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『あいのほし 宇宙黙示録』 葉祥明(偕成社)

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『あいのほし 宇宙黙示録』(偕成社)
葉祥明/作


「これは かつて 地球と呼ばれた惑星の滅びと再生を詩った 宇宙叙事詩である。」(EPILOGUE)


『ぼくのあおいほし』(MOE出版)と姉妹本だそう

たまたま、こちらを先に読んだので先にメモ

「作家別」カテゴリーに追加しました。

▼あらすじ(ネタバレ注意

<まえがき>

古今東西の預言の書が、一致して地球の終末の到来と再生を述べている

もし、今が終末の時代なら
地球には、これから想像を絶する途方もない出来事が起こるだろう

それは全人類が精神的にひとつ上の次元に至るために
どうしても経なければならない、産みの苦しみかもしれない

新しい世界に立ち会うことができるのは、宇宙の創造主に素直に従う無垢な魂たち
彼らこそ、未来の地球の子どもたちだ




CHAPTER Ⅰ 銀河宇宙
巨大な彗星が地球に近づく


CHAPTER Ⅱ 苦しみと悲しみの星


地球は黒い煙が空を覆い、木々は焼き払われ、
戦争 飢餓 病気が蔓延 人々は互いを信じず 怒り 憎しみ 暴力があふれている


CHAPTER Ⅲ 宇宙への避難


善良な人々が群れ集まり、天に向かって飛翔しはじめた


CHAPTER Ⅳ 癒しの星の訪れ

彗星は地球に突入した


CHAPTER Ⅴ 星の死
彗星は地球を突き抜け飛び去った
星が死んだ


CHAPTER Ⅵ 浄めによる再生


そして星の中から巨大な光の球が しずしずと 生まれ出た


CHAPTER Ⅶ 聖なる愛の星
新しい星に 善良な人々と 無数の生命が 続々と帰りはじめた

「今度こそ この星を 愛と喜びにあふれた 幸せな星にしよう!」


澄んだ青空 緑の草原 香る風 花咲く大地 小鳥のさえずり




太陽は 再び輝き この星の生命を 豊かに育む




こうして星は 癒され 浄められ 生まれ変わった
もう 争いも 憎しみも 飢えも 病気も 貧困もない





以前読んだ『アミ小さな宇宙人』(徳間書店)で似たような話があった
「読書感想メモリスト」カテゴリーの「心理学・スピリチュアル」参照

地球が限界に達した時、宇宙意思が助けてくれるのは、ほんとうに善良な心を持った人たちだけ

私はそこに入れないことに気づいて寂しい思いをした
たしか、苦しんでいるものがいると知っているのに、
何もしないで見ないフリをしている人たちは
その中に入れることはできない、みたいな理由だった



表紙裏に詩があるので一部メモります

「愛の星の子どもたちに」

私たちは 学ばねばならない
宇宙の真理と法則を

この惑星に住む すべての生き物は
私たちの魂のきょうだいだということ

怒りではなく 赦し

殺戮ではなく 慈悲

収奪ではなく 分かち合い

憎しみではなく 友情

拒絶ではなく 寛容

批難ではなく 共感

破壊ではなく 創造

そうした心の 子どもたちが
来るべき 新しい世界
美しい 愛の星に 住むことを
許されるだろう



【ブログ内関連記事】
『地球が壊れる前に』原題:Before The Flood



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