過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はジョン・クリーズが覗いてる茶色のノートからご紹介
前回のノートとの間の2000年が抜けてるけど、ルーズリーフのほうかな?
photo1:ノートを開くと、丸い窓の部分の下はシリーウォークw
photo2:コートドールのチョコレートにハマって全種類制覇した。
photo3:この頃にすでにいろんな庭園巡りしてたんだな。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『トイ・ストーリー2』(1999)
監督:ジョン・ラセター 声出演:ティム・アレン、トム・ハンクス ほか
子どもが成長して、捨てられてしまうオモチャの運命を考えさせられる。バズが大活躍。
■『ターザン』(1999)
監督:ケヴィン・リマ、クリス・バック 声出演:トニー・ゴールドウィン、グレン・クローズ ほか
フィル・コリンズのテーマ曲フリップ付き。吹替えの金城武もナイスキャスティング。
かなりアクロバティックな動きにビックリ 手と手を合わせるシーンには感動。
森の描写も美しく奥行きがあってリアル。ヒロインもコケティッシュで楽しい。
■『麦秋』(1951)
監督:小津安二郎 出演:原節子、笠智衆、杉村春子 ほか
久々ほっこりさせてもらった。特別、事件が起きたり、劇的なわけでもなく、どこかにある日常の家族の風景でいて、
笑って和んで、寂しいような、懐かしいような、感動の余韻が残る。
昭和初期の日本を知る材料としても貴重。間のとり方も小津流の演出。
笠智衆がいつもの父役だったらどうだったろうと考える。
富豪の次男の縁談がいたく気に入って、噂を聞いたりして、妻にもそれとなし打診するようすすめる期待を隠せないシーンが可笑しい。
「いつまでも家族そろっていたいが、そうもいくまい」
「私たちはいいほうだよ」「本当に幸せでした」
このセリフ、小津作品の随所に出てくるがこだわりだろうか?
「女が強くなって困る」
「今でやっと対等になれたのよ」
「結婚できないんじゃなくて、しないんです!」
なんて、まるで今の時代の女性と同じことを言ってるのに驚く。
ケーキが1ホール900円で「高ーい!」ていってる時代なのにw
銀座でタイピングやらやる秘書ならいいところのお嬢さまだよね。
「ペンディングしといて」なんて今のオフィスと変わりないし。
「40で結婚もしてないなんて信用できない。まだ子どもいるくらいのほうが安心」とは結構考えた上の決心じゃん。
「俺の欠点ばっか似て困る」「そんなもんだよ。難しいもんだ」
親だって悩みながら子どもを育てているんだな。この老夫婦みたく最後に幸せだったといえるのは理想的。
息子の1人が戦争に行って帰ってこないというくだりも影の部分を含んでいる。
子どもの自然な姿を撮ろうとした小津の苦心もうかがえる。
じいちゃんの耳の遠さをからかったり、電車のオモチャを友だちに自慢したくて
父の土産のパンを間違えて起こられて家出したり・・・それぞれの年代の人々が一緒に共感できるのが小津ドラマ。
■『ビリー』
字幕なしだからイマイチ細かいところは分からなかったけど、細かい芸なんてないもろアメリカンコメディ。
どーしてコレをとったのか、アメリカ人は笑えるんだろーか?
タダのバカならまだ救われるのに、父が金持ちだからスネてるニセバカってのもなんかムカツク。
■『Monty Python's Flying Circus 2』
これもまだ見ていないお初の第1シーズンのつづき。
前巻同様詳しいギャグは『大全』参照のこと。
プリンみたいな洋菓子ブラマンジェがウィンブルドン優勝のため、
イギリス人をスコットランド人に変身させちゃうSFものの長編。
有名なウィゾーチョコのスケッチ、インディアンが芝居好きだったり、
マフィアが綿密に時計を買う計画を立てて、駐車オーバーでリオへ「高飛びだっ!」(こーゆーの好き)、
なぜかテリーやチャップマンの熱烈ラブシーンも多くてビックリ!
長ーーーーーーーい名を早口で言うメンバーの多芸にもビックリ!
"you're not fun anymore"を連発。やっぱこーしてすべてのつなぎも含めて見れるのが何より嬉しい。
8巻の吹替えしかなかったのは実際の声で聴けるかな?
■『出来ごころ』(1933)
監督:小津安二郎 出演:坂本武、伏見信子、大日方伝、飯田蝶子、突貫小僧、谷麗光 ほか
「I.V.Cクラシック・フィルム・コレクション 映画生誕100年記念特別企画」
『世界クラシック名画100撰集 1895年〜第1期黄金期時代』
総監修:淀川長治 「松田春翠追悼特別企画 小津安二郎の世界」
活弁:松田春翠
昭和8年といったら父が生まれた年。“モダーン”さを知りはじめた戦後日本の貴重な記録でもあって興味深い。
浅草の江戸っ子の父一人子一人ってゆう人情もの。
当時の庶民の日常生活と、シンプルながら変わらない親子愛のテーマが共感を呼んで涙と笑いを誘う。
「手の指はなぜ5本ある」「4本なら手袋が1本余るから」
「海の水はなぜ塩辛い」「サケがいるから」
ナンセンギャグなんだけど学のない父が「うまいことできてやがる!」と納得するくだりもほのぼのしててイイ。
低賃金で、人々の暮らしは苦しく、ノミがいたりする悪環境でも、力強く生きて助け合ってゆく人間関係があった頃。
活弁の軽妙な喋りでトーキーと変わらない感動。
■『ネプチューンコント2000』
2000年7月にやった毎年恒例になったお笑いライヴ。ビデオもシリーズ化しつつある。
自分らの番組もあって超過密スケジュールの中、新ネタを作って練習するのは大変。
セリフとちったりして、毎年のパターンも見えてきたけど安定した笑い?と意外性がまざってドラマの演技も上達した?
(ギャグ省略)
ほんとネプの眼のつけどころって親近感ある。“顔ダニ”とかCMネタとかw
♪日本人は胃腸が弱い も最初に入ってる。
■『SNOW WHITE』(1937)
監督:デイヴィッド・ハンド 声出演:アドリアナ・カセロッティ ほか
友だちから借りてたディズニービデオのラスト。ディズニー最初のカラーアニメだっけ?
とは思えない美しさと、たくさんの動物の複雑な動き、お姫さまの柔らかいなめらかな仕草。
♪ハイホーハイホー仕事が好き〜(口笛)の歌も全部聴けたし、歴史に残る1作だね。
継母が自分より美しい継子を殺させる、本当にグリム童話ってよく考えると残酷でドロドロな話。
で友だちの言う通り、ラストは雷で成敗される。
白馬の王子様は姫の歌声に惹かれてひと目惚れ。
ファーストキスで眠りから覚めるっていうロマンス部分はいたってシンプルながら
女の子には強烈な刷り込みがされるんだよね。
7人の小人は森の精霊なのかな。怒りんぼ、sleepy、sneeze、恥ずかしがり屋、happy、
口のきけない子、博士くん、パイが作れるってだけで大喜びしちゃうところなんて
男性が女性に抱く気持ちの原点かも
■『ジョー・ブラックをよろしく』(1998)
監督:マーティン・ブレスト、アラン・スミシー 出演:ブラッド・ピット ほか
ここまでイイ人も珍しいけど、ここまで自分の死を快く迎えられた人も幸運だ。
“恋愛は情熱だ、そして人生を生きる意味だ”
何も悔いなくその日を迎えられたら本望。喜びも悲しみもあってこその人生なんだな。
実は友だちと観る観ないでいつも話に出てた1本。
こんな感動作なら早く観ときゃよかったかな。今観たってことにも意味があるのかも。
「なにかあの世へ持ってゆくいい思い出があれば幸運」
「愛とは思いやり、支え合い、何より相手を傷つけないこと、永遠に」と定義。
「お互いのことを知らないわ」「時間はたっぷりあるさ」
「この先どうなるの?」「時に任せよう」
『アメリカン・ゴシック』ほかイイ人役のイメージが強い彼が悪役を一生懸命やってるかんじ。
死は何千年、何万年?もこの世の歴史、人間模様を見てきただろうに、
人間生活に興味をもつってコメディだし、女性と初体験を楽しむってシーンも可笑しい
悪魔や死神と違ってすべてを悟ったイイ奴なのかも?
Hみたく最後に世話になった人、愛する人に感謝して
「あっという間だったけど、悔いはない。皆に同じ幸運を与えたい」なんて言える人生を歩みたい。
パーティでかかる♪What a wonderful world や、ラストのレゲエ調の♪Over the rainbow ほか音楽の演出もイイ
■『東京暮色』(1957)
監督・脚本:小津安二郎 出演:有馬稲子、原節子、山田五十鈴、笠智衆、杉村春子、浦辺粂子 ほか
小津作品には珍しいシリアスでミステリーを含んだ薄暗い人間ドラマ。
でも都会だけじゃなく、どこかでこういう現実がよく起こっているんだろうな。
中絶に3000円!(今の30万円くらいか?!)
麻酔で2〜3時間、あと家で安静にしてるだけなんて、随分簡単。怪しい治療してたんだろうなあ
いつもおっとりした裕福な家の父と娘の設定は変わらない。その父娘関係にこだわる理由は何だろう?
飲み屋も雀荘も安いアパートも、いろんな人が関わっている下町の人情も感じられると同時に、
血のつながった親子でも頼れない個々の深刻な悩みを抱えてあてなくさまよう孤独も描かれる。
今回はジョン・クリーズが覗いてる茶色のノートからご紹介
前回のノートとの間の2000年が抜けてるけど、ルーズリーフのほうかな?
photo1:ノートを開くと、丸い窓の部分の下はシリーウォークw
photo2:コートドールのチョコレートにハマって全種類制覇した。
photo3:この頃にすでにいろんな庭園巡りしてたんだな。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『トイ・ストーリー2』(1999)
監督:ジョン・ラセター 声出演:ティム・アレン、トム・ハンクス ほか
子どもが成長して、捨てられてしまうオモチャの運命を考えさせられる。バズが大活躍。
■『ターザン』(1999)
監督:ケヴィン・リマ、クリス・バック 声出演:トニー・ゴールドウィン、グレン・クローズ ほか
フィル・コリンズのテーマ曲フリップ付き。吹替えの金城武もナイスキャスティング。
かなりアクロバティックな動きにビックリ 手と手を合わせるシーンには感動。
森の描写も美しく奥行きがあってリアル。ヒロインもコケティッシュで楽しい。
■『麦秋』(1951)
監督:小津安二郎 出演:原節子、笠智衆、杉村春子 ほか
久々ほっこりさせてもらった。特別、事件が起きたり、劇的なわけでもなく、どこかにある日常の家族の風景でいて、
笑って和んで、寂しいような、懐かしいような、感動の余韻が残る。
昭和初期の日本を知る材料としても貴重。間のとり方も小津流の演出。
笠智衆がいつもの父役だったらどうだったろうと考える。
富豪の次男の縁談がいたく気に入って、噂を聞いたりして、妻にもそれとなし打診するようすすめる期待を隠せないシーンが可笑しい。
「いつまでも家族そろっていたいが、そうもいくまい」
「私たちはいいほうだよ」「本当に幸せでした」
このセリフ、小津作品の随所に出てくるがこだわりだろうか?
「女が強くなって困る」
「今でやっと対等になれたのよ」
「結婚できないんじゃなくて、しないんです!」
なんて、まるで今の時代の女性と同じことを言ってるのに驚く。
ケーキが1ホール900円で「高ーい!」ていってる時代なのにw
銀座でタイピングやらやる秘書ならいいところのお嬢さまだよね。
「ペンディングしといて」なんて今のオフィスと変わりないし。
「40で結婚もしてないなんて信用できない。まだ子どもいるくらいのほうが安心」とは結構考えた上の決心じゃん。
「俺の欠点ばっか似て困る」「そんなもんだよ。難しいもんだ」
親だって悩みながら子どもを育てているんだな。この老夫婦みたく最後に幸せだったといえるのは理想的。
息子の1人が戦争に行って帰ってこないというくだりも影の部分を含んでいる。
子どもの自然な姿を撮ろうとした小津の苦心もうかがえる。
じいちゃんの耳の遠さをからかったり、電車のオモチャを友だちに自慢したくて
父の土産のパンを間違えて起こられて家出したり・・・それぞれの年代の人々が一緒に共感できるのが小津ドラマ。
■『ビリー』
字幕なしだからイマイチ細かいところは分からなかったけど、細かい芸なんてないもろアメリカンコメディ。
どーしてコレをとったのか、アメリカ人は笑えるんだろーか?
タダのバカならまだ救われるのに、父が金持ちだからスネてるニセバカってのもなんかムカツク。
■『Monty Python's Flying Circus 2』
これもまだ見ていないお初の第1シーズンのつづき。
前巻同様詳しいギャグは『大全』参照のこと。
プリンみたいな洋菓子ブラマンジェがウィンブルドン優勝のため、
イギリス人をスコットランド人に変身させちゃうSFものの長編。
有名なウィゾーチョコのスケッチ、インディアンが芝居好きだったり、
マフィアが綿密に時計を買う計画を立てて、駐車オーバーでリオへ「高飛びだっ!」(こーゆーの好き)、
なぜかテリーやチャップマンの熱烈ラブシーンも多くてビックリ!
長ーーーーーーーい名を早口で言うメンバーの多芸にもビックリ!
"you're not fun anymore"を連発。やっぱこーしてすべてのつなぎも含めて見れるのが何より嬉しい。
8巻の吹替えしかなかったのは実際の声で聴けるかな?
■『出来ごころ』(1933)
監督:小津安二郎 出演:坂本武、伏見信子、大日方伝、飯田蝶子、突貫小僧、谷麗光 ほか
「I.V.Cクラシック・フィルム・コレクション 映画生誕100年記念特別企画」
『世界クラシック名画100撰集 1895年〜第1期黄金期時代』
総監修:淀川長治 「松田春翠追悼特別企画 小津安二郎の世界」
活弁:松田春翠
昭和8年といったら父が生まれた年。“モダーン”さを知りはじめた戦後日本の貴重な記録でもあって興味深い。
浅草の江戸っ子の父一人子一人ってゆう人情もの。
当時の庶民の日常生活と、シンプルながら変わらない親子愛のテーマが共感を呼んで涙と笑いを誘う。
「手の指はなぜ5本ある」「4本なら手袋が1本余るから」
「海の水はなぜ塩辛い」「サケがいるから」
ナンセンギャグなんだけど学のない父が「うまいことできてやがる!」と納得するくだりもほのぼのしててイイ。
低賃金で、人々の暮らしは苦しく、ノミがいたりする悪環境でも、力強く生きて助け合ってゆく人間関係があった頃。
活弁の軽妙な喋りでトーキーと変わらない感動。
■『ネプチューンコント2000』
2000年7月にやった毎年恒例になったお笑いライヴ。ビデオもシリーズ化しつつある。
自分らの番組もあって超過密スケジュールの中、新ネタを作って練習するのは大変。
セリフとちったりして、毎年のパターンも見えてきたけど安定した笑い?と意外性がまざってドラマの演技も上達した?
(ギャグ省略)
ほんとネプの眼のつけどころって親近感ある。“顔ダニ”とかCMネタとかw
♪日本人は胃腸が弱い も最初に入ってる。
■『SNOW WHITE』(1937)
監督:デイヴィッド・ハンド 声出演:アドリアナ・カセロッティ ほか
友だちから借りてたディズニービデオのラスト。ディズニー最初のカラーアニメだっけ?
とは思えない美しさと、たくさんの動物の複雑な動き、お姫さまの柔らかいなめらかな仕草。
♪ハイホーハイホー仕事が好き〜(口笛)の歌も全部聴けたし、歴史に残る1作だね。
継母が自分より美しい継子を殺させる、本当にグリム童話ってよく考えると残酷でドロドロな話。
で友だちの言う通り、ラストは雷で成敗される。
白馬の王子様は姫の歌声に惹かれてひと目惚れ。
ファーストキスで眠りから覚めるっていうロマンス部分はいたってシンプルながら
女の子には強烈な刷り込みがされるんだよね。
7人の小人は森の精霊なのかな。怒りんぼ、sleepy、sneeze、恥ずかしがり屋、happy、
口のきけない子、博士くん、パイが作れるってだけで大喜びしちゃうところなんて
男性が女性に抱く気持ちの原点かも
■『ジョー・ブラックをよろしく』(1998)
監督:マーティン・ブレスト、アラン・スミシー 出演:ブラッド・ピット ほか
ここまでイイ人も珍しいけど、ここまで自分の死を快く迎えられた人も幸運だ。
“恋愛は情熱だ、そして人生を生きる意味だ”
何も悔いなくその日を迎えられたら本望。喜びも悲しみもあってこその人生なんだな。
実は友だちと観る観ないでいつも話に出てた1本。
こんな感動作なら早く観ときゃよかったかな。今観たってことにも意味があるのかも。
「なにかあの世へ持ってゆくいい思い出があれば幸運」
「愛とは思いやり、支え合い、何より相手を傷つけないこと、永遠に」と定義。
「お互いのことを知らないわ」「時間はたっぷりあるさ」
「この先どうなるの?」「時に任せよう」
『アメリカン・ゴシック』ほかイイ人役のイメージが強い彼が悪役を一生懸命やってるかんじ。
死は何千年、何万年?もこの世の歴史、人間模様を見てきただろうに、
人間生活に興味をもつってコメディだし、女性と初体験を楽しむってシーンも可笑しい
悪魔や死神と違ってすべてを悟ったイイ奴なのかも?
Hみたく最後に世話になった人、愛する人に感謝して
「あっという間だったけど、悔いはない。皆に同じ幸運を与えたい」なんて言える人生を歩みたい。
パーティでかかる♪What a wonderful world や、ラストのレゲエ調の♪Over the rainbow ほか音楽の演出もイイ
■『東京暮色』(1957)
監督・脚本:小津安二郎 出演:有馬稲子、原節子、山田五十鈴、笠智衆、杉村春子、浦辺粂子 ほか
小津作品には珍しいシリアスでミステリーを含んだ薄暗い人間ドラマ。
でも都会だけじゃなく、どこかでこういう現実がよく起こっているんだろうな。
中絶に3000円!(今の30万円くらいか?!)
麻酔で2〜3時間、あと家で安静にしてるだけなんて、随分簡単。怪しい治療してたんだろうなあ
いつもおっとりした裕福な家の父と娘の設定は変わらない。その父娘関係にこだわる理由は何だろう?
飲み屋も雀荘も安いアパートも、いろんな人が関わっている下町の人情も感じられると同時に、
血のつながった親子でも頼れない個々の深刻な悩みを抱えてあてなくさまよう孤独も描かれる。