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『陰陽師9 玄武』(白泉社)

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『陰陽師9 玄武』(白泉社)
夢枕獏/原作 岡野玲子/著 初版2000年

※2002.10~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意

●瓜仙人
(この話、どこかで読んだ。昔の逸話の1つなのかも。

道で瓜売りに1つくれというじいさんに種をくれたら土に蒔いて、
あれよあれよという間にたくさんの実がなり、皆で食べたら、売り物用の瓜だった、という話。


いつかの化け物屋敷で、その翁と再会する。清明とは仲良し?
竹筒で飼う管狐2匹の見せるあやかしはいつも同じ「京都タワーと同じだ」

博雅の生まれる上空に楽を奏でる天子が現れたという話はイイ。
転んでも手助けがあるという
屋敷の持ち主・浄蔵は内裏炎上を予言。


●源博雅 思はぬ露見のこと
博雅が従事している俊宏に言われるまま方違えしてきた姫の屋敷で婚儀をあげる(これでいいのか?
3日して、餅を3個飲み込むのがしきたりだが、博雅は笙に夢中になり、初夜も忘れて手入れしていた。


●内裏炎上ス
また出た、キツネのミニ武者たち、カワイイ
博雅の叔父・顕忠は、右大臣となってから、管公の祟りを恐れて辞表を出した。

主上の具合も悪く、災難はつづく。

内裏を夜中にチェックしに行った2人は、浄蔵に会う。
そして、ついに天徳4年、出火。次々と燃え広がり、代々の宝物も焼かれていく。
(昔も今もこうして火は歴史を灰にしてきた

盗賊はここぞとばかり混乱を利用して、物ばかりか姫まで奪っていく!
(それで、後々の世に残るなら、まんざら盗みも悪ではないのか?

博雅は、とにかく持ち出せるだけの楽譜と楽器を運びだす。
数日間、清明は消耗し、同じくやつれた博雅を連れて、火防止の山へ登り、
もえたつ紅葉の美しさに無念の涙を流す博雅。


清明「壊れる・終わるということは良いことなんだ。 炎をくぐって新しく生まれ変わるのさ」



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