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『くまのアーネストおじさん あめの ひの ピクニック』(ブック・ローン出版)

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『くまのアーネストおじさん あめの ひの ピクニック』(ブック・ローン出版)
ガブリエル・バンサン/さく もり ひさし/訳

「作家別」カテゴリーに追加しました。


黒くて大きな傘と、赤い小さな傘の並んだイラストがステキ

何冊か読んで気づいたのは、バンサンが怒っている人を描く時、指をさしている絵を描いていること
バンサンの中で指をさしているのは、あまりいいイメージではないのかな?



▼あらすじ(ネタバレ注意

明日のピクニックの準備から楽しい2人
クマだからやっぱり“はちみつサンドイッチ”なのが可笑しい

でも翌朝は大雨
ピクニックに行けないことを説明しても納得できないセレスティーヌ




「そうだ、こうしよう 2人とも今日はとてもいい天気だっていうつもりになるのさ」




アーネストは、ここでも器用に木の棒とビニルシートでテントをこしらえて
サングラスまでして、すっかりピクニックを楽しむ2人



そこに、ここは私有地だから出て行ってくれと地主さんがやってくる

「やっと落ち着いたところなんです」というアーネストに
「今度だけですよ だけど、いい歳をして、子どもじみたことをやるんだね」

呆れる地主さんに、「ちょうど今、熱いお茶を淹れるところだから一緒にどうです」と誘うアーネストとセレスティーヌ
3人でピクニックはより楽しくなる

「今度は私のウチへも寄ってくれなくちゃいけませんよ、さあ」

着いたのは豪勢なお屋敷

たくさんの子どもたちも一緒に改めて乾杯をする

「お2人のすてきなピクニックのために」

「みなさんの健康を祝って乾杯!」






どこの親もこういう状況になったら「また今度ね」と誤魔化して日延べしてしまうか
下手すると「無茶言わないの!」なんて怒るか、忘れられてしまうところを、
アーネストはセレスティーヌのためにアイデアで楽しんでしまうところが素晴らしい

ほかの大人も子どものようにもっと自由に遊べばいいんだ




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