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『深夜特急4 シルクロード』(新潮文庫)

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『深夜特急4 シルクロード』(新潮文庫)
沢木耕太郎/著
初版1994年(2000年 30刷)

※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意

“その国の病は、その国の薬を飲むべし”

“いくら天然痘、コレラ、ペストで何十万人が死んでも、それ以上の人が生まれる
 その病になったら「縁」があったと思うべき”


インド→パキスタン
クルマは、まるでチキンレースの繰り返し 「ラマダン」の断食からのイラつきか。
バスの中では食べ物のすすめ合いw

退屈な映画を途中で抜け出し、爆弾犯人と間違われる!


アフガニスタン(カブール)
安宿に泊まる代わりに日本人の客引きを言いつけられる

21才で英語ペラペラのマネージャーは識盲だったので、名刺を書いてあげる

日本人ヒッピーらとしばし交流

「ヨーロッパの冬は寒い。雨雪のせいじゃなく、宿に帰っても誰もいない寒さなんだ」


建築家の磯崎氏と、妻で彫刻家の宮脇氏と会うため(ごちそうになるため
テヘランへ向かうバスの途中、必死で羊番をする犬に涙する

世界を制するコカ・コーラと、セイコー時計、十数カ国のヒッピーが乗り合いするバス

ビスケットの屑を拾って食べたオランダ人が、子どもらに金を恵む姿を見て
恵む=傲慢と思っていた私に、単にあげない理由付けで、ケチなのを認めるべきで、
自分のモノがなくなって物乞いをし、死にゆくのも“自由”なのだと知る。

テヘラン(イラン)で夫妻と会い、ごちそうにありつく


大都会で鎖をムリに切る芸をする中年男
ドミトリーには病の白人男性にブドウを分ける

日本人に会い、読み終わった日本の本を交換する

心を開きかけた白人男性をおいて出発したことに罪悪感を覚える。

「どうせならはじめから何もしなきゃよかった。
 自分がいつもそうして人から離れてきた気がして、さらに暗い気持ちになった」

古時計屋で見つけた懐中時計を何日もかかって値切って購入

旅という長いトンネルを抜け出せない不安。
トンネルの先にある生活と、うまく折り合えるかどうかの不安

『カーブス・ナーメ』の逸話で、王が子に遺した話

「若いうちは若者らしく、年をとったら年寄りらしくせよ」

「老いたらひとつの場所に落ち着け。とくに資力ない者は、老、貧は敵
 2つの敵と旅するは賢明ではなかろう」




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