■『わが家の仏教なるほど事典』(実業之日本社)
丸山照雄/監修 初版2001年 1400円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
宗派
中国にインドから仏教が伝来した時、各自の価値観から教義をまとめた(教相判釈)
日本は中国の宗派ごとに伝わった 日本仏教は13宗、約157派
「天台宗」が日本最古の宗派
信者数ランキング
1.浄土真宗
2.曹洞宗
3.浄土宗
伝来時、物部尾興&中臣鎌足は「神が怒る」と反発
欽明天皇が「試しに拝め」と蘇我稲目に言ったら、疫病が流行り焼き捨てた(試しにって! 2016
厩戸皇子(聖徳太子)と蘇我氏が物部氏を倒し、馬子は最古の伽藍建築「飛鳥寺」を建立
「一切教」「大蔵教」
『般若心経』(『大般若経』のエッセンス)『法華経』など様々な経典をまとめた全集のこと
『大王新脩大蔵教』全百巻は世界的にも有名
江戸幕府の宗教政策 システム化
1.寺院本未制度=本未は本山のルールを守る(宗派と諸藩を取り締まるため)
2.寺請檀家制度
寺に登録、役所も兼ね、キリシタンを排除
彼岸・盆などを義務化、寺院の費用を檀家にもたせる
明治時代「神仏判然令」(神仏分離令)
廃仏毀釈が全国に多発
*
「阿弥陀如来」
如来とは「修行完成者」の意味
法蔵菩薩が48の大願を成就して仏になり、西方浄土で今も説法中
『浄土三部教』、『観無量寿経』、『無量寿経』、『阿弥陀教』より
→念仏を唱えれば成仏できる
「薬師如来」
本名:薬師瑠璃光如来
東方浄土(浄瑠璃世界)の主で、心身の病を治す医王仏
日光・月光菩薩が両脇にいる 12神将を率いる
●菩薩
世のため人のためにこの世ではたらく仏
現世を浄土にしよう! と仏世界からおりてきた救済の仏
「観音菩薩」
衆生の苦悩を救う
人の能力に応じて33の姿に化けて法を説く
「千手観音、十一面観音」
住所:南海の孤島・補陀落(ふだらく)山
「地蔵菩薩」
弥勒菩薩が救いに来る56億7000万年の間、六道を巡る衆生の苦を代わってくれる
「弥勒菩薩」
住所:兜率天(とそつてん)
天人らに説法中
シャカの死後56億7000万年後にこの世に現れて仏になる
救われなかった人をすべて救う
●明王
如来の命で忿怒の形相で衆生の煩悩を砕き、仏への帰依をうながす
「不動明王」
知恵でガンコな人を教化する 左手に綱、右手に剣、炎を背負う
「愛染明王」
浄化した人の愛欲、理想化した渇愛を尊格化したもの
愛の対象を衆生すべてにそそげば、救いに立ち向かうエネルギーが生まれる
如来・菩薩・明王に仕え、仏敵を倒す守護神(ガードマン)たち
「金剛力士」
仁王の尊称 シャカのそばで護衛している
「四天王」
仏教世界の中心、須弥山を守る4人の護法神
持国天:東(国家安泰)
広目天:西(衆生説得)
多聞天:北(仏の説く道場を守る)
・毘沙門天:王城鎮護の神、戦国時代
・七福神の大黒さま、江戸時代
増長天:南(人が住む所、五穀豊穣)
<仏教 ブッダの教えとは>
「縁起を見る者は、法(真理)を見る」
縁起
すべての存在・現象は様々な原因に縁(よ)って結果として起きる
神の意志、特定の原理はない
四諦(したい):
苦・集・滅・道、4つの真理
苦=人は人生を苦ととらえ
集=その原因は人の尽きない煩悩や執着心
滅=それを除けば苦は消え
道=真理追求せよ
八正道:
正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定
人は悲しみ、辛さの原因を求めてしまう その執着心に苦が生じる
四苦八苦:
生老病死(ショウロウビョウシ)の四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦(五感の煩悩)の8苦
丸山照雄/監修 初版2001年 1400円
※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
※「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。
▼あらすじ(ネタバレ注意
宗派
中国にインドから仏教が伝来した時、各自の価値観から教義をまとめた(教相判釈)
日本は中国の宗派ごとに伝わった 日本仏教は13宗、約157派
「天台宗」が日本最古の宗派
信者数ランキング
1.浄土真宗
2.曹洞宗
3.浄土宗
伝来時、物部尾興&中臣鎌足は「神が怒る」と反発
欽明天皇が「試しに拝め」と蘇我稲目に言ったら、疫病が流行り焼き捨てた(試しにって! 2016
厩戸皇子(聖徳太子)と蘇我氏が物部氏を倒し、馬子は最古の伽藍建築「飛鳥寺」を建立
「一切教」「大蔵教」
『般若心経』(『大般若経』のエッセンス)『法華経』など様々な経典をまとめた全集のこと
『大王新脩大蔵教』全百巻は世界的にも有名
江戸幕府の宗教政策 システム化
1.寺院本未制度=本未は本山のルールを守る(宗派と諸藩を取り締まるため)
2.寺請檀家制度
寺に登録、役所も兼ね、キリシタンを排除
彼岸・盆などを義務化、寺院の費用を檀家にもたせる
明治時代「神仏判然令」(神仏分離令)
廃仏毀釈が全国に多発
*
「阿弥陀如来」
如来とは「修行完成者」の意味
法蔵菩薩が48の大願を成就して仏になり、西方浄土で今も説法中
『浄土三部教』、『観無量寿経』、『無量寿経』、『阿弥陀教』より
→念仏を唱えれば成仏できる
「薬師如来」
本名:薬師瑠璃光如来
東方浄土(浄瑠璃世界)の主で、心身の病を治す医王仏
日光・月光菩薩が両脇にいる 12神将を率いる
●菩薩
世のため人のためにこの世ではたらく仏
現世を浄土にしよう! と仏世界からおりてきた救済の仏
「観音菩薩」
衆生の苦悩を救う
人の能力に応じて33の姿に化けて法を説く
「千手観音、十一面観音」
住所:南海の孤島・補陀落(ふだらく)山
「地蔵菩薩」
弥勒菩薩が救いに来る56億7000万年の間、六道を巡る衆生の苦を代わってくれる
「弥勒菩薩」
住所:兜率天(とそつてん)
天人らに説法中
シャカの死後56億7000万年後にこの世に現れて仏になる
救われなかった人をすべて救う
●明王
如来の命で忿怒の形相で衆生の煩悩を砕き、仏への帰依をうながす
「不動明王」
知恵でガンコな人を教化する 左手に綱、右手に剣、炎を背負う
「愛染明王」
浄化した人の愛欲、理想化した渇愛を尊格化したもの
愛の対象を衆生すべてにそそげば、救いに立ち向かうエネルギーが生まれる
如来・菩薩・明王に仕え、仏敵を倒す守護神(ガードマン)たち
「金剛力士」
仁王の尊称 シャカのそばで護衛している
「四天王」
仏教世界の中心、須弥山を守る4人の護法神
持国天:東(国家安泰)
広目天:西(衆生説得)
多聞天:北(仏の説く道場を守る)
・毘沙門天:王城鎮護の神、戦国時代
・七福神の大黒さま、江戸時代
増長天:南(人が住む所、五穀豊穣)
<仏教 ブッダの教えとは>
「縁起を見る者は、法(真理)を見る」
縁起
すべての存在・現象は様々な原因に縁(よ)って結果として起きる
神の意志、特定の原理はない
四諦(したい):
苦・集・滅・道、4つの真理
苦=人は人生を苦ととらえ
集=その原因は人の尽きない煩悩や執着心
滅=それを除けば苦は消え
道=真理追求せよ
八正道:
正見、正思、正語、正業、正命、正精進、正念、正定
人は悲しみ、辛さの原因を求めてしまう その執着心に苦が生じる
四苦八苦:
生老病死(ショウロウビョウシ)の四苦+愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦(五感の煩悩)の8苦