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『ターシャ・テューダの世界~ニューイングランドの四季』(1996)(文藝春秋)

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『ターシャ・テューダの世界~ニューイングランドの四季』(1996)(文藝春秋)
原題:The Private World of Tasha Tudor
ターシャ・テューダー、リチャード・ブラウン/著 相原真理子/訳
初版 1996年 3800円

※2001.1~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

豊かな色彩、鮮やかな写真に、ターシャの豊かに暮らすエッセイが盛り込まれて、
自然、動物、子どもに囲まれて、料理、手芸、服を作ったり、人形、ドールハウスを作ったり、

「幸せの理想めざして努力すれば、意外な成功を手にする」

というモットーそのものを生きている。

1800年代の生活に憧れて「好きな時代を選べるとしたら、迷わず昔に戻りたい」と言うターシャ。


古いドレスの収集もすごい。

「大事にしまうより、使って壊したほうがいい」


コーギーたち、片目のネコ、イタズラなオウム、ヤギ、ニワトリ、、、
息子の建てたクラシックな家、庭には、四季折々の花がわんさか!!

彼女の描く挿絵と同じか、それ以上に生き方そのものが素晴らしい。


何でも便利に、早く手に入り、捨てている時代の流れから、こうした生活を見ると、
本当の豊かさって、こういうものなんだと分かった。
なかなか真似するのは難しいけど。

でも、昔の人は、服、食べ物もすべて自分らで作るのがフツーだったんだよね。
便利になって、生活の知恵や技はすっかり忘れられ、
電気、道具、スーパーなどがなきゃ何もできなくなってしまった私たち。

労力がかかっても、こんなに「生きる」ことに密着した生活は、
きっと私たちの今の暮らしより、ゆったりと余裕ある時間が流れていることだろう。




母がBSかなにかで観てからファンになったのがきっかけで、
誕プレにエッセイ本を何冊か贈ったりして、その後、私も何冊か読んだ。

その後の母のお気に入りは、「猫のしっぽ カエルの手」のベニシアさんに移っちゃったけど←飽きっぽいw
写真は、私が贈ったターシャのカレンダーの切り抜き。

 


 



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