過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『"Do they know it's Christmas?" The story of the official BAND AID video』
出演:スティング、ポール・アンカ、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、U2、フィル・コリンズ ほか
TVのちょっとしたコーナーのような短さとスタジオ録音風景だけの内容で
これがビデオとして並んでいるのは、豪華な顔ぶれのせい。
皆若いし、最近見なくなった人も多いし、誰か分からないのも多い。
“エチオピア救済”に協力し合った"We are the world"のアイドル版。
前作ほど記憶に残ってないのは軽めのポップだからか。レコーディングを簡単に済ませたからか。
にしては皆それぞれのパートをすぐにベストの状態で歌うのを見られるのは貴重。
F.コリンズがドラマーだってことも初めて知ったし。
♪Merry Christmas Feed the world が曲のタイトル。食糧飢饉の寄付集めのためのレコード作り。
先日フレディの追悼で驚いたポールがここにも参加してる。本当に♪ダイアナ を歌ってた人と同一人物か今でも疑ってる。
若い連中に「こうしたほうがいいんじゃない?」とか軽く言われてて、
おいおい先輩だよ、とこっちが恐縮してしまう。
アメリカミュージック界には先輩後輩ってのはないのか? それにしても見た目が若いのがとってもフシギ。
ボーイ・ジョージは赤い髪、白い化粧でメイン・ボーカル?
誰より目立ってて、スタイルだけじゃなく、一発で彼だと分かるのびのある声がイイ。
なぜこのビデオを借りたかって、ロジャー・テイラーシリーズなんだけど、
デュラン・デュランのメンバーの1人が単に同姓同名だったらしい。残念・・・
クイーンが出演して一躍名を上げたバンドエイドじゃなかったんだ。
そのビデオもあるはずだよね、どっかに。そっちが見たいな。
■『THE PRINCE'S TRUST 1988 ROCK CONCERT EXTENDED VERSION』
出演:フィル・コリンズ、ブライアン・メイ、ジョー・コッカー、ビージーズ、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン ほか
R.テイラーももしや出てるかもバンドエイドシリーズは今回も外れ。今作にはB.メイが単独で出てる。
「クイーンも素晴らしいバンドだけど、他のバンドと触れ合う機会があまりなかった。
なにせジョー・コッカーと演れるんだぜ」と嬉しそうだけど、ポップスとブルース基調のナンバーに
彼の出る幕はあまりなかった上、世界のギタリスト、E.クラプトンのうねるプレイにすっかり影が薄い。
こうして見るとバンドエイドって参加メンバーの顔ぶれが似てる。
いつも集まる人が同じ同窓会みたい。中でも大トリはJ.コッカー御大。
中盤のシャウトの効いた曲はよかったんだけど、フィナーレの♪Little Help〜は
1/2のテンポに落として妙に間延びした出来で、せっかくのベテランと若手のからみだけど、
すっかりジャマして台無しにしてる。
途中も当時は旬だったろうけど、今見ると誰だかサッパリ分からない人がいるのがバンドエイド。
本人は“これから行くぜー!”ってノリノリなほど悲しい。
それに比べてF.コリンズ、E.クラプトン、E.ジョンらは'90終わろうとしてなお
輝く名曲を生み出して尊敬される大御所。その力量、存在の大きさを改めて感じる。
なんとダイアナ妃も黄色のスーツのままスタンディングオベーションで盛り上がる。
日本じゃ政治家や天皇一家がロックコンサートを主催したり、一緒に盛り上がるなんて絶対あり得ない。
E.ジョンもまさか彼女の追悼の歌を歌うことになろうとは、この時夢にも思わなかったんだ。
この会場はアルバート・ホール? 出演者みな英国人ってわけじゃないんだよね。
この日の収益は困っている人たちへの救済にあてられるとのこと。
■『天才悪魔フー・マンチュー』(1980)
監督:ピアース・ハガード 出演:ピーター・セラーズ ほか
これが噂のセラーズ遺作。55歳で亡くなるなんて早すぎるよ。
でも今作観るかぎり本人はヤル気満々で168歳の中国系発明家?と、ちょっと若返ったヴァージョン、
そして唯一のライバル元FBIスミス氏(本人に近い)に変化。なぜか中国系にこだわる。
冒頭でケイトーが出てきて「お前には見覚えがある」とか細かいギャグの気配りがイイ。
いやー見れて感激。セラーズ新作が届いたような嬉しさ。
「あとは始末するだけ(wipe off)」なにかと思えばフーがシャウトするロックパーティ!
エルビス風中国系若返ったフーでロックを歌うセラーズw
なんともイギリスってシーンが多くてロンドン観光用に使えそう。
■『空飛ぶモンティ・パイソンVOL.11』(1992)
これが幻の9巻以降シリーズ第1弾 '92にポニー・キャニオンから発売となってるから新しいのか?!
先日手に入れたベスト版+前観たベスト版"and now something completely different"で紹介されたスケッチがほとんどだが、
今回初見もあって貴重! 今になって新しいスケッチが見れるなんて、人生分からないね。
It's man にも注目。3話分はお得。
<ネタは割愛>
スペイン陽気グループによるラマの説明、ペットショップ「猫がほしい」「テリアじゃダメ?」と改造したがる店員ペイリン、
司書の面接に来たゴリラ「彼ゴリラ? 履歴書に書いてないけど」w
(レンタル屋にあるMPは8巻まで。そのつづきを見つけてテンション上がった
■『スフィア』(1998)
監督:バリー・レヴィンソン 出演:ダスティン・ホフマン、サミュエル・ジャクソン、シャロン・ストーン ほか
オープニングも文字や「海底2万海里」の挿絵等が球体の中にとりこまれてゆく美しく凝った映像。
CGを巧みに利用しながらも使いすぎないあたりがリアル。
でも私の大好きな本のせいで人が死ぬなんて残念。
想像力は使いようなのに、ふくらませていったのは恐怖心、疑心暗鬼ばかり。
たしかに今のわたしたちにスフィアは使いこなせないのかもしれない。
深海の圧迫感と、美しさを見事に映像化。ホフマンがパニックアクションも見事こなしているのが見物。
このゲームに私みたいなペシミストは禁物だね。
■『THE PRINCE'S TRUST 1989 ROCK CONCERT EXTENDED VERSION』
出演:レヴェル42、スイング・アウト・シスター、アンディ・ベル、ヴァン・モリソン、ジョーン・バエズ ほか
どういう主旨で催しているのかまだ分からないけど、紅白みたいなもんかな。
選ばれ、参加するだけで意義あり、みたいな。イギリスロック界歴代メンバーの顔ぶれを考えるとすごいからね。
今回知ってる人は少ないけど、盛り上がりのパワーはすごい。
<内容メモ割愛>
アンディ・ベル:きっつーいキャラ。誰か彼を止めてあげて、笑える!
ヴァン・モリソン:声の張りはちっとも変わらない。ギター弾いてる! もっと観ていたいな。
■『フラッシュ・ゴードン』(1980)
監督:マイク・ホッジス 出演:サム・ジョーンズ、マックス・フォン・シドー ほか
音楽:クイーン
クイーンのメンバーが気に入って音楽を手がけたのも分かる。
他のヒーローもの同様B級って思ったら、マンガの荒唐無稽さを残しつつ、脚本が断然面白い!
『スターウォーズ』より予算は少ないかも知れないけど、斬新なコスチュームとセットがアイデアにあふれてる。
フラッシュが怪力やビームを出したりする英雄じゃなく、どうやら人気アメフト選手だって設定がイイ。
宇宙人が東洋系のミンで英語喋ってるのもSF映画の矛盾だけど、ひっくるめてアメリカンなノリが気持ちいい。
ラストがお茶目。2も作られていないみたいで本人らが思ったようには興行はのびなかったのかも。
クイーンの洗練された迫力あるサウンドは映画サントラにピッタリ! 巻末にはアニメ版も入ってる。
ちょっと切り貼りみたいでカクカクした動きに古さを感じるが、冒険的な面白さがある。
ボールを渡されて球にタックルで活躍する(しかもいつも稲妻の入った自分の名入りTシャツを着てる)ヒーローってなんだろな。
どんなにビームが飛んできてもヒーローには絶対当たらないのが原則なんだよね。
■『アガサ 愛の失踪事件』(1978)
監督:マイケル・アプテッド 出演:ダスティン・ホフマン、バネッサ・レッドグレーブ、ティモシー・ダルトン ほか
しっとり大人のミステリー・ラブロマンス。実話に基づいているらしい。
パリッとダンディなホフマンを見るのは実は初めてかも。
邦題の副題がなんともハーレクインのようだが、ミステリーの女王は尽くすタイプだったようだ。
「キスしていいですか?」「いいえ」「ではタバコは?」「もらうわ」てボガードみたいなセリフ。
ミステリー作家は裏をかくのがうまい。でも自分が相手を愛せるなら、相手が偽りの関係でも構わないのか?
そこまでは理解できない。でもあくまでこれは推測の話で、
きっといまだに書かれた記事は明かされずじまいで失踪の真実は謎のままだろう。
'20代だから有名人でも顔を知られず普通に出歩けたのはいいことだったろう。
■『これがピーター・セラーズだ 艶笑・パリ武装娼館』(1973)
監督:ロイ・ボールティング 出演:ピーター・セラーズ、リラ・ケドロワ ほか
セラーズが5役も出てる! '40ヒットラー専制政治時代の暗い歴史がすべてパリの娼館を舞台に
行われたという設定自体かなりアナーキーなんじゃないか?
一番妖しかったのはキョート皇太子?!「ハイ」「ゲーシャ」「アレ」とか一応簡単な言葉は使ってるけど。
顔出ないシーンでは明らかに別人で吹き替えてじゃんけんとかしてる声が聞こえる。
でもそれぞれの国の特徴とらえる才能はすごい。
数いる美女の中でセラーズのお気に入りはあくまでロリータ系。ロリコン趣味を敢えて隠そうともしないから可笑しい。
ヒットラーはソックリで気味悪いほど。自分で自分をやっつけに行ったり、
これじゃ本当にどれが自分だか分からなくなるのもムリはない。
■『MONTY PYTHON'S FLYING CIRCUS VOL.14』(1974)
シリーズ最終巻。すでにグレアム・チャップマンがいないのが残念。
<ネタ詳細は割愛>
チュチュを着た軍人エリックと法王のペイリンはいい関係「でも僕たち大したことは出来ないな」「TVの前ではね」w
文章完成屋のエリックと奥さんテリーw こーゆーのってエリック好み。
なんだか皆スッキリやせてるから前みたくオバチャンの格好しても紳士っぽく見えちゃう。
ここいらで見切ったからこそいまだに語り継がれてるんだろう。永遠に続けられるもんじゃないし。
こうして見てみると、私の買ったベストが結構おいしいところの抜粋でかなり貴重なことが判明。
なんてったってS.マーティンのセレクション、ホスト版だからね(今はない鎌倉シネマワールドよ、ありがとう!
またまた再結成してひと悶着起こすってニュースもなきにしもあらず。シリーズあとは9〜13か、楽しみ。
part3からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『"Do they know it's Christmas?" The story of the official BAND AID video』
出演:スティング、ポール・アンカ、デュラン・デュラン、カルチャー・クラブ、U2、フィル・コリンズ ほか
TVのちょっとしたコーナーのような短さとスタジオ録音風景だけの内容で
これがビデオとして並んでいるのは、豪華な顔ぶれのせい。
皆若いし、最近見なくなった人も多いし、誰か分からないのも多い。
“エチオピア救済”に協力し合った"We are the world"のアイドル版。
前作ほど記憶に残ってないのは軽めのポップだからか。レコーディングを簡単に済ませたからか。
にしては皆それぞれのパートをすぐにベストの状態で歌うのを見られるのは貴重。
F.コリンズがドラマーだってことも初めて知ったし。
♪Merry Christmas Feed the world が曲のタイトル。食糧飢饉の寄付集めのためのレコード作り。
先日フレディの追悼で驚いたポールがここにも参加してる。本当に♪ダイアナ を歌ってた人と同一人物か今でも疑ってる。
若い連中に「こうしたほうがいいんじゃない?」とか軽く言われてて、
おいおい先輩だよ、とこっちが恐縮してしまう。
アメリカミュージック界には先輩後輩ってのはないのか? それにしても見た目が若いのがとってもフシギ。
ボーイ・ジョージは赤い髪、白い化粧でメイン・ボーカル?
誰より目立ってて、スタイルだけじゃなく、一発で彼だと分かるのびのある声がイイ。
なぜこのビデオを借りたかって、ロジャー・テイラーシリーズなんだけど、
デュラン・デュランのメンバーの1人が単に同姓同名だったらしい。残念・・・
クイーンが出演して一躍名を上げたバンドエイドじゃなかったんだ。
そのビデオもあるはずだよね、どっかに。そっちが見たいな。
■『THE PRINCE'S TRUST 1988 ROCK CONCERT EXTENDED VERSION』
出演:フィル・コリンズ、ブライアン・メイ、ジョー・コッカー、ビージーズ、エリック・クラプトン、エルトン・ジョン ほか
R.テイラーももしや出てるかもバンドエイドシリーズは今回も外れ。今作にはB.メイが単独で出てる。
「クイーンも素晴らしいバンドだけど、他のバンドと触れ合う機会があまりなかった。
なにせジョー・コッカーと演れるんだぜ」と嬉しそうだけど、ポップスとブルース基調のナンバーに
彼の出る幕はあまりなかった上、世界のギタリスト、E.クラプトンのうねるプレイにすっかり影が薄い。
こうして見るとバンドエイドって参加メンバーの顔ぶれが似てる。
いつも集まる人が同じ同窓会みたい。中でも大トリはJ.コッカー御大。
中盤のシャウトの効いた曲はよかったんだけど、フィナーレの♪Little Help〜は
1/2のテンポに落として妙に間延びした出来で、せっかくのベテランと若手のからみだけど、
すっかりジャマして台無しにしてる。
途中も当時は旬だったろうけど、今見ると誰だかサッパリ分からない人がいるのがバンドエイド。
本人は“これから行くぜー!”ってノリノリなほど悲しい。
それに比べてF.コリンズ、E.クラプトン、E.ジョンらは'90終わろうとしてなお
輝く名曲を生み出して尊敬される大御所。その力量、存在の大きさを改めて感じる。
なんとダイアナ妃も黄色のスーツのままスタンディングオベーションで盛り上がる。
日本じゃ政治家や天皇一家がロックコンサートを主催したり、一緒に盛り上がるなんて絶対あり得ない。
E.ジョンもまさか彼女の追悼の歌を歌うことになろうとは、この時夢にも思わなかったんだ。
この会場はアルバート・ホール? 出演者みな英国人ってわけじゃないんだよね。
この日の収益は困っている人たちへの救済にあてられるとのこと。
■『天才悪魔フー・マンチュー』(1980)
監督:ピアース・ハガード 出演:ピーター・セラーズ ほか
これが噂のセラーズ遺作。55歳で亡くなるなんて早すぎるよ。
でも今作観るかぎり本人はヤル気満々で168歳の中国系発明家?と、ちょっと若返ったヴァージョン、
そして唯一のライバル元FBIスミス氏(本人に近い)に変化。なぜか中国系にこだわる。
冒頭でケイトーが出てきて「お前には見覚えがある」とか細かいギャグの気配りがイイ。
いやー見れて感激。セラーズ新作が届いたような嬉しさ。
「あとは始末するだけ(wipe off)」なにかと思えばフーがシャウトするロックパーティ!
エルビス風中国系若返ったフーでロックを歌うセラーズw
なんともイギリスってシーンが多くてロンドン観光用に使えそう。
■『空飛ぶモンティ・パイソンVOL.11』(1992)
これが幻の9巻以降シリーズ第1弾 '92にポニー・キャニオンから発売となってるから新しいのか?!
先日手に入れたベスト版+前観たベスト版"and now something completely different"で紹介されたスケッチがほとんどだが、
今回初見もあって貴重! 今になって新しいスケッチが見れるなんて、人生分からないね。
It's man にも注目。3話分はお得。
<ネタは割愛>
スペイン陽気グループによるラマの説明、ペットショップ「猫がほしい」「テリアじゃダメ?」と改造したがる店員ペイリン、
司書の面接に来たゴリラ「彼ゴリラ? 履歴書に書いてないけど」w
(レンタル屋にあるMPは8巻まで。そのつづきを見つけてテンション上がった
■『スフィア』(1998)
監督:バリー・レヴィンソン 出演:ダスティン・ホフマン、サミュエル・ジャクソン、シャロン・ストーン ほか
オープニングも文字や「海底2万海里」の挿絵等が球体の中にとりこまれてゆく美しく凝った映像。
CGを巧みに利用しながらも使いすぎないあたりがリアル。
でも私の大好きな本のせいで人が死ぬなんて残念。
想像力は使いようなのに、ふくらませていったのは恐怖心、疑心暗鬼ばかり。
たしかに今のわたしたちにスフィアは使いこなせないのかもしれない。
深海の圧迫感と、美しさを見事に映像化。ホフマンがパニックアクションも見事こなしているのが見物。
このゲームに私みたいなペシミストは禁物だね。
■『THE PRINCE'S TRUST 1989 ROCK CONCERT EXTENDED VERSION』
出演:レヴェル42、スイング・アウト・シスター、アンディ・ベル、ヴァン・モリソン、ジョーン・バエズ ほか
どういう主旨で催しているのかまだ分からないけど、紅白みたいなもんかな。
選ばれ、参加するだけで意義あり、みたいな。イギリスロック界歴代メンバーの顔ぶれを考えるとすごいからね。
今回知ってる人は少ないけど、盛り上がりのパワーはすごい。
<内容メモ割愛>
アンディ・ベル:きっつーいキャラ。誰か彼を止めてあげて、笑える!
ヴァン・モリソン:声の張りはちっとも変わらない。ギター弾いてる! もっと観ていたいな。
■『フラッシュ・ゴードン』(1980)
監督:マイク・ホッジス 出演:サム・ジョーンズ、マックス・フォン・シドー ほか
音楽:クイーン
クイーンのメンバーが気に入って音楽を手がけたのも分かる。
他のヒーローもの同様B級って思ったら、マンガの荒唐無稽さを残しつつ、脚本が断然面白い!
『スターウォーズ』より予算は少ないかも知れないけど、斬新なコスチュームとセットがアイデアにあふれてる。
フラッシュが怪力やビームを出したりする英雄じゃなく、どうやら人気アメフト選手だって設定がイイ。
宇宙人が東洋系のミンで英語喋ってるのもSF映画の矛盾だけど、ひっくるめてアメリカンなノリが気持ちいい。
ラストがお茶目。2も作られていないみたいで本人らが思ったようには興行はのびなかったのかも。
クイーンの洗練された迫力あるサウンドは映画サントラにピッタリ! 巻末にはアニメ版も入ってる。
ちょっと切り貼りみたいでカクカクした動きに古さを感じるが、冒険的な面白さがある。
ボールを渡されて球にタックルで活躍する(しかもいつも稲妻の入った自分の名入りTシャツを着てる)ヒーローってなんだろな。
どんなにビームが飛んできてもヒーローには絶対当たらないのが原則なんだよね。
■『アガサ 愛の失踪事件』(1978)
監督:マイケル・アプテッド 出演:ダスティン・ホフマン、バネッサ・レッドグレーブ、ティモシー・ダルトン ほか
しっとり大人のミステリー・ラブロマンス。実話に基づいているらしい。
パリッとダンディなホフマンを見るのは実は初めてかも。
邦題の副題がなんともハーレクインのようだが、ミステリーの女王は尽くすタイプだったようだ。
「キスしていいですか?」「いいえ」「ではタバコは?」「もらうわ」てボガードみたいなセリフ。
ミステリー作家は裏をかくのがうまい。でも自分が相手を愛せるなら、相手が偽りの関係でも構わないのか?
そこまでは理解できない。でもあくまでこれは推測の話で、
きっといまだに書かれた記事は明かされずじまいで失踪の真実は謎のままだろう。
'20代だから有名人でも顔を知られず普通に出歩けたのはいいことだったろう。
■『これがピーター・セラーズだ 艶笑・パリ武装娼館』(1973)
監督:ロイ・ボールティング 出演:ピーター・セラーズ、リラ・ケドロワ ほか
セラーズが5役も出てる! '40ヒットラー専制政治時代の暗い歴史がすべてパリの娼館を舞台に
行われたという設定自体かなりアナーキーなんじゃないか?
一番妖しかったのはキョート皇太子?!「ハイ」「ゲーシャ」「アレ」とか一応簡単な言葉は使ってるけど。
顔出ないシーンでは明らかに別人で吹き替えてじゃんけんとかしてる声が聞こえる。
でもそれぞれの国の特徴とらえる才能はすごい。
数いる美女の中でセラーズのお気に入りはあくまでロリータ系。ロリコン趣味を敢えて隠そうともしないから可笑しい。
ヒットラーはソックリで気味悪いほど。自分で自分をやっつけに行ったり、
これじゃ本当にどれが自分だか分からなくなるのもムリはない。
■『MONTY PYTHON'S FLYING CIRCUS VOL.14』(1974)
シリーズ最終巻。すでにグレアム・チャップマンがいないのが残念。
<ネタ詳細は割愛>
チュチュを着た軍人エリックと法王のペイリンはいい関係「でも僕たち大したことは出来ないな」「TVの前ではね」w
文章完成屋のエリックと奥さんテリーw こーゆーのってエリック好み。
なんだか皆スッキリやせてるから前みたくオバチャンの格好しても紳士っぽく見えちゃう。
ここいらで見切ったからこそいまだに語り継がれてるんだろう。永遠に続けられるもんじゃないし。
こうして見てみると、私の買ったベストが結構おいしいところの抜粋でかなり貴重なことが判明。
なんてったってS.マーティンのセレクション、ホスト版だからね(今はない鎌倉シネマワールドよ、ありがとう!
またまた再結成してひと悶着起こすってニュースもなきにしもあらず。シリーズあとは9〜13か、楽しみ。