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『「わたし」という人間がよくわからなくなったときに読む本』(KKベストセラーズ)

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『「わたし」という人間がよくわからなくなったときに読む本』(KKベストセラーズ)
井上紀代著/著 初版1998年 1000円

※2002.5~のノートよりメモを抜粋しました。
「読書感想メモリスト2」カテゴリーに追加しました。

なんだか既視感を感じて、ブログ検索したら、2013年にも読んでいたことが判明
どんだけ自分が分からないんだ、私は

『「わたし」という人間がよくわからなくなったときに読む本』(KKベストセラーズ)

一応、2002.5時点の感想メモも載せます


【内容抜粋メモ】

●防衛・抑圧
一度できあがった「自己イメージ」に反する経験を排除
「自己イメージ」に執着し、未知の体験、変化についてゆけない

→要因となる何かが癒され、不要になると取り除かれる

「見る」「見られる」の関係の中で「言動」から判断される 例:「あの人は○○だ」


●personality=ペルソナ(ギリシャ語)仮面を使い分ける
不倫・援交=年上の相手に母性、親の役割を求める

物分りのいい母親→度を越すと、子どもの依存を生む
友人より親子の関係が大事(少々煙たいくらい)

・13の性格タイプ
その要因が形成された幼児期の母・父のタイプパターン

・コンプレックス(劣等感でなく、葛藤)
劣等感の例:学歴、職業、容姿、健康
葛藤:多面的な自分と現実との矛盾

「同情」
対等な関係ではない 差別から生じる不安、孤独


「視線
単一民族の日本に強い


「自信」
何がおこるか分からなくても、泣いたり、這いつくばってもやっていけるという「自己への信頼」
自己責任で人生を選択し、自分で生活体験を積み重ねていくことでのみ得られる



現代女性の疲れ・不安・孤独→仕事・家庭・子育ての両立
「勝つか負けるか」の男性有利社会で「完璧さ」を求めることが原因→力の入れ方を配分

快・不快で判断する
「~しなければ」「~ねばならない」は義務感
精神的に快・不快で行動を選択する


「NO」も大切
自分の価値基準で、周りもそんな目で自分を見ていると勘違いして、嫌われることを恐れる

対人関係が「無償」ではなく「我慢」が相手を拘束する・見返りの手段になる
→引き算より足し算上手になる 「よく出来ました」マークをつけてあげる



学校での習慣が社会にスライド

例:上司に褒められたい→仕事が増えすぎて手に負えない

「保護・保証」
幼児的な甘え 社会は「役割」で動いている
→自分の置かれている多様に変化する状況を判断して、柔軟に対応する
失敗を恐れず、体験を積み重ねるしかない


「自由」と「義務・責任」
社会は女性にあまり期待していないため、甘やかされている ギヴ&テイク関係


なんとなく自信が持てない→一人暮らしをする
友人の大切さ、ゴミ捨てなどの生活の煩雑さを知って成長する


マイナス感情の表現も大切~「パートナーシップ」は黄色と青色
相手を染めることでも、自分が相手の色にならなきゃ、でもなく
互いに気持ちのいい緑色をつくり出すこと 話し合い、ケンカも必要


人を愛すること
互いに違う色だと許しあうこと
相互援助も50/50でなければ長続きしない
場面ごとに流動的に役割交替


いじめ
異質なものへの徹底的な排除
平均値からの逸脱を恐れる



<癒される相手の条件>

・裏表がない
・話を否定せず、肯定的に聞く配慮がある
・共感できる優しさ、心の広さを持っている


<クリエイティヴな対人関係をつくるには>

・葛藤をもち、悩む自分を本気で変えようとする
・癒してくれる相手を選ぶ
・その人と心理的交流がある(会話、心の交流)

安心して心の内を言える
受容・共感してくれる相手にありのままの姿を模索できること


●複雑な問題も「する」「しない」の二者択一
・迷いがつづく時は、決断に時間が必要

・ダメもと&うまくいけば儲けもの、くらいの気軽さ

・受け身だけより、自分に対して支配権を取り戻す
「わたしは」と主語をつけて話し、考える→自信の回復

・人から言われたことは3/10聞く 裏を読んでも外れる

・長所は欠点に、欠点は長所になる

・各人の分相応の生き方が、本当の意味で「豊かに生きる」こと



●「自己受容」
自分の個性・能力・置かれた環境を見極める
現実を認める




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