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ビッグキャットを撮り続けるカメラマン夫婦@スーパープレゼンテーション

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ビッグキャットを撮り続けるカメラマン夫婦@スーパープレゼンテーション
ビバリー・ジュベール(写真家)、デレック・ジュベール(映像作家)

“ビッグキャット”というタイトルから、勝手に“デブ猫”さんたちをたくさんカメラで
撮影している面白い夫婦の話かと思っていたら、自然保護の話だった。


【スピーチ内容抜粋メモ】

オカバンゴ・デルタは、野生動物がたくさん生息する湿地帯


30年以上にわたって野生動物を記録している夫婦。エミー賞を7回も受賞

(ジープで移動はいただけないと思うが・・・貴重な生物を踏み潰してるかもしれないじゃん 
 「アウトドア」好きと「自然保護」は相容れないのと同様

夫婦はアフリカの自然保護に力を入れてきた。
捕らえて、殺す研究もよく見てきたが、そこからは1頭ごとの個性を知ることはできない


素晴らしい古木


このヒョウの母親も祖母も同じ木にいた
このヒョウ子どもを4年半密着して観察しているうちに、この子の個性が分かってきた

ある日、雷が木に落ち、トラウマにならないか、私たちと結び付けないかと心配したが、
逆に震えながら、私たちの横に座った。
その日から打ち解け、「ラカディーマ(雷)」と名づけた。


20年前、ライオンとハイエナの壮絶な戦いが撮影できた


 

 

動物たちの争いが人間界のギャング抗争に似ているから
個性を知るには彼らと一緒に過ごすこと、そして彼らの争いに干渉しないことが必要



ゾウとライオンの戦いに見たもの
 
(ゾウがライオンの群れに襲われるシーンは、吐き気さえ感じた

ビバリー:
私たちはライオンとゾウの戦いを10年かけて撮影することができた
私は涙がこぼれ、何が起こるか心配で震えた



死は、まず目に現れると考える人が大勢います
生物は、希望の喪失が目に現れると。それがこの映像でも分かる

しかし、絶望的な状況から巻き返すこともある。どんな生物も強い闘志をもっている
戦って、精神的な壁を乗り越えて、生き残ろうという意志
私にとって、このゾウは頑張ろうという意志の象徴となりました

結局、ゾウは最後の力を振り絞って巨体を振って、ライオンを落として逃げ、群れはそれ以上追うことを諦めた。
会場からは安堵と感動の拍手が起きた。
これは自然界で繰り返されていること。どちらも、その日食べることで命をつないでいるんだ。


「ラカディーマ(雷)」がクルマに乗り込んだ!
 

自分のスペースはみんなにとって大切です。
なついてくれるのは嬉しいですが、これが習慣化し、他の人のクルマに乗るようになると撃たれてしまうかもしれない
母ヒョウのうなり声に似た音を出したら降りるかもと思い、デレックがエアコンをつけたら逃げてくれた


ラカディーマが狩りを始めた時、さらなる驚きがあった

子ヒヒはまだ逃げることを知らない。この後、珍しい光景が見られた



その後5時間も面倒をみていた
母性本能が芽生えてきた。大人になる途中なんです

 
でもこの子ヒヒはその後亡くなった。おそらく冬の寒さが原因(母ヒヒがいたら生きていただろうか?

その頃、私たちには“正しい動物保護のあり方”が見えてきた
個性をちゃんと見て向き合い、敬意を払い、大切にすること(今ごろ? ヒト同士と同じだ
そして「ナショナルジオグラフィック」と共に「大型ネコ科動物保護プログラム」を設立し(おお、リンクした
50年前と今とどう変わったのか調べた


45万頭いたライオンが今は2万頭


トラ   4万5000頭3000頭
チーター 5万頭    1万2000頭
ヒョウ  70万頭   5万頭



私たちがラカディーマを観察していた間も、1万頭のヒョウがヒトに“合法的”に狩られた
ヒトは畏怖の対象である動物のパワーを奪いたがる
(それでヒョウ柄やワニ皮ファッションになるわけね

  
昔はヒョウ皮は王様専用だったが、今では宗教儀式んどで広く使われている
(漢方薬とか、カーペットとか、戦利品のように部屋に飾ったりとかね

今、南アフリカではライオンの骨の輸出が盛ん
ライオンの骨は、トラの骨の代用品になるので「ビジネス」になる(どうしてトラの骨は売れるの?

 

 


オスライオン1頭殺されるだけで「生態系バランス」が崩壊する
ライオンは2万頭だが、3000~4000頭がオスで同じ病気にかかっている
「人間の身勝手さ」という病です
「スポーツ狩猟」が行われ、周りもそれを許している

 

群れにいる子どもや、時にはメスも殺してしまうので、20~30頭が死ぬことになる
(ハンター協会は、どうゆっても狩猟はやめないってゆってたよ

ライオンは生態系にとって不可欠な、要となる存在です
そして、「アフリカ・エコツアー」は、年間800億ドルのビジネス
もはや、ライオンだけでなく、アフリカ全体に関わる問題。産業の運命がかかっている

もっと心配しているのは、動物との精神的なつながりが希薄になり、人間が希望を失うことです
地球とつながり続けていこうという意識が失われることです

今、大事なのは、人々が「問題意識」をもつことです
私たちの新作は「ラスト・ライオン」といいます

行動を起こさないと、大型ネコ科動物は完全に消え、そして他の生物も消える
ニンゲンだって絶滅危惧種になりますよ(少子化ですでに起きているしね




私たちのモットーは“敬意を払い、大切にする”
個人同士、男と女、コミュニティの中でも、地球レベルでもリスペクトし、セレブレイト続けること


 



動物たちとココロを通わせて撮った夫妻の作品
南アフリカ出身の2人が「オカバンゴ・デルタ」の自然に魅せられ、動物の撮影を始めたのは20代の頃。
最初は動物たちに警戒され、近づくのも難しかった(野生だからねえ
2人は暮らしの拠点をこの場所に移し、動物とともに生活し、30年かけて動物界のルールを学んだ

 


【伊藤さんのコメント】
私もケニアに十数人の若者を連れて行ってきた
国民の1人1人が動物をとても愛していて国の宝物のように扱っていた(じゃあ、ハンターは欧米人か?

我々もどうやって、自分たちの技術を使って動物保護に貢献できるかを研究してきた
今日のプレゼンを見て、動物に名前をつけたり、映像の物語りの力でも貢献できると思った

 


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