■『マンガ学』(美術出版社)
原題 UNDERSTANDING COMICS the invisible art by Scott McCloud
岡田斗司夫/監訳 初版1998年 2000円
※2000.9~~のノートよりメモを抜粋しました。
※「マンガ感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
「マンガは芸術だ」てありそでなさそな概念を延々と説明してくれる1冊
たしかにこれをコミック形式にしてくれたのは有難い
字だけにしなかったところにすでに主張あり
何気なく読んでいたけど奥が深いのね
1.定義
意図的、連続的に、並置された、絵画的なイメージや、その他の画像
その起源は、それこそエジプト壁画にまでさかのぼるという
マックス・エルンスト
「慈善週間」182枚のシュールな挿絵コラージュ
2.記号
ミッキーマウスみたいな“デフォルメ(cartoon)”は、見る者全てを吸い込む空っぽの空間、
入り込んで共に旅する“なりきるもの”→仮面効果
マーシャル・マクハーン「人は道具を身体の一部としてとらえている」
経験:概念(自分の存在)と感覚(その他すべて外界)の世界
3.補完
部分から全体をとらえる能力(例:コマとコマの間)
4.マンガは「時間」と「空間」は全く同じ(コマ割りの工夫)
運動する絵=動線
5.描線
背景によって見る人の心の中に生理学的影響を及ぼすことができる
6.言葉と絵の分離・融合
絵を説明的にすればセリフで遊べる、逆も可能
7.6つのステップ
①発想と動機
②表現形式
③文法
④構成
⑤技術
⑥外観
本能=生存+生殖→それ以外は芸術
8.マンガの色
採算性と技術
三原色で可視 スペクトル内のすべての再現が可能
ルイ・デュコー・オーロン(仏)の減色法(1869)
9.総論
「全てのコミュニケーションは、我々が気持ちを心から心へ直接伝えられないという悲しい副産物に過ぎない」
*
とはいっても、やっぱりマンガは気軽に読みたいもんだw
硬い芸術じゃなく、安易に理解できて、なごむところに利点がある
かなり日本のマンガ文化をとりあげて、複写も出てくる(ベルバラ、手塚さんなど)
最近は『Understanding MANGA』を書いたらしいけど、その翻訳も早く読みたい
やっぱり深~~~~く掘り下げてるんだろうねw
本書で特筆された『タンタン』『マウス』も気になる
(『マウス』は比較的最近読んだな 2016
『アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 MAUSⅡ』(晶文社)
原題 UNDERSTANDING COMICS the invisible art by Scott McCloud
岡田斗司夫/監訳 初版1998年 2000円
※2000.9~~のノートよりメモを抜粋しました。
※「マンガ感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。
【内容抜粋メモ】
「マンガは芸術だ」てありそでなさそな概念を延々と説明してくれる1冊
たしかにこれをコミック形式にしてくれたのは有難い
字だけにしなかったところにすでに主張あり
何気なく読んでいたけど奥が深いのね
1.定義
意図的、連続的に、並置された、絵画的なイメージや、その他の画像
その起源は、それこそエジプト壁画にまでさかのぼるという
マックス・エルンスト
「慈善週間」182枚のシュールな挿絵コラージュ
2.記号
ミッキーマウスみたいな“デフォルメ(cartoon)”は、見る者全てを吸い込む空っぽの空間、
入り込んで共に旅する“なりきるもの”→仮面効果
マーシャル・マクハーン「人は道具を身体の一部としてとらえている」
経験:概念(自分の存在)と感覚(その他すべて外界)の世界
3.補完
部分から全体をとらえる能力(例:コマとコマの間)
4.マンガは「時間」と「空間」は全く同じ(コマ割りの工夫)
運動する絵=動線
5.描線
背景によって見る人の心の中に生理学的影響を及ぼすことができる
6.言葉と絵の分離・融合
絵を説明的にすればセリフで遊べる、逆も可能
7.6つのステップ
①発想と動機
②表現形式
③文法
④構成
⑤技術
⑥外観
本能=生存+生殖→それ以外は芸術
8.マンガの色
採算性と技術
三原色で可視 スペクトル内のすべての再現が可能
ルイ・デュコー・オーロン(仏)の減色法(1869)
9.総論
「全てのコミュニケーションは、我々が気持ちを心から心へ直接伝えられないという悲しい副産物に過ぎない」
*
とはいっても、やっぱりマンガは気軽に読みたいもんだw
硬い芸術じゃなく、安易に理解できて、なごむところに利点がある
かなり日本のマンガ文化をとりあげて、複写も出てくる(ベルバラ、手塚さんなど)
最近は『Understanding MANGA』を書いたらしいけど、その翻訳も早く読みたい
やっぱり深~~~~く掘り下げてるんだろうねw
本書で特筆された『タンタン』『マウス』も気になる
(『マウス』は比較的最近読んだな 2016
『アウシュヴィッツを生きのびた父親の物語 MAUSⅡ』(晶文社)