当な時間がかかった」

70年代の傑作群の底には、幼少期から彼が背負い続けてきた狂気への恐怖があったと言われる。
『'hours...'』(1999)はかつてないほど優しく穏やかな流れを感じさせた。
これはボウイにとっての「遺書」で、1人の初老の男の個人的な回想と自己告白であると僕は指摘した。

かつてルー・リードにボウイについてのコメントを求めた時、真っ先にヴォーカリストとしての卓越した技量について賞賛していたのが意外だった。

かつてボウイは
「ロックンロールという音楽は、もがき苦しむことが大切で、創作上の切れ味を保つために、自分で自分の魂を痛めつける必要がある、と語っていた。

「もう苦労や苦しみはいいよw もう十分に経験してきた。
 僕は若者でいる時期が長すぎたよw もう若さはいい。歳をとっていくのが嬉しい。
 他人よりも若かった時期が、僕は長すぎたんだあ!(大笑)

 

[lyrics]

♪Sunday
これは旅
これは僕たちが選んだ仕事
これは僕たちの番号

僕の苦難のすべてを
主は覚えていてくれるだろう
すべてが変わってしまったことを


♪Slip Away
世界のすべてと引き裂かれた戦争を見守りながら
あぁ 君はいったい何処にいるんだろう

さあ 行こう
そっと立ち去ろう


♪Afraid
僕は明日に向かって顔を向けて
僕たちは孤独じゃないと信じている
ビートルズを信じている

でも 僕はまだ怖いんだ
そう 僕はまだとても怖がっている

もし僕が薬物療法を信じるなら
もしインチキな笑顔で笑えるなら

僕は怖くはないだろう
もうけして怖がりはしないだろう


♪A Better Future
I demand a better future
Or I might just stop needing you

 




Reality(2003)


♪Rebel Rebel なぜ、このタイミングでこの曲をセルフカバーしたんだろう?


【ライナー抜粋メモ~小野島大(2003)】

「僕は多作家で、作った曲はすぐにでも発表したい」
「『heathen(2002)』に比べて、今作はもっと“パブリック”に仕上がっているんじゃないだろうか。
『heathen(2002)』はとてもプライベートで、自身に様々な疑問を投げかけ、自分なりの解答を出していた。

カヴァー曲:
♪Pablo Picasso ジョナサン・リッチマンの曲。
♪Try Some, Buy Some はジョージ・ハリソンがロニー・スペクターのために書いた曲。
今回カヴァーにあたって初めてハリソンの作曲だと知ったそう。
日本盤bounus trackの♪WATERLOO SUNSET はキンクスの1967年のヒット。

♪New Killer Star について:
「タイトルは悪い冗談だよ。ブッシュが“nuclear(原爆)”のことをいつも“ニューキラー”って発音するから、
 彼はスペルを知らないのかもって思ってたんだw

♪Looking For Water について:
はあるもののシンボルなんだ。何か“成長”するもので、我々が必死に育てなければならないもの。

♪Fall Dog Bombs the Moon について:
アメリカ政府と民間企業の結びつきを軽く非難している曲。
民間企業と政府が組むと、一般市民はその犠牲になってしまう。
戦後のイラクを見てもそれは明らかだ。
ハリバートン、カーライルグループ、ベクテルら続々と関係している。
そして、そこに投入される資金はもちろん、アメリカ国民が払っている税金から生み出されるんだ。

「歌詞がいくら批判的な内容でも、メロディをポジティヴなエネルギーで包むことで、
 曲のイメージをポジティヴにしたかった。今作を聴いてリスナーがポジティヴで、高揚したものを受け取って欲しい」

NYに住むボウイだが、前作は9.11の前に書かれた。

「このインタビューで聞かれるまで、今回のアルバムがこんなにポリティカルだなんて、自分でも気がつかなかった。
 ジョン・レノンのロックンロールに対する言葉があるんだ。
 “言いたいことはハッキリ言え、そして韻を踏んでバックビートに乗せろ”
 これが今作のアルバムのすべてだね」


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