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放送90年ドラマ 経世済民の男(3)「小林一三」(前編)

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放送90年ドラマ 経世済民の男(3)「小林一三」(前編)
脚本:森下佳子 音楽:金子隆博 演出:梛川善郎
出演:阿部サダヲ、奥田瑛二、瀧本美織、矢島健一、井上芳雄、草刈正雄、麿赤兒、星田英利、大東駿介、河東けい ほか

たまった予録を観ました。



▼あらすじ(ネタバレ注意

明治27年。三井銀行大阪支店。小説を書く小林。
甲州の豊かな家に生まれ、両親は早くに他界したがお金に困ることはなかった。

“理想的な鼻”の美人コウを見かけてひと目惚れ。
ゆるい上司・高橋が栄転になり、いつも行く店で芸妓コウと再会し運命を感じる。

 

NYやパリで活躍していた新しい支配人・岩下清周(松代藩士の岩下佐源太の次男!)が着任。
厳しく、破天荒さに振り回されて仕事漬け。

しょっちゅう来て迷惑がられている発明家の栄田の耐久性のあるゴムに、無担保、出世払いで千円貸す岩下。

「これからは、電線に絶縁体が必要な時代が来る」

小林「金ひとつで事業を生かすことも殺すこともできる。銀行家は小説家なんです。ペンと金は同じなんですよ」


出世相があると言いに来たコウ。小林に結婚を迫る。



強引な事業の進め方が理由で、岩下が辞職に追い込まれる。

「岩下の夢はこの国を冠たる一等国にすることだ。今後、自分で銀行を作ろうと思う。ついてくるか?」
「博打は苦手なので・・・」



小林は、名古屋に転勤を命じられ、2年半後、妻を連れて戻る。
コウを旅行に誘い、「出世のための結婚だ」と謝る。
コウのことがバレて、実家に帰る妻。これは新聞沙汰にまでなり笑われる。

大家「貧乏臭いっちゅうんは、本人の生き方の問題だす」



小林は、東京本店の調査係に異動。「紙くず」と呼ばれる仕事場で6年働いた。異例の長さ。出世コースから外れたことを意味する。


明治39年。
長男、長女が生まれる。
唯一の楽しみは、大阪の旧知の知り合いを訪ねること。

岩下の設立した北浜銀行は大阪の発展に貢献。藤田や発明家もいる。紡績、鉄鋼が発展して、スモッグも酷い



「新しい証券会社を作るからと社長になってくれ」と岩下に誘われる。

三井銀行を辞め、一家は東京の古い家に引っ越す。
しかし、株が暴落。「社長の話はいったん忘れてくれ」



電鉄ブームの最中、建設費が集まらない「箕面有馬電鉄」という行楽列車の清算業務を任される。

次男の咳は気管支炎で、汚い空気のせい。
小林は、電鉄の走る予定の自然豊かな場所に家族を連れて行く。



「ここを住めるようにすればいいのか」
(自然豊かなところに電鉄が通ったら、また空気が汚くなるじゃん


開発計画書を資産家に提出して説得する。
土地価格が安いのが売り文句で、住宅地を開発・分譲する。
鉄道計画はないものと思ってる住民を騙して安く買い叩くって。。。
駅から1時間は通勤時間の限界 住宅は月賦払いを提案。勤め人がターゲット。

「失敗したら、僕が借金して補填します!」初めての博打に出る。


借金ダルマ?が登場

集まらなかった資金は岩下が工面。
経費削減のため、使わない事務所を使い、学校出たての従業員を使い、建設中止で不要になった資材を使う。
パンフレットを作り、大きく宣伝。都心の環境悪化を訴え、郊外生活をすすめる。



明治43年。箕面有馬電気鉄道開業。後の阪急電鉄。
唱歌も小林が作る。社長は岩下。小林は実務を取り仕切る。

 

岩下「どうやって思いついた?」

小林「空気のいい郊外に住みたいと妻が言ったので」
(小林はほんとにこんなに妄想家だったのかな?w

「出発進行~~~~!」




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