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『新竹取物語 1000年女王 QUEEN MILLENNIAL』(小学館)

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『新竹取物語 1000年女王 QUEEN MILLENNIAL』(小学館)
松本零士/著 初版1991年 1200円

※2001.8~ part5のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。

松本さん、こないだ国民栄誉賞みたいのもらってなかったっけ?
1巻巻末の解説を読んで納得。

S55~58年の『産経新聞』掲載(なんてぜーたく!)とあるとおり、
新聞連載のゆえか、毎ページに伏線と謎かけ、破壊シーンのてんこ盛り。

息つくヒマもないくらい次々と事件が起こって、あれよあれよと展開しまくり、
秘密に秘密が重なり、アップアップ状態になる。

1980年からすると、1999年はとうに宇宙船が飛んでいるって思うくらい遠い未来だったのね。
じゃ、2020年も、今とそんなに変わってないかも?!

▼あらすじ(ネタバレ注意

【1巻】

雨森始の家(電子鉄工屋)が吹き飛び、父母が死に、
叔父で宇宙科学研究所教授?のいる天文台で美しい助手・雪野弥生に会う。
フシギな9つの隕石の盗難の疑いをかけられた彼女がアンドロイドとわかる。

天文台の地下に大空洞と都市、そこを管理する弥生ソックリの女がいる。

弥生の実家のしょっぱいラーメン屋で、押し入れから機械だらけのコントロール室に通じている。
地球に接近し破壊するかもしれない、地球に似ているが9倍の大きさの星ラーメタル(永遠の旅人)。

空洞で教育係の夜森に会う。
隕石の実験で空洞にデカい入り口があき、1000年盗賊(首領は弥生の妹セレン)が入り込む。

空洞で始は、卑弥呼、クレオパトラら、今までの1000年女王の墓と、墓守ミライに会う。

弥生は、自分が1000年ごとに地球を管理する1000年女王の一人だと打ち明ける。
新女王が到着して、金星で決闘し、弥生が勝つ。

人類は都市ごとに地下に避難する。
ラーメタルは、天地創造の神ラー(暗黒星雲?)の引力に導かれている。
ラーを見物に行った始と夜森は、ラーメタルの戦闘集団「空間機団司令部」レオパルドに会う。


【2巻】

始は再び知識をマシンで詰め込まれて、水に裸で入る飛行船でレオパルドと1000年盗賊の戦闘を見に行く。
ここでアラジン(ロボット)と親友になる。

始の両親の死は、弥生とセレンが同じ船の部品を頼んだ事故だと知る。
空洞は1000年盗賊を残して地球を離れた。

始は少女ラーラに会い(ラーレラ、ラーメタルの指導者)、ラーメタルの都市と多くの弥生の眠る本を見た。
ラーメタルと地球は、大気の橋でつながり、始は鳥ヌナに連れられて地球へ。



弥生のもとに再び新女王「ヤゴ」が決闘を申し込みに来て、
しかも雪の重みでNYが激突し、様子を見に行き、
化石ウイルスにヤラれていたと知る。

東京の船も化石化した死体でいっぱい!!


(あれ? この後、空白だけど、3巻は読んでなかったらしい
 で、その後、ブログを検索したら2010年に読み直していることが判明。どんだけ忘れっぽいんだ


『1000年女王』全3巻 松本零士/作 小学館文庫



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