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『マンガ ギリシア神話3 冥界の王ハデス』(中央公論新社)

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『マンガ ギリシア神話3 冥界の王ハデス』(中央公論新社)
里中満智子/著 初版2000年

※2002.1~のノートよりメモを抜粋しました。
「マンガ感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。


▼あらすじ(ネタバレ注意

三途の川「ステュクス」を渡り(渡し守りに銭)、法廷で裁かれ、
神に愛された者は「エリュシオンの野(シャンゼリゼ)」に行き、罪ある者は地獄へ落とされる

ハデスは「デメテル(農耕の女神)」の娘コレーに恋をして、王妃に迎え、「ペルセポネ」と呼ぶ
怒ったデメテルは放浪、土地は干ばつとなる
老婆に化け、優しい王族の恩返しに息子の王子を育て、豊穣を約束する

冥界で4粒のザクロを食べたコレーは、3ヶ月は冥界でハデスと暮らし、
悲しむ母のために地上は「冬」となり、再会の喜びは「春」となる

お喋り好きな「エコー」は、ヘラに他人の言葉の最後を繰り返すようにされた悲しみで岩山と化す

女心を傷つけた報いにナルキックスは、水に映る自分にこがれて水仙となる

ゼウスの隠し子「ディオニュソス」は、ぶどう酒で本能(狂気)が解放される喜びを知り
ヒトにも与えるがトラブルも増える
「マニア(熱狂)」にとりつかれ、「マイナス」らの宗教ともなる

コロニスとアポロンの子「アスクレポオス」は、医学の神となり、
死者をも甦らせたことでゼウスに殺され、
恨んだアポロンをゼウスは追放し、しばらくヒトに仕える

「オルフェウス」の琴の音は皆を夢中にさせる
妻が死んだ悲しみで冥界へ行き、ひととき苦しみを中断させる
「振り向くな」という約束を破り、妻を連れ戻すことに失敗

アルテミスの侍女「カリスト」とゼウスの子「アルカス」は、
狩りをして熊にさせられた母を射ろうとして、ゼウスが2人を星座にするが
ヘラの命で天空にとどまり、大熊座の北斗七星と、アルカスの小熊座の北極星は北を示す基準となる

美しい髪を自慢した「ミュラ」にアフロディテは、父を愛すようエロスに矢を射らせる
父と交わってできた子「アドニス」に恋をしたアフロディテに嫉妬したアレスによって死ぬ

ポセイドンの子「オリオン」は、女好きの狩人 アルテミスは恋をする
獣を狩りすぎるオリオンに、ガイアはサソリに噛ませ、誤ってアルテミスはオリオンを射る
ゼウスに頼んで星にしてもらう



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