Quantcast
Channel: メランコリア
Viewing all articles
Browse latest Browse all 8633

『深夜特急3 インド・ネパール』(新潮文庫)

$
0
0
『深夜特急3 インド・ネパール』(新潮文庫)
沢木耕太郎/著
初版1994年(2000年 32刷)

※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意

ついにネパールに到着。

同じ雑踏でも、'70のカトマンズは、噂に聞きしヒッピー天国
現在ほどクルマのクラクション、ホコリ、スモッグの街ではなかったみたい。

インドの死生観、貧富のドラマは、直視するのが酷なくらいリアルで生々しい。
延々と受け継がれる「カースト制度」といい、
すべての常識が打ち破られる場所なんんだ。

カルカッタで、海外が初めての学生とともに、現地に通じる青年の誘いで高級グランドホテルで泊まる。
顔と歳は10代、体は40代に崩れ、40ルピー程度で体を売る売春宿の女たち。

闇ドルの両替屋たち、スチューデントカードも売る/驚
ネズミとピーナツ売りのフシギなショー、列車の特等席は荷台。

ブッダガヤで此経さんと会い、マウト・カーストの子どもらに
農耕技術を教えるボランティア活動の拠点アシュラムでの貴重な体験

カトマンズの雨は続き、ハシシで次々と死んでいくヒッピーたち

「明日晴れたら、ここを出て行けるかもしれない」

インドではニーランニャム少年と心を通わせ、野良猿とたわむれる。

死体焼き場では、毎日、何体もの死体が焼かれ、甘い香りに恍惚として集まる牛たち、
天命を全う出来なかった者は、川へ流され、カラスがついばむ!

今まで下痢すらしなかった“私”は、ついに疲労のせいか高熱にうなされ、
カジュラホで女性用ドミトリー(集団部屋)に泊まらせてもらい
フランス女性と相部屋となる。

寺院には官能的な交歓の像に魅入られる

ようやく最初の計画の出発地デリーに着いたのに、再び高熱がぶり返してYMCAでダウン





【ブログ内関連記事】
ネパール(2001.9.29-10.7)



Viewing all articles
Browse latest Browse all 8633

Trending Articles