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Channel: メランコリア
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notes and movies(2000.6〜 part3)

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過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part2からのつづき。
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


■『アリー my love vol2』
【ラヴ・アフェア/涙の数だけ】
んーーーー『ブルームーン』にはいちいち素直に共感できて、
シヴィルとウィリスのいつまでももどかしい展開にもハマれたんだけど、
この回でアリーにかなりムカついてる自分を発見。

「どーしてトラブルばっかなの?」て視聴率のためでしょ? あんまり彼女をイジメすぎてない?
ストレス発散ドラマのはずが早口になると激しすぎ、落ち込むと底すぎで波長が合わない。
それでもシリーズ先に行くかな・・・??
リチャードのファンで観てるってならいいかも。このままずうっとビリーへの横恋慕ストーリーなら胃がもたれそう。
「運命の人に道でバッタリ会うかもしれないから避妊ゼリーを買う」てNYではフツーなのか?!


■『シャンドライの恋』(1998)

監督:ベルナルド・ベルトルッチ 出演:サンディ・ニュートン ほか
besiege=(軍隊が町などを)包囲する、(人が)群がる、(質問などで)悩ます
さすがベルトルッチ。からみや裸体なしでも、94分の間に極上の大人の愛を見せてくれた。
メイドと主人の差別冷遇などない対等で独立して奉仕する愛情。

憎すぎるほどの終わり方だ。あとは観客の想像に委ね、ありきたりな再会シーンで気分は壊されない。
時々出てくる大声を張り上げて歌うじっちゃんが渋すぎるw
愛する者の幸せのために自分を犠牲にするというより、与える喜びがそこにはある
同僚と「観る」「観ない」で迷ってたらもうビデオになっちゃったw
異国の香りプンプン、旅をした気分。


■『笑う犬の生活2 小須田部長全遍歴』
長いシリーズの中でも最も涙と笑いを誘うのが今シリーズ。
リストラは免れるものの、あらゆる限界に挑戦し続けさせられ、結果として現地になじんで
期待された以上の成果をあげてしまう小須田部長はひょっとして現代のヒーロー?!

宴会での社長のモノマネが災いして一転した部長の人生の歯車。
着実に部長まできたのに、バーのママとの不倫、そして相次ぐ左遷・・・
元妻マスエは一回り若い歯科医と再婚、45歳?にして妊娠、
娘エミリはAV女優、部下・原田は28歳の若さで最高責任者まで昇進。

その引越しのバラエティたるや、極寒の辺境の地からはじまって、
常夏××族との触れ合いも束の間、南極でピンクのペンギンを探したり
ボロボロ潜水艦艦長としてタイタニック号の捜索、はたまた、
エベレストの山頂を1mほど高くするのに数年かかり、
ある時はNY危険区域でブラザーらと地上げ・・・行き着いたところは
ナイアガラでの決死のダイブ!が、耳マフを落として拾おうとして川に落ち、
そのまま流され滝に落ちたらしいw でも生きてる!

いつも「あなたが調子に乗って“雪男でも探しますか?”なんてFAXするからだっ
「あれか〜〜〜! がんばれえ〜、負けるなぁ〜、力の限り生きてやれえ〜〜♪
と歌うお決まりのラストも楽しみ。

部長の犯した過ちは、他にもFAXの最後に社長の似顔絵を描いた、
南極で飼ってた犬に社長の名前を付けたetc...と失態ばかり。
部長を心から尊敬しつつ“いるもの”“いらないもの”の分別にはいつもクールな原田のポジションもいい
今回は特別?“小須田部長の近況報告”付き。


■『アリー my love vol3』
【婚約/魔性の女】
完璧なルックスなのに食事中にドレッシングがついただけで切り捨てるアリー。
オマケに宗教の違いで結婚できないカップルを弁護するのにユダヤ教のラビに
けちょんけちょんに暴言吐きまくり(こんなに気の短い弁護士でいいのか?)、
でもなぜかそのバカ正直さがウケてデートに誘われるが断る。


■『海の上のピアニスト』(1999)

監督:ジュゼッペ・ トルナトーレ 出演:ティム・ロス ほか
“一度も陸に降りたことがない男”このミステリアスなキャッチコピーだけでも興味をそそられる。
ティム・ロスの代表作となるか?

「鍵盤には始まりと終わりがあるが、NYの街の終わりは見えなかった。
 無限の中から1人の女、1人の家、1つの道すら選べない」

「存在していない」と本人は言うが、束の間の出会いの記憶の中に彼は素晴らしい偉業を成し遂げた。
ピークを過ぎてなお陸で成功を夢見る必要がなかったのだろう。


■『Pola X』(1999)
監督:レオン・カラックス 出演:ギヨーム・ドパルデュ、カトリーヌ・ドヌーヴ ほか
『ポンヌフの恋人』『汚れた血』に続く“カラックス青春の三部作”と呼ばれる3作目。
14億、26週間かけて撮ったらしいがお金をかけてる感じはしない。

「俺たちはどこに?」「すべての外に」

結局IもPと家族の愛を求めつつ破滅させたかったのじゃないか?
まるで悪いデキモノのようにとりついて。

「すべてをあげたかったが、やるものがなにもない」
「あなたがいてくれるだけで充分」

最初から女は死神のような姿だった。


■『笑う犬の生活 ベストセレクション トシとサチと空』
トシとサチの全話も見たいなあ。元宮さんの名言?集はもっといっぱいあるし。
トシとサチの会話も笑える。

「こんな俺どお?」「スキ」「あ〜梅屋敷出て〜」w

元宮さんのケータイの出方「誰だっ!」ってゆーのも好き
「パン」好きのサチを巡る男たちのバトルもいろいろあったっけ。

遭難してる泰造と名倉の前に現れるウッチャンとケンの女学生がカワイイ。
女の子役やらせたらホリケンの右に出る者なし!

♪Automatic で天井が下がる一発芸も笑える。
Beach Boys の店長のキャラも濃い〜くて大好き。2人の女の子をゲットして大喜び、、、
と、ここまではよかったが「童貞くんはお断りよ」で乗り遅れる。「この夏ヤベ〜」w


■『Angel Baby』(1995)
監督・脚本:マイケル・ライマー 出演:ジョン・リンチ、ジャクリーン・マッケンジー ほか
なんか前観たかな、もしかして?(ま、いっか)
自殺願望者、精神薄弱者、躁鬱とか先天的なら、病気と同じく薬である程度、脳内物質を補って社会生活は可能なのかな?
でも、恋愛、結婚、出産、育児となると健常者以上の努力と周囲の支えが必要。


■『ジャンヌ・ダルク』(1999)

監督:リュック・ベッソン 出演:ミラ・ジョボヴィッチ ほか
これだけ力入れてジャンヌを蘇らせたら、他に追従する者は出ないだろう。
結局、彼女は歴史に踊らされ、国王七世に利用されただけか?
信じる力が彼女を動かし、“神のしるし”はトランス状態に見た幻?

ジャンヌは19歳で火あぶりにされたが、その魂は救われただろうか?
1840年? 1人の田舎娘がヒロインとして死んだこの逸話は有名だけど、
書物も限られてたこの時代に言い伝えに頼っていては真実も変化しているのでは?
女性から見たら雄々しく戦った悲劇のヒロイン。しかし、その実体は?


■『最終絶叫計画』(2000)劇場にて
監督:キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ 出演:アンナ・ファリス ほか
果して1〜2Hかけて1800円払う価値があったろーか?
ほとんどが『スクリーム』(もしかして『ラストサマー』も?)のパロで、
もうちょっと『マトリックス』や『ブレアウィッチ』(これが一番爆笑。涙出た)を混ぜてもよかったかも。
かなり品のないことは間違いなし!

刑事が「この写真の中に見覚えのある男は?」と言って
自分が赤い海パンでいろんなポーズをとった写真を見せるのも笑える。
所々笑えるんだけど、ここまで忠実に『スクリーム』にしなくてもよかったな。


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