過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『欲望の翼』(1991)
監督:ウォン・カーウェイ 出演:レスリー・チャン、カリーナ・ル、アンディ・ラウ、トニー・レオン、マギー・チャン ほか
『恋する惑星』がひたすら無垢であっけらかんとしたシンプルラブストーリーなのに対して、
こちらは感情的なドラマ、群像劇で4人の男女の話が自由に飛び火していく構成の他はフツー。
監督のインタビューが巻末にあって「'90の若手スターをできるだけ集めて若者を撮りたかった。
2も考えているが、1だけでも素晴らしい経験となった」とのこと。
確かにこのキャスティングは豪華。刻々と変わる香港を撮り続けるつもりかも。
「死ぬ直前、何を見るか知りたいから目は閉じない。人生は短いんだ。お前も今から考えとけ」
死ぬ間際まであんなに冷静に考えて話すことなんて可能だろうか? そしてラストに出てくるトニー・レオンは何者?
サービスショットか、また別の枝分かれした話なのか?
『さらば、わが愛/覇王別姫』の時と全く違う男っぽい中に色っぽさが漂うレスリーの魅力が作品を引っ張る。いきなりのタンゴダンスはビックリ。
♪捜してる間は畏れを知らない ずっとそんな風な愛だった
今まではそれでよかった でも今は本当に疲れ果てて
ただ笑いながら酔って 酔いつづけていたい
時は正直で嘘をつかない
惑わすのはこの心 もう輝きも失せた
別れる時 涙をひとつぶ落とす
その後でまた会えるのか
もうそれっきり背を向けてしまうのか
どこか甲斐バンドっぽいサウンドがイイ。
■『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the elton john band』(1986)
1.埋葬 2.ちっぽけな町 3.ロケットマン 4.あばずれさんのお帰り 5.ダニエル 6.ソング・フォー・ユー
7.ブルー・アイズ 8.ブルースはお好き? 9.ベニー&ジェッツ 10.サッド・ソングス 11.I'm still standing
1,2.CGアニメのかっこいい始まり。大バンドでハードロック系。太い声。
3.風邪ひいてる?それともライヴ用? もろもろ楽器を妖しげに叩くこの男性どっかで見たぞ。とってもいいよね。
初めてピアノ弾いて歌うところ見た。いや2度目か。ジャジーなリズムでやっぱ上手いね。ホーンも効いてる。
4.客は座ったまま。バンドの平均年齢も高いし。ちゃんとヴィデオ用にカメラへのアクションもあり。
5.いつ聴いてもキレイな曲。大ステージだけど音はシンプルな作り。UFOの中ってセットかな。
6.ピアノの椅子に座ってシャウト。この曲も誰が歌っても名曲。
7.流れるフレーズがキレイな静かなバラッド。
8.派手なのはコスチュームだけで、やっぱ基本的に彼は物静かなヒトかも。
9.椅子が傾いているのを発見。リズムに合わせたライトショー。どこか懐かしいイイ曲。
2種類のリズムの組み合わせは楽しい。やっと中央のスタンドマイクへ。コール&レスポンス。こりゃ驚いた!寝たまま弾いてる!
アンコールに応えて自由なナンバーを次から次へ。その姿は現代のモーツァルト。
長いソロの後、元に戻すか! ホワイトピアノの上に寝て、立ち上がり「未知との遭遇」のメロディ♪
10.1ステージでそーとー手が疲れるだろうね。頭も暑そう。汗だく。
11.一部は立ってるね。しかし大きなホールであっさりしたラスト。ビッグアーティストの貫禄かな。
VOL.2の宣伝も入ってる。もろモーツァルト風スタイルでホクロがキュート。
1本57minずつで8,000円で売っちゃうのがスゴイ。とにかくハードなロックオヤジ、ビリー・ジョエルとまた違ったノリだね。
動きといえば歌いながら横を見るか、歩く程度。エルトンのステージの本髄は洗練されたメロディにあるみたい。
■『john & yoko all we are saying is give peace a chance』
これが有名なbed-in。映画より面白い記録フィルム。彼らの生活、思想そのものがドラマだからね。ひと言ひと言がためになる。
元々ジョンの中にも真実を求める心はあったろうけど、ここまで彼を政治的活動にのめり込ませたのはヨーコの活動力と思想だと思うな、やっぱ。
それに、ここまで世界相手に、味方も敵も合わせてこんなに大勢に発信できたのは、
ジョンがヨーコ、ヨーコがジョンという最良のパートナー、ベターハーフを見つけたからだ。
「1つの頭より2つのほうがより良い考えを生む」ってそのまま証明してる。
ジョン「僕とヨーコみたいに、皆一緒に暮らせると思うよ」って簡単で難しい。
こんなに同じ考えをもって、男女として愛し合って、同志として、夫婦として、友だち、人間として
付き合えるパートナーとめぐり合えることは私には奇跡にしか思えない。
とにかく今作での2人のメッセージは「自分自身、人々の心を変えることが世界平和に結びついていてゆく」
この言葉と映像はストレートに私の心に届いたのは間違いない。
p.s.京子って娘もいたのね。♪Happy Xmas でいってたのは彼女のことだったんだ。
■『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the melbourne symphony orchestra』(1986)
1.sixty years 2.君は護りの天使 3.驚きのお話 4.悲しみのバラード 5.the king must died 6.Take me to the pilot
7.罪人にあわれみを 8.僕の瞳に小さな太陽 9.風の中の火のように 10.布教本部を焼き落せ 11.Your Song 12.土曜の夜は僕の生きがい
1.うわ、何だこの人数!ステージ落ちそう。このメンバーでロックもイケルの?
2.ハープの音ってピアノにも似てる。やっぱ声がアルバムと随分違う。
3.やっぱ皆クラシック調バラッドでいくのかな。
4.おっと、レイさんだっけ?オーケストラにも溶け込んでる。SF映画のギャングみたいなメガネは同じ。完全に世界に入ってる。
5.ピアノを白に選んだのはライトで何色にも楽しめるからかな。
あら、やっぱオーケストラの前にいつものバンドメンバがいる。バックコーラスが派手で声量負けちゃう。
6.この曲好き。やっとロックフィーリング。ジョンてイギリス人だよね? 英国訛りが全然ないのがフシギ。
ちゃんと管弦楽器も溶け込んで、ジョンも指揮者に合わせているのがスゴイ。バンドも一応正装してるぞ。この指揮者もノリノリ。
7.UFOの下のバースデーケーキみたいなセットがオリエンタル風。
8.まだまだ覚えてる曲少ないなあ。時々客をにらみつけるのがクセみたいね。
9.この太めな体、どーやら衣装じゃない。N.ジーンってマリリンの本名だっけ?
10.ヘンなタイトル。Burned up the Bishop スピードアップして盛り上げ。
11.そしてこの名曲。鉄琴、フルート、バイオリンもよく合う。シャウトするアレンジがいい。
12.ジョンのダンスはいただけないね ピアノにかかった長いテープをひきながら急いでとり払ってる。
でも次から次へとふりかかる。上からふる風船。まだこーゆー演出アリか? 次は紙ふぶき。風船蹴りながらの退場。
こちらにはVOL.1のCMあり。
■『愛のめぐりあい』(1995)
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:ジョン・マルコヴィッチ、ソフィー・マルソー ほか
とっても官能的な作品。ラブシーンがハードなだけじゃ“官能的”とは言えない。
この宣伝ポスターが4つの愛の形を短く的を得た言葉で表していたのが惹かれた。
U2とブライアン・イーノの♪Your Blue Room がピッタリ。
他にV.モリソンが使われて音楽通のヴェンダースらしい。戸田さんはフランス語もイケる?!
ポスターでは『純粋すぎる愛』マルコヴィッチが映画監督の役で進行も務める。
ロードムーヴィの巨匠ヴェンダースは、Jの口を借りて言う。
「監督は1本撮り終えるとすぐ次の構想を練り始める。映像の裏に真実に近いものがあり、その裏に絶対的な真実があるはずなんだ」
でも監督も傍観者の1人であって、本当のドラマを作り出しているのは日々の私たちのフツーの生活なんだな。
p.s.なんとチラッとマストロヤンニ、ジャンヌ・モローの共演シーンあり。可愛いお年寄りになったね
■『素顔のままで』(1996)
監督:アンドリュー・バーグマン 出演:デミ・ムーア ほか
元FBIでなく元FBI秘書でしょ。
「ストリップも立派な仕事よ」といっても子どものためという母性愛の言い訳でちゃんとフォローされてる。
R指定でないのはD.ムーアのヌードというより鍛えられたアスレチックなボディと
『ショウガール』より生々しく感じられないダンスシーンのせい。
ま、今作の見所は作品の半分を占めるストリップシーン。ストーリーはありがちでコミカルな味付け少々。でもコレ戸田印。
母親となって(そう見えないけど)母親役も板についているデミ。『ゴースト』とは180度違った汚れ役とはいっても
『ディスクロージャー』の時よりずっと清純な役かも。
どのみちギャラ13億円なら美しいボディで踊るくらいお安い御用じゃないかな。使い道は決めたかしら?
■『スリープ・ウィズ・ミー』(1994)
監督:ロリー・ケリー 出演:エリック・ストルツ、メグ・ティリー ほか
久々メグ・ティリーの主演が嬉しい。ウェインズ・ワールドの2人も言ってた「She's real babe」内輪でも秘かな人気?
タランティーノのアイデアとは思えないほど血みどろシーン全くナシな作品。ポスターの3人のショットは美しい。
三角関係ものでこうドキドキさせるのって結構難しいのに、やっぱ主演の3人と余計な展開を一切省いたシンプルさが決め手。
断然面白いのはタランティーノが話す『トップガン』分析!
「映画史上最高の脚本だ!」と褒めながら、「アイスマンのゲイの仲間と異性愛者の教官の間で揺れる男の話」で
「もろ男ファッションで“ストレートに戻りなさい”って誘う」けど「ラストはアイスマンが“俺の後ろ(ケツ)についてこい”
主人公が“いや俺の後ろ(ケツ)についてこい」延々憑かれたように話すTが笑える。
「夫婦にはたまに犬のクソを踏むようなことが起こるんだ」
「科学の進歩で300年も長生きできるとして、世代を追うごとにバカになる一方だ。寿命が延びても人間余計せかせか生きるんだ」
Tがセリフで言うように「恋愛ものかなんてどーでもいい。真に訴えてることが何かを知りたい」ラストの友のセリフが結論かしら?
一夫一婦制は難しい。互いに愛し合っていることが一番貞節を守って協調していける。
当たり前だけど、別れないためにはそれが最重要条件なんだな。途中のサイレントのクリップみたいなのが新鮮。
■『戦火の勇気』(1996)
監督:エドワード・ズウィック 出演:デンゼル・ワシントン、メグ・ライアン ほか
2大スターの共演で話題イチ押しだった今作は期待どおりの秀作。
まだ記憶に新しい湾岸戦争が過去の一部として葬られようとする時、
戦場に向かい生と死のギリギリで戦った兵士のドラマと、軍のあり方を糾弾する。
何より証言により変わる大尉の見方、真実を探す推理的構成が見所。
「この手紙は死を意味する。怖いのは死よりも両親と娘に会えないこと。命を預けてくれている部下の期待を裏切ること」
「軍は真実を語るべきだ。国のために死んだ仲間のために」
■『Dearフレンズ』(1995)
監督:レスリー・リンカー・グラッター 出演:デミ・ムーア、クリスティーナ・リッチ、メアリー・グリフィス ほか
「辛い思い出から逃げても過去を受け入れなければ前進はない。トマス・ウルフと違ってわたしは故郷に帰って幸せを見つけた」
映画館に観に行きたいと思ってたけど、すぐヴィデオになるね。女の子版『スタンド・バイ・ミー』ってとこかな。
デミとグリフィス2大スター女優を使ってるけど、主役は子役たち。
思い出の中に田舎町におきた惨殺事件のスパイスが効いてる。
「随分時間を無駄にした。いいことも悪いことも人を育てるんだ。人生から逃げちゃいけない」
なんだか日本の未来も見えてきた感じ。『キャスパー』のリッチが大人になってあんなに太っちゃったのはなぜ?
屋根裏で「一生仲間を助け合おう」と誓いを守ったように「木の家で会おう」と誓い合う25年後の4人。
ベトナム帰還兵の青年との会話もポイント。
「親は嘘つきだ。信じられるのは自分だけ。ラッキーならね」
「大人がつねに正しいとは限らない」'70の若者が知った真実の1つがコレ。
「TVドラマの家族もどっか壊れてる。完璧な家族なんていない」
♪All Right Now/FREE、♪Knock three times、Jackson 5等々が散りばめられてる。
「10代には過去も未来もない。ただその時に生きてる。成長すると信じることを忘れる。それが現実だ」
自分の少女時代もついよみがえってくる作品。
■『愛を奏でて』(1992)
監督:マーサ・クーリッジ 出演:ビル・プルマン、ホリー・ハンター、ジュリアン・サンズ ほか
まだまだ隠れていたビル・プルマン助演作品の1つ。自然に囲まれて三世代が一緒に暮らす楽園生活にもたくさんの問題がある。
「自然の中で神と対話していた。彼女が神を訪ねなくても、神のほうから彼女を訪ねるだろうと確信している」という牧師の言葉が美しい。
Bがとことんいいヒトで、やりがいある仕事も辞めて孤島に住み、妻子を愛するばかりか
姑に小姑と義理の祖母まで全員愛してくれてるんだからスゴイ。
1人っ子の時代、1人で2人も老人を介護する時代もすぐそこにきている。個人主義のアメリカでもこれは重大な問題だ。
小作りでキュートなホリーと、しっかりした包容力があるプルマンのカップリングがイイ。
ジュリアン・サンズもまだ前髪フサフサしててカッコいいし。
ありそでなさそ、なさそでありそなこんな大家族の物語り。原作はルアンヌ・ライス。
part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『欲望の翼』(1991)
監督:ウォン・カーウェイ 出演:レスリー・チャン、カリーナ・ル、アンディ・ラウ、トニー・レオン、マギー・チャン ほか
『恋する惑星』がひたすら無垢であっけらかんとしたシンプルラブストーリーなのに対して、
こちらは感情的なドラマ、群像劇で4人の男女の話が自由に飛び火していく構成の他はフツー。
監督のインタビューが巻末にあって「'90の若手スターをできるだけ集めて若者を撮りたかった。
2も考えているが、1だけでも素晴らしい経験となった」とのこと。
確かにこのキャスティングは豪華。刻々と変わる香港を撮り続けるつもりかも。
「死ぬ直前、何を見るか知りたいから目は閉じない。人生は短いんだ。お前も今から考えとけ」
死ぬ間際まであんなに冷静に考えて話すことなんて可能だろうか? そしてラストに出てくるトニー・レオンは何者?
サービスショットか、また別の枝分かれした話なのか?
『さらば、わが愛/覇王別姫』の時と全く違う男っぽい中に色っぽさが漂うレスリーの魅力が作品を引っ張る。いきなりのタンゴダンスはビックリ。
♪捜してる間は畏れを知らない ずっとそんな風な愛だった
今まではそれでよかった でも今は本当に疲れ果てて
ただ笑いながら酔って 酔いつづけていたい
時は正直で嘘をつかない
惑わすのはこの心 もう輝きも失せた
別れる時 涙をひとつぶ落とす
その後でまた会えるのか
もうそれっきり背を向けてしまうのか
どこか甲斐バンドっぽいサウンドがイイ。
■『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the elton john band』(1986)
1.埋葬 2.ちっぽけな町 3.ロケットマン 4.あばずれさんのお帰り 5.ダニエル 6.ソング・フォー・ユー
7.ブルー・アイズ 8.ブルースはお好き? 9.ベニー&ジェッツ 10.サッド・ソングス 11.I'm still standing
1,2.CGアニメのかっこいい始まり。大バンドでハードロック系。太い声。
3.風邪ひいてる?それともライヴ用? もろもろ楽器を妖しげに叩くこの男性どっかで見たぞ。とってもいいよね。
初めてピアノ弾いて歌うところ見た。いや2度目か。ジャジーなリズムでやっぱ上手いね。ホーンも効いてる。
4.客は座ったまま。バンドの平均年齢も高いし。ちゃんとヴィデオ用にカメラへのアクションもあり。
5.いつ聴いてもキレイな曲。大ステージだけど音はシンプルな作り。UFOの中ってセットかな。
6.ピアノの椅子に座ってシャウト。この曲も誰が歌っても名曲。
7.流れるフレーズがキレイな静かなバラッド。
8.派手なのはコスチュームだけで、やっぱ基本的に彼は物静かなヒトかも。
9.椅子が傾いているのを発見。リズムに合わせたライトショー。どこか懐かしいイイ曲。
2種類のリズムの組み合わせは楽しい。やっと中央のスタンドマイクへ。コール&レスポンス。こりゃ驚いた!寝たまま弾いてる!
アンコールに応えて自由なナンバーを次から次へ。その姿は現代のモーツァルト。
長いソロの後、元に戻すか! ホワイトピアノの上に寝て、立ち上がり「未知との遭遇」のメロディ♪
10.1ステージでそーとー手が疲れるだろうね。頭も暑そう。汗だく。
11.一部は立ってるね。しかし大きなホールであっさりしたラスト。ビッグアーティストの貫禄かな。
VOL.2の宣伝も入ってる。もろモーツァルト風スタイルでホクロがキュート。
1本57minずつで8,000円で売っちゃうのがスゴイ。とにかくハードなロックオヤジ、ビリー・ジョエルとまた違ったノリだね。
動きといえば歌いながら横を見るか、歩く程度。エルトンのステージの本髄は洗練されたメロディにあるみたい。
■『john & yoko all we are saying is give peace a chance』
これが有名なbed-in。映画より面白い記録フィルム。彼らの生活、思想そのものがドラマだからね。ひと言ひと言がためになる。
元々ジョンの中にも真実を求める心はあったろうけど、ここまで彼を政治的活動にのめり込ませたのはヨーコの活動力と思想だと思うな、やっぱ。
それに、ここまで世界相手に、味方も敵も合わせてこんなに大勢に発信できたのは、
ジョンがヨーコ、ヨーコがジョンという最良のパートナー、ベターハーフを見つけたからだ。
「1つの頭より2つのほうがより良い考えを生む」ってそのまま証明してる。
ジョン「僕とヨーコみたいに、皆一緒に暮らせると思うよ」って簡単で難しい。
こんなに同じ考えをもって、男女として愛し合って、同志として、夫婦として、友だち、人間として
付き合えるパートナーとめぐり合えることは私には奇跡にしか思えない。
とにかく今作での2人のメッセージは「自分自身、人々の心を変えることが世界平和に結びついていてゆく」
この言葉と映像はストレートに私の心に届いたのは間違いない。
p.s.京子って娘もいたのね。♪Happy Xmas でいってたのは彼女のことだったんだ。
■『ELTON JOHN LIVE IN AUSTRALIA featuring the melbourne symphony orchestra』(1986)
1.sixty years 2.君は護りの天使 3.驚きのお話 4.悲しみのバラード 5.the king must died 6.Take me to the pilot
7.罪人にあわれみを 8.僕の瞳に小さな太陽 9.風の中の火のように 10.布教本部を焼き落せ 11.Your Song 12.土曜の夜は僕の生きがい
1.うわ、何だこの人数!ステージ落ちそう。このメンバーでロックもイケルの?
2.ハープの音ってピアノにも似てる。やっぱ声がアルバムと随分違う。
3.やっぱ皆クラシック調バラッドでいくのかな。
4.おっと、レイさんだっけ?オーケストラにも溶け込んでる。SF映画のギャングみたいなメガネは同じ。完全に世界に入ってる。
5.ピアノを白に選んだのはライトで何色にも楽しめるからかな。
あら、やっぱオーケストラの前にいつものバンドメンバがいる。バックコーラスが派手で声量負けちゃう。
6.この曲好き。やっとロックフィーリング。ジョンてイギリス人だよね? 英国訛りが全然ないのがフシギ。
ちゃんと管弦楽器も溶け込んで、ジョンも指揮者に合わせているのがスゴイ。バンドも一応正装してるぞ。この指揮者もノリノリ。
7.UFOの下のバースデーケーキみたいなセットがオリエンタル風。
8.まだまだ覚えてる曲少ないなあ。時々客をにらみつけるのがクセみたいね。
9.この太めな体、どーやら衣装じゃない。N.ジーンってマリリンの本名だっけ?
10.ヘンなタイトル。Burned up the Bishop スピードアップして盛り上げ。
11.そしてこの名曲。鉄琴、フルート、バイオリンもよく合う。シャウトするアレンジがいい。
12.ジョンのダンスはいただけないね ピアノにかかった長いテープをひきながら急いでとり払ってる。
でも次から次へとふりかかる。上からふる風船。まだこーゆー演出アリか? 次は紙ふぶき。風船蹴りながらの退場。
こちらにはVOL.1のCMあり。
■『愛のめぐりあい』(1995)
監督:ミケランジェロ・アントニオーニ 出演:ジョン・マルコヴィッチ、ソフィー・マルソー ほか
とっても官能的な作品。ラブシーンがハードなだけじゃ“官能的”とは言えない。
この宣伝ポスターが4つの愛の形を短く的を得た言葉で表していたのが惹かれた。
U2とブライアン・イーノの♪Your Blue Room がピッタリ。
他にV.モリソンが使われて音楽通のヴェンダースらしい。戸田さんはフランス語もイケる?!
ポスターでは『純粋すぎる愛』マルコヴィッチが映画監督の役で進行も務める。
ロードムーヴィの巨匠ヴェンダースは、Jの口を借りて言う。
「監督は1本撮り終えるとすぐ次の構想を練り始める。映像の裏に真実に近いものがあり、その裏に絶対的な真実があるはずなんだ」
でも監督も傍観者の1人であって、本当のドラマを作り出しているのは日々の私たちのフツーの生活なんだな。
p.s.なんとチラッとマストロヤンニ、ジャンヌ・モローの共演シーンあり。可愛いお年寄りになったね
■『素顔のままで』(1996)
監督:アンドリュー・バーグマン 出演:デミ・ムーア ほか
元FBIでなく元FBI秘書でしょ。
「ストリップも立派な仕事よ」といっても子どものためという母性愛の言い訳でちゃんとフォローされてる。
R指定でないのはD.ムーアのヌードというより鍛えられたアスレチックなボディと
『ショウガール』より生々しく感じられないダンスシーンのせい。
ま、今作の見所は作品の半分を占めるストリップシーン。ストーリーはありがちでコミカルな味付け少々。でもコレ戸田印。
母親となって(そう見えないけど)母親役も板についているデミ。『ゴースト』とは180度違った汚れ役とはいっても
『ディスクロージャー』の時よりずっと清純な役かも。
どのみちギャラ13億円なら美しいボディで踊るくらいお安い御用じゃないかな。使い道は決めたかしら?
■『スリープ・ウィズ・ミー』(1994)
監督:ロリー・ケリー 出演:エリック・ストルツ、メグ・ティリー ほか
久々メグ・ティリーの主演が嬉しい。ウェインズ・ワールドの2人も言ってた「She's real babe」内輪でも秘かな人気?
タランティーノのアイデアとは思えないほど血みどろシーン全くナシな作品。ポスターの3人のショットは美しい。
三角関係ものでこうドキドキさせるのって結構難しいのに、やっぱ主演の3人と余計な展開を一切省いたシンプルさが決め手。
断然面白いのはタランティーノが話す『トップガン』分析!
「映画史上最高の脚本だ!」と褒めながら、「アイスマンのゲイの仲間と異性愛者の教官の間で揺れる男の話」で
「もろ男ファッションで“ストレートに戻りなさい”って誘う」けど「ラストはアイスマンが“俺の後ろ(ケツ)についてこい”
主人公が“いや俺の後ろ(ケツ)についてこい」延々憑かれたように話すTが笑える。
「夫婦にはたまに犬のクソを踏むようなことが起こるんだ」
「科学の進歩で300年も長生きできるとして、世代を追うごとにバカになる一方だ。寿命が延びても人間余計せかせか生きるんだ」
Tがセリフで言うように「恋愛ものかなんてどーでもいい。真に訴えてることが何かを知りたい」ラストの友のセリフが結論かしら?
一夫一婦制は難しい。互いに愛し合っていることが一番貞節を守って協調していける。
当たり前だけど、別れないためにはそれが最重要条件なんだな。途中のサイレントのクリップみたいなのが新鮮。
■『戦火の勇気』(1996)
監督:エドワード・ズウィック 出演:デンゼル・ワシントン、メグ・ライアン ほか
2大スターの共演で話題イチ押しだった今作は期待どおりの秀作。
まだ記憶に新しい湾岸戦争が過去の一部として葬られようとする時、
戦場に向かい生と死のギリギリで戦った兵士のドラマと、軍のあり方を糾弾する。
何より証言により変わる大尉の見方、真実を探す推理的構成が見所。
「この手紙は死を意味する。怖いのは死よりも両親と娘に会えないこと。命を預けてくれている部下の期待を裏切ること」
「軍は真実を語るべきだ。国のために死んだ仲間のために」
■『Dearフレンズ』(1995)
監督:レスリー・リンカー・グラッター 出演:デミ・ムーア、クリスティーナ・リッチ、メアリー・グリフィス ほか
「辛い思い出から逃げても過去を受け入れなければ前進はない。トマス・ウルフと違ってわたしは故郷に帰って幸せを見つけた」
映画館に観に行きたいと思ってたけど、すぐヴィデオになるね。女の子版『スタンド・バイ・ミー』ってとこかな。
デミとグリフィス2大スター女優を使ってるけど、主役は子役たち。
思い出の中に田舎町におきた惨殺事件のスパイスが効いてる。
「随分時間を無駄にした。いいことも悪いことも人を育てるんだ。人生から逃げちゃいけない」
なんだか日本の未来も見えてきた感じ。『キャスパー』のリッチが大人になってあんなに太っちゃったのはなぜ?
屋根裏で「一生仲間を助け合おう」と誓いを守ったように「木の家で会おう」と誓い合う25年後の4人。
ベトナム帰還兵の青年との会話もポイント。
「親は嘘つきだ。信じられるのは自分だけ。ラッキーならね」
「大人がつねに正しいとは限らない」'70の若者が知った真実の1つがコレ。
「TVドラマの家族もどっか壊れてる。完璧な家族なんていない」
♪All Right Now/FREE、♪Knock three times、Jackson 5等々が散りばめられてる。
「10代には過去も未来もない。ただその時に生きてる。成長すると信じることを忘れる。それが現実だ」
自分の少女時代もついよみがえってくる作品。
■『愛を奏でて』(1992)
監督:マーサ・クーリッジ 出演:ビル・プルマン、ホリー・ハンター、ジュリアン・サンズ ほか
まだまだ隠れていたビル・プルマン助演作品の1つ。自然に囲まれて三世代が一緒に暮らす楽園生活にもたくさんの問題がある。
「自然の中で神と対話していた。彼女が神を訪ねなくても、神のほうから彼女を訪ねるだろうと確信している」という牧師の言葉が美しい。
Bがとことんいいヒトで、やりがいある仕事も辞めて孤島に住み、妻子を愛するばかりか
姑に小姑と義理の祖母まで全員愛してくれてるんだからスゴイ。
1人っ子の時代、1人で2人も老人を介護する時代もすぐそこにきている。個人主義のアメリカでもこれは重大な問題だ。
小作りでキュートなホリーと、しっかりした包容力があるプルマンのカップリングがイイ。
ジュリアン・サンズもまだ前髪フサフサしててカッコいいし。
ありそでなさそ、なさそでありそなこんな大家族の物語り。原作はルアンヌ・ライス。