■2016 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展@板橋区立美術館(2016.7.24)
会期:2016年7月2日(土)~8月14日(日)
ぐずぐずと雨が続いて、湿度が高いと体調や気分も影響されるんだけど、
久々晴れわたったので、ずっと行こうと思ってたボローニャ展にやっと行ってきたv
毎回、楽しみの1つは、1Fにあるカフェ。
ランチタイムに行って、まずは腹ごしらえをしてから観ようと、先にこちらに寄った。
料理はカレーとハヤシライス。私が好きなのは、手作りで丁寧に焼いた珍しいパン+スープ。
今回は、トマトのカレーが入ってるパンと、チョコレートとゆず(だっけ?)のピールが入ったパン、どちらも美味しいv
感動的なのは、スープ。
今回は、マッシュルームをメインに、たまねぎ、ニンジンやら、ほんとに具だくさんで、クリーミー。
愛情たっぷりのスープで、気持ちもホッコリ。熱くて、上アゴをちょっと火傷しちゃったけど
*
毎回、楽しみのもう1つはチケット。
その年のテーマに合わせたデザインで、ひと工夫してある。
今回は、ちょこっと折ると、私の好きな巨樹が立ってるようになる!
*
今年は、記念すべき50回目ということで、入って正面、横のスペースの壁に歴史のパネル、
これまでの図録などが展示されていた。
最初から日本人作家が参加して、50回目までずぅっと参加者がいるっていうのもスゴイことだけど、
毎回数十カ国から集められて、相当数の応募の中から、70~80人の入選者のうち、
毎回十数人の日本人作家が含まれていることにも驚いた。
最初は、ほんとに小規模から始まって、今の大規模なイベントにまで発展していく様子も興味深い。
途中から「審査員」が決める方式になって→イタリアだけから各国の審査員が選ぶ方式になり、中には日本人も含まれていた。
1979年の審査員は、ディック・ブルーナさん!
武市八十雄さんとか(存じ上げず、申し訳ないです
最初に日本に巡回展示しはじめたのは、西宮市大谷美術館から。
1回目は、点数が揃ってなかったりして、戸惑うことも多かったとか。
点数が増えるうちに大変になったから、板橋区立美術館も加わり、その後もどんどん増えて行った。
最初から板橋で、ここだけかと思ってた/驚
1986年からは静岡の佐野美術館も加わっている。
ロゴも決まり、図録の表紙は、アンデルセン賞作家+BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)グランプリ作家が担当。
とてもいいと思ったのは、1位、2位とか、優秀賞とかを決めるのではなく、
入選作を選んで、それを全部、展示するというシステム。
入選作品は、『ANNUAL』というカタログに載り、出版関係者が観て、書籍化するのに便利だそう。
1981年の入選作には、五味太郎さんがいる。
1994年から「フィクション」「ノンフィクション」に分かれる。
1998年の入選作には、『木を植えた男』を描いたジャン・ジオノさんもいる。
2002年の入選作には、私も好きなショーン・タンさん!
『アライバル』(河出書房新社)
『夏のルール』(河出書房新社)
『エリック』(河出書房新社)
『レッドツリー』(今人舎)
『ロスト・シング』(河出書房新社)
2011年、東日本大震災で日本からの出展数が減り、代わりに新聞の写真が展示され、反響を呼んだ。
三浦太郎さんは、現地で個展を開いて、評判となった。
*
第1展示室と第2展示室に、今年の入選作品が展示され、中央のスペースでは、それが書籍化された絵本が自由に見れる。
グッズショップでは、イラストレーターたちの描いた絵入りのTシャツ、紙人形(天井からぶらさげたりして可愛い)、
ポストカード、ミニレター、しおり、などなどが売られている。
1Fカフェの横の売り場には、これまでの入選者の絵本や、ちょっとしたオモチャも売っている。
中央のスペースでは、毎回、その年の入選者のインタビュー映像が流れていて、日本人作家も多く取材を受けていて誇らしい。
トーベ・ヤンソンさんのファンの日本人作家さんが「同じフィンランドの画家さんに挿絵を描いて欲しかった」と依頼されたと話す女性もいた。
モノクロ作品を描いた日本人作家さんは「赤ちゃんがモノクロの作品に意外と関心を示したのを見て、今回モノクロにしてみた」とのこと。
この映像を見ていた隣りに座っていた若い女性2人組は、メモをとったり、「なるほどね~」などと言っていたから
もしかして未来の絵本作家の卵さんかも?
絵本作家となった後も、引き続き応募している男性もいて、「5回入選したが、落ちることもある」
「これから絵本作家を目指す人になにかメッセージは?」と聞かれて、
「とにかく粘り強く続けること。落選することで、自分の何がいけなかったのかに気づかされることもある
他の人の作品をよく観ることも大切」などと答えていたのも印象的。
追。
ステキなアドカードもまたいっぱい拾ってきたv
会期:2016年7月2日(土)~8月14日(日)
ぐずぐずと雨が続いて、湿度が高いと体調や気分も影響されるんだけど、
久々晴れわたったので、ずっと行こうと思ってたボローニャ展にやっと行ってきたv
毎回、楽しみの1つは、1Fにあるカフェ。
ランチタイムに行って、まずは腹ごしらえをしてから観ようと、先にこちらに寄った。
料理はカレーとハヤシライス。私が好きなのは、手作りで丁寧に焼いた珍しいパン+スープ。
今回は、トマトのカレーが入ってるパンと、チョコレートとゆず(だっけ?)のピールが入ったパン、どちらも美味しいv
感動的なのは、スープ。
今回は、マッシュルームをメインに、たまねぎ、ニンジンやら、ほんとに具だくさんで、クリーミー。
愛情たっぷりのスープで、気持ちもホッコリ。熱くて、上アゴをちょっと火傷しちゃったけど
*
毎回、楽しみのもう1つはチケット。
その年のテーマに合わせたデザインで、ひと工夫してある。
今回は、ちょこっと折ると、私の好きな巨樹が立ってるようになる!
*
今年は、記念すべき50回目ということで、入って正面、横のスペースの壁に歴史のパネル、
これまでの図録などが展示されていた。
最初から日本人作家が参加して、50回目までずぅっと参加者がいるっていうのもスゴイことだけど、
毎回数十カ国から集められて、相当数の応募の中から、70~80人の入選者のうち、
毎回十数人の日本人作家が含まれていることにも驚いた。
最初は、ほんとに小規模から始まって、今の大規模なイベントにまで発展していく様子も興味深い。
途中から「審査員」が決める方式になって→イタリアだけから各国の審査員が選ぶ方式になり、中には日本人も含まれていた。
1979年の審査員は、ディック・ブルーナさん!
武市八十雄さんとか(存じ上げず、申し訳ないです
最初に日本に巡回展示しはじめたのは、西宮市大谷美術館から。
1回目は、点数が揃ってなかったりして、戸惑うことも多かったとか。
点数が増えるうちに大変になったから、板橋区立美術館も加わり、その後もどんどん増えて行った。
最初から板橋で、ここだけかと思ってた/驚
1986年からは静岡の佐野美術館も加わっている。
ロゴも決まり、図録の表紙は、アンデルセン賞作家+BIB(ブラティスラヴァ世界絵本原画展)グランプリ作家が担当。
とてもいいと思ったのは、1位、2位とか、優秀賞とかを決めるのではなく、
入選作を選んで、それを全部、展示するというシステム。
入選作品は、『ANNUAL』というカタログに載り、出版関係者が観て、書籍化するのに便利だそう。
1981年の入選作には、五味太郎さんがいる。
1994年から「フィクション」「ノンフィクション」に分かれる。
1998年の入選作には、『木を植えた男』を描いたジャン・ジオノさんもいる。
2002年の入選作には、私も好きなショーン・タンさん!
『アライバル』(河出書房新社)
『夏のルール』(河出書房新社)
『エリック』(河出書房新社)
『レッドツリー』(今人舎)
『ロスト・シング』(河出書房新社)
2011年、東日本大震災で日本からの出展数が減り、代わりに新聞の写真が展示され、反響を呼んだ。
三浦太郎さんは、現地で個展を開いて、評判となった。
*
第1展示室と第2展示室に、今年の入選作品が展示され、中央のスペースでは、それが書籍化された絵本が自由に見れる。
グッズショップでは、イラストレーターたちの描いた絵入りのTシャツ、紙人形(天井からぶらさげたりして可愛い)、
ポストカード、ミニレター、しおり、などなどが売られている。
1Fカフェの横の売り場には、これまでの入選者の絵本や、ちょっとしたオモチャも売っている。
中央のスペースでは、毎回、その年の入選者のインタビュー映像が流れていて、日本人作家も多く取材を受けていて誇らしい。
トーベ・ヤンソンさんのファンの日本人作家さんが「同じフィンランドの画家さんに挿絵を描いて欲しかった」と依頼されたと話す女性もいた。
モノクロ作品を描いた日本人作家さんは「赤ちゃんがモノクロの作品に意外と関心を示したのを見て、今回モノクロにしてみた」とのこと。
この映像を見ていた隣りに座っていた若い女性2人組は、メモをとったり、「なるほどね~」などと言っていたから
もしかして未来の絵本作家の卵さんかも?
絵本作家となった後も、引き続き応募している男性もいて、「5回入選したが、落ちることもある」
「これから絵本作家を目指す人になにかメッセージは?」と聞かれて、
「とにかく粘り強く続けること。落選することで、自分の何がいけなかったのかに気づかされることもある
他の人の作品をよく観ることも大切」などと答えていたのも印象的。
追。
ステキなアドカードもまたいっぱい拾ってきたv