■『国際理解に役立つ よくわかる世界の宗教3 ユダヤ教』(岩崎書店)
モニカ・ストップルマン/著 岡田好恵/訳
初版1999年(2000年 2刷) 2000円
※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
起源:4000年ほど前、中東に住んだ少数民族。その子孫は皆ユダヤ人と呼ぶ
信者:
「実践的ユダヤ教徒」ユダヤ教を実行しているユダヤ人
「世俗的ユダヤ教徒」宗教とは関係なく暮らすユダヤ人
祖国:イスラエル。1948年、中東に建設。ヘブライ語を話すユダヤ人+アラビア語を話すアラブ人が住む
聖地:首都エルサレム(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は同じ聖地
●「アブラハム」
聖書に出てくる最初のユダヤ人。神の声に従いイスラエルへ行く。
子孫は飢饉でエジプトへ逃れるが奴隷にされ、指導者モーセが解放を訴え、
ペストを流行らせ、追う軍隊を紅海に道をつくり渡った後、溺れさせた
「トーラー」(アークという箱に入れる)
『出エジプト記』シナイ山でモーセが授かった『旧約聖書』の最初の5巻
天地創造、イスラエル人の経緯、暮らしのルールが書かれている。
キリスト教は『新約聖書』。
ユダヤ人のイエスがメサイア(救世主)だが、ユダヤ人は自分たちのメシアが現れると信じる。
●「十戒」
モーセがシナイ山で授かった、もっとも大切な10の戒律
1.神はエジプトから人々を救った
2.私だけを崇めよ
3.名を悪用するな
4.安息日を守れ
5.両親を敬え
6.人殺しをするな
7.不倫をするな
8.盗むな
9.人をおとしいれるな
10.羨ましがるな
苦難の歴史
イスラエルに着いた後、国王ダビデの子・ソロモンが神殿を建設→バビロニアに征服・破壊される
→再建→ローマ人に破壊される→ユダヤ人は世界に散った
「神殿の再建」を信じて祈る。残った西の壁の一部に今も集まる
「シナゴーク」
教会。子どもの教室。図書室もある
礼拝は1日3回。スカルキャップ(小さなふちなし帽)をかぶり、
シーマ(ユダヤ人の宣言)を入れた小さな箱「タフィリン」2個を身につける
「ラビ」ユダヤ教の先生
セダー:シナゴークでの授業。ヘブライ語を学ぶ。右から左に読む
613項目のミツボ(神の掟)
正義のために戦い、人に尊敬と思いやりを示し、困っている人を助け、
肉体を健全に保ち、子を自立させる教育義務を果たし、動物をヒト同様に大切にする
清浄(カシェル)
決めたものを、決めた調理法で料理する
サバト(週に1回の安息日)
ごちそうを食べて休む。シャラー(編みパン)が出る。
行事
ブリット・ミラー:男の子は8日目に割礼
バルミツバ、バトミツバ:13歳に行う成人式。トーラーを暗唱する
葬儀
墓に花を供えない。親類はシバ(喪)を着る。
ユダヤ暦
太陰暦(月の巡りに合わせたカレンダー)
ロシュ・ハシャナーとヨム・キプール
懺悔の10日間。1年を振り返って反省する
閻魔帳のいい年に記録されるよう断食をする
スコット(収穫祭)
ハヌーカ
冬の光の祭り。信仰の火をロウソク8本、8日間灯す
迫害の歴史
ディアスポーラ(離散):紀元2C、ローマ人にイスラエルを追放された
「反ユダヤ主義」
ユダヤ人の住む場所、仕事、結婚を制限される。
キリスト教との争いも多い
「ホロコースト」
第二次世界大戦('33~'45)中、ドイツ軍のナチス(ナチ党)により、
ヨーロッパの1千万人のユダヤ人のうち、約600万人が処刑された
その後、'48、イスラエル建国
だが、もと住んでいた人はアラブ諸国へ逃げ、今も帰国を望み、イスラエルvsアラブ諸国は争いが絶えない
【ブログ内関連記事】
『アウシュヴィッツの手紙 アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館を訪ねて』
ほか
モニカ・ストップルマン/著 岡田好恵/訳
初版1999年(2000年 2刷) 2000円
※2001.8~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
起源:4000年ほど前、中東に住んだ少数民族。その子孫は皆ユダヤ人と呼ぶ
信者:
「実践的ユダヤ教徒」ユダヤ教を実行しているユダヤ人
「世俗的ユダヤ教徒」宗教とは関係なく暮らすユダヤ人
祖国:イスラエル。1948年、中東に建設。ヘブライ語を話すユダヤ人+アラビア語を話すアラブ人が住む
聖地:首都エルサレム(キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は同じ聖地
●「アブラハム」
聖書に出てくる最初のユダヤ人。神の声に従いイスラエルへ行く。
子孫は飢饉でエジプトへ逃れるが奴隷にされ、指導者モーセが解放を訴え、
ペストを流行らせ、追う軍隊を紅海に道をつくり渡った後、溺れさせた
「トーラー」(アークという箱に入れる)
『出エジプト記』シナイ山でモーセが授かった『旧約聖書』の最初の5巻
天地創造、イスラエル人の経緯、暮らしのルールが書かれている。
キリスト教は『新約聖書』。
ユダヤ人のイエスがメサイア(救世主)だが、ユダヤ人は自分たちのメシアが現れると信じる。
●「十戒」
モーセがシナイ山で授かった、もっとも大切な10の戒律
1.神はエジプトから人々を救った
2.私だけを崇めよ
3.名を悪用するな
4.安息日を守れ
5.両親を敬え
6.人殺しをするな
7.不倫をするな
8.盗むな
9.人をおとしいれるな
10.羨ましがるな
苦難の歴史
イスラエルに着いた後、国王ダビデの子・ソロモンが神殿を建設→バビロニアに征服・破壊される
→再建→ローマ人に破壊される→ユダヤ人は世界に散った
「神殿の再建」を信じて祈る。残った西の壁の一部に今も集まる
「シナゴーク」
教会。子どもの教室。図書室もある
礼拝は1日3回。スカルキャップ(小さなふちなし帽)をかぶり、
シーマ(ユダヤ人の宣言)を入れた小さな箱「タフィリン」2個を身につける
「ラビ」ユダヤ教の先生
セダー:シナゴークでの授業。ヘブライ語を学ぶ。右から左に読む
613項目のミツボ(神の掟)
正義のために戦い、人に尊敬と思いやりを示し、困っている人を助け、
肉体を健全に保ち、子を自立させる教育義務を果たし、動物をヒト同様に大切にする
清浄(カシェル)
決めたものを、決めた調理法で料理する
サバト(週に1回の安息日)
ごちそうを食べて休む。シャラー(編みパン)が出る。
行事
ブリット・ミラー:男の子は8日目に割礼
バルミツバ、バトミツバ:13歳に行う成人式。トーラーを暗唱する
葬儀
墓に花を供えない。親類はシバ(喪)を着る。
ユダヤ暦
太陰暦(月の巡りに合わせたカレンダー)
ロシュ・ハシャナーとヨム・キプール
懺悔の10日間。1年を振り返って反省する
閻魔帳のいい年に記録されるよう断食をする
スコット(収穫祭)
ハヌーカ
冬の光の祭り。信仰の火をロウソク8本、8日間灯す
迫害の歴史
ディアスポーラ(離散):紀元2C、ローマ人にイスラエルを追放された
「反ユダヤ主義」
ユダヤ人の住む場所、仕事、結婚を制限される。
キリスト教との争いも多い
「ホロコースト」
第二次世界大戦('33~'45)中、ドイツ軍のナチス(ナチ党)により、
ヨーロッパの1千万人のユダヤ人のうち、約600万人が処刑された
その後、'48、イスラエル建国
だが、もと住んでいた人はアラブ諸国へ逃げ、今も帰国を望み、イスラエルvsアラブ諸国は争いが絶えない
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ほか