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ドラマ『運命の人』(2012)第6~第9話

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ドラマ『運命の人』(2012)
原作:山崎豊子 脚本:橋本裕志

ドラマ『運命の人』(2012)第1~5話はこちら

「長谷川博己さん出演作まとめ」カテゴリーに追加しました。


第6話 “女”の復讐

「戦う相手は国家権力だけではなかった」

まず三木へのお詫びから始めるユミナリ
「情報源を守れなかったことを反省するが、利用する目的で接近してはいない
 そそのかしたことが争点ではなく、裁かれるべきは国民を欺いたサハシ政権であるはずです」

三木は“極度の緊張状態”のため、メモを読み上げることを許可される
「起訴状に記載の事実はその通り間違いありません 世間が私を忘れ去ってくれることを望みます」


男女関係を印象づけられた形となるが、大野木は政治問題から始めて仕切り直す

十時「裁判は我々にお任せください」
サハシ「沖縄返還に一点の曇りも許されない事情ができた」

坂元「これ以上プライバシーの侵害に女性として耐えられないため、
   有罪・無罪に関わらず本件から解放されることを願っております」

三木は、第二回以降の不出頭の許可を願い出て認められ、裁判は坂元らに託される

ワイドショーでは、すっかり三木に同情報道

タクヤに鳥井が近づく「タクヤさんから世に問いませんか?」


(泰三さんの怪演、いい仕事してるなあ

 

坂元の妻・チエコは三木に
「好きになった男に利用されて、その復讐のために戦ってるんですものねえ あなたはユミナリ記者が好きなのよ」

公判2回目。
坂元「散々酔わせて、“今日は生理だから帰りたい”と懇願したが、“そんなことはどうでもいい”と、被告ユミナリに思いを遂げられた」

大野木は、刑事事件では極めて異例の冒頭陳述を行う
改めて男女問題じゃなく、国家機密の問題に戻し、
「このままでは言論の自由は失われ、民主政治が成立しない」と説く


次回はついに政治家・吉田が登壇する

安西が酒浸りと知り、謝罪に行くユミナリ
「今回のことは本当に沖縄の人を思ってやったのか?」
「私は日本の未来のために選択して、安西さんとの長年の友情を汚すことは一切しておりません!」
「帰ってくれんね」


山部「鳥井は坂元とつるんでる噂がある サハシ前総理のシッポを掴んでやるよ
   オレはあの女は念入りに仕込まれた芝居のような気がしてならない」

ユ「たとえそうだとしても、それで彼女が楽になれるなら仕方ない
  彼女と出会っていなかったら密約を明らかには出来なかった
  記者としてはむしろ彼女に感謝してるんだ」
(そういうことを奥さんにも言えばいいのに


学校で父を冒涜して怪我した子どもは「ハレンチ記者!」と叫ぶ(子は親を見て育つってね


三木はユミナリとの夜を思い出す



週刊潮流の松中は「真相を三木さんから直接聞きたい」と事務所を訪ねてくる


三木「松中さんは他の記者とは違いますね」と電話のメモを渡す


実家の父に会いに行くユミナリ(リョウタの両親は理解が深いなあ

ユリコ「あの人は逃げたんです 私たちからも、裁判からも」

大野木
「裁判から逃げれば新聞記者に戻ることはできない
 恐らくご主人は事件に巻き込んでしまった方々への罪悪感で身を切られる思いなんでしょう
 記者として何も出来ないはがゆさにも苦しんでいる
 夫婦としてこれ以上ムリというなら、同志として支えることは出来ませんか?」

またレイが来る
「僕は後悔してるんだ 半年前に“こんな時こそ夫を支えるべきだ”と言ったこと
 これからは自分が幸せになる道を探してもバチは当たらないと思うよ」


事務所を抜けて松中と会う三木
ヤバイ、ジャニスの♪Summertime が流れてる

競馬でヒマを潰すユミナリのもとに、ユリコが来て、山部の伝言を伝える

「安西さんは、小平のお陰でアメリカ大使に復活した
 外務省の人間は守られるが、あなたは自らの力で自分を守るしかない、とも言われた
 東京へ戻りましょう 私はあなたに新聞記者であってほしい 子どももそう信じている」




第7話 衝撃の判決 明暗を分けた結末!!
国会で虚偽答弁を続けた吉田が裁判に立つ
ここでも極秘文書を出すと、「途中経過だった」と言い逃れるが、パリ会談の文章にも途中経過が書いてあることを指摘される
「私の能力上の問題です」(ウソバレバレ

タクヤ「アキコともう一度やり直したい」
坂元「引き裂かれた夫婦でいたほうが世論の同情も得やすいですから」

松中「私はあなたの味方です」

(アキコはイケメン記者に弱いのか?


1973年
ユリコの両親に謝罪に行くユミナリだが、義母はレイ推し レイはユリコが心配だから東京で仕事している
母はユリコに「リョウタさんに裏切られたことは、裁判に勝ったとしてもずっとあなたの中でくすぶり続けるのよ」

証人尋問に出る山部

「日中の国交交渉の賠償額を記事にして起訴はされなかった
 新聞記者は正しい情報を得るために常に相手をそそのかしており、そそのかしなしに取材など成立しません
 これが罪になるなら、あらゆる報道関係者が刑務所に入らねばなりません
 そして政府は、悪事すらも機密として隠蔽して構わないことになり、民主政治は崩壊します」

サハシにノーベル平和賞が与えられると聞いてショックを受けるユミナリ
山部「これはお前が追うべきネタだ あの女に勝たなきゃ不利になる」

坂元「そそのかし罪を成立させるためには、“どちらが先にパンツを脱いだのか”ということが重要なんです
   シャワーを先に浴びたのはどちらですか?」(バカみたい・・・

三木はまた松中と会う
松中「19歳で歳の離れたタクヤさんに嫁いだあなたにとって、
   本当に好きになったのはユミナリさんが初めてだったのでは? あなたはまだ若い この先まだやり直せます」
「松中さんは裏切りませんよね?」


被告人の最終質疑に立ち会いたいと言うユカリ
「弓成は、負ければ記者をやめるつもりです それは私にとっても敗北」


<被告人最終質問>
機密文書を受け取った経緯を話すユミナリ
三木の意思で文書を渡したという証言にタカシが激怒する

早速“そそのかし”の質問が始まる
脅したことはないが、提示できる証拠もなく、あくまで三木をかばう

休廷となり、沈むユリコに抜群のタイミングで声をかけるレイ


ユリコからネクタイを渡される大野木
一方的ではなかったと証明できる物証になる

「シャワーをどちらが先に浴びたか」(出た
「先にユミナリ記者が浴び、その後強要された」

「なぜ食事を避けなかったのか、バーに立ち寄ったのはなぜか」
「ストを待つため仕方なく」

「シャワーの間に逃げることもできた 合意ではなかったか?」
「主人に言うと脅されたから」

「好意を表現したことはない 贈り物は?」
「ない 私は怖かった」

物証を出すなとサインを送るユミナリ
ネクタイはユリコに返す ユリコの首には真珠のネックレス



ユリコ「私、あの女に負けたくないの」
レイ「ズルいよな ユリちゃんをこんなに苦しませて でも、こんなに想われてる」

三木「裁判て結局、罪のなすり合いなんですね この裁判ですべて決着させたい」

小野木「密約については100%勝てるが、政府の威信がかかってるから、控訴されるだろう」
社長「一審の判決でユミナリの進退を考える」
ユ「無罪なら、記者であり続けたい なによりユリコに申し訳が立ちません!」


判決の日。
三木 懲役6ヶ月 執行猶予1年間
ユミナリは、無罪

「判決は2人の明暗を分け、新たな引き金となった」



第8話 逆転判決!? 暴走する女の執念
ユ「春休みに新婚旅行で行った日光に家族で行かないか 家族の新しい門出にしたい」

週刊潮流に三木の憎悪に満ちた手記が載る

(愛情と憎しみは裏表だな

また毎朝には苦情の電話が殺到

検察は控訴を申し立てる


社長「部数は落ちる一方だ ユミナリが次の控訴審で無罪を勝ち得たら記者に戻すのがギリギリの決断だ」
山部「新聞に出せないなら、本を書く手もあるぞ 密約隠しは続いている」


1974年
ユリコは父の看病で実家通いとなる
父「大学に行きたいと言った時も、働きたいと言った時も、“女は家にいるべきだ”と言ったのも後悔しているよ」

三木はテレビのワイドショーにも出る

長男「僕らは大体のことは分かっているから平気だよ」
次男「あの女は嘘つきだから有罪になって、パパは正しいから無罪になったんだよね」

ユミナリが義父の見舞いにいくと「ユリコと早く別れてやってください!」と泣く母親

レイはユミナリに
「ユリちゃんは、あの週刊誌以来、眠れず睡眠薬を処方してもらっている 長男もイジメられて野球部をやめた
 あなたがユリちゃんと向き合うことを避けてきたからじゃないですか? 家族を救うのに何の決心がいりますか?」
ユ「君は正直な男だな」

「しばらく一人で考えたい」と実家に帰るユミナリ(親が一番の味方なんだな
「ユリコとはもういけんかもしれん」


半年後。
ユミナリは本の執筆に没頭する
控訴審の打ち合わせの日に自宅に戻るとレイがいる

母「お父さんは肝臓が悪くて、長くない 青果を継いでほしいと思ってる」
ユ「それはムリっちゃ オレは記者やけん」

ユリコは就活をするが「38歳ですか 勤務経験もない」と面接で厳しく言われる

リョウタ「子どもたちのためにも俺たちは別れたほうがいい 君も今なら別の生き方が見つかるだろう」

ユリコ「私がずっと飲み込んできた言葉をあなたが言い出すんですか?
    今さら別の生き方って、私の2年間は何だったんですか?
    別れる、別れないの権利ぐらい私にあっていいんじゃないでしょうか?!」

三木は、夫と一緒にテレビ出演て・・・

坂元「奥さんは離婚を望んでいます ここ数年あなたから逃げることばかり考えていたそうです」
離婚届けを突きつける「あちら(弓成夫婦)もそう長くはないと思いますよ」



早速金絡みで失脚か

1975年 サハシはノーベル賞受賞


ユ「ノーベル賞を金で買ったという声もある 密約の免罪符ではない!」
サハシ「君が何を書こうが勝負はもうついた」

三木「検事さんは私を利用したいだけでしょ? 私の唯一の望みは、ユミナリさんに私とおんなじ絶望を味わせることです
   必ず有罪にしてください」

山部からサハシが急死したと電話が入る

ユ「じゃあ、オレの原稿はどうなるんだ!!」

最大の敵を失ったショックを胸に控訴に向かう
三木の朗読調書を読む 離婚協議中で事務職に就いている、とまた男女関係のそそのかしに戻る



控訴審は結審
山部「司法の良識を信じよう」


1976年 控訴審の判決
ユミナリは、懲役4ヶ月 1年間の猶予

「予期せぬ逆転判決だった」



第9話 終幕へ-下される最後の審判


「最高裁で勝つまで待てない」という社長
大野木「私が全力を尽くします」

ユリコはピアノ教室をはじめる

タクヤもユミナリを提訴するつもりだという
三木「今更何をつなぎ止めようとされてるんですか?」

次男が記者になりたいというと、長男は「1年以上家を空ける人を家族とは思ってないよ!」


リョウタの父が危篤 青果業は、土地もすべて売り払って苦しい経営を強いられていた
「裁判は無罪だった」とウソをつくと
「お前は日本一の新聞記者だ ユリコさんのお陰だ 大切にしろよ」といって父は亡くなる

「おやじに無罪って言ったのを本当にしないとな
 弓成青果を再建し、最高裁で勝って、記者に戻りたい
 君が他の道を歩みたいなら尊重したいつもりでいる」

しかし、リョウタは事件のことで周囲の信用を得られない
再建は進まず、長男は高校をやめたいと言い出し、レイは一緒にボストンに行くよう薦める
「一緒に来ないか? もう君だけの人生を考える時なんじゃないか? 僕はユリちゃんを幸せにする自信がある」



ミカンづくりを手伝うリョウタ 田淵はロッキード事件で起訴される
ユ「なんしとるんやろなオレは こんな時、ミカンやカボチャの心配って・・・」
「その程度の気持ちなら辞めてもらっていいですよ お父さんは体張ってた みんな若さんのこと頼りにしてるんですよ」

「ウチのミカンはあんたに頼む」とやっと説き伏せるユミナリ

山部は三木に

「真実は機密文書を使ってユミナリをつなぎとめようとした
 君は坂元弁護士らの筋書きに乗せられたんだ
 真実はいつか掘り返されるものだ
 自分から明かすことが自分を救う 何が救いなのか真剣に考えたほうがいい」


大野木弁護士に会いに自宅に戻るリョウタは、レイと会い、長男のボストン留学の件を聞く
長男「逃げ出すわけじゃないよ 僕、建築家になって海外で活躍したい」
ユ「お前はお前が信じる道を行けばいい オレも信念を貫く」

タクヤが会社に来て三木だとバレる
「お願いです別れてください あなたを好きだったことなど一瞬たりともなかったわ」


最高裁に向けて、無罪キャンペーンをする毎朝新聞
山部「彼女の証言こそがすべてひっくり返せる」

ユリコに返事を求めるレイ「僕はずっと君が好きだった」
「あの人はまだ頑張り続けていて、最高裁の判決に期待してしまうんです」

ユミナリ家に来ている三木に声をかけるユリコ

三木「証言を山部に頼まれてる」
ユリコ「私からも協力をお願いします」

「私は日本中のマスコミに叩かれる あんまりに不公平ですよね」

「私は夫と別れてもいいと思っています 
 あの人が記者でいられるなら、私が妻でいられることなどどうでもいいことなんです」

「私も心が決まりました やはり証言は翻しません」

三木を偶然見かけ、ありのままの気持ちを手紙に書くリョウタ

九州の暴風雨でミカン、スイカも壊滅状態となり、土地を手放し、母も親戚のもとに移る

大野木「最高裁から通知が届いた 上告棄却」

会見

大野木「これは明らかな冤罪です」

ユ「改めて、この国で真実を追うことの難しさを痛感しました
  最高裁も密約にフタをして国家の体面を優先したのです
  私は毎朝を退職しますが、新聞の責任を考えてほしい」


司も閑職に追われたが「君は権力を恐れず戦いぬいた 私は尊敬する」

三木はまたテレビ出演
「私が受けた傷は何をもってしても償えるものではありません もう私の未来は変えられません」

ユリコに謝り、「今のオレにしてやれることはこれしかない」と離婚届けを渡す
「もうこれ以上君を犯罪者の妻として縛っておきたくはない」

毎朝は500人をクビにし、販売部長、司も一緒
「我々は国家権力に負けた 我々にも責任がある」

ユミナリは荒れ、「スケベ記者」と言われ、暴力を受ける

タクヤは三木の部屋にまで来るが部屋は空っぽ

1ヶ月後
ユリコ「あの人とはもう一生会えない気がします」


1978年
ここで冒頭の場面となる
リョウタが飛び降りるのを見ていたミチ



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