過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回は星の王子さまが貼ってある黄色いルーズリーフからご紹介。
プリクラに遅まきながらハマって、そこらじゅうに貼ってある
photo1:マルハペットフードの1995年カレンダーに友だちのにゃんこ“るびい”ちゃんが載った!
photo2:切手の博物館にも行ってたんだ←完全に忘れてる
photo3:「近くて懐かしい昭和展」@江戸東京博物館
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『ミッション・インポッシブル2』(2000)劇場にて
監督:ジョン・ウー 出演:トム・クルーズ ほか
アクションもここまできたか!って感じ。『男たちの挽歌』を撮ったジョン・ウー監督。
所々欧米映画にないアップやスローの“くささ”はあったものの、どこまでスタント?CG?
見分けがつかない目を丸くするアクションの連続。
次々出てくる秘密兵器(5秒後に消滅するグラサン、イヤリング型マイクetc)と、
それをクールに使いこなす渋い出演陣(ヒロインもかっちょイイ)が見物。
ラストは女を巡って男と男の勝負。ちょっとカンフーやブルース・リー入ってるのが面白いw
やられたと思って生き返り、蹴り上げた銃で撃ち返す(なぜそこにあったんだ?
まさに臨機応変。それについてく体力と反射神経がスゴイ。
新しいヒーローだよな、生身の人間でここまででくると。
でもヒロインと結婚するわけじゃなし。
もし3作目を作るならどーするんだろ。オースティン・パワーズを見習うか?
■『ANNA OZ』(1997)
監督:エリック・ロシャン 出演:シャルロット・ゲンズブール、ジェラール・ランヴァン ほか
久々ヴィデオ借りて観た。やっぱ自分に合ったやつを選ぶのがうまいなーw
夢と現実が分からなくなるビリー・ミリガンほど差がなく、犯罪者でもなく、微妙に違う自分。
いつまでもアンニュイでロリータなゲンズブールの魅力が生きてる。
逆にヴェニスのアンナは彼氏と出会いハッピーエンドなのか?どうなのか?
どっちも自分だから片方が幸せで、一方が不幸じゃ完璧ハッピーエンドとは言えないけど、
平凡な生活でなく、観光客の憧れの地で、優雅に暮らしている自分のほうがいいかも。
彼氏と金の余裕があるかぎり
「また君と初めて会っても愛するよ。君が君で、僕が僕だから」
アンナの父が義眼なのと、絵の密売人の眼だけをフォーカスした写真、
そして臓器売買で盗まれる目・・・と目が異様な印象を放っている。
分かった!スチームの湿り気が湿ったヴェニスを連想させてるんだ。
水面の反射で照らされる古いホテルがリッチな気分にさせる。
いろんな要素が夢と連結しているのも面白い。
■『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(1998)
監督:アナンド・タッカー 出演:エミリー・ワトソン ほか
このチェリストのことは知らないが、この女優にピッタリ。
ソリストの世界ツアーがこれほど孤独とは知らなかった。
マネージャーもスポンサーも付き人すらいなかったのだろうか?
次第に精神を病み、硬化症でいったん周りの注目をとり戻したのも束の間、
弾けなくなった途端に見放され、42歳の若さで逝った天才の孤独が分かるような気がする。
2人が小さかった頃、大人になったジャクリーヌに会い「Everything's be all right」
と話を交わしているシーンがミステリアス。生霊か?
演出かもしれないけど、天才ゆえの孤独、華やかな舞台の裏は誰にも頼れない世界なのかもしれない。
ましてや幼い頃からチェロ一筋の人生しか教わらなかった彼女の
時に見せる幼児性が弱さの根源か? ステージママの落とし穴といったところか。
■『ノイズ』(1999)
監督:ランド・ラヴィッチ 出演:ジョニー・デップ、シャーリーズ・セロン ほか
劇場で観そこなった作品。邦題のミステリアスさに魅かれたけど、予告編ほどは深みがなかったかな?
最愛の夫が姿はそのままに敵だったら、一体誰に信じてもらえるか?って考えると恐ろしい。
妻役の女優がベリーショートのブロンドでとにかくセクスィ。
J.デップは『スリーピーハロウ』『ラスベガスをやっつけろ』で快進撃中だし、
ラジオを通じて宇宙と交信しているみたいなところが身近な小道具を使った面白い演出。
ラスト、ゴテゴテのエイリアンを出しちゃうとありがちなSFXになっちゃうのをギリッギリで抑えてた感じ
■『シャカ takamatsu』(2000)
ホリプロビデオで時々見かけて妙にひっかかってたこの2人のビデオがあったとはっ!
ずぅーーーーっと喋りっぱなこのコント。
人の一生を笑うっていうオーソドックスなテーマだけど、やっぱどっかひっかる。爆笑には遠いんだけどね。
シャカ1本でこれだけファンがいるのはスゴイ。
ケータイやテープ、小道具、フラッシュバック用にスクリーンまで用意して工夫してる。
これからもっと注目要かも。
■『ホーンティング』(1999)
監督:ヤン・デ・ボン 出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ほか
今作で一番魅力的なのは、イマドキ見かけない豪華で古めかしい城の内部のさまざまな装飾やからくり。
回る床はメリーゴーラウンドみたいだし、鏡の部屋、池と飛び石、庭園、回り梯子etc...
CGによって城が人にのり移られ、生きたように動く様子はスゴイ。
その呪いはロマンスとちょっと哀しい話で生臭いスプラッタとは一線を画している。
■『ラスベガスをやっつけろ』(1998)
監督:テリー・ギリアム 出演:ジョニー・デップ、エレン・バーキン ほか
テリー・ギリアムが今まで溜めてきた毒素を全部吐き出したよーな作品。
近所のビデオ屋で“ドタバタコメディ”のカテゴリーになってたのが可笑しい。
激動の'60-'70「あのスピードにはもう戻れない」
思い入れたっぷりに再現してポートレイトに撮ったってところか?
要所要所スターがゲスト出演。クールに駆け抜け、エネルギーをもらった感じ。
ドラッグの女王我らがジャニスからジェファーソン・エアプレイン、ディラン等々の名曲がBGMで盛り上げる。
しかしこれが本当にジョニデなの???
■『救命士』(1999)
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ニコラス・ケイジ ほか
スコセッシの空気の流れ・・・『タクシードライバー』の続編のよう。
霊を見てもホラーではなく、『ER』調の感動ドラマとも違う。
少しずつ日常からズレてゆく狂気とけだるく腐った都会のどうにもならなさ。
派手なBGMもなく(今日でジャニスを聴いたの2度目)雑踏だけが聞こえる。
患者であふれかえって治療もまともに受けられず、シフトもできず眠い目をこする医者に、
血まみれで人のゴミ溜めを見続ける救命士たち。
都市の陰惨な顔をリアルにえぐりだすところはスコセッシならでは。
神にすがる者、暴力の側につく者、仕事と割り切る者、
人間的である者ほど目をふさぎ狂いそうになる現実の姿。
そこに救いはあるのか?
いかにもイッちゃってる風のケイジの演技はさすが、いい役者だなあ、この人。
■『ブリキの太鼓』(1979)
監督:フォルカー・シュレンドルフ 出演:ダーフィト・ベンネント ほか
会社の同僚推薦作。フシギな力を持つ少年から見た激動のドイツの歴史と大人の愛憎劇。
時々シュールで生々しい描写が印象的。すべてが狂気のさなかにあった'30のドイツ。
なんでもありの状況に人間は弱く、逞しく、繊細で、野生化して生き、死んでいた。
■『13F』(1999)
監督:ジョセフ・ラスナック 出演:クレイグ・ビアーコ、アーミン・ミューラー=スタール ほか
バーチャルリアリティで別の時代に別の自分を創れるITが進めば、
こんなSFが実現するのも夢物語じゃなくなるかもしれない。
なんとも説明しがたい脚本! コンピュータを介した輪廻転生みたい。
それぞれが前と後の記憶を断片的に共有しているところが面白い。
デジャヴ現象が起こったら、自分も幻かもと疑ったほうがいいかもしれない?
世の中に自分に瓜二つの人が3人いるっていう噂も関係ありか。
"I think, Therefore I am"(我思う、故に我あり)の前述が効いてる。
それぞれが考えるようになったコンピュータの自主学習能力は、クローンみたいなものか。
今回は星の王子さまが貼ってある黄色いルーズリーフからご紹介。
プリクラに遅まきながらハマって、そこらじゅうに貼ってある
photo1:マルハペットフードの1995年カレンダーに友だちのにゃんこ“るびい”ちゃんが載った!
photo2:切手の博物館にも行ってたんだ←完全に忘れてる
photo3:「近くて懐かしい昭和展」@江戸東京博物館
昔のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。
■『ミッション・インポッシブル2』(2000)劇場にて
監督:ジョン・ウー 出演:トム・クルーズ ほか
アクションもここまできたか!って感じ。『男たちの挽歌』を撮ったジョン・ウー監督。
所々欧米映画にないアップやスローの“くささ”はあったものの、どこまでスタント?CG?
見分けがつかない目を丸くするアクションの連続。
次々出てくる秘密兵器(5秒後に消滅するグラサン、イヤリング型マイクetc)と、
それをクールに使いこなす渋い出演陣(ヒロインもかっちょイイ)が見物。
ラストは女を巡って男と男の勝負。ちょっとカンフーやブルース・リー入ってるのが面白いw
やられたと思って生き返り、蹴り上げた銃で撃ち返す(なぜそこにあったんだ?
まさに臨機応変。それについてく体力と反射神経がスゴイ。
新しいヒーローだよな、生身の人間でここまででくると。
でもヒロインと結婚するわけじゃなし。
もし3作目を作るならどーするんだろ。オースティン・パワーズを見習うか?
■『ANNA OZ』(1997)
監督:エリック・ロシャン 出演:シャルロット・ゲンズブール、ジェラール・ランヴァン ほか
久々ヴィデオ借りて観た。やっぱ自分に合ったやつを選ぶのがうまいなーw
夢と現実が分からなくなるビリー・ミリガンほど差がなく、犯罪者でもなく、微妙に違う自分。
いつまでもアンニュイでロリータなゲンズブールの魅力が生きてる。
逆にヴェニスのアンナは彼氏と出会いハッピーエンドなのか?どうなのか?
どっちも自分だから片方が幸せで、一方が不幸じゃ完璧ハッピーエンドとは言えないけど、
平凡な生活でなく、観光客の憧れの地で、優雅に暮らしている自分のほうがいいかも。
彼氏と金の余裕があるかぎり
「また君と初めて会っても愛するよ。君が君で、僕が僕だから」
アンナの父が義眼なのと、絵の密売人の眼だけをフォーカスした写真、
そして臓器売買で盗まれる目・・・と目が異様な印象を放っている。
分かった!スチームの湿り気が湿ったヴェニスを連想させてるんだ。
水面の反射で照らされる古いホテルがリッチな気分にさせる。
いろんな要素が夢と連結しているのも面白い。
■『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』(1998)
監督:アナンド・タッカー 出演:エミリー・ワトソン ほか
このチェリストのことは知らないが、この女優にピッタリ。
ソリストの世界ツアーがこれほど孤独とは知らなかった。
マネージャーもスポンサーも付き人すらいなかったのだろうか?
次第に精神を病み、硬化症でいったん周りの注目をとり戻したのも束の間、
弾けなくなった途端に見放され、42歳の若さで逝った天才の孤独が分かるような気がする。
2人が小さかった頃、大人になったジャクリーヌに会い「Everything's be all right」
と話を交わしているシーンがミステリアス。生霊か?
演出かもしれないけど、天才ゆえの孤独、華やかな舞台の裏は誰にも頼れない世界なのかもしれない。
ましてや幼い頃からチェロ一筋の人生しか教わらなかった彼女の
時に見せる幼児性が弱さの根源か? ステージママの落とし穴といったところか。
■『ノイズ』(1999)
監督:ランド・ラヴィッチ 出演:ジョニー・デップ、シャーリーズ・セロン ほか
劇場で観そこなった作品。邦題のミステリアスさに魅かれたけど、予告編ほどは深みがなかったかな?
最愛の夫が姿はそのままに敵だったら、一体誰に信じてもらえるか?って考えると恐ろしい。
妻役の女優がベリーショートのブロンドでとにかくセクスィ。
J.デップは『スリーピーハロウ』『ラスベガスをやっつけろ』で快進撃中だし、
ラジオを通じて宇宙と交信しているみたいなところが身近な小道具を使った面白い演出。
ラスト、ゴテゴテのエイリアンを出しちゃうとありがちなSFXになっちゃうのをギリッギリで抑えてた感じ
■『シャカ takamatsu』(2000)
ホリプロビデオで時々見かけて妙にひっかかってたこの2人のビデオがあったとはっ!
ずぅーーーーっと喋りっぱなこのコント。
人の一生を笑うっていうオーソドックスなテーマだけど、やっぱどっかひっかる。爆笑には遠いんだけどね。
シャカ1本でこれだけファンがいるのはスゴイ。
ケータイやテープ、小道具、フラッシュバック用にスクリーンまで用意して工夫してる。
これからもっと注目要かも。
■『ホーンティング』(1999)
監督:ヤン・デ・ボン 出演:リーアム・ニーソン、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ ほか
今作で一番魅力的なのは、イマドキ見かけない豪華で古めかしい城の内部のさまざまな装飾やからくり。
回る床はメリーゴーラウンドみたいだし、鏡の部屋、池と飛び石、庭園、回り梯子etc...
CGによって城が人にのり移られ、生きたように動く様子はスゴイ。
その呪いはロマンスとちょっと哀しい話で生臭いスプラッタとは一線を画している。
■『ラスベガスをやっつけろ』(1998)
監督:テリー・ギリアム 出演:ジョニー・デップ、エレン・バーキン ほか
テリー・ギリアムが今まで溜めてきた毒素を全部吐き出したよーな作品。
近所のビデオ屋で“ドタバタコメディ”のカテゴリーになってたのが可笑しい。
激動の'60-'70「あのスピードにはもう戻れない」
思い入れたっぷりに再現してポートレイトに撮ったってところか?
要所要所スターがゲスト出演。クールに駆け抜け、エネルギーをもらった感じ。
ドラッグの女王我らがジャニスからジェファーソン・エアプレイン、ディラン等々の名曲がBGMで盛り上げる。
しかしこれが本当にジョニデなの???
■『救命士』(1999)
監督:マーティン・スコセッシ 出演:ニコラス・ケイジ ほか
スコセッシの空気の流れ・・・『タクシードライバー』の続編のよう。
霊を見てもホラーではなく、『ER』調の感動ドラマとも違う。
少しずつ日常からズレてゆく狂気とけだるく腐った都会のどうにもならなさ。
派手なBGMもなく(今日でジャニスを聴いたの2度目)雑踏だけが聞こえる。
患者であふれかえって治療もまともに受けられず、シフトもできず眠い目をこする医者に、
血まみれで人のゴミ溜めを見続ける救命士たち。
都市の陰惨な顔をリアルにえぐりだすところはスコセッシならでは。
神にすがる者、暴力の側につく者、仕事と割り切る者、
人間的である者ほど目をふさぎ狂いそうになる現実の姿。
そこに救いはあるのか?
いかにもイッちゃってる風のケイジの演技はさすが、いい役者だなあ、この人。
■『ブリキの太鼓』(1979)
監督:フォルカー・シュレンドルフ 出演:ダーフィト・ベンネント ほか
会社の同僚推薦作。フシギな力を持つ少年から見た激動のドイツの歴史と大人の愛憎劇。
時々シュールで生々しい描写が印象的。すべてが狂気のさなかにあった'30のドイツ。
なんでもありの状況に人間は弱く、逞しく、繊細で、野生化して生き、死んでいた。
■『13F』(1999)
監督:ジョセフ・ラスナック 出演:クレイグ・ビアーコ、アーミン・ミューラー=スタール ほか
バーチャルリアリティで別の時代に別の自分を創れるITが進めば、
こんなSFが実現するのも夢物語じゃなくなるかもしれない。
なんとも説明しがたい脚本! コンピュータを介した輪廻転生みたい。
それぞれが前と後の記憶を断片的に共有しているところが面白い。
デジャヴ現象が起こったら、自分も幻かもと疑ったほうがいいかもしれない?
世の中に自分に瓜二つの人が3人いるっていう噂も関係ありか。
"I think, Therefore I am"(我思う、故に我あり)の前述が効いてる。
それぞれが考えるようになったコンピュータの自主学習能力は、クローンみたいなものか。