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『モンスター図鑑 フランケンシュタイン』(ほるぷ出版)

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『モンスター図鑑 フランケンシュタイン』(ほるぷ出版)
原題 in the footstepes of FRANKENSTEIN 
スティーヴ・パーカー/編 樋口真理/訳
初版1996年 1500円

※1996.12~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト」カテゴリーに追加しました。


【内容抜粋メモ】

メアリー・シェリー:
1816年生 18歳の時の著作
休暇中のジュネーヴで嵐の晩、恐い話をして遊んだのがきっかけ
これは映画『ゴシック』の中でも描かれていたな


ストーリーは、ケネス・ブラナーの映画がもっとも忠実かも
空想科学小説に近い今作(ドラキュラは民話、歴史等に基づく)では、
メアリーの時代のレヴェルがどの程度だったかが興味深いポイントになる

実際、死体の解剖は不道徳とされながら、次第に人体、生命、遺伝子の仕組みが研究され、新たな発見も相次いだ

「雷で生命を吹き込む」のは、映画の脚本
怪物の姿も原作では「立派な体つき、黒い長髪、真っ白な歯、筋肉や血管が透けるほど薄い黄色い肌」
今作でメアリーは「人が神の真似をして命を作ろうとした恐ろしさ」を伝える

ギリシア神話でも
「プロメテウスが土と水で人を作ったことにゼウスが怒り、彼をハゲワシに永遠についばまれるようにし、
 パンドラを地上に送り、箱を開けさせて善悪がはびこった」とあるそう

『マンガ ギリシア神話1 神々と世界の誕生』(中央公論新社)

生命、ことに人の出現は、ずっと謎に包まれ、神話と結びついてきた
現代では、人工知能ロボット、クローン技術、臓器移植等、神を恐れぬ好奇心はとどまることを知らない


映画の紹介:
『フランケンシュタインの花嫁』(1935)
『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)
『フランケンシュタイン』(1994)


科学者の肉親を失った悲しみから生み出された怪物は、
フシギにも醜い姿と裏腹に優しい心を持っていた

醜いがゆえの孤独で憎しみが生まれ、造り主をも死に追いやるが、ラストは自らも炎に身を投じる
偶然に生まれた話とは思えない、この壮大で深いドラマはホラーを越えている
こちらも原作をじっくり読みたい


「オレは誰にも理解されたことがない
 殺人を犯したのは孤独だったせいだ
 だが心配するな
 地球の一番北の地に行き、弔いの火をおこし、
 罪を償うため、苦しみのうちに燃え尽きるのだ」


同シリーズに「ミイラ男」「狼男」あり 図書館にはなかった




フランケンシュタインの映画もたくさんある 2016

中でも傑作だと思うのは、ジョン・ハート出演のこちら
『Roger Corman's FRANKENSTEIN unbound フランケンシュタインの解放~禁断の時空』(1990)

ケネス・ブラナーの『フランケンシュタイン』(1994)
『アンディ・ウォーホルのフランケンシュタイン』(1973)
『Gothic』(1987)
『フランケンシュタインの花嫁』(1935)

(観たけどメモがないな・・・
『ヤング・フランケンシュタイン』(1974)
(メル・ブルックス大好きww




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